停電するとどうなるの? みんなの防災リアルボイス
経験したから、わかること。
自分は大丈夫、停電してもすぐに復旧するだろう…と思い込んでいませんか。
災害による停電は、復旧まで半日以上~長くて1週間というデータ*1 も。
いざという時に少しでも困らないように、災害による長期停電を経験された方のエピソード*1*2から備えのヒントを学びましょう。
この記事は2021年5月時点での情報です。一部変更及び生産終了の製品が含まれています。
災害が起きるとどうなるの?
一瞬で真っ暗に! 停電シミュレーション
- この動画は2022年4月7日時点の情報です。一部変更及び生産終了の製品が含まれています。
停電時、実際にどんなことが困ったの?
Q 長時間停電発生時、特に困ったことは?
「停電を甘く見ていた。」「暗いこと自体がストレスだった。」という声が多く聞かれました。
災害が原因で停電するときは、自分の家ではなく、周囲も一斉に電気が止まります。「電気」の使用が当たり前になった私たちにとって、「あたり一面、真っ暗の中で過ごす不安」がどんなものなのか、想像がつかないのではないでしょうか。
経験者の声
- 停電時、懐中電灯やロウソクであかりをつけていましたが、いつもと違う雰囲気に子どもが怖がり終始泣いてしまいました。(20代/女性)*2
- 北海道胆振東部地震で実際に被災しました。日中はよかったんですが、夜になるとめちゃくちゃ怖かったです。(30代/女性)*2
- 災害中に真っ暗な夜を過ごすのは思ってた以上に精神的に辛かった。(30代/女性)
停電時、役立った備えは?
Q 長時間停電発生時、備えておいて良かったものは?
停電経験がある人のうち、「備えてよかったもの」は、
1位 「懐中電灯・ランタン」 58.0%
2位 「乾電池・充電池」 41.4%
3位 「レトルト食品・インスタント食品」 39.7%
という結果に。停電経験者の多くが「基本の備え」の大切さを感じていました。 n=1,000(停電経験者)
経験者が感じた、災害時に「必要なあかり」って?
【備えていても落とし穴】実際に困った人のエピソード
あかりが長もちしない
(豆電球型の懐中電灯を使用)あかりの持続性があまりなく、困った。(30代/女性)
電池の消耗が激しかったので、少ない電力で明るくなるものがあれば良いと思った(20代/女性)
灯数が足りなかった
あかりの数が多くなかったので、家族は常に同じ場所に待機していなくてはならなかった。(40代/女性)
夜中も、寝ている子どもたちの様子がわからなくて、心配だった。(30代/女性)
【経験者から学ぶ】 いざというときに困らない、あかりの備え方
長もちで明るいLEDタイプがおすすめ
懐中電灯の電池はわりとすぐに切れるので長時間のあかりの確保を考えておくべき。(50代/女性)
思ったよりランタンや懐中電灯のあかりが弱かった。試してみないとわからないと思いました。(50代/女性)
1部屋につき1灯、さらに家族1人につき1灯
部屋ごとにあかりがあると便利で安心感がある。トイレなど1人が動くときに必要なので、沢山あった方がいい。(40代/女性)
1人1つ、各部屋に1つずつ置いておく。置くタイプのものは2つぐらいは必要。(50代/女性)
停電時、不足を感じた備えは?
Q 長時間停電発生時、備えていなくて後悔したものは?
停電経験がある人のうち、「備えておらず困ったもの」について
1位 「モバイルバッテリー」 19.7%
2位 「発電グッズ」 17.0%
3位 「生活用水」 12.8%
という結果に。スマホのバッテリーの備えが万全ではなかったということが明らかに。 n=1,000(停電経験者)
2018年の北海道胆振東部地震の際は日本で初めてとなるエリア全域におよぶ大規模停電(ブラックアウト)が発生、スマートフォンを充電するため、長蛇の列ができる光景がニュースでも報じられました。
経験者が感じた、災害時の「スマホの有用性」
【こんなはずじゃなかった】 必要なときにバッテリー不足…悲しい声
いざという時に充電切れ
情報を集めようと携帯電話を頻繁に使用していたため、充電がなくなってしまい、逆に外部との連絡が取れなくなってしまった。(40代/男性)
突然停電してしまったので、モバイルバッテリーを十分充電しておらず、電気が復旧するまでに充電が切れてしまった。(20代/女性)
自宅の備えは万全だったのに…
職場での避難は予想外でした。唯一の連絡手段であるスマホが充電ぎれになりかけたものの、運よく同僚のモバイルバッテリーを借りて充電させてもらい、連絡を取ることができました。 (30代/男性)*2
モバイルバッテリーを持っておらず、残量70%だったので節約に苦労した。(30代/女性)
【経験者から学ぶ】災害時にスマホを活用できた人の声
大切な人の安否確認
家族の安否確認、子どもたちの学校の連絡や、私の仕事の連絡などでスマホを使いまくり、モバイルバッテリーがあってとても助かりました。(30代/女性)
連絡をしたい人がLINEを読んだら既読になるので安否確認に役立った。(40代/女性)
アプリやSNSで情報収集
最新情報が客観的な内容で更新される「Yahoo!防災速報」を使用しています。(30代/男性)
Twitterを活用。リアルタイムで情報が共有され意外と普段は気づかない地元の人たちによるピンポイントな情報もあって助かった。(50代/女性)
使うといずれなくなってしまうのがバッテリー。いざという時もスマホを使い続けることができるように、災害時に使える「電池式のモバイルバッテリー」も備えておきましょう。
電池は多めに準備することがポイント!
「準備していたが、足りなかったもの」 1位が「乾電池・充電池」*1
経験者の声
- ランタンは重宝したが、ランタンを使うための乾電池をもっと用意しておけば良かった。(50代/女性)
- 気が付いたらさびついていたり液もれがあったりして使えなかった。(50代/女性)
- 単3と単4は多めにストックしているが単1と単2はあまり使わないので、欲しいときに無くて困った。(60代/女性)
我が家は何本必要? 3日分を目安に準備しよう
停電時のあかり確保、スマホの活用も、十分な電源が確保できてこそ
いざという時に困らないように、備蓄用の乾電池の十分な量の用意と定期的なメンテナンスが大切です。
まずは、もしもの時に頼りになる「電池防災グッズ」から
いつ自分自身が当事者になるかわからない自然災害。
日頃から自分ごととして、十分な備えをしておくことが、大切な人を守ることに繋がります。
いざというときに慌てず済むよう、今この機会に、我が家の備えを見直してみましょう。
今回のアンケートで多く声が上がった「あかり」や「モバイルバッテリー」、「乾電池」をキーワードに電池防災グッズから備え始めてみませんか。
*1 防災意識アンケート2021(PDF:1.0MB)
対象者:全国の20~69歳男女 計2,000人
(内1,000人が5時間以上の停電経験者)
調査期間:2021年1月20日(水)~22日(金)
調査手法:インターネット調査
*2 出典:ESSEonline