カートリッジ交換のススメ:カートリッジの仕組み

パナソニックの浄水技術とは

まずはカートリッジ内部の仕組みをそれぞれ詳しく見てみよう!

カートリッジの断面図 :水道水⇒①不織布 ②粒状の活性炭+セラミック ③粉末の活性④活性炭⇒浄水
①不織布

①不織布

読んで字のごとく、折らない布のことです。
ポリエステルなどの糸を絡めて膜状にしたもので、不純物をブロックする働きをしています。

 ②粒状の活性炭+セラミック

②粒状の活性炭+セラミック

活性炭とセラミックを合わせたものです。
セラミックは、小さなアルミナ結晶の粒を固めたもので、微細孔が均一に入っており、溶解性鉛などを吸着除去します。

③粉末の活性炭

③粉末の活性炭

炭などを加工して、吸着性を高めた物質です。
吸着面積が大きいので、カビ臭・総トリハロメタンなどの不純物を除去します。

④中空糸膜

④中空糸膜

糸の中央が空洞になっている糸を集めて作った膜です。
0.1マイクロメートル以上の粒子や濁り類(赤サビ)を除去します。

カートリッジは、水の味を悪くする成分やニオイのもとになる成分を除去し、美味しい水を作るための働きをしています。

オレンジジュースろ過実験

オレンジジュースを浄水器に入れると、カートリッジの働きで透明無臭のお水が出てきます。カートリッジの浄水能力がこの写真からもはっきりわかります!

写真:オレンジジュースろ過実験前

オレンジジュースをポット型浄水器に入れると…

写真:オレンジジュースろ過実験後

透明な水に変わって出てきました!

●当社ポット型浄水器での実験です。

 

高い浄水能力のカートリッジで19物質を除去

遊離残留塩素(カルキ)浄水過程で殺菌用に使用される塩素が水道水に残ったもの
濁り水中に分散している微細な粒子など水の透明さを妨げる物質
クロロホルム浄水過程で、水中の有機物質と遊離塩素が反応して生成されるトリハロメタンの成分の一つ
総トリハロメタン

クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルムの4種類のトリハロメタンの総称
ブロモジクロロメタン
ジブロモクロロメタン
ブロモホルム
浄水過程で、水中の有機物質と遊離塩素が 反応して生成されるトリハロメタンの成分の一つ
テトラクロロエチレン

ドライクリーニング洗浄剤、金属洗浄用溶剤等に使用される揮発性有機塩素化合物のこと
トリクロロエチレンドライクリーニング洗浄剤、金属洗浄剤に使用される揮発性有機塩素化合物のこと
CAT(農薬)

除草剤として使用されるシマジン系農薬のこと
2-MIB(カビ臭)

水源に含まれる藍藻(ランソウ)類から発生する異臭(墨汁臭)のこと
2-MIBは、2-メチルイソボルネオールのこと
溶解性鉛

水道管に使用されている鉛管から溶け出してイオン化した鉛のこと
1,2-DCE

樹脂原料や溶剤として使用される揮発性有機塩素化合物のこと
ベンゼン

合成ゴム、有機顔料などに使用されるほか、ガソリンの燃焼によっても発生する揮発性有機化合物のこと
ジェオスミン(カビ臭)

水源に含まれる藍藻(ランソウ)類から発生する異臭(土臭)のこと
フェノール類

水道水中に混入すると塩素と反応して、不快な異臭(フェノール臭)を発生する物質のこと
PFOSおよびPFOA

フッ素樹脂の助剤や撥水・撥油剤として用いられる難分解性の化合物のこと
鉄(微粒子状)

水道管から溶け出したり、原水に含まれていたりする微粒子状の鉄化合物のこと
アルミニウム(中性)

浄水過程で、使用されるアルミニウム化合物のこと

参考文献「水道水質ハンドブック」日本水道新聞社
「上水試験方法 Ⅳ.有機物編」日本水道協会

還元水素水生成器・アルカリイオン整水器・浄水器で除去できない物質

微粒子状の鉄以外の重金属類(銀・銅)などや塩分(海水)

※機種により除去できない物質もありますので、浄水能力をご確認ください。

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アルカリイオン整水器・還元水素水生成器の買い替え時って?

買い替え時について、アドバイザーなるみさんがポイントを説明

●還元水素水生成器・アルカリイオン整水器・浄水器本体には、お湯を通せません。
●数値は水温20 ℃時の値です。
●硬水を軟水に変えることはできません。(TK-CS30を除く)
●通水量および1日の使用水量は、吐水口、酸性水吐水口、排水口からの水量を合計したものです。