くらしに寄り添うパナソニックのマッサージチェア その歴史
パナソニックは、人々のくらしを見つめ、人々のくらしに寄り添いながら、50年以上にわたりマッサージチェアを開発してきました。“お客さま第一”を基本理念に、時代とともに進化してきたマッサージチェアの歴史を振り返ります。
銭湯からリビングへ。
地方から都市部に多くの労働者が移り住んだ高度経済成長期。風呂付きの公団住宅が大量に建設され内風呂が一般化しはじめると、人々の癒しの場は銭湯から各家庭へと移っていきます。パナソニックの家庭用マッサージチェア第1号機は、「忙しく働く人々に、家で本格的なマッサージを味わっていただきたい」――そんな想いから生まれました。
リアルプロも、マッサージソファもここから進化した。
1969年
マッサージ椅子1号機 EP50
1935年に発売した電磁振動式ホームバイブレーターの技術をもとに、“もみもみ”と“さすり”の2種類のマッサージを搭載した当社マッサージ椅子の第1号機。木組みの椅子にレザー調のカバーが張られた本機の生産台数は、わずか30台でした。
プロの「もみ技」を科学的に解析。
1978年
モミモミ EP555
指圧やマッサージのプロが押す力やもみパターンを科学的に解析し、①グッと押し ②クッと締め ③スッと引くという複雑な動きをコンピューター設計による「だ円ギア」で実現。
モミ玉が首から腰まで身体にぴったり寄り添うS字型のレールでもみ心地も一段とアップしました。
プロのもみ手順にこだわった自動コースを搭載。
1988年
モミモミ 肩聖タタキロボット EP568
プロのもみ手順に着目するとともに、部位ごとに力の入れ具合を変える新しいもみ技を開発。「上半身」「首・肩」「腰」の3つの自動コースを搭載し、「もっと操作がカンタンでしっかりマッサージできるものが欲しい」というお客さまの声に応えました。
歴代の「モミモミ」シリーズ
1975年
モミモミ EP552
「遊星歯車組立技術」「高速モータ制御技術」を搭載。
1991年
ザ・モミモミ EP592
もみ幅調節機能で、コリのポイントを幅広くほぐす。
くらしに合うコンパクトさを追求。
団塊の世代が都市型マンションを購入していく時代背景を受け、“マンションに置けるマッサージチェア”をコンセプトにしたコンパクトなモデルを開発。居住空間に置いても違和感のないスタイリッシュなデザインは、多くの人々に受け入れられました。
マンションに置けるマッサージチェア。
1994年
アーバン EP578
コンパクトな新もみユニットとパイプを使った独特のデザインで、マンションに置けるサイズを実現。座り心地の良さを追求し、座面には自動車のシートに使われる「Sバネ」を採用しました。
歴代の「アーバン」シリーズ
1996年
アーバンリラックス EP596
心拍センサーでより深いリラックスへ。
1999年
アーバン もみ&エア EP780
脚を下からもみ上げるダブルエアー脚もみ。
2002年
アーバンフィット EP2200
インテリアにフィットするローバックソファデザイン。
2003年
アーバン EP1061
47種類のもみ技を実現する3次元もみ機。
2006年
アーバン EP1270
ロミロミなど、リゾートで癒されてるようなマッサージが自宅でも。
2008年
アーバン・アイ EP1080
インテリアに調和する、シンプルでコンパクトなデザイン。
健康意識の高まりに応える。
バブル景気崩壊後の2000年初頭は、人々の健康への意識が高まり、さまざまな健康法がブームになりました。そんななか、「より本格的なマッサージを家庭で味わいたい」というお客さまの声に応えるため、パナソニックの新たな挑戦がはじまります。
プロの手技への挑戦。
2001年
モミモミ リアルプロ EP2100
肩は上から、腰は幅広く…など、プロのもみ技を徹底的に研究・開発した初代「リアルプロ」。体圧センサー搭載で、使う人にピッタリのもみ位置・強さの自動調節が可能に。
「だ円ギア」から「3Dモミメカ」へ。もみ味を革新したリアルプロ。
2003年
モミモミ リアルプロG EP3200
もみ玉でプロの指の軌跡を再現する「3Dモミメカ」を開発。プロの手技をマイコンにインプットし、押し、もみ、たたき、背すじ伸ばしを基本に、100種類を越える手技を実現しました。
歴代の「リアルプロ」シリーズ
2002年
マイナスイオン リアルプロ EP2115
約10,000個/mLのマイナスイオンで気分リフレッシュ。
2005年
モミモミ リアルプロX EP3510
もみ手チェンジ機能で、4人のプロ技がクロス。
2006年
リアルプロフィット EP3010
リアルプロのもみ味はそのまま、省スペースでモダンなデザインに。
2007年
リアルプロ EP30002
コリの芯までグイグイもみほぐす、揉ねつほぐしもみ。
2008年
リアルプロ EP-MA50
骨盤まわりを“ひねる”“そらす”骨盤コースで、やさしく身体をほぐす。
2009年
リアルプロ EP7000
もみ手を使い分けて生み出す、プロの多彩な技。
自分らしいくらしを。
女性の社会進出が進み、働く女性が自分のための家やマンションを購入することが一般的に。それに伴い、「自分だけの城で、本当に気に入ったものに囲まれて過ごしたい」というニーズも高まっていきます。
インテリアとの調和を目指した“マッサージする家具”。
2009年
マッサージソファ EP-MS40
普段はコンパクトで座り心地の良いソファとして使える、新感覚のマッサージチェア。リクライニングしなくても、首から腰までしっかりもめる「ラウンドフォルム」で壁にぴったり沿って置くことが可能に。部屋の雰囲気や好みに合わせて着せ替えられるカバー(別売)も用意し、“マッサージする家具”という新しいカテゴリーを確立しました。
歴代の「マッサージソファ」シリーズ
2010年
マッサージソファ EP-MS41
ますますおしゃれに。色とりどり。
2013年
マッサージソファ EP-MP64
壁際に置けるスライドリクライニング。
2019年
マッサージチェア EP-MA39
充実の全身マッサージと、コンパクト&スタイリッシュデザインを両立。
多様化する疲れに、“温感”という癒しを。
長時間のパソコンやデスクワークによる腰痛や足のだるさ、スマホによる首や腕の疲れ――。時代の変化に伴い、人々が感じる疲れも多様化しています。さまざまな疲れに合わせて、マッサージチェアは年々進化し続けています。
人の手の温かさを追求。
2010年
リアルプロ EP-MA70
プロの手技で残されていた人の手の温もりを追求した「温感もみ玉」を初搭載。「もみ圧ジャストセンサー」で、使う人の体型に合わせたマッサージが可能に。
上質な心地よさを求めて~セルフケア新時代
コロナ禍をきっかけに、人々が求める癒しにも変化が生まれました。安心して過ごせる自分だけのプライベート空間で、身体だけでなく、心までくつろげる。そんなニーズに応え、新しいくつろぎのかたちを追い求めました。
追い求めたくつろぎのかたち
2024年
リアルプロ EP-MA121
全身を包み込むシェルフォルムがプライベート空間を生み出す。身体だけでなく、心までくつろげる。
歴代の「リアルプロ」シリーズ
2012年
リアルプロ EP-MA73
上半身、足裏を温めながらほぐす、ダブル温感マッサージ。
2014年
リアルプロ EP-MA85M
おしり揉ねつでおしりのコリをとり、腰までラクに。
2015年
リアルプロ EP-MA86M
体幹や肩甲骨のキワを集中してほぐす。
2016年
リアルプロ EP-MA97M
ローラーとエアーの力による足裏マッサージで、だるい足をラクに。
2017年
リアルプロ EP-MA98M
ポイントボールとエアーバッグ増量で、脚全体をマッサージ。