TECHNOLOGY
より深く、より早く、よりやさしく。快適なシェービングを追求し、パナソニックのシェーバーは進化と革新を続けてきました。それは、かつてないテクノロジー開発への挑戦でもありました。
シェービング性能を追求した、こだわりの刃
6枚刃システム
最薄部0.041mmを有する4枚の「極薄深剃り刃」と、2枚の「アゴ下トリマー刃」。計6枚の刃が、濃いヒゲ、長いくせヒゲ、寝たヒゲなど、さまざまなヒゲにアプローチし、肌にやさしい深剃りを実現します。
進化し続ける刃
外刃の刃穴で捕らえたヒゲを内刃でカットする。それがシェーバーのしくみです。いかに多くのヒゲを取り込めるかは、外刃の刃穴パターン次第。しかし、くせがあったり、太さや長さも不揃いの多種多様なヒゲをすべて捕らえるのは難しく、刃の種類と刃の枚数の進化が必要でした。
1955年の電気カミソリ1号機に採用された「スリット刃」の開発は、製造技術はもちろん金型技術もなかった当時、まさにゼロからの挑戦でしたが、独自の精密板金加工技術によってこれを実現。その技術は、現在の6枚刃にも受け継がれています。
30°鋭角ナノエッジ内刃
鍛え抜いた「ステンレンス鍛造刃」を採用。焼き、鍛え、研ぎ澄ますといった日本刀の製法から学んだ製法で、ナノレベルまで研ぎ澄ました「30°鋭角ナノエッジ内刃」が、硬く太いヒゲも根元からスパッとカットします。
ステンレンス鍛造刃
日本刀から学んだ製法で造りあげることで、強く鋭い内刃が実現しました。
日本刀の製法
焼き
刀を高温で熱して急速で冷やすことで、日本刀独特の反りや硬度(強度)が生まれる。
鍛え
叩いて伸ばして折り曲げる工程を繰り返す。不純物を取り除くことで強度が増し、丈夫な刀の原料となる。
研ぎ
数種類の砥石を使用し、日本刀の強靭さを出す。その姿形を整え、美しさを最大限に引き出していく。
内刃の角度へのこだわり
内刃の役割は、外刃で絞り出したヒゲを倒さずに切ること。刃先が鋭いほどヒゲを倒さないため、短くカットできます。そのためにこだわったのが内刃の角度でした。鋭角であるほど、よりきれいにカットできる。そのため切れ味と強度とのバランスを追求し、2002年製造のラムダッシュにおいて刃先角30°を実現しました。それまでは外刃と内刃でヒゲを挟んで切っていましたが、内刃だけでもヒゲを切ることが可能になりました。
ラムダッシュ史上最速*リニアモーター駆動
カットチャンスを逃さない高速リニアモーター
外刃に取り込んだ多くのヒゲを残さずカットするには、内刃を高速に動かすモーターが必要です。パナソニックはラムダッシュ史上最速*リニアモーター駆動(約14,000ストローク/分)により、「濃い・太い・くせ」ヒゲも、逃さずすばやく剃りきり、なめらかな剃り心地を実現します。
* 当社シェーバー ラムダッシュにおいて。2025年7月30日現在。
革新技術を凝縮したリニアモーター
より早く剃るためのスピードアップ、ヘッドに組み込むためのコンパクト化を主な課題としてリニアモーターは進化してきました。軽量コンパクト化を実現した最新のリニアモーターには、30年間の革新技術が込められています。
密着5Dヘッド
360°全方位に傾く立体スイングヘッドが「前後」「左右」「上下」に加えて、「前後にスライド」「ツイスト」の5方向へ自在に動き、アゴ下のやわらかく複雑な凹凸にもぴったり密着。これにより、より肌にやさしく剃りあげることができます。
光が導くラムダッシュAI ナビ※1
ラムダッシュAIナビ※1
最適なパワーに自動制御するラムダッシュAI+※2に、新たにナビLED・ナビモニターを搭載。濃いヒゲはBOOSTモード、薄いヒゲはSOFTモードと、より良いシェービングに向けて、ヒゲの状態に合わせたシェービングの自動制御をLEDの光でお知らせします。
ラムダッシュAI+※2
ヒゲが濃い部分はしっかりと、薄い部分はソフトに。ラムダッシュAI+※2がヒゲの状態に合わせて最適なパワーに自動制御することで、パワフルかつ、肌にやさしい早剃りを実現しました。
- ヒゲの濃さや、シェーバーヘッド内部のヒゲクズによって、センサーが反応(駆動音や光の色の変化)しない場合がありますが、異常ではありません。
- ヒゲの濃さや、シェーバーヘッド内部のヒゲクズによって、センサーが反応(駆動音の変化)しない場合がありますが、異常ではありません。