ごはんを上手に冷凍保存!おいしさをキープする方法を解説
ライター:UP LIFE編集部
2023年10月4日
食・レシピ
余ったごはんを冷凍すると、解凍後のごはんがパサついたり、硬くなってしまったりと、おいしく感じられないということがあるのではないでしょうか。この記事では、ごはんのおいしさをキープする冷凍のコツと、おいしく解凍する方法について解説します。
ごはんの冷凍の仕方で味に差が出る!?
炊きたてのごはんがおいしく感じるのは、ごはんにほんのりとした甘みと香り、そしてふっくらと適度な粘りがあるからです。特にごはんの適度な粘りは、お米と水分を加熱することでお米のでんぷんが糊のような状態になること(糊化)で生まれ、おいしさの決め手になると言われています。
一方、炊いてから時間がたったごはんは、水分が抜けていき、でんぷんが老化することで、パサついたり、硬くなったりして味も風味も落ちます。つまり、ごはんをおいしく保存するには、ごはんの水分を逃さないように熱いうちに冷凍することが大切です。
ごはんをおいしく冷凍するための3つのコツと注意点
ごはんをおいしく冷凍保存するためには、次の3つのコツが大切です。
1.炊きたての熱い状態のごはんをラップで包んで水分を閉じ込める
前述したようにごはんは冷えていく段階で水分が抜けておいしさが失われていくため、可能な限り熱いうちにラップに包みます。包むときは平たく厚みを均等にしてピッチリ包みましょう。また、ごはんをつぶさずに湯気の水分を閉じ込めるように包むと、解凍したときにふっくらとおいしいごはんに仕上がります。
2.ごはんの量は小分けにする
ごはんの量にも注意しましょう。量が多すぎると、解凍時に加熱ムラがおこり、おいしさが損なわれる原因にもなります。ごはんは一度に食べきれる量に小分けにして冷凍しましょう。目安としてはお茶碗1杯分の約150g、大盛りの場合で約200~240gです。
3.あら熱を取り、急速冷凍がおすすめ
ご飯を冷凍する際には、すばやく冷却させることで、おいしさをキープすることができます。
ただし、冷凍用のごはんをアツアツのまま冷凍室に入れると、ごはんに霜がついたり、冷凍室の温度が上がってほかの食材が劣化したりするおそれがあります。そのため、常温であら熱を取ってから冷凍室に入れるようにします。
金属トレーや急速冷凍機能を使って素早く冷凍
その際、あら熱を取ったごはんを熱伝導率の高い金属製トレーの上に並べ、冷凍室に入れて冷やせば冷凍にかかる時間を短縮できます。冷蔵庫に急速冷凍機能がある場合は、利用すると便利です。
冷凍したごはんは、におい移りを防ぐために一度取り出し、冷凍用保存袋に入れて再び冷凍室に入れて冷凍保存しましょう。
炊飯前の注意点と保存の目安
ストック用の冷凍ごはんをまとめて作るなら、洗米したお米に吸水させる「浸水」を行ってから炊きましょう。お米にしっかり水分を含ませることで、解凍後のごはんもおいしくなります。
冷凍保存したごはんの保存期間はおよそ1カ月です。味や風味が落ちないうちに、できるだけ早く食べきるようにしましょう。
冷凍ごはんの解凍方法
冷凍ごはんは自然解凍せずに電子レンジで解凍します。ただし、電子レンジの「解凍」モードではごはんがあたたかくならないため、「あたため」モードで加熱します。温度設定ができる機種であれば、65℃~75℃の範囲でのあたためがおすすめです。あたためるときは耐熱性の平皿にラップの重なりを下にして冷凍ごはんをのせて加熱しましょう。
冷凍ごはんの解凍方法について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
次からは、おいしくごはんを冷凍、解凍するのに役立つ家電をご紹介します。
急速冷凍で炊きたてのおいしさをキープ!「はやうま冷凍」搭載冷蔵庫
ごはんをよりおいしく冷凍するならパナソニックの「はやうま冷凍(クーリングアシスト)」搭載冷蔵庫がおすすめです。業務用レベルの急速冷凍※1で食材のおいしさをキープ*します。ここからは、主な特長についてご紹介します。
水分を保って※2冷凍できる!
「はやうま冷凍」は、ごはんの水分を保って※2冷凍できるので、急凍後も炊きたてのおいしさをキープします。
アツアツのまま※3入れられる!クーリングアシストルーム※4
「はやうま冷凍」搭載の冷蔵庫には、大風量の集中シャワー冷却で食品をすばやく冷凍できるクーリングアシストルーム※4があります。クーリングアシストルーム※4は独立ルームのため、他の食品への影響を少なく抑えられ、ラップで包んだごはんなどもあら熱を取らずにアツアツの状態※3からすばやく冷凍できます。
まとめ炊きに便利!「冷凍用ごはん」コースのあるジャー炊飯器
冷凍ごはんをストックしたい方には、「冷凍用ごはん」コースのある可変圧力IHジャー炊飯器 ビストロ Vシリーズがおすすめです。「冷凍用ごはん」コースは冷凍後にごはんをあたためなおすことに着目して開発されたコースで、冷凍ごはんを再加熱しても、ふっくらやわらかなハリのあるごはんに仕上がります。「冷凍用ごはん」コース搭載のVシリーズなら、再加熱したときもおいしさが保たれるので、冷凍保存に最適です。
冷凍ごはんと冷蔵おかずの2品同時あたため※5が可能!スチームオーブンレンジ
パナソニックのスチームオーブンレンジ NE-UBS10Aは、独自の3Dアンテナでマイクロ波をコントロールし、温度が異なる2品を同時に効率よくあたためられます。冷凍ごはんと冷蔵おかずの2品も別々に加熱する必要がなく、同時に効率よくあたためることが可能です※5。忙しいときの食事作りに重宝します。
まとめ
余ったごはんは、冷凍保存がおすすめです。冷凍する際には、この記事のコツを参考にして、おいしさがキープできるように上手に冷凍保存しましょう。より簡単においしくごはんを冷凍、解凍したい場合は、家電を活用するのもひとつの方法です。その場合は、急速冷凍機能搭載の冷蔵庫や、冷凍ごはんコースのある炊飯器、温度の違う2品同時あたためができるスチームオーブンレンジがおすすめです。冷凍ごはんのまとめ炊きに活用して、冷凍してもおいしいごはんを楽しんでみてはいかがでしょうか。
*当社調べ。運転状況や食品の種類・状態や量によって、効果が異なります。
※1 最大氷結晶生成帯(-1℃~-5℃)を通過する時間:約28分。実験条件:牛ステーキ肉(もも肉)150gをラップ包装。クーリングアシストルーム内のアルミプレートの上に置いて急凍した場合、外気温25℃、扉開閉なし(当社測定)。
※2 実験条件:炊飯後のご飯150gをラップ包装。クーリングアシストルーム内のアルミプレートの上に置いて急凍。凍結後、冷凍室で10日間保存。電子レンジで加熱(当社測定)。
※3 温かい食材を保存するときは、約70℃を目安に入れてください。
※4 「急凍」「急冷」「冷ます」設定時は約20%消費電力量が増加します。周囲温度20℃、ドア開閉なし(当社測定)。尚、消費電力量は使用条件により異なります。
※5 食品2品の分量はほぼ同等。ただし汁物、ソース、タレがかかった食品、冷凍カレー、冷凍シチューなどは2品あたために向きません。
2023年10月4日 食・レシピ
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