シーリングライトをLEDに交換する方法!取り付け方の手順を解説
ライター:UP LIFE編集部
2025年4月2日
家事・くらし
蛍光灯の製造と輸出入が2027年末で禁止されることが決まり、蛍光灯からLED照明への変更が推奨されています。本記事では、現在使用している蛍光灯をLED照明に変更する方法について解説します。自分で設置可能な配線器具の種類や天井の形状、蛍光灯のシーリングライトの外し方、LEDシーリングライトの取り付け方など、ぜひ参考にしてください。
LEDシーリングライトを自分で設置できるかを確認する
照明を蛍光灯からLEDに交換する際には、まず照明器具を自分で設置できるかどうかを確認しましょう。天井に取り付け用の器具や配線がすでにある場合は、自分で交換が可能です。ここでは、確認すべきポイントについて詳しく解説します。
天井の配線器具を確認する
設置したい天井にこれから説明する下記の配線器具がついている場合は、自分でLEDシーリングライトへの取り換えが可能です。これらの配線器具は、照明器具の配線と設置を簡単に行うためのもので、丸型や角型など複数の種類があります。
もし、配線器具がない天井にLEDシーリングライトを取り付けたいときは、まず配線工事をして引掛シーリングや引掛ローゼットを設置する必要があります。配線工事には専門資格が必要なため、電気工事店に相談しましょう。
取り付けられない天井とは
LEDシーリングライトを取り付けられるのは、床と水平になっている平らな天井のみです。下記の天井には取り付けできないため、注意してください。
- 傾斜のある天井
傾斜がついている、床と水平ではない天井のことです。勾配天井とも呼ばれています。一般的には、一戸建ての最上階やロフト部分など、屋根のすぐ下の部分に採用されています。 - 桟のある竿縁天井
和室によく見られるスタイルで、天井板を支えるための「竿縁」という細い木材が規則的に配置されています。竿縁による凹凸があります。 - 丸型引掛シーリング・埋込ローゼットを外部配線している天井
丸型引掛シーリングや埋込ローゼットが天井に直接埋め込まれているのではなく、外部配線によって取り付けられている天井のことです。 - 傾斜を合わせた舟底天井
中央部分が高く、壁に向かうにつれて低くなっている天井のことです。逆さまにした舟底のように見えることから、こう呼ばれています。数奇屋造りの建物や茶室などによく用いられます。 - 桟を組み合わせた格子天井
細い木材を格子状に組み合わせ、そこに一枚板を張った天井です。格子による凹凸があります。 - 突出部のある天井、凹凸のある天井
デザインや間取りなどの都合で突出部や凹凸があり、平らな部分が照明器具のサイズよりも狭い天井のことです。
蛍光灯のシーリングライトの外し方
先述したように、蛍光灯のシーリングライトが引掛シーリングなどで設置されている場合、自分で取り外しが可能です。基本的には工具も必要ありません。ここでは、例として、引掛シーリングを使って取り付けられている一般的な丸型シーリングライトを取り外す手順について解説します。
*パナソニックのツインパルック蛍光灯器具(丸型)を例として解説しています。
*本体の外し方は、機種により異なります。取り外しの際は、必ずお手元の 取扱説明書 を参照しながら作業してください。
- シーリングライトの電源を切る
シーリングライトの電源を切り、ランプの温度が下がるまでしばらく待ちます。 - シーリングライトのカバーを取り外す
ランプが冷えたら、まずはカバーのみを外します。手が届かない場合は、脚立や踏み台などを使いましょう。シーリングライトのカバーは一般的に、縁を持って軽く押し上げながら左に回すと取り外せます。説明書が手元にある場合は、取り外し方や手順を事前に確認しておきましょう。カバーが外れたら、中のゴミやホコリが落ちないように気を付けながら、床や机の上などに置きます。
- コネクタを外す
コネクタをつまみながら、引いて外します。
- ランプを外す
まず、本体とランプを接続しているソケット部分を外し、それからランプ支持バネから抜いて、取り外します。ランプを落としたりぶつけたりすると割れる危険性があるため、注意しながら作業してください。
- 本体を外す
本体が落ちないようにしっかりと支え、レバーを左右に広げたまま本体をゆっくりと下げて、外します。
- アダプタを外す
最後に、ボタンを押しながら左に回し、アダプタを取り外しましょう。
LEDシーリングライトの取り付け方
天井から蛍光灯のシーリングライトを外したら、LEDシーリングライトを取り付けます。LEDシーリングライトの取り付け方は、以下の通りです。
*LEDシーリングライトは、パナソニックの2020年発売スタンダードシリーズHH-CF1244Aを例として解説しています。
*本体の取り付け方は、機種により異なります。取り外しの際は、必ずお手元の 取扱説明書 を参照しながら作業してください。
- 天井についている配線器具を確認する
先述したように、天井にある引掛シーリングや引掛ローゼットなどの配線器具に問題がないかどうかを確認しましょう。もし破損や変形などがある場合は、修理または交換が必要です。電気工事店に相談してください。 - 天井の配線器具にアダプタを取り付ける
配線器具にある2ヵ所の穴にアダプタの爪を差し込み、カチッと音がするまで右に回して固定します。
- アダプタに本体の穴を合わせて押し上げる
アダプタにシーリングライト本体の中央にある穴を合わせ、「カチッ」という音がするまでゆっくりと押し上げます。配線器具の種類によっては、「カチッ、カチッ」と2度音がするタイプもあります。
- 本体が正しく取り付けられているか確認する
落下防止のために、本体がアダプタにきちんとセットされているか、グラグラしたり簡単に回転したりしないかを確認します。
- コネクタをアダプタに差し込む
本体から出ているコネクタをアダプタに差し込みます。
- カバーを取り付ける
カバーを持ち上げて本体の取り付け位置に合わせてはめ込み、回転が止まるまで右に回して取り付けます。カバー取り付け後、電源を入れて点灯したら完了です。
このように、自分で取り付ける際には、いくつかの注意点を押さえながら順を追って作業するとスムーズです。ここからは、交換におすすめのLEDシーリングライトをご紹介します。
部屋全体を明るく照らす!パルック LEDシーリングライト
もし、LEDシーリングライトの取り付けを検討しているなら、パルック LEDシーリングライトがおすすめです。
「パルック LEDシーリングライト(スタンダードシリーズ)」の「パソコンくっきり光搭載タイプ(HH-CH1235A)」は、在宅ワークや読書、学習などにぴったりです。日常的に幅広いシーンでお使いいただけるよう、「パソコン画面の見やすさ」と「文字の見やすさ」にこだわっています。ここでは主な特長をご紹介します。
パソコンくっきり光を搭載
在宅ワークやパソコン作業に、独自の技術で青白さを抑えて黒を際立たせる「パソコンくっきり光(特許※1)」を搭載。独自の技術で青白さを抑え、黒を際立たせるあかり。パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットなどをご使用の際にも、お使いいただけます。
文字くっきり光を搭載
「文字くっきり光(特許※2)」は、読書や紙を使った学習におすすめです。約6200Kの色温度と明るさによって、小さな文字でもくっきりとして読みやすくなります。
消費電力が低く、電気代がお得
消費電力が低く、省エネ性が高い点も大きな特長です。蛍光灯からLEDに交換すると、消費電力は約56%減り、電気代は年間約2,900円、10年間で約29,000円もお得になります(当社比)。※3※4※5
コンパクトなのに明るい!2ステップで簡単取り付け!コンパクトシリーズ
6畳、8畳のお部屋も明るく照らせるコンパクトシリーズ。外径330mm、また外径240mmもあります。
まとめ
蛍光灯のシーリングライトは、天井の配線器具に問題がなければ、自分でLEDシーリングライトに交換が可能です。自宅のあかりを蛍光灯からLEDに交換すると、電気代の大幅な節約にもつながります。蛍光灯が入手できなくなる前に早めに交換するなら、パソコン作業や学習環境を快適にする機能を備えたLEDシーリングライトを検討してみてはいかがでしょうか。
この記事で紹介した商品
- 特許第6735514号 パソコンくっきり光(5000K Duv-4)
- 特許第6064205号 文字くっきり光(6200K+明るさ)
- 電気代は畳数によって異なります。
- 当社2010年発売100形ツインパルック蛍光灯器具(HHFZ4340)と2022年発売LEDシーリングライト(HH-CH1235A)との比較を参考として表記。100形ツインパルック蛍光灯器具(HHFZ4340)は生産完了。
- 電気料金は、1日5.5時間、年間2,000時間使用。電力量目安単価31円/kWh(税込)[2022年7月改訂]で計算。当社調べ。使用条件により変わることがあります。
2025年4月2日 家事・くらし
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