エアコンの買い替え時はいつ?
最新エアコンの省エネメリットを解説
エアコンの平均的な寿命は、一般的に10年ほどと言われています。
このページでは、エアコンの買い替えに関する注意点や、
最新のエアコンに買い替えた場合のメリットについて解説します。
エアコンの標準使用期間は10年
エアコンの寿命を考えるにあたり、ポイントとなってくる指標のひとつに「設計上の標準使用期間」というものがあります。
「無償保証期間」とは異なり、運転時間や温湿度など、標準的な使用条件に基づく経年劣化に対して、
製造された年から安全上支障なく使用することができる標準的な期間です。
多くのメーカーで、家庭用エアコンの標準使用期間は「10年」に設定されていて、
エアコン本体に貼ってあるシールなどの表示で確認することができます。
また、エアコンが故障した場合の修理部品は、その「保有期間」を定めているメーカーもあります。
製造から10年以上経ったエアコンを修理しようとすると、部品がなく修理ができないこともあります。
実際には10年以上、エアコンを使う人も
内閣府が発表した消費動向調査によると、エアコンの平均使用年数は「13.6年※」。
買い替えの理由は「故障(65.1%)」が最も多い結果となっています。
いざエアコンが必要な季節が来てから故障に気づくと、修理や購入・設置に時間がかかる場合があります。
定期的にお手入れ・点検したり、シーズン前に試運転をしたりして、エアコンの異変に気づけるようにしておくのが理想です。
※内閣府消費動向調査 主要耐久消費財の買替え状況(二人以上の世帯)2023年調査分より
エアコン買い替えを検討するための注意点
こんな症状が現れたら故障のサインかも
冷えない、暖まらない
冷媒ガスが漏れていたり、不足している場合があります。
フィルターの目詰まりにより、効率的な冷暖房が行えなくなっている場合もあります。
エアコンから気になる異音が聞こえる
室内機の送風ファンの故障や室外機のコンプレッサーの故障の可能性があります。
出てくる風から、嫌なニオイがする
フィルター掃除である程度は防げますが、
エアコン内部のファンや熱交換器など、かんたんに掃除しにくい部分にも
カビが発生してしまっている可能性があります。
室内機から水が漏れている
エアコン内部の結露水を排出するためのドレンホースが詰まっていたり、
折れ曲がって通りが悪くなっていたりする可能性があります。
内部の熱交換器に汚れがひどい場合は結露が付きやすくなり、吹き出し口から水が飛ぶこともあります。
ブレーカーが落ちる
ショートや漏電の可能性があります。
使用を中止してください。
エアコン修理の依頼や買い替え前にチェックすべきポイント
エアコンは、使用環境や内部のお手入れ状況などによっても、冷暖房の効きが悪くなったと感じることもあります。
故障と間違えやすい症状をチェックして、エアコンの使用環境を確認してみましょう。
霜取り運転が行われていないか
暖房が勝手に止まってしまったり、温風が出てこなかったりする場合は一時的に霜取り運転になっていることがあります。
「霜取り運転」とは、エアコンの室外機についた霜を溶かす運転のこと。
一般的なエアコンは、通常運転時は暖房に使っていた熱を、霜を溶かすために室外機の方に逆流させるため、
室内機からの温風の吹き出しは止まってしまう仕組みになっています。
しばらくして霜が溶けてなくなれば、暖房運転は再開します。
エアフィルターが目詰まりしていないか
冷暖房の効きが悪い、風の勢いが弱いと感じるときは、まずはフィルターを確認してみましょう。
ホコリがビッシリとついていて、風の通りが悪くなっている可能性があります。
室外機周辺の風の通り道がふさがれていないか
室外機のまわりが障害物でふさがれている場合は、排熱がスムーズにできず、ムダに電力を消費したり、冷暖房の効きが弱くなったりすることがあります。
最新のエアコンに買い替えるメリットは?
最新機種は、10年ほど前の古いエアコンに比べて省エネ性が大幅に向上しています。
日々の電気代が抑えられるため、買い替え費用を差し引いてもトータルでは節約につながることもあります。
消費電力量も、13年前の機種と比べると約15%もカットできます。
エアコンは、10年ほどの長期間使う家電なので、ランニングコストの差は大きいですよね。
エアコンは、再生可能エネルギーを活用している
省エネ性の高い家電って、知っていましたか?
エアコンは、その仕組みからして、他の冷暖房機器よりエネルギー効率の高い家電です。
洗濯機やエコキュートにも使われている「ヒートポンプ」技術や、効率的な運転を可能にする「インバーター」を組み合わせて、効率的な運転をしています。
ヒートポンプ技術
ヒートポンプとは、かんたんに言うと「熱をくみ上げる」技術のこと。
エアコンは、ヒートポンプ技術を活用して空気熱を集め、冷暖房に生かします。
たとえば電熱ヒーターの場合は、1の電気エネルギーを、そのまま1の熱エネルギーに変えて消費しますが、
ヒートポンプは、1の電気エネルギーを、熱エネルギーを「集めて移動させる」ことに使うため、
少ない電気エネルギーで、何倍もの熱エネルギーをお部屋の中に送り込むことができます。
ヒートポンプ技術によって集められる空気熱は、元をたどれば太陽のエネルギー、つまり再生可能エネルギーです。
エアコンは電気エネルギーだけでなく、その何倍もの再生可能エネルギーを活用している、
家計にも地球にもやさしい家電だと言えます。
インバーター
インバーターは、エアコンの心臓部分であるコンプレッサーのモーターをコントロールすることで、
エアコンの冷暖房の強弱をコントロールしています。
冷暖房の強弱をコントロールすることが、なぜ省エネにつながるのでしょうか?
もし、インバーターが搭載されていなければ、フルパワーでONの状態か、止まっているOFFの状態でしかエアコンを運転できません。猛ダッシュとストップを頻繁に繰り返しているようなイメージで、ムダな電力消費の多い運転の仕方です。
インバーターが搭載されていると、細やかに運転の強さを調整できるため、少ない電力で快適な温度をほぼ一定にキープする弱い運転を続けることができます。一定の温度に達した後は、無理なく歩きながら快適な運転をキープするイメージで、効率的に運転ができます。
省エネや節電に繋がる機能が搭載されています
AIによる最適な運転
各種センサーで人の在・不在やお部屋の状況を解析し、学習。
お部屋の状況に適した、効率の良い運転をします。
エネチャージ
エネチャージ快湿制御による省エネ運転に加え、冷房運転の低出力化を独自の制御で実現。
快適な温度と湿度を保ちながら、省エネ*が可能になりました。
*CS-X404D2において、当社独自の条件により評価。運転安定時約1時間の積算消費電力量が、当社従来品CS-X403D2(エコインバーター制御なし)=287Whと、新製品CS-X404D2=242Whとの比較※実際の消費電力量は条件により異なります。
※CS-X404D2、冷房運転での測定例。当社環境試験室(約14畳)、外気温35℃、設定温度27℃で運転した場合。
エオリア アプリ
エオリアアプリなら、毎月の電気代が目で見て確認できます。
ほかにも切り忘れ通知やつけっぱなし判定、最大電流を減らし、自動で節電できる機能など、
節電につながるさまざまな機能が充実しています。