エネループQ&A ~充電池の使いこなしについてチェック~
充電池と長く付き合うための使いこなしのコツについてお答えします。
充電池と長く付き合うには?
Q 充電池を長もちさせるための注意点は?
放電のしすぎに注意
充電池にとって放電のしすぎ(過放電)は、電池に大きなダメージを与え、大幅に寿命を縮める要因となります。長期保存する場合は、放電完了のタイミングで充電してから保管してください。また、1年に1度は充電することをおすすめします。
Q 充電池の性能維持の秘訣は?
充電のタイミングが大事
充電池は電池容量を全て使い切る前に充電することをおすすめします。
電池の使用状況をそろえる
充電池は充放電のたびに劣化します。また、保存しているだけでも少しずつ放電します。機器に使用する場合は、同時購入・同一品番・同時充電・同時使用をすることで電池性能の差が少なくなり、劣化を小さくすることができます。
いろいろな機器に使い回さない
充電池は、いろいろな機器に使えますが、機器により電池への負荷が異なります。異なる負荷で使用した電池を一緒に使うと寿命を縮める可能性があるので、ご使用の機器ごとに、グループ化してお使いください。
充電池にトラブル?こんな状態のときはどうする?
Q 充電池を入れても、機器が動かないときは?
以下の状態をご確認ください。
- 充電池の端子と機器の端子が確実に接触しているかご確認ください。
- 一度、他の機器で動作するか確認してください。
- 電池および機器の端子部に付着した目に見えない汚れをティッシュペーパーや布で除去してください。
Q 充電中、電池が熱くなるけど大丈夫?
異常ではありません。温度が下がってからご使用ください。
急速充電の場合、満充電時に充電池の表面が55℃程度(自動販売機のホット缶くらい)になります。これは正常な事象ですので問題はありません。
また、充電中に充電器自体が作動不具合の場合でも規定以上の温度になりますと内部の安全保護回路がはたらき自動的に充電を停止する機構となっています。
※ストーブやヒータのそばで充電しますと、ストーブやヒータの影響で保護回路が正常に作動しないことが想定されますので、ストーブやヒータなどの熱が直接当たるような場所での充電は行わないでください。
Q 電圧が1.2V でも機器は動くの?
一般的な機器では問題なく使用できます。
ニッケル水素電池の公称電圧は1.2 V となっており、乾電池の1.5 V より若干低くなっています。乾電池の電圧は、使用と共に1.5V から徐々に低下し一般的には0.9V までが使用範囲です。一方、充電池の電圧は、使用に伴う電圧変化が少なく、1.2 V 前後の電圧で安定しており一般的な機器では問題なく使用できます。
※使えない機器もありますので機器メーカーへお問合せください。
充電池の捨て方は?
Q 充電池を捨てるとき、どうすればいい?
充電池は「リサイクル」できます。
充電すればくり返し使える充電池にも寿命があります。不要になったニッケル水素電池は、貴重な資源を守るために家庭ゴミとして捨てずに、充電式電池リサイクル協力店へお持ちください。