Panasonic QualityNEW 衣類乾燥除湿機 ものづくりのこだわり


パナソニックの除湿機は、生活者の声や環境の変化をつかんで
進化を続けてきました。
パナソニックのものづくりは、
社会のニーズに応える技術進化の歴史です。
★1:F-YEX120Bと当社従来品F-YHVX120における消費電力の比較(JIS基準による)。ただし乾燥時間は長くなります。※1
パナソニックの衣類乾燥除湿機 技術進化の歴史
1963年にコンプレッサー、1998年にデシカントを発売。
2015年には、ご使用いただいている方々の声を反映し、
商品名を除湿機から衣類乾燥除湿機に。
衣類乾燥をサポートする製品の可能性を追求し、
社会のニーズに応えるものづくりを続けています。

一年中パワフルに除湿できるハイブリッド方式を世界で初めて開発。ハイブリッド方式の累計販売台数は、2019年に100万台を突破しました。
★2:家庭用除湿機において。当社商品F-YHA100(2005年5月発売)

部屋干しニーズをとらえ、名称を衣類乾燥除湿機に変更。衣類乾燥の道具としての性能を追求しています。

限られたスペースでも、洗濯物の真下から効率よく乾かせるコンパクトモデルを開発。
そして2024年、省エネ性★1にすぐれた
新方式 エコ・ハイブリッド方式を開発

昨今の電気代高騰を受けて、消費電力を抑えたモデルの開発に取り組みました。
その結果生まれた最新モデルは、コンプレッサー方式と空冷除湿方式で、2回水分を搾り取る新方式を採用。
1年中使える除湿性能と消費電力約1/3★1を実現しました。
消費電力1/3★1実現のために、空冷式熱交換器を搭載
★1:F-YEX120Bと当社従来品F-YHVX120における消費電力の比較(JIS基準による)。ただし乾燥時間は長くなります。※1
新モデル開発にあたって、
現行機種と同等の除湿性能を維持しながら、消費電力を1/3に削減するという目標を設定し、開発を進めました。
この目標を達成するための鍵となったのが、「空冷式熱交換器」の採用です。


エコハイブリッド方式の除湿機の内部構造
冷却器と放熱器のあいだに空冷式熱交換器が挟まれている
消費電力の大きいヒーターではなく、空気の力だけで湿気を効率よく除去できないかという発想に基づき、
乾燥性能と省エネ性★1を両立する新たな除湿方式の開発に踏み出すことを決めました。
★1:F-YEX120Bと当社従来品F-YHVX120における消費電力の比較(JIS基準による)。ただし乾燥時間は長くなります。※1
エコ・ハイブリッド方式のしくみを動画で見る
本体サイズは従来モデルと同等に
除湿・衣類乾燥の効率が良くても、本体が大きすぎて毎日使えなければ意味がありません。
そこで、パナソニックは、高効率と、従来モデルと同等のサイズの維持の両立を追求しています。
形状へのこだわり

空冷式熱交換器の試作品(上)と完成品(下)
ほかの機構を設置するスペースを確保しながら、表面積を確保して除湿効率を最大限まで高めるため、完成品のほうは角がカットされ、全体の厚みもスリムになっている
1つのファンで最適な空気の流れを作る

本体のサイズを抑えるために、ひとつのファンで、それぞれがいちばん良い効率で機能するよう、本体内を通る風量を調整
空冷式熱交換器でも空気の流れを制御

空冷式熱交換器の拡大画像
本体を軽く保つため、ポリスチレンを採用。
150枚以上を積層するため、0.1㎜まで幅にこだわって配置
一年中使える除湿性能
エコ・ハイブリッド方式は、コンプレッサー方式と同じ傾向の弱点を持っています。
それは、温度が低い環境では性能を発揮しにくいこと。
周りの温度が低すぎると、冷却器が冷えすぎてしまい、
霜がついて空気が通りにくくなってしまいます。
日本には冬があるため、商品化するにはこの課題をクリアする必要がありました。


本体サイズを維持するためには、この課題をできるだけシンプルな仕組みで解決する必要があります。
そこで搭載したのが「バイパス風路」です。
バイパス風路は、一年中除湿するメインの風路とは別の風の通り道で、
この風路を開け閉めすることで、外からの空気が通る量を調整します。
気温が高いとき
バイパス風路を開く

冷却器を冷やし、しっかり除湿できるように、放熱器に風を当てて熱を逃がす。
気温が低いとき
バイパス風路を閉じる

バイパス風路を閉じることでメイン風路の風量を増やし、冷却器の凍結を防ぐ。
使い勝手へのこだわり
消費電力や1年中使えることへの工夫はもちろん、毎日快適に使っていただくために、
さまざまなこだわりをちりばめています。
大量の洗濯物を一気に乾かすワイド送風

新モデルでも約165㎝*のワイド送風を叶えるために、吹出口の両端に角度をつけて調整
*吹き出し口より高さ50cmにおいて
無響室での作動音量測定

試作機を作るたびに、無響室で除湿機の前後左右にマイクをおいて、音量を測定
実際の家での実聴試験

実際の住宅のフローリングの上で、社員が耳で聞いて、作動音に問題がないか判断する
パナソニックの衣類乾燥除湿機として初めて、
2024年度省エネ大賞資源エネルギー庁長官賞を受賞


※1:〈除湿性能〉JIS基準による除湿量12.5L/日の消費電力、F-YEX120B(225W)と当社従来品F-YHVX120(715W)との比較。〈衣類乾燥性能〉JEMA自主基準[JEMA-HD090:2017](60Hz20℃・衣類量約2kg)における消費電力量と乾燥時間、F-YEX120B(312Wh・約90分)と当社従来品F-YHVX120(885Wh・約75分)との比較。なお、実使用時の乾燥時間は、設置環境や衣類の種類・量・干し方により異なります。