一眼カメラ DC-GH6

特長|FIRMWARE Ver.2.2

機能追加・向上に対応したファームウェアのダウンロードサービス。

DC-GH6 ファームウェアアップデートのお知らせ(2022年9月27日公開)

Ver.2.0動画RAWデータ出力・動画記録性能強化などの機能を追加

ATOMOS社製 NINJA V+およびNINJA VへのHDMI経由での動画RAWデータ出力に対応

5.7K(5728×3024)、Cinema4K(4096×2160)、アナモフィック5.8K(5760×4320)、アナモフィック4.4K(4352×3264)の動画RAWデータをATOMOS社製 NINJA V+/NINJA Vに、HDMI経由で出力することが可能になります。ポストプロダクション時の編集やグレーディングに有効なApple ProRes RAWをNINJA V+/NINJA Vで記録できるので、プロの映像制作ワークフローへ柔軟に応えます。

LUMIX GH6×NINJA V

■動画RAWデータ出力対応モード

センサーフォーマット 解像度 フレームレート アスペクト HDMI出力 対応
NINJA V+ NINJA V
マイクロフォーサーズ 5.7K
(5728×3024)
59.94p / 50.00p 17:9 12bit -
29.97p / 25.00p / 23.98p
Cinema4K
(4096×2160)
119.88p / 100.00p -
59.94p / 50.00p / 29.97p / 25.00p / 23.98p
マイクロフォーサーズ
アナモフィック
5.8K-A
(5760×4320)
29.97p 4:3 -
25.00p / 23.98p
4.4K-A(4352×3264) 59.94p / 50.00p -
●RAW画質モードの設定方法

「HDMI RAWデータ出力」をONにすると「動画画質」メニューの画質モード(画素数/フレームレート)のリストが、RAW出力可能なリストに入れ替ります。

  • アナモフィックも含む
  •  RAWデータ出力ON時の画質モードの初期値は、17:9の4K/59.94p(or 50.00p)です。
● V-Log/V-Gamut変換用のLUT(ルックアップテーブル)を用意

ATOMOS社製 NINJA V+/NINJA Vで記録したApple ProRes RAWデータは、対応した編集ソフトウェアを使用して、カラーグレーディングを行うことができます。さらに、V-Log/V-Gamutと同じ色合いで動画RAWデータをソフトウェアで編集できる、専用のLUT(ルックアップテーブル)を用意しました。慣れ親しんだV-Log/V-Gamutの色合いに変換してカラーグレーディングすることができるので、パナソニック製のシネマカメラVARICAMシリーズや、フルサイズミラーレス一眼カメラLUMIX Sシリーズなどと容易に絵合わせを行うことができます。

●動画RAWデータ出力時のビューアシスト対応

出力された動画RAWデータを確認するために、GH6のモニターやファインダーに、V-Log撮影時に相当する映像を表示します。また、「V-Logビューアシスト」をONにすると、プリセットのVlog_709を適用した「LUTビューアシスト(モニター)」が使用できます。

V-logビューアシスト

V-Logビューアシスト

LUT変換後の映像イメージ

LUT交換後の映像イメージ

Apple ProRes 422 HQ / ProRes 422 に画質モードを追加

高品質・低圧縮で、高度なグレーディングやレンダリングに適したノンリニア編集用の中間コーデックProResのカメラ内部記録において、新たにCinema4KとFHDの画質モードを追加しました。映像制作において目的に応じた画質、フレームレート、ビットレートを選択可能なので、撮影からポストプロダクションまでのワークフローを効率化することができます。FHDの動画画質においては、CFexpressカードだけでなくSDカードでも内部記録可能です。

■Apple ProRes 422 HQ / ProRes 422 対応モード(抜粋)

システム
周波数
動画画質 動画撮影範囲 フレームレート ビットレート アスペクト 内部記録
FULL PIXEL/PIXEL CFexpress
カード
SDカード
Ver.1.0
対応済
59.94Hz
(NTSC)
5.7K
(5728×3024)
- 29.97p 1.9Gbps(ProRes 422 HQ) 17:9 -
1.3Gbps(ProRes 422)
23.98p 1.5Gbps(ProRes 422 HQ)
1.0Gbps(ProRes 422)
24.00Hz
(CINEMA)
5.7K
(5728×3024)
- 24.00p 1.5Gbps(ProRes 422 HQ) 17:9 -
1.0Gbps(ProRes 422)
NEW
Ver.2.0
59.94Hz
(NTSC)
Cinema4K
(4096×2160)
59.94p 1.9Gbps(ProRes 422 HQ) 17:9 -
1.3Gbps(ProRes 422)
29.97p 972Mbps(ProRes 422 HQ)
648Mbps(ProRes 422)
23.98p 778Mbps(ProRes 422 HQ)
519Mbps(ProRes 422)
FHD
(1920×1080)
59.94p 454Mbps(ProRes 422 HQ) 16:9
302Mbps(ProRes 422)
29.97p 227Mbps(ProRes 422 HQ)
151Mbps(ProRes 422)
23.98p 181Mbps(ProRes 422 HQ)
121Mbps(ProRes 422)
24.00Hz
(CINEMA)
Cinema4K
(4096×2160)
24.00p 779Mbps(ProRes 422 HQ) 17:9 -
519Mbps(ProRes 422)
FHD
(1920×1080)
182Mbps(ProRes 422 HQ) 16:9
121Mbps(ProRes 422)

Ver.2.2外付けSSDへの動画記録に対応

市販の大容量外付けSSDに、USBケーブル(Type-Cなど)経由で写真や動画を記録・再生することができます。動画記録においては、高品質・低圧縮のApple ProRes 422 HQ(最大1.9Gbps)や4:2:2 10bit All-Intra(最大800Mbps)の高ビットレートでファイルサイズの大きい動画データを、最大2TBの外付けSSDへGH6からダイレクトに記録することができます。また、記録した写真や動画は、USBケーブル経由で、外付けSSDからパソコンへデータ転送することができるので、撮影後のバックアップやポストプロダクションの効率化を図ることも可能です。

LUMIX GH6 外付けSSD接続

※本機はSuperSpeed USB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2)に対応しています。当社にて動作確認済みの外付けSSDのご使用をお勧めします。すべての製品の動作を保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。データ容量が2TBを超える外付けSSDへの記録には対応しません。
※動画記録フレームレートが、61fps以上のハイフレームレート/バリアブルフレームレート動画は、外付けSSDへ記録できません。 ※外付けSSD記録時にSDカードやCFexpressカードとの同時記録はできません。
※別売のバッテリーDMW-BLF19使用時は、外付けSSDは使用できません。
※[USB-SSD]を[ON]に設定したときは、以下の機能は使用できません。
– カードへの記録、カードに記録された写真・動画の再生
– 記録フレームレートが60.00pを超えるハイフレームレート動画用の[動画画質]
– [画像コピー]
– [ダブルスロット機能]
– [Bluetooth]の[自動画像転送]
– [USB]
– [バージョン表示]の[ファームウェアアップデート]

●外付けSSDの取り外し

1. [USB-SSD]を[OFF]にする
2. 画面のUSB-SSDのアイコンがカードのアイコンに変わったことを確認し、USB接続ケーブルをカメラから抜く

※外付けSSDの取り外し時は、必ず上記の手順をお守りください。手順どおりに行わないと、外付けSSDや撮影データが壊れたりするおそれがあります。

外付けSSDの取り外し

動画RAW出力時の制限の改善

[ダイナミックレンジブースト]を[ON]に設定したときに、ISO感度が2000~12800まで使用できるようになりました。

●ファームウェアのダウンロードに関しての注意事項
  • FIRMWARE Ver.2.2は、LUMIX Syncからのダウンロードができません。
  • 通常よりもファームウェアの更新に時間がかかる場合がございます。
    下記ページで手順を確認しながら進めてください。

その他の特長

注意事項
  • 画面表示は仕様変更により予告なく変更する場合があります。
  • 画像・イラストは効果を説明するためのイメージです。