Story No.01 おいしいトーストで始まる朝を、思い描いて。
商品企画 内田さやか
くらしに寄り添い、進化し続けてきた。
パナソニックのオーブントースターは、1962年に誕生して以来、58年間、日本人のくらしに寄り添いながら、時代のニーズに合わせて進化してきました。
時代に合わせて進化し続けてきた、歴代の商品たち
1999年に誕生したオーブン＆トースター「NB-G100」は、 働く女性や単身世帯の増加に伴って高まった「簡単に調理がしたい」というニーズに応えて、従来の食品表面を加熱する「遠赤外線ヒーター」に加え、より内側まで熱を伝える「近赤外線ヒーター」を業界で初めて搭載しました。これにより、トーストだけでなく、フライやオーブン料理など、より幅広い調理が「おまかせ」でできるようになり、以後20年、その時々のトレンドメニューを搭載するなどマイナーチェンジを繰り返しながら、それぞれの時代でお客さまに愛され続けてきました。
企画者であり、一人の生活者として、調理商品を実生活でも使っていますが、「おいしいトーストで始まる豊かな朝」をご提供するには、商品性能だけでなく、製品が醸し出す雰囲気やメッセージが重要だと考え、今回のオーブントースター ビストロの商品企画に携わり、コンセプトを具現化しました。
「理想の生活」を描くための商品を目指して。
オーブントースター ビストロ「NT-D700」は、従来の性能の高さに加え、大きくコンセプトとデザインを刷新しています。性能だけでなく、調理する時間の心地よさも提供する、「キッチンに置きたい」と思っていただけるオーブントースターになったのではないかと思います。
最近は外出自粛の影響で、買い物の頻度が減り、食パンを冷凍する方が増えたと言われています。ただ、一般的なトースターでは、「外は焼けていても、中は冷たいまま」といったお悩みも多く、そういったお客さまのお困りごとに対して、「冷凍厚切りトースト」をメニュー化し、お客さまの毎日の生活に役立つよう心がけました。
私たち商品企画の仕事は、お客さまのニーズやトレンドの変化を敏感にキャッチし、常に応えていくこと。それは、お客さまの「理想の生活」を具体的に提案していくことです。
これからも、日本のくらしに寄り添い、お客さまのニーズに真摯に向き合って、「作ること、食べることが楽しみになる」ような商品をどんどん企画していきたいと思います。
庫内は高さがあるため、多様な調理に対応しています