イワシの旬はいつ?種類ごとの違いと特徴を解説

イワシの旬と栄養についての監修:検見﨑 聡美(けんみざき さとみ) 
ライター:UP LIFE編集部
2023年11月20日
食・レシピ

脂がのって栄養たっぷりな旬のイワシはおいしいですが、種類によって旬の時期が違うことをご存知でしょうか。この記事では、イワシの旬や種類、栄養、またイワシが簡単に調理できる電気圧力鍋を使ったレシピをご紹介します。

日本で流通しているイワシは3種類!マイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシ

イワシは日本海沿岸に生息する回遊魚で、その種類によっても旬が変わります。日本においてイワシと呼ばれるのは、主にマイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシの3種類です。ここからはイワシの種類ごとに、旬や特徴を解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

イワシは種類ごとに味や食べ方が全然違う!それぞれの旬と特徴

3種類のイワシについて、旬や特徴をそれぞれ解説します。

【マイワシ】6~10月頃の旬には脂がのって刺身なども絶品!

写真:マイワシ

日本でよく食べられているのがマイワシで、一般的に「イワシ」と言うとこのマイワシを指すことが多いです。マイワシは、主に6~10月頃の初夏から秋口にかけて旬を迎えると言われています。
マイワシは春に北上し、秋に南下します。この南下してきたマイワシは脂がのっておいしいとされています。調理も、刺身やつみれなど幅広く楽しめます。

体の側面に斑点が並んでいるのが特徴的で、大きさは20cm前後のものが多いです。マイワシは、大きさによって名前の変わる出世魚です。稚魚であればしらす、10cm未満であればアオコやヒラゴ、10cm前後ならコバ、15cm前後ならチュウバ、20cm前後ならオオバなどと呼ばれます。オイルサーディンにも加工されます。

【カタクチイワシ】旬は9月~1月頃で加工品も美味

写真:カタクチイワシ

カタクチイワシの旬は、9月~1月頃とされていますが、産地により旬が異なり、産卵前後以外であれば、1年中味わえるイワシと言えるでしょう。
カタクチイワシは、15cmほどで3種のイワシの中では小さく、タタミイワシ、煮干しやアンチョビなどに加工されることが多いです。

【ウルメイワシ】10月から2月が旬!鮮度が落ちやすいので干物や加熱調理に

写真:ウルメイワシ

ウルメイワシは、10月から2月が旬とされるイワシです。鮮度が落ちやすいため、干物や加熱調理に向いています。そのため、丸干しや目刺しで店頭に並ぶことが多いです。
目が大きく頭が小さいのが特徴で、3種類のイワシの中でも大きく、40cmを超える場合もあると言われています。

「DHA」「EPA」「カルシウム」「ビタミンB2」が豊富!イワシの栄養とその働き

イワシの栄養①DHA

イワシにはDHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれており、このDHAは、脳および神経組織の発育、機能を高めるのに役立ち、また血圧を下げる効果が期待できると言われています。

イワシの栄養②EPA

イワシに含まれるEPA(イコサペンタエン酸)は、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあるとされています。

イワシの栄養③カルシウム

骨の成長に欠かせないカルシウムが、イワシには豊富に含まれています。

イワシの栄養④ビタミンB2

イワシは、皮膚や髪、爪の細胞再生に必要なビタミンB2などが豊富です。

このようにイワシには、栄養が豊富に含まれているので、旬の時期にはぜひ積極的に食卓に取り入れたい食材です。

旬のイワシは、脂がのって絶品になる!

写真:旬のイワシ

旬のイワシは脂がよくのっていて、その身を口に入れるととろけるような舌触りが味わえます。新鮮なものなら、刺身や塩焼きなどシンプルな調理方法もおいしいですし、煮つけにするのもおすすめです。旬のイワシは栄養も豊富なため、時期を逃さずにおいしくいただきましょう。

イワシの簡単でおいしい食べ方とは?骨まで食べられる「電気圧力鍋」を使った簡単レシピを紹介!

魚料理はどうしても面倒なイメージがありますが、パナソニックの「電気圧力鍋」を使って調理すれば、手間いらずで骨ごと食べられるおいしい料理がつくれます。ここからは、その中でもおすすめのイワシレシピを2つ紹介します。

絶品!イワシのしょうが煮レシピ

写真:イワシのしょうが煮

骨まで食べられて、栄養満点!イワシの下処理も簡単です。セットしたらあとはほったらかしでOKです。

【材料(4人分)】

  • イワシ(12~15cmの小イワシ)…12尾
  • しょうが(皮つきのまま細切り)…15g

A

  • 酒…大さじ3
  • 砂糖…大さじ3
  • 濃口しょうゆ…大さじ3
  • みりん…大さじ2
  • 水…100mL

【作り方】
①イワシの頭と内臓を取って洗う。
②Aの調味料を、合わせてよく溶かす。
③圧力なべに①を並べ、しょうがと②を入れる。キッチンペーパーで落としぶたをする。
④ふたを閉め、おもりを「密閉」に合わせ、「圧力調理/15~20分」で調理する。
※イワシの大きさによって設定時間を調節する。
⑤圧力表示ピンが下がったら、「取消/切」ボタンを押し、ふたを開ける。

※ このレシピは、パナソニックの電気圧力なべ SR-MP300を使用して作成しています。
総調理時間の目安:「調理スタート」ボタンを押してから、圧力ピンが下がり、ふたを開けられるまでの時間の目安です。下ごしらえ、「煮込み」の時間は含みません。
圧力調理、総調理時間の目安:40分

大人気!イワシの酢煮レシピ

写真:イワシの酢煮

さっぱりとした味付けで、飽きずに食べられる料理です。

【材料(4人分)】

  • イワシ(12~15cmの小イワシ)…12尾
  • しょうが(皮付きのまま細切り)…15g
  • 梅干し…1個

A

  • 酢…大さじ3
  • みりん…大さじ3
  • 酒…大さじ3
  • 濃口しょうゆ…大さじ2
  • 水…100mL

【作り方】
①イワシは頭と内臓を取って洗う。
②Aの調味料は、合わせておく。
③圧力なべに①を並べ、しょうが、種を取り適当な大きさにちぎった梅干し、②を入れる。キッチンペーパーで落としぶたをする。
④ふたを閉め、おもりを「密閉」に合わせ、「圧力調理/15~20分」で調理する。
※イワシの大きさによって設定時間を調節する。
⑤圧力表示ピンが下がったら、「取消/切」ボタンを押し、ふたを開ける。

※ このレシピは、パナソニックの電気圧力なべ SR-MP300を使用して作成しています。
総調理時間の目安:「調理スタート」ボタンを押してから、圧力ピンが下がり、ふたを開けられるまでの時間の目安です。下ごしらえ、「煮込み」の時間は含みません。
圧力調理、総調理時間の目安:40分

「電気圧力鍋」なら火加減の調節もおまかせ!圧力調理で小魚は骨までやわらかに

パナソニックの「電気圧力なべ SR-MP300」は、調理の際に火を使わず、自動で火加減を調整できるので、手間なく安心して調理できます。
豚の角煮や黒豆の煮物などの煮込み料理がつくれる他、イワシなどの小魚を使った料理も圧力調理だから骨までやわらかく、まるごと食べられます。
材料を切って鍋に入れてセットし、あとは放っておくだけなので、だれでも簡単に本格調理が可能です。
また、カレーであれば4~5人分つくれる大容量ですが、キッチンに馴染むコンパクトサイズで収納や持ち運びもしやすくなっています。

※ 出来上がりには、さらに煮込み・味付けが必要なレシピもあります。

圧力調理だから調理時間を短縮!

写真:電気圧力なべ SR-MP300

「電気圧力なべ SR-MP300」は、鍋内に圧力をかけることで、短時間で調理が行えます。
例えば、「イワシのしょうが煮」であれば普通の鍋で調理した場合、約120分かかりますが、これなら約40分と約1/3まで時間短縮ができます。
無水調理もでき、栄養とうまみを生かすヘルシーな料理も可能です。
下ごしらえをした食材を鍋に入れてほったらかすだけで料理が完成するので、付きっ切りで火加減を調整する手間も無く、キッチンを離れて他の家事を済ませることもできます。

※ 調理時間は圧力調理の設定時間+約25~50分(圧力が上がるまでの時間に圧力調理後の蒸らし時間を加えたもの)になります。

まとめ

旬のイワシは脂がのっておいしいだけでなく、栄養も豊富です。イワシのおいしさ、栄養を余すところなく食べるなら、電気圧力鍋があると便利です。ぜひ、旬のイワシを日々の料理に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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イワシの旬と栄養についての監修

写真:検見﨑 聡美(けんみざき さとみ)

検見﨑 聡美(けんみざき さとみ)

料理研究家、管理栄養士。赤堀栄養専門学校卒業後、料理研究家のアシスタントを務める。独立後はテレビや雑誌、書籍等を中心に活躍。体にやさしく初心者でも手軽に作れる料理に定評がある。

2023年11月20日 食・レシピ

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