静電HEPAフィルター※1とは?
〜花粉やほこり、ウイルスを捕集〜
パナソニックの加湿空気清浄機にも搭載されている高性能なエアフィルター。
静電HEPAフィルター※1とは、花粉やほこり、ウイルスなど、空気中のごく小さな粒子を捕集することができる高性能なエアフィルターのことです。
ここでは、静電HEPAフィルター※1の性能や仕組み、フィルター交換時の注意点などをご紹介します。
静電HEPAフィルター※1とは
静電HEPAフィルター※1 *とは、花粉やほこり、ウイルスなど、空気中のごく小さな粒子を捕集することができる「高性能な微粒子エアフィルター」のことです。
*「HEPA」とは、「High Efficiency Particulate Air」の頭文字を取ったものです。
HEPAフィルターは、もともと、ガラス繊維濾紙で出来た換気装置用フィルターとして、微細なほこりを取り除くために開発されました。
※1:JIS Z 8122:2000による規定。定格流量で粒径が0.3µmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能をもつエアフィルター。
静電HEPAフィルター※1が空気中の汚れをしっかりキャッチ
静電HEPAフィルター※1がほこりや花粉を捕集する仕組み
静電HEPAフィルター※1に使われているのは、帯電加工を施した高性能な不織布です。
多くの場合、蛇腹のように何重にも折りたたまれています。
空気清浄機などのファンによって吸い込まれた空気中の微粒子が、この繊維に衝突することで捕集されます。
参考:粒子のサイズ比較
スギ花粉は直径約30μm、黄砂が約10μmです。カビの胞子、ダニなど、ハウスダストの大きさは、2~5μm以上です。ニュースなどでよく耳にするPM2.5は、直径2.5μm以下の微細な粒子のことです。これらも静電HEPAフィルター※1で捕集することができます。
静電HEPAフィルター※1でウイルスの捕集はできる?
ウイルスは、0.1㎛と、花粉やほこりと比べてサイズが小さく、一見フィルターをすり抜けてしまいそうに思えますよね。
しかし、静電HEPAフィルター※1は、何重にも折りたたまれた複雑な構造をしているため、ウイルスのようにごく小さな微粒子でも、しっかりキャッチすることができます。
また、微粒子は空気の流れや静電気の影響も受けるため、複雑な構造のフィルターをかんたんにはすり抜けられません。
※1:JIS Z 8122:2000による規定。定格流量で粒径が0.3µmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能をもつエアフィルター。
静電HEPAフィルター※1の寿命、交換時の注意点
フィルターは、汚れや経年劣化など、さまざまな要因によって微粒子を捕集する能力が落ちることがあります。
ここからは、フィルターの寿命と、交換するときの注意点をご説明します。
フィルター交換時期は製品や使用環境によって変わります
フィルターの厚さや使用している空気清浄機の性能によって、フィルターの寿命は異なるので、メーカーが推奨する交換時期を確認することをおすすめします。
また、使用環境や普段の使用時間によっても変わります。
汚れの多い空気を長い間清浄していれば、そのぶん交換時期も早くなる可能性があります。
※一般社団法人 日本電機工業会の規定では、フィルターの適正な交換時期は、「空気を清浄する時間が初期の2倍以上になったとき」、つまり、性能が初期から50%低下したときだとされています。
フィルターのお手入れ、交換時には、付着したウイルスに注意
フィルターをお手入れ、交換するときには、フィルターに付着しているウイルスによる二次感染に注意する必要があります。十分な換気のもと、マスクや手袋をつけるなど、感染対策をしてから行いましょう。
※1:JIS Z 8122:2000による規定。定格流量で粒径が0.3µmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能をもつエアフィルター。
パナソニックの静電HEPAフィルター※1搭載商品の特長
パナソニックの加湿空気清浄機と次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノはJIS規格を満たした静電HEPAフィルター※1を搭載。その特長をご紹介します。
静電HEPAフィルター※1を搭載した選べる2つの商品
※1:JIS Z 8122:2000による規定。定格流量で粒径が0.3µmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能をもつエアフィルター。
1.加湿空気清浄機は、約10年フィルター交換不要※1
パナソニックの加湿空気清浄機に搭載されている静電HEPAフィルター※2はろ紙をコンパクトに収納しているので、効果が長続き。
プレフィルターでペットの毛や繊維などの大きな汚れをキャッチ。
さらに、静電HEPAフィルター※2でホコリや花粉、チリ、けむり、PM2.5などの細かいハウスダストをしっかりキャッチします。
●汚れとは、空気中のハウスダスト・けむり・ニオイなどを指します。しみや油汚れなどは、取れません。
制菌加工※3でスギなどの花粉※4、ダニのフンや死がい※5などを抑制★
★フィルターの性能試験に基づく性能であり、実機の性能とは異なります。
集じんフィルターは、フィルターろ紙を覆うカバー材に、制菌加工※3「SEKマーク」を取得した素材を使用しているから、より長く清潔にお使いいただけます。
※1:プレフィルター・加湿フィルターは、定期的にお掃除が必要です。集じんフィルター・脱臭フィルター交換の目安は、(一社)日本電機工業会規格(JEM1467)に基づき当社で算出(強いニオイがある場合、より短い期間でフィルターの交換が必要になる場合があります)。加湿フィルター交換の目安は定格加湿能力に対し、加湿能力が約50%に落ちるまでの期間。1日8時間運転に基づき当社で算出。
※2:JIS Z 8122:2000による規定。定格流量で粒径が0.3µmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能をもつエアフィルター。
※3:【試験機関】(一財)カケンテストセンター【試験方法】JIS L 1902:2015に基づく【抑制の方法】MAKSPEC®に接触【対象】2種類の菌【試験結果】抗菌活性値2.0以上(OS-19-014450(1))。
※4:【試験機関】(株)ビオスタ【試験方法】不織布に付着させたアレル物質をELISA法で測定【抑制の方法】不織布に接触【対象】花粉(スギ)【試験結果】21時間で99%以上抑制<14-an-TR-1、2020年5月27日>。
※5:【試験機関】(株)ビオスタ【試験方法】不織布に付着させたアレル物質をELISA法で測定【抑制の方法】不織布に接触【対象】ダニ(死がい)のアレル物質【試験結果】21時間で99%以上抑制<14-an-TR-1、2020年5月27日>。
2.ジアイーノ は、除菌★1★2・脱臭に加え、集じんで花粉・ハウスダスト対策
ジアイーノ は、空気清浄機とは違い、本体内で次亜塩素酸を生成。
除菌フィルターと気化した次亜塩素酸でお部屋の浮遊菌や付着菌を除菌します。★1★2
さらに、静電HEPAフィルター※1でしっかり集じん。
花粉やPM2.5など、ハウスダスト対策ができます。
また、次亜塩素酸のチカラで、静電HEPAフィルター※1上で捕集した菌の除菌までできます。★3
★1:浮遊菌の場合、本体内の次亜塩素酸水溶液による、約6畳の密閉空間、約15分後の効果※2。(検証機種:F-MV5400 F-MV6000Cと同等性能機種)
★2:付着菌の場合、放出した気体状次亜塩素酸による、約26畳の試験空間、約12時間後の効果※3。(検証機種:F-MV6000C)
★3:捕集した菌の場合。約6畳の密閉空間における、約3時間後の効果※4。捕集したウイルスの場合。約6畳の密閉空間における、約3時間後の効果※5。捕集した花粉の場合。
約6畳の密閉空間における、約24時間後の効果※7 数値は実際の使用空間での試験結果ではありません。
● 喫煙環境では次亜塩素酸の濃度が不足し、除菌・脱臭効果が低下します。 ● 脱臭効果は、周囲環境(温度・湿度)、運転時間、臭気によって異なります。
※1:JIS Z 8122:2000による規定。定格流量で粒径が0.3µmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、 かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能をもつエアフィルター。
※2:【試験機関】一般財団法人北里環境科学センター【試験方法】約6畳の密閉空間で浮遊菌数の変化を測定【除菌の方法】次亜塩素酸 空間除菌脱臭機(F-MV5400)を風量「強」・加湿「標準」・電解強度「強」運転で実施【対象】浮遊した菌【試験結果】約15分で99%以上抑制〈報告書番号〉北生発2021_0707号
※3:【試験機関】一般財団法人北里環境科学センター【試験方法】約26畳の試験空間でシャーレに付着させた菌数を測定【除菌の方法】次亜塩素酸 空間除菌脱臭機(F-MV6000C)を風量「強」・加湿「標準」・電解強度「強」運転で実施【対象】シャーレに付着した菌【試験結果】約12時間で99%以上抑制〈報告書番号〉北生発2024_0345号
※4:【試験機関】一般財団法人北里環境科学センター【試験方法】約6畳の密閉空間で浮遊させた菌を、次亜塩素酸「あり」「なし」で次亜塩素酸 空間除菌脱臭機(F-MV4300)を運転し、保護エレメント(HEPAフィルター)に捕捉させた菌数を測定【対象】保護エレメント(HEPAフィルター)に捕捉した菌【試験結果】約3時間で99%以上抑制〈報告書番号〉北生発2021_0582号
※5:【試験機関】一般財団法人北里環境科学センター【試験方法】約6畳の密閉空間で浮遊させたウイルスを、次亜塩素酸「あり」「なし」で次亜塩素酸 空間除菌脱臭機(F-MV4300)を運転し、保護エレメント(HEPAフィルター)に捕捉させたウイルス数を測定【対象】保護エレメント(HEPAフィルター)に捕捉したウイルス【試験結果】約3時間で99%以上抑制〈報告書番号〉北生発2022_0133号
※6:【試験機関】ITEA株式会社【試験方法】スギ花粉抽出物を滴下した試験片が装着された保護エレメントを、次亜塩素酸「あり」「なし」の次亜塩素酸空間除菌脱臭機(F-MV5400)に搭載し、約6畳の密閉空間で一定時間運転させた後、試験片上のスギ花粉抽出物をELISA法で測定【対象】保護エレメント(HEPAフィルター)に捕捉した花粉(スギ)【試験結果】約24時間で95%以上抑制〈報告書番号〉T2301020