次亜塩素酸とは
幅広く利用され、実は私たちの身近な成分である次亜塩素酸。
例えば水道水にも、浄化処理による微量の次亜塩素酸が含まれています。
また、介護施設や保育所でも活用されている成分です。
有機物と反応し、効果を発揮した後は水に戻るため、安心して使うことができます。
食材の洗浄
水道水の浄化
プールの除菌
哺乳瓶の除菌
台所用品の漂白
病院や施設などの拭き掃除、布巾の消毒など
次亜塩素酸の働き
次亜塩素酸に含まれるCl+が菌やニオイから電子を奪い、その働きを抑制します。
汚れやニオイなどを抑制する過程で、「反応臭(塩素系のニオイ※1)」が発生することがあります。
反応臭※2は ジアイーノ が効果を発揮している証です。
体の中でも、次亜塩素酸は作られています
次亜塩素酸は人間の血液中の白血球の一種 好中球 でも生成されており、体内にも存在しています。好中球で作られた次亜塩素酸は、体内に侵入してきた菌を排除し感染を防ぐ役割をしています。(体内におけるウイルスの排除は、主にリンパ球が担っています。)
※1:反応によって生じるクロラミン由来のニオイ。
※2:作用していても、反応臭を感じられない場合があります。感じ方には個人差があります。
適切に使用すれば、室内空間の除菌・脱臭に優れた効果を発揮します
次亜塩素酸は、菌の表層だけでなく、内部まで浸透してすばやく作用するため、有機物の分解スピードが速く、除菌力に優れています。
また、脱臭効果も高く、ペットや介護施設のニオイなど、発生し続けるニオイにも威力を発揮します。
適切に使用することで、安全かつ高い効果を示す次亜塩素酸は、室内空間の除菌・脱臭に優れた成分です。
三重大学 大学院 生物資源学研究科 福﨑智司 教授