Story No.03 磨き抜いたハードに宿る、インテリジェンス。

Story No.03 磨き抜いたハードに宿る、インテリジェンス。 機構 山口尚紀(左) 制御 只政逸司(右) Story No.03 磨き抜いたハードに宿る、インテリジェンス。 機構 山口尚紀(左) 制御 只政逸司(右)

機構 山口尚紀(左)・制御 只政逸司(右)

理想を忠実に実行する制御技術。

制御 只政逸司

オーブントースター ビストロ「NT-D700」は、一般のトースターと違い、温度環境やパンの状態、使用環境など、多くの変動要素がある中でも常においしく焼き上げるためのプログラムが緻密に構築されています。制御は、そのプログラムデータを実際に動かす、縁の下の力持ち的な役割を担っており、試作機で狙い通りの焼き色に焼き上がると、嬉しさもひとしおです。

只政逸司さん

フルドット液晶は、当社オーブントースターでは初採用です

また、今回は、操作部を一新しました。トースターには珍しく、液晶画面を搭載し、視認性にも配慮しながらキッチンに溶け込むデザインに合わせて、文字もゼロから作っています。

液晶画面のイメージ

電源を入れると表示されるメッセージは、社内でも好評です

電源を入れた時に、液晶画面にパンのイラストを表示するなど、ちょっとしたお楽しみも仕込んでいます。パンがおいしく焼ける、楽しい生活をイメージしていただける商品になったのではないでしょうか。

熱を操り、「おいしさ」をハード面から支える。

機構 山口尚紀

オーブントースター ビストロ「NT-D700」は、一般的な遠赤外線ヒーターに加え、食品内部に熱を伝えられる近赤外線ヒーターも搭載している、市場でもユニークな商品です。

高い性能を、常に、安定して発揮するためには、庫内の熱反射やヒーターバランスを考慮した機構設計が不可欠です。
調理ソフトとは常に議論し、お客さまが「おいしい」と安定的に感じられるようにするため、最善の案を練ってきました。結果として、最適なプログラムと機構に仕上げることができたのではないかと思います。

山口尚紀さん

スモークガラスの採用で、パンが焼ける様子が楽しめるようになりました

今回はデザインの刷新により、黒い全面スモークガラスを採用しました。機能性、安全面に配慮し、ガラスを二重にするなど、これまでになかった工夫を盛り込んでいます。

新しいことをやろうとすると、困難もつきものです。そのような時、社内の他の調理家電がヒントになることもありました。パナソニックでは調理家電を他にも多数開発しているので、参考になるアイディアが常に周りにある。開発するのに良い環境だなと思います。