HC-X2100信頼性と操作性


4K ハイプレシジョン AF
刻々と変化する現場で高精度な撮影を可能にするため、オートフォーカスの速度と追尾性能を追求。マイクロドライブ・フォーカスユニットの採用により、レンズユニットを微細に駆動。高速でしかもなめらかなフォーカス性能を実現しました。画面の奥から手前に寄ってくるような動きでも、フォーカスがなめらかに追従するため、動いているときのピント外れのない撮影が可能です。さらに一段階上のオートフォーカス性能を実現し、撮影時の信頼性を高めました。


これらの作例はすべてX2100で撮影したものです。画像は効果を説明するためのイメージです。
POINT ピント外れの失敗が大幅に減りました
モトクロスやアスリートの撮影など動く被写体の撮影を行うとき、被写体のピントが外れてしまうと撮影は失敗です。やり直しのできない撮影も多いですから、オートフォーカスの追従性はとても重要です。4KハイプレシジョンAFは、素早く被写体にフォーカスが合うだけでなく、激しく動く被写体の動きにもなめらかに追従するので、見やすく鮮明な動画撮影ができました。
顔検出/追尾 AE&AF
人の顔を検出し、自動でフォーカスを追従させる顔検出 AE&AFに加えて、3.5型静電式液晶モニターでタッチした被写体に追従する追尾 AE&AFを搭載しました。人物はもちろん、それ以外の動き回る被写体にも追従を可能にします。
また、専用に設計された光学レンズとセンサーの組み合わせが微妙な動きによるピント外れも抑え、高精度な撮影を実現します。


この作例はX2100で撮影したものです。画像は効果を説明するためのイメージです。
POINT 特定の人の表情にしっかり追従するのがいい
街中でのインタビュー取材や街頭ロケでは、画面内にたくさんの人物が入り込むこともあり、単純な顔検出では近くにいる別の人にピントが移ってしまうことがよくあります。しかし、HC-X2100は顔検出と色追尾のおかげで、被写体が動いてもきちんとフォーカスが追従します。歩きながらの撮影や複数の人と相談しているようなカットなど、撮影のバリエーションも広がります。
5軸ハイブリッド手ブレ補正
手首の縦・横や腕の上下・左右の動きだけでなく、回転方向も加えた5軸方向の手ブレを自動補正する5軸ハイブリッド手ブレ補正を搭載。毎秒4000回のジャイロセンサーが検知したブレを、手ブレ補正エンジンで高速処理して補正します。光学式と電子式で補正するハイブリッドシステムにより、高倍率ズーム時、歩行時、暗い場所など手ブレが起きやすい撮影場面でも、しっかりと自動補正して高品位な映像記録を可能にします。


これらの作例はすべてX2100で撮影したものです。画像は効果を説明するためのイメージです。
POINT ロケ撮影の強い味方
手ブレ補正がしっかりとしているので、きちんとカメラを保持できないような場合でも安定した画面での撮影ができますし、ローアングル撮影やカメラを高く持ち上げて撮るような不安定になりがちなシチュエーションでも安心です。
[ボールO.I.S.機構]
レンズシステム内のドライブ部に、従来の滑り軸受ではなくボール軸受を採用したことで、駆動時の摩擦が低減。ズーム時でもレンズがなめらかに動き、細かい振動の手ブレの補正を大きく改善させています。
大容量バッテリー
バッテリー交換による撮影機会のロスをなくし、より長時間の撮影を行うため、業務用の大容量バッテリーを採用しました。4K60pの撮影時でも、最長約4時間35分もの長時間撮影ができます。
- バッテリーの使用時間は、目安としてご活用ください。
- 長時間撮影する場合は、撮影したい時間の3~4倍のバッテリーを準備してください。低温時など使用状況によっては、バッテリー連続撮影時間は変わります。

別売オプション

バッテリーパック AG-VBR59※
7.28V/5900mAh
メーカー希望小売価格 26,400円(税込)

バッテリーチャージャー AG-BRD50※
メーカー希望小売価格 33,000円(税込)
※上記「AG品番」は法人向け(放送・業務用映像システム)ルートでの取扱いとなります。
ダブルSD(リレー/バックアップ)/プリREC記録
記録メディアには、コンパクトなSDカードを採用。SDカードスロットは2基装備しており、4K撮影時でも、リレー撮影やバックアップ撮影が行えるほか、FHD撮影時は、スロット1でシーンごとの撮影を記録、スロット2では常時記録を続けるといったことも行えます。メモリー交換によるロスを防ぎ、万一の撮影失敗を防ぐなど、高精度な撮影をサポートします。

■バックグラウンド記録※1


■リレー記録※2


■サイマル記録(同時記録)


※1 MOV/MP4 FHD記録時に可能。
※2 切り換え時に、音声が一瞬途切れます。
※ 4K撮影にはSDXCカードを推奨しています。
■インターバルREC記録


■プリREC記録


※ 4K撮影にはSDXCカードを推奨しています。
POINT 不意の撮影機会を逃さず撮れます
取材中のメモリー交換も撮影機会を逃してしまいがちで怖いですね。ダブルSDのリレー撮影ならば、メモリー交換時でも撮影が途切れないので安心です。メモリー交換も余裕のあるときにできるのも便利です。プリREC記録は突発的に撮影したい場面が現れたときでも撮り逃すことなく撮影ができます。ドキュメンタリー番組など、台本通りに撮影ができない場面では頼りになる機能です。
サイズと重量
片手でもしっかりとホールドできるハンディタイプのデザインと、質量約1500g※1/長さ約267mm※2の小型軽量が長時間の撮影やさまざまな現場で高い機動力を発揮し、撮影者をサポートします。
※1 ハンドルユニット、レンズフード、バッテリー、アイカップを含む。
※2 レンズ面からビューファインダーまでの本体の長さ。レンズフード、アイカップを含む。

POINT 持ち運びもしやすく、さまざまな撮影が可能
取材中には常に持ち歩くカメラですから、小型・軽量であることはありがたいですね。片手でも撮影ができるサイズなので、狭い場所などで取り回しがしやすいので安心して使えます。ディレクターが持ち歩く取材用カメラとしては、大きな武器になると思います。
機能的な操作性
わかりやすく確実な操作を実現するため、操作ボタンや入出力端子を機能的に配置しました。本体右側面のLCDモニター内には、SDカードスロットのほか設定などを行う操作ボタンを、レンズ部分やボディ下部には、マニュアル操作を含めた撮影に関わる機能ボタンを配置しました。左側面部には、マイク端子やUSB端子、リモート端子を備えます。背面部は撮影のための録画スタートボタンのほか、HDMI端子、3G-SDI(BNC端子)、ヘッドホン端子などを装備しました。また、ハンドル部分には、外部マイクのための入力切り替えやレベル調整などの操作ボタンを備えています。


POINT 撮影に集中できるボタン類の機能的な配置
撮影操作のためのボタン数が整理され、戸惑うことなく撮影できるので安心です。ボタン類も機能別に配置されているのでわかりやすく、操作を覚えるのもラクでした。現場で必要になる機能を備えながら、簡単に使えるのはうれしいです。SDメモリーやバッテリー交換もしやすいですし、マスターモニターとの接続もスムーズに行えるので使い勝手が良いです。
マニュアルリング
本格的な撮影を行うためのマニュアル操作のための操作性にもこだわりました。マニュアルリングは2連リングを採用し、前側はフォーカス調整専用、後ろ側はズーム操作・アイリス調整・アイリス/AEレベル調整の切替が可能です。アイリス調整/ゲイン調整/シャッター速度といった使用頻度の高いボタンは専用のボタンを用意してダイレクトに機能を呼び出しできます。
このほかの機能は、メニューボタンで操作メニューを呼び出し、ジョグダイヤルで快適に操作できます。少ないボタン配置ながらも、本格的なマニュアル撮影が行えます。

POINT マニュアル撮影も直感的に行えます
マニュアル操作で撮影をする場合でも、フォーカス調整とズームやアイリス、AE調整を2つのリングで操作できるので、直感的に使えますし、マニュアル撮影ならではの微妙な操作もしやすいです。機能の割り当てもダイヤル操作で手軽に行えるのは良いですね。本格的な撮影がスムーズに行えるので、マニュアル撮影の機会も増えそうです。
[マニュアル撮影時の操作性]
マニュアル撮影時には、2連リングの後ろ側リングをズームに割り当てた場合、ジョグダイヤルでアイリス機能の操作ができます。実用を考えて、各操作ボタン類の機能を割り振ることで、より直感的な操作が行えるようになっています。

[USERボタン]
よく使う機能を登録しておくことで、ダイレクトに機能を選択できるUSERボタンを採用。本機のUSERボタンが6つ、液晶モニターに表示されるUSERボタンが7つあり、それぞれに好みの機能を設定できます。使い方に合わせてより使いやすく最適化できます。

3.5型静電式タッチ液晶モニター/0.39型 OLEDビューファインダー
高画質約276万ドットの3.5型静電式タッチ液晶モニター(16:9)を搭載し、晴天時の明るい日差しの中でも優れた視認性を実現しました。また、静電式のタッチコントロールに対応しており、画面の被写体に触れるだけでフォーカスを合わせることもできます。
応答速度が速くきめ細やかで見やすい0.39型 OLEDディスプレイを採用した、高精細約177万ドットのビューファインダーを新搭載、被写体の細部に至るまで階調豊かに映し出します。
また、モニターとビューファインダーの同時出力に対応しているためファインダー使用時、タッチ液晶モニターにも画像を表示できます。

この画像におけるモニター・ファインダーのはめ込み作例はX2100で撮影されたものです。画像は効果を説明するためのイメージです。
POINT 視認性に優れ、屋外での撮影がしやすい
ビューファインダーは高精細で見やすいですし、大型のアイカップは昼間の屋外でも外光を遮断しやすいので、映像の確認がしやすかったです。液晶モニターも解像度は十分ですし、アングルの自由度が高いのでローアングル撮影などでは頼りになります。タッチ操作の操作感もよく、使いやすいです。ビューファインダーと液晶モニターを同時表示できるのも、撮影条件に合わせてスムーズに使い分けができて便利です。
着脱式ハンドルユニット装備
使い方に合わせて着脱できるハンドルユニットを装備。携行時に役立つほか、ローアングル撮影などさまざまな姿勢での撮影で活用できます。また、外部マイクが接続できるXLR音声入力端子を2系統備え、48kHz/24bitのハイレゾ音声収録に対応。音声レベル調整などの操作もできます。また、LEDライトを内蔵しており、ライト光量の調整も可能です。

使い方に合わせてハンドル部は手軽な操作で着脱が可能。
USB Type-C/3G-SDI(BNC端子)
本体背面にUSB Type-Cを新搭載。給電や充電に対応。ロケ撮影中にバッテリーの残量がなくなってもモバイルバッテリー※で給電しながら撮影できるので、あと少しねばりたい時などに便利です。
※動作確認済みのモバイルバッテリーの情報は当社サポートサイトをご確認ください。くわしくはこちら

USB Type-C 搭載
本体背面には3G-SDI(BNC端子)を備え、業務用マスターモニターやレコーダーと接続でき、屋外での外部モニターを使った映像確認なども行えます。さらに最長100mの距離で映像を伝送でき、現場からの中継やスタジオでの映像伝送といった用途にも対応。また、SDIとHDMIの同時出力も可能で2か所で同時にモニターチェックができるなどスムーズな運用を実現し、プロフェッショナルな現場のニーズに応えます。

3G-SDI(BNC端子)
マスターモニターとの接続やレコーダーへの外部出力が可能な3G-SDI(BNC端子)を装備。
商品特長
これらの画像におけるモニターのはめ込み作例はX2100で撮影されたものです。画像は効果を説明するためのイメージです。
注意事項
- 各機能は、すべての環境下での効果を保証するものではありません。
- 写真・イラストの内容はイメージです。
- 製品の色は実際の色と若干異なる場合があります。