セントチヒロ・チッチ×エネループ

セントチヒロ・チッチ×エネループ,快適なカメラライフのために,電池の消耗が激しいストロボに充電池という選択肢 セントチヒロ・チッチ×エネループ,快適なカメラライフのために,電池の消耗が激しいストロボに充電池という選択肢

Panasonicの充電池「eneloop(エネループ)」とナタリーによる連携企画「POWER OF LIFE supported by eneloop」。第5回では、6月に東京ドームで開催されたラストライブをもってBiSHでの活動を終え、現在はソロアーティストとして活動を行っているセントチヒロ・チッチさんにインタビューしました。今回、「eneloop(エネループ)」が活躍できるものとしてフィーチャーしたのは、カメラのストロボ。カメラ好きで知られているチッチさんに、写真や電池にまつわる話を語ってもらいました。また取材の途中にはプロカメラマンの森好弘さんによるストロボの撮影講座も実施。普段はフィルムカメラを使用しているというチッチさんにデジタル一眼レフカメラとクリップオンストロボを使っての写真撮影を体験してもらいました。

取材・文/ナカニシキュウ 撮影/森好弘

Panasonicの電池は“上級”というイメージ

――日常の中で電池を使う場面はありますか?

 

セントチヒロ・チッチ:いっぱいあります。私はフィルムカメラを使うので……それは単3形とか単4形じゃなく、なんか特殊な形のちっちゃい電池なんですけど。あと、チェキってあるじゃないですか。あれがすごい電池を消耗するらしくて、BiSH時代はチェキにめちゃくちゃ電池を使ってた印象がありますね。

インタビュー中のチッチさん インタビュー中のチッチさん

――単3形乾電池で動く機種であればおそらく「エネループ」が使えるので、そういう場面にも役立ちそうですね。

 

チッチ:あとステージで使うものだと、ワイヤレスマイクやイヤモニに電池をたくさん使うイメージがあります。PAさんが何時間かに1回くらいのペースで電池を交換しているのを見て、なんだかもったいないなあと思ってました。そんなに大量に消費するんだったら、充電式のやつを使ったほうがよさそうなのにって。音楽業界で充電池はすごく必要とされるものなんじゃないかと思いますね。

 

――そのほかに電池を使うものと言えば?

 

チッチ:家には自分で集めた昔のおもちゃとか古い時計とか、ほかにも電池で動くものがいっぱいありますね。だから単3形乾電池は常に常備しています。でも、なぜかちっちゃいときから電池は高級というイメージがあったんですよ。だからこそ、「エネループ」のように充電できる電池があると知ったときは「めっちゃお得じゃん」と思いました。

 

――「お得じゃん」とは思ったものの、まだ使うには至ってない?

 

チッチ:なんだかハイテクなイメージがあって(笑)。それに、どこに売ってるかもよくわからなかったから。電気屋さんに行けばあるんですよね?

 

――家電量販店やホームセンターなどで売っていますね。使い方や買い方がよくわかっていなかっただけで、もし誰かにプレゼントされていたら今まで普通に使っていたかもしれない?

 

チッチ:はい。そう考えると、「エネループ」はプレゼントにいいですね。ずっと使えるから、消費しちゃうものより適していると思います。

充電して、くり返し長もち eneloop(エネループ)紹介動画

──ちなみに普通の乾電池を買うとき、メーカーなどは気にしてますか?

 

チッチ:それこそ、昔からお母さんに「Panasonicは上級だから」と言われていて。ここぞというときはPanasonicの青いやつを買うようにしていました。それをゲーム機に入れて……すごいんですよ、Panasonicの電池って。長持ちするんです。

 

──Panasonicの青い乾電池というと、おそらく「エボルタ」、今だと「エボルタNEO」のことだと思います。「エボルタNEO」は世界で一番長持ちする乾電池なんですよ。

 

チッチ:そうだったんですね。それを使うことが多いです。

 

──「エボルタNEO」も「エネループ」も、プラスチックのカバーやケースなどを使ったパッケージから紙を使ったエシカルパッケージに変わっていってるんですよ。

「小さなエシカルチョイス」電池ともっとエシカルな未来へ

チッチ:今初めて新しいパッケージを見たんですけど、「すごい! 紙だ!」って驚きました。電池のパッケージって透明なプラスチックのイメージがありましたけど、これならちっちゃい子でも簡単に開けられそう。環境にもいいってことですよね。

 

──おっしゃる通りです。エシカルパッケージは包装に使う材料を減らせたり、紙として分別せずに捨てられたりと環境配慮の面でも利点があります。チッチさんは普段の生活の中で、環境問題を意識して行動していることはありますか?

 

チッチ:ゴミの分別には気を付けてます。あと最近、いらなくなったものを人にあげたり、寄付したりするようになりました。実家にいらないぬいぐるみとか洋服がたくさんあって、捨てようかどうしようか迷っていたときに「寄付という方法があるよ」と人に教えてもらって。

 

──いいですね。リサイクルに回せるものは回すようにしたり?

 

チッチ:それも最近メイクさんから教えてもらいました。業者さんが家まで取りに来てくれて、けっこうなんでも持っていってくれるんだと知って。そういうことを気にする人がたくさん増えたら、世界もよくなりますよね。

写真は“記録”ではなく“残す”もの

――先ほどチラッとお話に出たカメラについてぜひ伺いたいんですけど、そもそもどういうきっかけで始めたんですか?

 

チッチ:2015年くらいに、ジャンク品のフィルムカメラをプレゼントでもらったのがきっかけです。「使えるかわからないけどあげる」と言われてもらったんですけど、ちゃんと使えるもので。“カメラをもらった”というより、“写真を撮る習慣をもらった”という感覚です。それからメンバーをはじめ、人を写真に収めることが好きになって生活の一部になりました。

 

――どういうところにカメラの魅力を感じますか?

 

チッチ:フィルムカメラに関しては、シャッターを切った瞬間にはどんな写真が撮れたかわからないところですね。写真ができあがったときの幸福感はフィルムならではだなと思っています。今はスマホでも簡単に写真は撮れますが、その瞬間に撮りたいものをパッと撮れちゃう手軽さと幸福感が、自分の中ではイコールにならなくて。スマホで写真を撮っていて、「やっぱりフィルムで撮りたいな」と思う瞬間はけっこうあります。

 

――スマホで写真を撮ることはそんなにない?

 

チッチ:いや、撮りますよ。それはそれ、これはこれというか。

座っているチッチさん 座っているチッチさん

――スマホが記録するためのものだとしたら、カメラは面白い表現ができるもの、という感覚なのでしょうか。

 

チッチ:うーん、そういうことでもないですね。カメラ=面白い、ではない。悲しいなと感じる瞬間も撮りたいし、うれしい瞬間を撮りたいときもある。そのときどきの瞬間を収めるものだと思っているので、カメラでの表現がすべて“面白いもの”というわけでもないです。例えば人を撮るんだったら、その人と一緒に見ている景色も含めて写真に残したい。それが面白いものであるかどうかは関係なくて、残したいから撮るという感じです。

 

――“記録”と対比する言葉が “残す”なんですね。同じような意味にも思えますけど、チッチさんの中では決定的に違うものだと。

 

チッチ:スマホで撮った写真って、あまり見返さないんですよね。理由もなくカメラロールをずっと眺めているようなことが私はないんです。でもフィルムで撮った写真は、「見返したいな」とふと思うことがよくある。写真の中に“残る”ものが多いイメージですね。現像するまでどうなるかわからない楽しさも含めて、愛おしさが生まれるのでフィルムが好きです。

 

――カメラ機材でいうと、電池を使用する代表的なアイテムが外付けストロボになると思うんですけど、チッチさんは使っていますか?

 

チッチ:はい。別売りの、小さな四角いストロボを持ってるので、それをカメラにくっつけて撮ったりしています。ただ、昔のやつだからか、電池は単3形とかじゃないんですよね。

――デジタル一眼などで使われる一般的なクリップオンストロボは単3形乾電池で動くものが多いので、まさに「エネループ」が活躍できる機材なんです。充電して繰り返し使えるというメリットがあるのはもちろん、安定した電力で長時間使えるという意味でも。

 

チッチ:そうですよね。私のカメラとストロボでも、本当は充電池が使えたらいいんですけど。

エネループ

──ちなみに、ストロボはどういうときに使うんですか?

 

チッチ:……暗いとき(笑)。

 

──ですよね(笑)。

 

チッチ:ふふ。カメラ内蔵のストロボだけじゃ足りないときとか、あとは逆光のときにストロボを焚くと人の顔がちゃんと写るので、いつもカメラと一緒に持ち歩いています。

 

──逆光でストロボを焚くのは「日中シンクロ」と呼ばれるテクニックですけど、そういう技術的な勉強もしているんですか?

 

チッチ:してないです。全部ノリで(笑)。

 

──それは逆にすごいですね。自力でその技法にたどり着いたということですから。

 

チッチ:勉強、してみたいですけどね。

 

──ちょうどよかったです。今日はプロカメラマンの森好弘さんが、「エネループ」が入ったストロボで簡単な撮影講座をしてくださいます。今からさっそく始めましょう。

 

チッチ:はい、お願いします。

チッチさんの写真 チッチさんの写真

セントチヒロ・チッチが体験!簡単ストロボ撮影講座

取材で使用したのは、Panasonic製のデジタル一眼カメラ「LUMIX DC-S5M2」と、乾電池で駆動するクリップオンストロボ「Neewer TT560フラッシュスピードライト」。消費電力が大きい機器に最適な「エネループ」のハイエンドモデルである「エネループ プロ」4本を「TT560」にセットし、カメラ本体に装着しました。チッチさんは使い慣れないデジタル一眼に若干の戸惑いを見せながらも、プロカメラマン・森好弘さんの指導のもと、花瓶に生けられたひまわりを被写体におそるおそるテスト撮影に挑戦していきました。

使用した機材 使用した機材

「Neewer TT560」は、発光面を任意の方向に向けることができるタイプのストロボ。まずはオーソドックスに正面を向けた状態で、ストロボ光を被写体にまっすぐ当てての撮影からスタートです。チッチさんはオートフォーカス機の操作に不慣れということで、カメラの設定をマニュアルフォーカスに変更。最初にストロボ発光なしで撮影してから発光ありの撮影に挑み、両者の違いをカメラの背面モニタで比較確認しながら、着実に作業を進めていきます。

ひまわりを撮影中のチッチさん ひまわりを撮影中のチッチさん

次にストロボの発光面を真横に向け、光を壁に反射させて被写体に当てる「壁バウンス」撮影を体験。写りを確認したチッチさんは、「おじいちゃんの家っぽくなりました」と独特の表現で感想を述べ、森さんの微笑を誘っていました。それは「自然光が窓から差し込んでいるような雰囲気で撮れた」という意味合いのようです。そして最後、チッチさんは発光面を真上に向け、ストロボ光を天井に反射させて被写体に当てる「天井バウンス」撮影に挑戦。これは、カメラ愛好家の間では「天バン」の略称が一般化しているほどポピュラーなテクニックです。「どう感じますか?」という森さんの問いに「照明っぽい」と答えたチッチさん。合計3パターンのストロボ撮影を試した結果、「ひまわりを撮るんだったら、2番目の壁バウンスの感じが一番好き」との結論に達しました。

ひまわりの写真:ストロボ無し

セントチヒロ・チッチがストロボを使わずに撮影したひまわりの写真。

ひまわりの写真:ストロボで光を正面から

セントチヒロ・チッチがストロボを使用し、光を正面から当てて撮影したひまわりの写真。

ひまわりの写真:壁バウンス

セントチヒロ・チッチがストロボを使用し、光を真横の壁に反射させる「壁バウンス」で撮影したひまわりの写真。

ひまわりの写真:天井バウンス

セントチヒロ・チッチがストロボを使用し、光を天井に反射させる「天井バウンス」で撮影したひまわりの写真。

ちなみに森さんは普段から「エネループ」を愛用しているとのこと。現場によっては大型ストロボより乾電池で駆動するクリップオンストロボが活躍するケースもあり、「普通の乾電池だと残量がわからないですけど、『エネループ』は常に充電マックスの状態で持っていけるので安心感がありますね。あと充電のスピードがめちゃくちゃ速いので、予備の『エネループ』を充電しながら、同時に撮影も進めるというローテーションができるのも安心できるポイントです」とその利点を力説していました。

ストロボを使うと表現の幅が広がる

――ここからは、カメラマンの森さんにもお話に入っていただきます。まず、プロの指導を受けてみて率直にいかがでした?

 

チッチ:……ストロボは大事です。

森 好弘:あははは。

チッチ:暗いときは本当に、光らないと何も写らないので……。

 

:室内って、撮影するには人間の目で感じる以上に実は暗い。電灯の明るさだけだと、生活するには十分でも写真を撮るには足りないことが多いです。

チッチ:なるほど。

 

:先ほど、ストロボ光を正面から当てるパターン、横から反射させるパターン、天井に反射させるパターンを試していただきましたけど、チッチさんは横から当てる「壁バウンス」がお好きだとおっしゃってましたね。

 

 

カメラマンの森さん カメラマンの森さん

チッチ:はい、自然光っぽくてよかったです。光の向きによって表現が変わるのは面白いなと思いました。私が持ってるストロボは首が振れないので、普段も振れるやつで撮影できたら面白いだろうなって。

:ストロボを横に向けて光を反射させるテクニック「壁バウンス」撮影は、窓から光が入ってくる感じを表現するときなどによく使います。ストロボの首が振れると表現の幅が広がるので、オススメですね。

チッチ:すごく安直な言い方だけど、ストロボを使うと写真がプロっぽくなるなと思いました(笑)。

:(笑)。ストロボを使うといろいろと表現の幅が広がるんですよね。そこがスマホでの撮影と違うところで、カメラの面白さだと思います。

チッチさんの写真:ストロボ無し

ストロボを使わずに撮影したセントチヒロ・チッチの写真。

チッチさんの写真:ストロボ有り

デジタル一眼カメラ「LUMIX DC-S5M2」と、「エネループ プロ」をセットしたストロボ「Neewer TT560」を使って撮影したセントチヒロ・チッチの写真。

チッチ:カメラを持ってる人はたくさんいるけど、外付けのストロボを持ってる人はそんなにいないかもしれないと思っていて。初心者の人もストロボがあるだけでプロっぽく撮れるのは、すごくいいですよね。

カメラを構えたチッチさん カメラを構えたチッチさん

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— エボルタNEOくん (@EVOLTA_ROBOT) August 25, 2023

セントチヒロ・チッチ

5月8日生まれ、東京・八王子市出身。“楽器を持たないパンクバンド”BiSHのオリジナルメンバーで、2015年3月の結成から2023年6月の東京・東京ドームでの解散ライブまで約8年間グループの一員として活動した。2022年8月にソロプロジェクト・CENTを本格始動させ、2023年8月23日に1stアルバム「PER→CENT→AGE」をリリース。9月11日に東京・LIQUIDROOMでワンマンライブ「Unknown Possibilities」を開催する。

写真:セントチヒロ・チッチ
写真:エネループ
eneloop(エネループ)

繰り返し使用できる充電池。スタンダードモデルの繰り返し使用可能な回数は現行JIS規格で約600回※1(旧JIS規格:約2,100回※2)。充電1回あたりの電気代は、4本充電でもわずか約1円※3。充電しておけば乾電池のようにすぐに使用可能で、優れた放電性能で安定したパワーが持続し、マイナス20℃の低温でも使うことができる。2023年4月にリニューアルし、環境に配慮した紙のパッケージ(エシカルパッケージ)を採用。

写真:エボルタNEO
エボルタNEO(エボルタネオ)

Panasonicのアルカリ乾電池。一度の電池交換で長時間優れたパワーを発揮し、さまざまな機器でくらしをサポートする。「世界一長持ちする単3形アルカリ乾電池※4」としてギネス世界記録™に認定されている。環境に配慮した紙のパッケージ(エシカルパッケージ)をラインアップとして採用している。

※4 世界一長持ちする単3形アルカリ乾電池(LR6)として、ギネス世界記録™に2017年10月2日認定。2022年10月1日再認定。IEC基準における全放電モードの平均値より。250mA 1日1時間放電 終止電圧0.9Vなど(温度:20±2℃、相対湿度:(55+20,55-40)%)

※1 JIS C8708 2019(7.5.1.4)の試験条件と、それに基づく電池寿命の目安。但し、機器及び使用条件により、実際のくり返し回数は異なります。
※2 JIS C8708 2013(7.5.1.3)の試験条件と、それに基づく電池寿命の目安。但し、機器及び使用条件により、実際のくり返し回数は異なります。
※3 BK-3MCDを充電器BQ-CC85で4本充電したときの電気料金(当社計算値)。充電器の消費電力:11W(0.011 kW)。充電時間:3時間(3h)。電力料金目安単価1kWh=31円(税込)[2022年7月改定]で計算。電気料金:0.011 kW×3h×31円/kWh=1.023円。1.023円の小数点第一位を四捨五入し、約1円と表示しています。(2023年3月30日現在)
※4 世界一長持ちする単3形アルカリ乾電池(LR6)として、ギネス世界記録™に2017年10月2日認定。2022年10月1日再認定。IEC基準における全放電モードの平均値より。250mA 1日1時間放電 終止電圧0.9Vなど(温度:20±2℃、相対湿度:(55+20,55-40)%)

*各メーカー、ブランドの充電池や充電器は、それぞれの特性に合わせた仕様になっています。必ずエネループ対応の充電器をご使用ください。