【離れて暮らす親の見守り対策】家電を活用した方法を紹介!

離れて暮らす親の見守り対策についての監修:小山 朝子(こやま あさこ)
ライター:UP LIFE編集部
2025年9月10日
防犯

親と離れて暮らしている場合、防犯や災害、健康面など、心配事が増えるのではないでしょうか。この記事では、「実家の防犯」に関する意識調査の結果や、離れて暮らす親の見守りに役立つ家電を紹介します。

不安の実態が浮き彫りに。「実家の防犯」に関する意識調査

親と離れて暮らしている場合の心配事である「実家の防犯」について、パナソニックでは調査を実施しました。この意識調査の結果から、現状の課題が見えてきていますので、以下でご紹介します。

地方にある実家(一軒家)に両親が住んでいる20~50代の男女800名を対象にした「実家の防犯」に関する意識調査では、防犯意識や防犯環境に対する不安が浮き彫りとなっています。

まず、「実家の防犯について不安を感じますか?」という質問に対しては、「とても感じている」「やや感じている」を合わせると59.7%となり、約6割の人が不安を感じているという結果となりました。

円グラフ:Q.実家の防犯について不安を感じますか?(単一回答)N=800 とても感じている12.1% やや感じている47.6% 合わせると59.7% あまり感じていない35.9% まったく感じていない4.4%

次に、「具体的に何が起こることに対して不安を感じていますか?」という質問に対し、「空き巣」が75.9%で最も多い結果となりました。次に、「強盗」で62.8%、「詐欺電話」で61.9%と続きます。

棒グラフ:Q.具体的に何が起こることに対して不安を感じていますか?(複数回答)N=478 空き巣75.9% 強盗62.8% 詐欺電話61.9% 訪問販売47.5% 点検商法42.9% 放火18.4% 地域の治安の悪化14.4% 自転車の盗難14.0% 車上荒らし11.9% 自転車、バイクの盗難11.1% その他0.4%

一方「実家で現在実施している防犯対策はなんですか?」という問いには、「近所付き合い」(40.6%)「施錠管理」(38.1%)といった昔ながらの対策が高く、「近所に人がいるから安心」という感覚が残っていることが伺えます。

棒グラフ:Q.実家で現在実施している防犯対策はなんですか?(複数回答)N=800 近所付き合い40.6% 施錠管理38.1% カメラ付きのインターホンの設置31.0% 特に対策はしていない27.6% センターライトの設置22.1% 防犯カメラの設置12.5% 迷惑電話防止機能付き電話を…12.5% セキュリティサービスに加入7.5% その他1.0%

このように実家の防犯について不安を感じている方が約6割存在する中、具体的な対策が昔ながらの方法が上位を占めるという結果となりましたが、このような方法以外に役立つ対策はないのでしょうか。
以下では、離れて暮らす親の防犯や見守りについて、家電の連携などでサポートする対策をご紹介します。

離れて暮らす親の見守り対策!連携機器で生活をサポート

写真:縁側でくつろぐ男性

高齢の親と離れて暮らしている場合、防犯や災害、熱中症などの対策が心配になることが多いのではないでしょうか。そんな時は、最新家電の機能を上手に使って、親を見守りするのもひとつの方法です。

ここからは、代表的な2つの心配事に役立つ家電をご紹介します。

1.不審者への見守り対策

離れて暮らす親の家に、不審者が来訪した場合の対策には、どのようなものがあるでしょうか。

不審な来客に対しては、ドアホンをインターネットにつないでスマートフォンと連携させて※4、離れた場所からリアルタイムで親の家の来客に応対する方法があります。

*連携する際は同じWi-Fi環境下で設定が必要です

写真:リビングの壁のドアホン

2.部屋の温度・湿度の見守り対策

離れていると、急な温度や湿度の変化で体調を崩していないか、心配になることもあるでしょう。

高齢者が気づきにくいとされる温度や湿度の変化については、住環境の見守りができる機能を備えた電話機やファクスを活用する方法があります。

パナソニックの電話機、ファクスの場合、「温度・湿度アラーム※1」機能で、部屋の温度や湿度を電話機本体内部のセンサーが検知し、音声※5や液晶ディスプレイの表示、LEDの点灯・点滅で知らせます(VE-GD78シリーズ、KX-PD750のみ)。

熱中症警戒※2については、あらかじめ登録した電話番号に自動的に電話をかけて通知※6することができるので、お知らせがきた時には、すぐに離れている家族に連絡を取って室温設定を確認、アドバイスすることができます。

「こちらは熱中症警戒の通知です。状況を確認してください。…」お母さんエアコンつけたか確認しなきゃ!

このように、最近の家電の中には、離れて暮らす親を見守るために役立つ機能を備えた家電があります。家電の力を上手に活用して、家族で見守っていくのも、良策と言えるでしょう。

次からは、親の見守り対策にも防犯にも役立つ家電の具体的な機能や特長を詳しく紹介していきます。

家族を見守るパートナー!ワイヤレスモニター付テレビドアホン VL-SWZ700シリーズ

ワイヤレスモニター付テレビドアホン 3-7タイプ(電源コード式)
VL-SWZ700KS

ここでは、パナソニックのワイヤレスモニター付テレビドアホン VL-SWZ700シリーズの主な特長について解説します。

どこでも来客応対

VL-SWZ700KS。おうちでも。家の中のどこにいてもスマホで対応できる。外出中でも、外出中の急な来客にもスマホで対応できる。4台まで登録可能。

ドアホンのモニター親機をインターネットにつなぐだけで宅内のどこからでもスマートフォンで来客の応対ができ、外出先からもリアルタイム映像と音声で応対できます※4。スマートフォンは4台まで親機に登録できるので、複数の家族で見守ることも可能です。

安心アラート

通知音。「画面表示」「音」「ランプ」でお知らせ。詳細表示をタップで表示。

住んでいる地域の気象警報や自然災害警戒情報などをリアルタイムで知らせる「安心アラート※7」は、「緊急安全確保情報」や「高齢者等避難情報」など一刻でも早く知らせたい情報をモニター親機に表示します。郵便番号に加え、近くの河川、利用する鉄道を設定すると、これらに関する情報をモニター親機から通知音とお知らせランプ、ポップアップ表示で知らせます。

通知される情報の緊急度によって通知音や、通知音量が変わるので、緊急度合を把握しやすくなっています。家族のスマートフォンなどにアラートをメール通知する設定も可能です※8ので、情報を受け次第、親に連絡することも可能です。

「温度・湿度アラーム※1」機能搭載で、熱中症警戒※2乾燥警戒※3をお知らせしてくれる電話機・ファクス

コードレス電話機(子機1台付き)
VE-GD78DL

デジタルコードレス普通紙ファクス(子機1台付き)
KX-PD750DL

ここからは、熱中症対策に役立つパナソニックの電話機、ファクスの主な特長について解説します。

「温度・湿度アラーム※1」機能搭載

[ポーン]熱中症にご注意ください。適切な温度と湿度に調整してください。

「温度・湿度アラーム※1」機能は、電話機本体に組み込まれたセンサーが温度・湿度を検知し、熱中症警戒※2や乾燥警戒※3を、音声※5や液晶ディスプレイ、着信お知らせLED(赤色)の点灯・点滅で知らせます(VE-GD78シリーズ、KX-PD750のみ)。

熱中症警戒では「ポーン」というお知らせ音と「熱中症にご注意ください。適切な温度と湿度に調節してください」の音声が1回流れ、液晶ディスプレイに「熱中症にご注意!」の文字を表示します。また、着信お知らせLEDは赤色で約30秒間点灯した後、ゆっくり点滅します。
熱中症警戒についてはあらかじめ登録した電話番号に自動的に電話をかけて通知※9できますので、お知らせを受けたら、すぐ親に連絡ができます。

「こちらは熱中症警戒の通知です。状況を確認してください。…」

迷惑電話防止対策やあんしん機能も充実!

写真:電話機の迷惑防止設定ボタン

「迷惑防止※10」の設定で、呼出音が鳴る前に電話機が応答して通話を録音するというメッセージを相手に流します。電話に出ると通話内容を自動で録音します。さらに、電話番号を通知していない相手や受けたくない相手の電話番号からの電話などを最大300件まで登録して着信拒否できます※11
この機種では、親機の受話器がコードレスで、子機のように場所を選ばない使い方もできるので便利です。

まとめ

親と離れて暮らしていると、防犯や災害、健康など、心配になることも多いでしょう。そんな時は、離れたところから対応できるドアホンや、熱中症などのアラート機能のある電話機、様々な機器を連携して見守ることのできる家電を活用するのもひとつの方法です。離れて暮らす大切な家族の見守り対策のひとつとして、一度検討してみてはいかがでしょうか。

離れて暮らす親の見守り対策についての監修

監修:小山 朝子(こやま あさこ)さん

小山 朝子(こやま あさこ)

介護ジャーナリスト、介護福祉士。
20代から約10年に亘り祖母を在宅で介護。執筆、講演、各種メディアでコメントを行い介護ジャーナリストの草分け的存在に。高齢者の見守りに役立つ家電への関心が高く、自らも活用中。著書に「ひとり暮らしでも大丈夫!自分で自分の介護をする本」(河出書房新社)などがある。

*[調査概要]

  • エリア:首都圏(1都3県)(東京・神奈川・千葉・埼玉)
  • 調査対象:20歳~59歳 計800人

【現在親と離れて暮らしており、実家が地方・郊外に位置する一軒家で、60~80代の親が住んでいる男女】

  • 調査期間:2025年7月8日(火)~7月10日(木)
  • 実査委託先:楽天インサイト株式会社

※1 設定が必要です。本機の温度・湿度表示と温度・湿度アラームの機能は、医療用、介護用、育児用、業務用などを目的としたものではありません。また、本機は熱中症発症、乾燥を防止できる製品ではありません。設置場所や使用環境によっては温度、湿度を正常に検知できないことがあります。日常生活でのめやすとしてご使用ください。本機能を使用することによる損害の発生などについて、当社の故意、過失により生じた場合を除き、当社は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
※2 日本生気象学会より公表されている、『「日常生活における熱中症予防指針」Ver.3.1』では、「危険」、「厳重警戒」、「警戒」、「注意」の4段階の温度基準域に区分されています。本機(親機)の熱中症警戒は『日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針」Ver.3.1』の「危険」と「厳重警戒」のときにお知らせします。
※3 湿度が40%未満になったときにお知らせします。
※4 モニター親機をルーター経由でインターネットに接続できる環境および、スマートフォンへの専用アプリケーション「ドアホンコネクト」のインストールが必要です。スマートフォンを連携させるには、インターネットに接続したルーター(別売品:グローバルIPアドレス[IPv4][IPv6を用いたIPv4]が付与されているインターネットとUPnPに対応したもの)にモニター親機を接続する必要があります。インターネット環境はグローバルIPアドレスが付与されるものをご用意いただき、UPnP機能、「2.4 GHz」の周波数帯域に対応したルーターをご使用ください。(5GHzの周波数帯では使用できません)ご自宅で使用の場合でもインターネット環境が必要です。ご契約の回線がxDSLなどでインターネット上り回線速度が低いような場合は、宅外接続で画像などが正常に表示できない場合があります。スマートフォン1台あたりインターネット上り帯域で1Mbps以上(4台の場合は4Mbps以上を推奨)。
※5 「温度・湿度アラーム」の音声設定が必要です。
※6 登録できる電話番号は1件です。また電話回線などを利用するため、通信環境や使用状況、ネットワーク障害などにより、適切に通知できないことがあります。本機能を使用することによる損害の発生などについて、当社の故意、過失により生じた場合を除き、当社は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。通知先が着信に応答した時点で転送元(本機側)に電話料金が発生します。
※7 ご利用には、インターネット接続が必要です。インターネットの接続に際しては、プロバイダーや回線事業者との契約・使用料が別途必要です。
※8 送信元メールアドレスが必要です(契約プロバイダーのメールアドレスを推奨)。携帯電話会社が提供するメールアドレスは使えません。通知先メールアドレスの登録は1件のみです。通信環境や使用状況、ネットワーク障害などにより、適切に通知できないことがあります。本機能を使用することによる損害の発生などについて、当社の故意、過失により生じた場合を除き、当社は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
※9 登録できる電話番号は1件です。また電話回線などを利用するため、通信環境や使用状況、ネットワーク障害などにより、適切に通知できないことがあります。本機能を使用することによる損害の発生などについて、当社の故意、過失により生じた場合を除き、当社は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。通知先が着信に応答した時点で転送元(本機側)に電話料金が発生します。
※10ナンバー・ディスプレイサービスを利用している場合、親機の電話帳に登録されていない相手からかかってきたときのみ迷惑防止の機能が働きます。
※11 NTTのナンバー・ディスプレイサービスへのお申込みが必要です。ひかり電話やIP電話をご利用の場合は、回線事業者または提供元にお問い合わせください。

2025年9月10日 防犯

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