HC-X2000信頼性と操作性

信頼性と操作性 信頼性と操作性

4K ハイプレシジョン AF

刻々と変化する現場で高精度な撮影を可能にするため、オートフォーカスの速度と追尾性能を追求。マイクロドライブ・フォーカスユニットの採用により、レンズユニットを微細に駆動。高速でしかもなめらかなフォーカス性能を実現しました。画面の奥から手前に寄ってくるような動きでも、フォーカスがなめらかに追従するため、動いているときのピント外れのない撮影が可能です。さらに一段階上のオートフォーカス性能を実現し、撮影時の信頼性を高めました。

POINT ピント外れの失敗が大幅に減りました

競技を行うアスリートの撮影を行うとき、被写体のピントが外れてしまうと撮影は失敗です。やり直しのできない撮影も多いですから、オートフォーカスの追従性はとても重要です。4KハイプレシジョンAFは、素早く被写体にフォーカスが合うだけでなく、激しく動く選手の動きにもなめらかに追従するので、見やすく鮮明な動画撮影ができました。得点シーンなど、重要な場面での失敗が減り、安心して使えます。

顔検出/追尾 AE&AF

人の顔を検出し、自動でフォーカスを追従させる顔検出 AE&AFに加えて、3.5型静電式タッチ液晶モニターで指定した色に追従する追尾 AE&AFを搭載しました。人物はもちろん、それ以外の動き回る被写体にも追従し高精度な撮影を可能にします。

POINT 特定の人の表情にしっかり追従するのがいい

街中でのインタビュー取材や街頭ロケでは、画面内にたくさんの人物が入り込むこともあり、単純な顔検出では近くにいる別の人にピントが移ってしまうことがよくあります。しかし、HC-X2000は顔検出と色追尾のおかげで、被写体が動いてもきちんとフォーカスが追従します。歩きながらの撮影や複数の人と相談しているようなカットなど、撮影のバリエーションも広がります。

[1/2.5型高感度MOSセンサー]

撮像素子には、1/2.5型高感度MOSセンサーを採用。専用に設計された光学レンズとの連携で焦点距離が深くでき、微妙な動きによるピントの外れが生じにくいことが特長です。4KハイプレシジョンAFとの組み合わせで、高いフォーカス性能を実現しました。
また、画素サイズを今までの約1.7倍に拡大。よりたくさんの光を集めるので、暗い場所でもざらつきを抑えてより高感度な撮影を可能にします。

※当社従来品HC-X1000比

5軸ハイブリッド手ブレ補正

手首の縦・横や腕の上下・左右の動きだけでなく、回転方向も加えた5軸方向の手ブレを自動補正する5軸ハイブリッド手ブレ補正を搭載。毎秒4000回のジャイロセンサーが検知したブレを、手ブレ補正エンジンで高速処理して補正します。光学式と電子式で補正するハイブリッドシステムにより、高倍率ズーム時、歩行時、暗い場所など手ブレが起きやすい撮影場面でも、しっかりと自動補正して高品位な映像記録を可能にします。

この作例はX2000で撮影したものです。画像は効果を説明するためのイメージです。

POINT 歩き回りながらのロケ撮影の強い味方

カメラを持ったまま動いて撮影するケースも少なくありません。また、街の中の様子を歩きながら撮影することも多いです。手ブレ補正がしっかりとしているので、きちんとカメラを保持できないような場合でも安定した画面での撮影ができますし、ローアングル撮影やカメラを高く持ち上げて撮るような不安定になりがちなシチュエーションでも安心です。

[ボールO.I.S.機構]

レンズシステム内のドライブ部に、従来の滑り軸受ではなくボール軸受を採用したことで、駆動時の摩擦が低減。ズーム時でもレンズがなめらかに動き、細かい振動の手ブレの補正を大きく改善させています。

大容量バッテリー

バッテリー交換による撮影機会のロスをなくし、より長時間の撮影を行うため、業務用の大容量バッテリーを採用しました。4K60pの撮影時でも、最長約4時間35分もの長時間撮影ができます。大容量化を果たしながらもボディ内に収まるサイズとし、バッテリー部がはみ出すことによる取り回しの悪さが生じません。

※この作例はHC-X1500で撮影したものです。画像は効果を説明するためのイメージです。

※撮影開始/ 停止、電源のON/OFF、ズームなどの操作をしたときの撮影時間の目安です。実際には、これよりも短くなる場合があります。
●バッテリーの使用時間は、目安としてご活用ください。
●長時間撮影する場合は、撮影したい時間の3~4倍のバッテリーを準備してください。低温時など使用状況によっては、バッテリー連続撮影時間は変わります。

POINT 長時間の撮影でも安心して使えます

4K60pでの撮影で約4時間半もの長時間撮影ができるのはとてもありがたいです。バッテリー交換の回数が減らせるので撮影機会を逃すことがありませんし、トレッキングの撮影のような長時間連続して撮影を行うときでも安心です。交換用のバッテリーをたくさん持ち運ぶ必要もないので、屋外での撮影で負担が少ないのもうれしいですね。

別売オプション

バッテリーパック AG-VBR59
バッテリーパック AG-VBR59

7.28V/5900mAh
メーカー希望小売価格 26,400円(税込)

バッテリーチャージャー AG-BRD50
バッテリーチャージャー AG-BRD50

メーカー希望小売価格 33,000円(税込)

バッテリーパック VW-VBD58
バッテリーパック VW-VBD58
7.2V/5800mAh

メーカー希望小売価格 26,400円(税込)

※上記「AG品番」は法人向け(放送・業務用映像システム)ルートでの取扱いとなります。

ダブルSD(リレー/バックアップ)/プリREC記録

記録メディアには、コンパクトなSDカードを採用。SDカードスロットは2基装備しており、4K撮影時でも、リレー撮影やバックアップ撮影が行えるほか、フルHD撮影時は、スロット1でシーンごとの撮影を記録、スロット2では常時記録を続けるといったことも行えます。メモリー交換によるロスを防ぎ、万一の撮影失敗を防ぐなど、高精度な撮影をサポートします。

■バックグラウンド記録※1
■リレー記録※2
■サイマル記録(同時記録)

※1 MOV フルHD記録時に可能。
※2 切り換え時に、音声が一瞬途切れます。
※ 4K撮影にはSDXCカードを推奨しています。

■インターバルREC記録
■プリREC記録

※ 4K撮影にはSDXCカードを推奨しています。

POINT 不意の撮影機会を逃さず撮れます

取材中のメモリー交換も撮影機会を逃してしまいがちで怖いですね。ダブルSDのリレー撮影ならば、メモリー交換時でも撮影が途切れないので安心です。メモリー交換も余裕のあるときにできるのも便利です。プリREC記録は突発的に撮影したい場面が現れたときでも撮り逃すことなく撮影ができます。ドキュメンタリー番組など、台本通りに撮影ができない場面では頼りになる機能です。

サイズと重量

従来モデルのX1000と比べ、体積比で約60%、重量比では1780gに対して約1500gと約85%までの小型軽量化を実現しました。片手でもしっかりとホールドできるハンディタイプのデザインと合わせ、さまざまな現場で高い機動力を発揮します。

POINT 持ち運びもしやすく、さまざまな撮影が可能

取材中には常に持ち歩くカメラですから、小型・軽量であることはありがたいですね。片手でも撮影ができるサイズなので、歩き撮りなどのさまざまな撮り方ができますし、狭い場所などでも取り回しがしやすいので安心して使えます。ディレクターが持ち歩く取材用カメラとしては、大きな武器になると思います。

機能的な操作性

わかりやすく確実な操作を実現するため、操作ボタンや入出力端子を機能的に配置しました。本体右側面のLCDモニター内には、SDカードスロットのほか設定などを行う操作ボタンを、レンズ部分やボディ下部には、マニュアル操作を含めた撮影に関わる機能ボタンを配置しました。左側面部には、マイク端子やUSB端子、リモート端子を備えます。背面部は撮影のための録画スタートボタンのほか、HDMI端子、3G-SDI(BNC端子)、ヘッドホン端子などを装備しました。また、ハンドル部分には、外部マイクのための入力切り替えやレベル調整などの操作ボタンを備えています。

POINT 撮影に集中できるボタン類の機能的な配置

撮影操作のためのボタン数が整理され、戸惑うことなく撮影できるので安心です。ボタン類も機能別に配置されているのでわかりやすく、操作を覚えるのもラクでした。現場で必要になる機能を備えながら、簡単に使えるのはうれしいです。SDメモリーやバッテリー交換もしやすいですし、マスターモニターとの接続もスムーズに行えるので使い勝手が良いです。

マニュアルリング

本格的な撮影を行うためのマニュアル操作のための操作性にもこだわりました。マニュアルリングは2連リングを採用し、前側はフォーカス調整専用、後ろ側は切り替えにより、ズーム操作・アイリス調整・アイリス/AEレベル調整の切替が可能です。アイリス調整/ゲイン調整/シャッター速度といった使用頻度の高いボタンは専用のボタンを用意してダイレクトに機能を呼び出しできます。このほかの機能は、メニューボタンで操作メニューを呼び出し、ジョグダイヤルで快適に操作できます。少ないボタン配置ながらも、本格的なマニュアル撮影が行えます。

POINT マニュアル撮影も直感的に行えます

マニュアル操作で撮影をする場合でも、フォーカス調整とズームやアイリス、AE調整を2つのリングで操作できるので、直感的に使えますし、マニュアル撮影ならではの微妙な操作もしやすいです。機能の割り当てもダイヤル操作で手軽に行えるのは良いですね。本格的な撮影がスムーズに行えるので、マニュアル撮影の機会も増えそうです。

[マニュアル撮影時の操作性]

マニュアル撮影時には、2連リングの後ろ側リングをズームに割り当てた場合、ジョグダイヤルでアイリス機能の操作ができます。実用を考えて、各操作ボタン類の機能を割り振ることで、より直感的な操作が行えるようになっています。

[USERボタン]

よく使う機能を登録しておくことで、ダイレクトに機能を選択できるUSERボタンを採用。USERボタンは5つあり、それぞれに好みの機能を設定できます。使い方に合わせてより使いやすく最適化できます。

EVFと3.5型静電式タッチ液晶モニター/着脱ハンドル/3G-SDI(BNC端子)

液晶モニターは、新開発の3.5型静電式タッチ液晶モニター(約276万画素 16:9)を採用。高輝度化を実現。晴天時の明るい日差しの中でも優れた視認性を実現しました。また、静電式のタッチコントロールに対応しており、画面の被写体に触れるだけでフォーカスを合わせることもできます。そして、EVFは3.5型静電式タッチ液晶モニターとの同時出力に対応しているため、EVFの使用を問わず、常にタッチ液晶モニターにも画像を表示できます。

タッチコントロール可能なモニター 3.5型静電式タッチ液晶モニターで、各種のタッチ操作にも対応。

使い方に合わせて着脱できるハンドルユニットを装備。携行時に役立つほか、ローアングル撮影などさまざまな姿勢での撮影で活用できます。また、外部マイクが接続できるXLR音声入力端子を2系統備え、48kHz/24bitのハイレゾ音声収録に対応。音声レベル調整などの操作もできます。また、LEDライトを内蔵しており、ライト光量の調整も可能です。

着脱式のハンドル 使い方に合わせてハンドル部は手軽な操作で着脱が可能。

本体背面には3G-SDI(BNC端子)を備え、業務用マスターモニターやレコーダーと接続でき、屋外での外部モニターを使った映像確認なども行えます。さらに最長100mの距離で映像を伝送でき、現場からの中継やスタジオでの映像伝送といった用途にも対応。業務用機器とスムーズに連携し、プロフェッショナルな現場のニーズに応えます。

SDI端子 マスタモニターとの接続やレコーダーへの外部出力が可能なSDI端子を装備。

POINT 視認性に優れ、屋外での撮影がしやすい

ビューファインダーは高精細で見やすいですし、大型のアイカップは昼間の屋外でも外光を遮断しやすいので、映像の確認がしやすかったです。液晶モニターも解像度は十分ですし、アングルの自由度が高いのでローアングル撮影などでは頼りになります。タッチ操作の操作感もよく、使いやすいです。ビューファインダーと液晶モニターを同時表示できるのも、撮影条件に合わせてスムーズに使い分けができて便利です。

商品特長

コンセプト

信頼性と操作性

4K60pの高画質撮影

この画像におけるモニターのはめ込み作例はX2000で撮影されたものです。画像は効果を説明するためのイメージです。

多彩な撮影機能&オプション

FIRMWARE UPDATE Ver.1.4

注意事項

●LEICA/ライカはライカマイクロシステムズ IR GmbHの登録商標です。
●DICOMAR/ディコマーはライカカメラ AGの登録商標です。
●Dolby、ドルビー、Dolby Audio及びダブルD記号はドルビーラボラトリーズの商標です。
●Wi-Fi CERTIFIED™ロゴは、Wi-Fi Alliance®の認証マークです。Wi-Fi®は、Wi-Fi Alliance®の登録商標です。
●Wi-Fi Protected Setup™ロゴは、Wi-Fi Alliance®の認証マークです。
●AVCHD、AVCHD Progressive、およびAVCHD Progressiveのロゴはパナソニックホールディングス株式会社とソニー株式会社の商標です。
●HDMI、High-Definition Multimedia Interface、およびHDMIロゴは、米国およびその他の国におけるHDMI Licensing Administrator,Inc.の商標または、登録商標です。
●SDXCロゴはSD-3C,LLCの商標です。
●各機能は、すべての環境下での効果を保証するものではありません。
●画面はハメ込み合成写真です。
●写真・イラストの内容はイメージです。
●製品の色は実際の色と若干異なる場合があります。