LW1/LW1L [55v]有機ELディスプレイによる高コントラストな映像
コンセプト
[有機ELディスプレイ]
自発光ディスプレイこそ最高のテレビである、というパナソニックのこだわり
当社ではプラズマテレビの時代から「自発光ディスプレイこそ最高の画質のテレビである」との信念を持ち続け、自発光ディスプレイである有機ELディスプレイを搭載したモデルをフラグシップに据えると同時に、過去より蓄積してきた独自の自発光ディスプレイの高画質化技術を注ぎ込むことでハリウッドの制作現場も認めるプロフェッショナルクオリティの映像体験をご家庭にお届けしております。
1画素1画素が自発光しコントラスト感と精細感あふれる映像美を実現する有機ELディスプレイを採用。壁と一体となるような壁掛けスタイルを実現するために、当社独自設計、組立てを行う特別仕様の有機ELディスプレイです。独自のパネル制御により、ハイコントラストな映像表現を可能にします。
有機ELディスプレイなら
有機EL素子が画素ごとに独立して自発光する緻密な駆動によりリアルな光を表現
赤・青・緑などそれぞれの色が独立して発光することによるリアルな色再現
パネルの応答速度が速い
パネル
[Dot Contrast パネルコントローラー]
明るさと色を個別に制御する独自の有機ELディスプレイ制御技術
画素単位で明るさや色の情報を個別で制御するビエラ独自のパネル制御「Dot Contrast パネルコントローラー」により、明部の豊かな階調や色表現を可能にします。画面の中の明るさの分布と入力信号情報をエリア毎に解析してパネル制御に反映することにより、高コントラストと豊かな色表現を実現しています。さらにLWシリーズでは暗部の解析精度を従来比約32倍に高めることにより、暗部階調の表現力にも磨きをかけました。
[パネルチューニング]
映像の魅力を表現するハイクオリティのチューニング
ビエラは有機ELディスプレイを1台ごとに製造ラインで測定し、測定結果に応じたホワイトバランス・階調表現調整を行っています。これにより明るさや色の均一性を高いレベルで実現しています。
[ブラックフィルター]
視認性にも配慮したハイコントラスト映像を実現
昼間のリビングなど明るいお部屋でもハイコントラスト映像で視聴いただくために、周囲の光の反射の影響を抑え、黒の締まりを良くするブラックフィルターを採用。有機ELビエラの優れた黒再現性と暗部階調表現を楽しめます。
自動画質調整
[オートAI画質]
AI(人工知能)がシーンに合わせて映像を自動で最適化
放送や映画など100万を超える映像のシーンから構成される学習用データベースをディープラーニングを活用してAIが学習し、シーン認識アルゴリズムを生成。本技術により、ビエラがシーンに応じて自動的に最適な画質に調整することを可能にしました。例えば映画の暗いシーンでは細部までコントラスト豊かに描き、晴天のスポーツのシーンは芝生の色まで明るく色鮮やかに表現します。シーンをより細分化して解析することで、従来よりシーン認識アルゴリズムの認識精度を高め、最適な補正をおこなうことができるようになりました。
部屋の環境光に合わせて、自動で画質を調整
「オートAI画質」はコンテンツのシーンを認識し、それにもとづきシーンごとに本シリーズに搭載されている「ヘキサクロマドライブ プラス」「AI HDRリマスター」「4Kファインリマスターエンジン」などのあらゆる高画質化技術を統合的に制御することで、映像を部分ごとに自動的に最適な画質に調整しています。
今回新たに、お部屋の明るさや照明の色によって映像の見え方が異なることに着目。環境光センサーでお部屋の明るさや照明の色などをセンシングし、オートAIの自動画質調整に反映。お部屋の光の環境も考慮に入れて、あらゆるコンテンツを自動で最適な画質に調整します。
広色域
[ヘキサクロマドライブ プラス]
映像本来の豊かな階調を忠実に描き尽くす
「ヘキサクロマドライブ プラス」は、液晶パネルと特性が異なる有機ELビエラ独自の高画質化技術です。有機ELパネルの特性に合わせて参照するポイントを設定し、色を補正。独自開発の測色ツールによるチューニングで、暗部から明部まで微妙な色合いまで高精度に補正します。さらに、3D-LUTの補正量を画面の明るさに合わせて、動的に変化させる独自技術により、明部でも階調と色彩を忠実に再現します。
色鮮やかでバランスのとれた映像
広色域の4K映像信号規格(ITU-R BT.2020)に対応。4K放送も、ビエラなら広色域信号をあますところなく表現できます。
[ダイナミック 3D-LUT]
豊かな明暗部の階調表現力
液晶パネルと特性が異なる有機ELパネルにおいて、パナソニックが求める色・階調表現を実現するには専用のアルゴリズムが必要でした。そこでビエラは、業務用マスターモニターにも採用されている3次元カラーマネジメント回路(3D-LUT)を有機ELパネルの特性に合わせて進化。画面の明るさに合わせて、動的に色の補正量を変化させ、暗部だけでなく明部でも階調と色彩を忠実に再現します。有機ELパネルが得意とする暗部に加え、HDR映像で重要になる明部でも白トビを抑えて、鮮やかな色再現を実現します。さらに暗部では補正基準となるポイントを増やすことで、色のねじれを抑えて、黒から立ち上がる色のディテールを忠実に再現します。
[ハイブリッドトーンマッピング]
高輝度でも色鮮やかな映像
シーンに応じてHDRトーンマッピング処理※を動的に変化させる新技術を採用し、高輝度域でも色鮮やかな映像を実現しました。
※HDR信号(HDR10/HDR10+)入力時
[測色チューニング]
緻密なチューニングによる色再現力
「ヘキサクロマドライブ プラス」の色のチューニングには独自開発の測色ツールを活用。測定と調整によるシミュレーションを繰り返しながら、全輝度領域で目標値となる色との誤差を低減。その結果、「ΔE=0」という業務用マスターモニターの精度に極めて近い、有機ELテレビに適した「色忠実再現」を達成しました。
[ガンマ調整力]
明部階調も正確に再現
「ヘキサクロマドライブ プラス」による忠実な輝度制御は、明るいシーンでも効果を発揮します。例えば太陽光などの極端に明るい部分を映し出す際、その周囲に起こる色帯の発生を抑え、自然な階調とリアルな色合いの映像で再現します。高輝度なHDR映像なら、よりその効果を発揮します。
[暗部階調補正]
ノイズレスな黒表現力
プラズマテレビで自発光方式を知り尽くしたパナソニックならではの巧みなチューニングにより、暗いシーンでもなめらかで豊かな階調表現を実現しました。さらに暗部で発生することが多いノイズの発生も抑えて、暗いシーンの微妙な差異までしっかりと描ききります。
高コントラスト
[AI HDRリマスター]
今までの映像も最新の映像も高コントラストに。AI(人工知能)技術で賢く変換
地上デジタル放送などのSDR映像を高画質なHDR映像に変換
ハリウッドの映画制作者との協業などを通じて培ったノウハウを活かし、AIによる機械学習を活用した変換アルゴリズムを開発。地上デジタル放送などの通常の映像もHDRのような高コントラスト映像に変換します。
4K放送などのHDR映像をさらに美しく
また、4K衛星放送に採用されるHDR方式(HLG)に加え、HDR10方式、HDR10+方式の画質向上を図るため、新たな画質処理アルゴリズムを採用。これらのHDRコンテンツの映像信号に含まれる明るさ情報を解析し、シーンに応じて明るさやコントラストを適切に高画質化処理することで、様々な4Kコンテンツを明るく高コントラストに表示します。
パネルの性能を使い切れていない
パネルの性能をフルに発揮した高コントラストな映像
[HDR規格対応]
4方式のHDRフォーマットに対応
「HDR10+ ADAPTIVE」「HDR10+」「ドルビービジョンIQ」「ドルビービジョン」の高画質認証を取得
4K衛星放送、UltraHDブルーレイ※1や、4Kネット動画で採用される最新のHDR規格に対応。驚異的なコントラストに加え、なめらかな色の階調も表現できる高品位なHDR映像で、制作者の意図を忠実に再現した映像をご家庭で楽しめます。
• Dolby、ドルビー、Dolby Vision、ドルビービジョン、Dolby Vision IQ、ドルビービジョンIQ、Dolby Atmos、ドルビーアトモス、Dolby Audio、ドルビーオーディオ及びダブルD 記号はドルビーラボラトリーズライセンシングコーポレーションの商標です。
室内環境に左右されることなく常に最高の「ドルビービジョン」「HDR10+」画質を実現
[HDR10+ ADAPTIVE・Dolby Vision IQ]
「ドルビービジョン」「HDR10+」の画質を最大限に引き出す技術「Dolby Vision IQ」「HDR10+ ADAPTIVE」に対応。室内の明るさに合わせて「ドルビービジョン」「HDR10+」の画質を自動で最適化します。これにより、室内の環境に左右されることなく常に最高の画質で楽しめます。
対応規格 | 内容 |
---|---|
HDR10 | ブルーレイディスク「Ultra HDブルーレイ※1」などに採用されているHDRの標準規格。 |
HDR10+ | シーンごとにHDR信号の情報を付加できるダイナミックメタデータを採用した最新のHDR規格。 |
HDR10+ ADAPTIVE | HDR10+の高輝度映像を、部屋の明るさに合わせて自動調整。 |
HLG (ハイブリッド・ログガンマ) | 4K8K衛星放送などに採用されているHDR規格※2。 |
Dolby Vision® (ドルビービジョン) | 映画や配信サービスで採用されている驚異的な輝度、コントラスト、色彩を実現する最新鋭HDR映像規格。 |
Dolby Vision IQ | 室内環境に応じて自動的に画質を最適化し、常に最高の「ドルビービジョン」画質を実現する新技術。 |
HLGフォト※3 | 明暗の階調性豊かな写真表現を可能にするHDR規格。 |
※1 ビエラとUltra HDブルーレイ対応のディーガを接続することで楽しめます。
※2 4K衛星放送内蔵チューナー、HDMI入力、メディアプレーヤー、一部IPTVに対応(2022年10月6日現在)。
※3 4K解像度に対応。
4K/60p/HDR対応 HDMI端子(全端子対応)
すべてのHDMI入力端子が18Gbpsの高速伝送に対応。HDR対応の外部機器を複数接続する場合も、すべて 4K/60p/HDR映像で楽しめます。さらにHDMI端子1・2は4K/120p/HDR映像に対応しています。
色補正技術、色鮮やかに表現
[高輝度対応色補正]
映像の輝度情報を部分ごとに検出し、色抜けが起こらないように補正。明るさ感を上げながら細部まで色をリアルに再現します。
[適応型色補正]
シーンに合わせて色ごとに補正するので中間調の色はそのままに、明るく細部まで鮮やかに再現。さらにHDR映像では、明るさ感を上げるだけでなく、光の中の色合いまで忠実に再現します。
部分ごとに輝度情報を解析、明暗の細部まで描写
[微細ブロック階調補正]
映像の輝度情報を部分ごとに検出し、階調をつぶさないように補正。明るさ感を上げながら明暗の細部まで描き出します。
[ダイナミックメタデータクリエーション]
明るさ感がアップしたハイコントラストな映像
Ultra HDブルーレイソフトなどシーンごとのHDR情報(ダイナミックメタデータ)を持たないHDR10コンテンツに対して、シーンごとに輝度情報を解析することでダイナミックメタデータを持つコンテンツ同様の処理をおこなう「ダイナミックメタデータクリエーション」がさらに進化。本シリーズでは、より入力信号に近い段階からリアルタイムで画質処理をおこなうことで、パネルの性能を最大限に引き出し、黒うきを抑えながら、高いコントラスト表現を可能にしました。
高精細
[4K解像度]
人物の表情や映像の細部までくっきり見える
4Kはこれまでのフルハイビジョンに比べて4倍の解像度があります。細かい部分も潰れることなく精細に表示するので、その場にいるかのような臨場感や奥行き感、美しい色合いの映像を楽しめます。
[素材解像度検出 4Kファインリマスターエンジン]
様々な映像を素材に合わせて賢く4K高画質化
素材解像度検出処理を搭載し、4K衛星放送はもちろん、地上デジタル放送やネット動画など、あらゆる映像を4K高精細化する「4Kファインリマスターエンジン」。映像信号を部分ごとに情報量や輝度を解析し、時間軸方向の前後の映像もあわせて参照することで、ノイズとディテールを高精度に判別。これにより、ノイズを抑制しながら映像の精細感をさらに高めることが可能となり、高い質感とノイズレスな画質を両立しています。さらにMZ/MXシリーズ、MR770は、ネット動画配信の特性にあわせて自動的に適切な処理を実施し、ノイズを抑えながら精細感を向上させました。
倍速機能
[オブジェクト検出 倍速表示]
なめらか・くっきりな倍速補間
動く物体の境界線を認識して破綻の少ない倍速補間を実現
スポーツなど動きの激しい映像に対応するため、映像内で物体(オブジェクト)が動く量を検出。背景とオブジェクトを分離することで、よりクリアな倍速補間が可能です。画面全体で大きく動く映像や、小さな物体が動く映像でも、輪郭をクリアに保ちながら、なめらかな動きで表示します。
残像を減らして、くっきりとした映像を実現「クリアモーション」
パネルの発光制御を高速で行うことにより、くっきりとした動きを実現する「クリアモーション」を搭載。動きの速い映像も残像感を抑えながらくっきりと表示することが可能です。
映像モード
[ゲームモード エクストリーム]
アクションゲームなどの遅延を防ぐ専用モード
最新のゲーム機にも採用されている「HDMI2.1規格」の4K120p入力に対応。信号の処理時間を短縮することで、通常モードより映像表示までの遅延を低減し、すばやい操作を要求されるゲームも快適に楽しめます。
4K120p入力対応
従来の2倍のフレーム数の4K映像信号の入力に対応し、なめらかな映像を実現します。
ALLM対応
入力機器からの情報に連動して、自動的に低遅延モードに切り替えます。
等速駆動モード
60Hzのゲームコンテンツを60Hzのままで表示する「等速駆動モード」を搭載。専用の有機ELパネル制御により、ゲームプレイ時の遅延量を抑えます。
[ゲームコントロールボード]
ゲームプレイ時のフレームレートなどの情報が表示できる
ゲームに特化したユーザーインターフェイス「ゲームコントロールボード」を搭載。ゲームプレイ時に映像のフレームレートやHDRメタデータなどのソース情報を表示できる機能や、映像の暗部を調整して映像の陰の部分を見えやすくする「暗部視認性強調」など、ゲームプレイに特化した機能も搭載しています。
[Netflix画質モード]
Netflix(ネットフリックス)専用にチューニングされた映像モード
Netflixが実現した、制作者の意図通りの映像表現をご家庭のTVで体験できるNetflix作品専用のモードです。
[スポーツモード]
スポーツ観戦の臨場感をアップする専用の視聴モード
スポーツ番組に適した映像と音声になるモードです。画質は日光や照明など強い光を強調。音質は大きな空間を感じさせます。
[フォトプロモード]
撮影したデジタル写真の画質調整ができる
撮影したデジタル写真も、お好みの画質に調整し、大画面で満喫できる「フォトプロモード」を搭載。プロの写真家が監修した詳細設定により、有機ELテレビならではの忠実性で、あなたの写真作品をお楽しみいただけます。
[キャリブレーションモード]
マスターモニタークラスの精度が可能にした、プロ仕様の画質設定
ISF Certified Calibration Configuration対応
画質設定にこだわる方のために、ISF Certified Calibration Configurationにも対応した明室視聴用の「キャリブレーションモード」を搭載しています。
CalMAN対応
ポストプロダクションや放送局など、プロフェッショナルの現場で使用されるキャリブレーションツール「CalMAN」に対応しています。
[ハリウッド画質]
ハリウッドの制作現場でも使用される映像クオリティ
Stefan Sonnenfeld氏
有機ELビエラの色彩豊かな色を忠実に再現する技術は一流カラーリスト*Stefan Sonnenfeld氏にも評価され、数多くのハリウッド映画を手掛けるスタジオの編集室でも、有機ELビエラは多数使用されています。
*カラーリストとは、同じ映像でも色によって大きく印象が変わる各シーンを最適な色味に調整するスペシャリストです。
• 画面はハメコミ合成のイメージです。
• シーン写真、機能説明写真はイメージです。
• 図は効果を説明するためのイメージです。
• 製品の定格およびデザインは改善等のため予告なく変更する場合があります。