【離れて暮らす親の見守り対策】家電を活用した方法を紹介!

離れて暮らす親の見守り対策についての監修:小山 朝子(こやま あさこ)
ライター:UP LIFE編集部
2023年10月16日
防犯

親と離れて暮らしている場合、防犯や災害、健康面など、心配事が増えるのではないでしょうか。この記事では、離れて暮らす親の見守りに役立つ家電を紹介します。

離れて暮らす親の見守り対策!連携機器で生活をサポート

写真:縁側でくつろぐ男性

高齢の親と離れて暮らしている場合、防犯や災害、熱中症などの対策が心配になることが多いのではないでしょうか。そんな時は、最新家電の機能を上手に使って、親を見守りするのもひとつの方法です。

ここからは、代表的な2つの心配事に役立つ家電をご紹介します。

1.不審者への見守り対策

離れて暮らす親の家に、不審者が来訪した場合の対策には、どのようなものがあるでしょうか。

不審な来客に対しては、ドアホンをインターネットにつないでスマートフォンと連携させて※4、離れた場所からリアルタイムで親の家の来客に応対する方法があります。

*連携する際は同じWi-Fi環境下で設定が必要です

写真:リビングの壁のドアホン

2.部屋の温度・湿度の見守り対策

離れていると、急な温度や湿度の変化で体調を崩していないか、心配になることもあるでしょう。

高齢者が気づきにくいとされる温度や湿度の変化については、住環境の見守りができる機能を備えた電話機やファクスを活用する方法があります。

パナソニックの電話機、ファクスの場合、「温度・湿度アラーム※1」機能で、部屋の温度や湿度を電話機本体内部のセンサーが検知し、音声※5や液晶ディスプレイの表示、LEDの点灯・点滅で知らせます(VE-GD78シリーズ、KX-PD750のみ)。

熱中症警戒※2については、あらかじめ登録した電話番号に自動的に電話をかけて通知※6することができるので、お知らせがきた時には、すぐに離れている家族に連絡を取って室温設定を確認、アドバイスすることができます。

「こちらは熱中症警戒の通知です。状況を確認してください。…」お母さんエアコンつけたか確認しなきゃ!

このように、最近の家電の中には、離れて暮らす親を見守るために役立つ機能を備えた家電があります。家電の力を上手に活用して、家族で見守っていくのも、良策と言えるでしょう。

次からは、親の見守り対策に役立つ家電の具体的な機能や特長をより詳しく紹介していきます。

家族を見守るパートナー!ワイヤレスモニター付テレビドアホン VL-SWZ700シリーズ

ここでは、パナソニックのワイヤレスモニター付テレビドアホン VL-SWZ700シリーズの主な特長について解説します。

どこでも来客応対

VL-SWZ700KS。おうちでも。家の中のどこにいてもスマホで対応できる。外出中でも、外出中の急な来客にもスマホで対応できる。4台まで登録可能。

ドアホンのモニター親機をインターネットにつなぐだけで宅内のどこからでもスマートフォンで来客の応対ができ、外出先からもリアルタイム映像と音声で応対できます※4。スマートフォンは4台まで親機に登録できるので、複数の家族で見守ることも可能です。

安心アラート

通知音。「画面表示」「音」「ランプ」でお知らせ。詳細表示をタップで表示。

住んでいる地域の気象警報や自然災害警戒情報などをリアルタイムで知らせる「安心アラート※7」は、「緊急安全確保情報」や「高齢者等避難情報」など一刻でも早く知らせたい情報をモニター親機に表示します。郵便番号に加え、近くの河川、利用する鉄道を設定すると、これらに関する情報をモニター親機から通知音とお知らせランプ、ポップアップ表示で知らせます。

通知される情報の緊急度によって通知音や、通知音量が変わるので、緊急度合を把握しやすくなっています。家族のスマートフォンなどにアラートをメール通知する設定も可能です※8ので、情報を受け次第、親に連絡することも可能です。

「温度・湿度アラーム※1」機能搭載で、熱中症警戒※2乾燥警戒※3をお知らせしてくれる電話機・ファクス

ここからは、熱中症対策に役立つパナソニックの電話機、ファクスの主な特長について解説します。

「温度・湿度アラーム※1」機能搭載

[ポーン]熱中症にご注意ください。適切な温度と湿度に調整してください。

「温度・湿度アラーム※1」機能は、電話機本体に組み込まれたセンサーが温度・湿度を検知し、熱中症警戒※2や乾燥警戒※3を、音声※5や液晶ディスプレイ、着信お知らせLED(赤色)の点灯・点滅で知らせます(VE-GD78シリーズ、KX-PD750のみ)。

熱中症警戒では「ポーン」というお知らせ音と「熱中症にご注意ください。適切な温度と湿度に調節してください」の音声が1回流れ、液晶ディスプレイに「熱中症にご注意!」の文字を表示します。また、着信お知らせLEDは赤色で約30秒間点灯した後、ゆっくり点滅します。
熱中症警戒についてはあらかじめ登録した電話番号に自動的に電話をかけて通知※9できますので、お知らせを受けたら、すぐ親に連絡ができます。

「こちらは熱中症警戒の通知です。状況を確認してください。…」

迷惑電話防止対策やあんしん機能も充実!

写真:電話機の迷惑防止設定ボタン

「迷惑防止※10」の設定で、呼出音が鳴る前に電話機が応答して通話を録音するというメッセージを相手に流します。電話に出ると通話内容を自動で録音します。さらに、電話番号を通知していない相手や受けたくない相手の電話番号からの電話などを最大300件まで登録して着信拒否できます※11
この機種では、親機の受話器がコードレスで、子機のように場所を選ばない使い方もできるので便利です。

つながってあんしんホームセーフティー

ワイヤレスカメラ、開閉センサー、ドアセンサー、ドアホンモニター親機など、様々な機器を接続すれば、宅内の様子を簡単に確認できます。離れた場所からでもスマートフォンで来客に対応したり、宅内連携機器の状態を確認したりできる※4のも嬉しい機能です。

また、室内外のカメラとつないで家の外側や内側の様子確認もでき、センサーの反応に応じて映像を録画することもできます。ペットと暮らしている場合は、室内にいるペットの確認や、屋外であれば防犯の観点から訪問者の録画など目的に合わせた活用が可能です。

写真:ドアホンモニターとワイヤレス屋外カメラ
写真:ドアホンモニターとワイヤレス屋内カメラ

さらに、防犯や防災に関連して開閉センサー(窓にのみ使用可)との組み合わせで窓が開いたことや、火災警報器と接続してけむりや熱の感知をドアホンに知らせることが可能です。

写真:ドアホンモニターと開閉センサー
写真:ドアホンモニターと火災警報器

JEM-A対応電気錠を連携することで、玄関ドアの施錠・解錠もリモートで行う※12ことができ、非常ボタンを押してドアホンや親機に通知する機能や、宅内の家族や玄関先に居合わせた人へ緊急事態を伝える機能もあります。

写真:ドアホンモニターと電気錠

さらに、2世帯住宅など同じ住宅内であれば、単独の世帯だけでなく、ほかの世帯のシステムと接続して通話を転送したり、内線呼び出しを行ったりする使い方もできます。このように、いろいろな機器とつながることで、あらゆる角度から見守りを行えるので安心して暮らせます。

まとめ

親と離れて暮らしていると、防犯や災害、健康など、心配になることも多いでしょう。そんな時は、離れたところから対応できるドアホンや、熱中症などのアラート機能のある電話機、様々な機器を連携して見守ることのできる家電を活用するのもひとつの方法です。離れて暮らす大切な家族の見守り対策のひとつとして、一度検討してみてはいかがでしょうか。

離れて暮らす親の見守り対策についての監修

監修:小山 朝子(こやま あさこ)さん

小山 朝子(こやま あさこ)

介護ジャーナリスト、介護福祉士。
20代から約10年に亘り祖母を在宅で介護。執筆、講演、各種メディアでコメントを行い介護ジャーナリストの草分け的存在に。高齢者の見守りに役立つ家電への関心が高く、自らも活用中。著書に「ひとり暮らしでも大丈夫!自分で自分の介護をする本」(河出書房新社)などがある。

※1 設定が必要です。本機の温度・湿度表示と温度・湿度アラームの機能は、医療用、介護用、育児用、業務用などを目的としたものではありません。また、本機は熱中症発症、乾燥を防止できる製品ではありません。設置場所や使用環境によっては温度、湿度を正常に検知できないことがあります。日常生活でのめやすとしてご使用ください。本機能を使用することによる損害の発生などについて、当社の故意、過失により生じた場合を除き、当社は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
※2 日本生気象学会より公表されている、『「日常生活における熱中症予防指針」Ver.3.1』では、「危険」、「厳重警戒」、「警戒」、「注意」の4段階の温度基準域に区分されています。本機(親機)の熱中症警戒は『日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針」Ver.3.1』の「危険」と「厳重警戒」のときにお知らせします。
※3 湿度が40%未満になったときにお知らせします。
※4 モニター親機をルーター経由でインターネットに接続できる環境および、スマートフォンへの専用アプリケーション「ドアホンコネクト」のインストールが必要です。スマートフォンを連携させるには、インターネットに接続したルーター(別売品:グローバルIPアドレス[IPv4][IPv6を用いたIPv4]が付与されているインターネットとUPnPに対応したもの)にモニター親機を接続する必要があります。インターネット環境はグローバルIPアドレスが付与されるものをご用意いただき、UPnP機能、「2.4 GHz」の周波数帯域に対応したルーターをご使用ください。(5GHzの周波数帯では使用できません)ご自宅で使用の場合でもインターネット環境が必要です。ご契約の回線がxDSLなどでインターネット上り回線速度が低いような場合は、宅外接続で画像などが正常に表示できない場合があります。スマートフォン1台あたりインターネット上り帯域で1Mbps以上(4台の場合は4Mbps以上を推奨)。
※5 「温度・湿度アラーム」の音声設定が必要です。
※6 登録できる電話番号は1件です。また電話回線などを利用するため、通信環境や使用状況、ネットワーク障害などにより、適切に通知できないことがあります。本機能を使用することによる損害の発生などについて、当社の故意、過失により生じた場合を除き、当社は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。通知先が着信に応答した時点で転送元(本機側)に電話料金が発生します。
※7 ご利用には、インターネット接続が必要です。インターネットの接続に際しては、プロバイダーや回線事業者との契約・使用料が別途必要です。
※8 送信元メールアドレスが必要です(契約プロバイダーのメールアドレスを推奨)。携帯電話会社が提供するメールアドレスは使えません。通知先メールアドレスの登録は1件のみです。通信環境や使用状況、ネットワーク障害などにより、適切に通知できないことがあります。本機能を使用することによる損害の発生などについて、当社の故意、過失により生じた場合を除き、当社は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
※9 登録できる電話番号は1件です。また電話回線などを利用するため、通信環境や使用状況、ネットワーク障害などにより、適切に通知できないことがあります。本機能を使用することによる損害の発生などについて、当社の故意、過失により生じた場合を除き、当社は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。通知先が着信に応答した時点で転送元(本機側)に電話料金が発生します。
※10ナンバー・ディスプレイサービスを利用している場合、親機の電話帳に登録されていない相手からかかってきたときのみ迷惑防止の機能が働きます。
※11 NTTのナンバー・ディスプレイサービスへのお申込みが必要です。ひかり電話やIP電話をご利用の場合は、回線事業者または提供元にお問い合わせください。
※12 本機に接続して使用できる電気錠は、「JEM-A、A接点対応併用で接続可能です。スマホで操作できるのはJEM-Aの電気錠のみとなります。接続する電気錠の種別によって接続する端子が異なりますので、間違えないように接続してください。また、本機から電気錠を操作するには、接続した電気錠の種別(JEM-A対応/A接点出力対応)に合わせて「電気錠接続」の設定が必要です。
●DECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)はETSI(欧州電気通信標準化機構)の商標で、世界で広く普及している無線通信方式のひとつです。当社の製品はARIB(一般社団法人電波産業会)の標準規格「ARIB STD-T101」に準拠しています。

2023年10月16日 防犯

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