一眼カメラ DC-GH6
現場を支える撮影アシスト機能
撮影アシスト機能の充実が、現場をスマートにする。
撮影をアシストする充実の撮影機能
様々な撮影環境で、カメラ操作を支える多彩なサポート機能
V-Logビューアシスト
V-Log撮影時に、LUT適用後の映像をファインダーやモニターに表示し、納品時のルックを確認することができます。HDMI出力映像に対してもビューアシストを適用できるので、外部モニターでのルックの確認が可能。プリセットのLUT(Vlog_709)だけでなく、カスタムLUTを読み込んで適用できる※1ので、意図した納品イメージの表示が可能です。また、GH6ではVLTフォーマットに加え、新たにCUBEフォーマットにも対応。複数の機器間で色を正確に共有することができます。
※1 ファイル名に使用できる文字数は、カードのファイルシステムによって異なります。(ファイル名は半角英数字をお使いください)
- FAT32(SDカード/SDHCカード):8文字まで(拡張子を除く)
- exFAT(CFexpressカード/SDXCカード):255文字まで(拡張子を含む)
V-Logビューアシスト選択画面
HLGビューアシスト
「HLGビューアシスト」を使用すれば、搭載されているモニターやOLEDファインダー、またHLGに対応していない外付けモニターでも、被写体に合わせて階調・露出を確認しながら撮影を進めることができます。
空などの高輝度被写体(MODE1)・人物などの中間輝度被写体(MODE2)の確認に適した表示モードを用意しているので、使い分けることでSDRモニターでも正しい階調や露出でHDR動画撮影を行うことができます。
アナモフィックデスクイーズ表示
アナモフィックレンズを使用した撮影中でも、シネマスコープサイズ相当(2.39:1/2.35:1)に引き伸ばした状態を画面上で確認できる「アナモフィックデスクイーズ表示」機能を搭載しました。これまでは画面上で4:3の比率で縮小表示されていましたが、引き伸ばした状態を画面上で確認できるので、編集後の仕上がりをイメージしながら構図決めやセッティングを行うことができます。
フレーム表示
撮影時に様々なアスペクトのフレームを画面表示できます。例えば、16:9での撮影後にシネマスコープで納品する際に、納品時の画角を確認しながらの撮影ができます。アナモフィック撮影を含む全ての撮影モードに適用でき、LUMIX S1H同様に撮影環境に合わせてフレームの色やフレームマスクの透過度を変更することも可能です。
さらに、従来の固定アスペクトに加えて新たにカスタム機能を追加。任意のサイズとアスペクトに調整することが可能になり、「被写体のサイズに合わせてフレームを設定し、構図内の所定位置で被写体を捉え続ける」や「少し余白を取ったフレームを表示する」など、撮影の意図に合わせた柔軟なフレーム表示ができるようになりました。
©Sebastian Linda ※この写真はLUMIX GH6で撮影されたものです。画像は効果を説明するためのイメージです。
セーフティーゾーンマーカー表示
新たに、テロップなどの画面情報を収めるセーフティーゾーンの表示に対応。80%、90%、95%の3段階でセーフティーゾーン設定が可能です。
©Sebastian Linda ※この写真はLUMIX GH6で撮影されたものです。画像は効果を説明するためのイメージです。
動画記録中の赤枠表示/タリーランプ
動画記録中にモニター全体に赤枠を表示することで、撮影ミスを防ぐことが可能です。赤枠表示は、ON/OFFを選択できます。
また、カメラボディのフロント(被写体側)とリア(撮影者側)にタリーランプを搭載しました。カメラオペレーターや被写体にカメラ動作を知らせることができます。タリーランプは、フロント・リアのそれぞれを独立で明るさの設定やON/OFFを選択することが可能です。
動画記録中の赤枠表示
©Sebastian Linda ※この写真はLUMIX GH6で撮影されたものです。画像は効果を説明するためのイメージです。
タリーランプ
波形モニター(WFM)・ベクトルスコープ表⽰
映像制作現場で多⽤されている「波形モニター」と「ベクトルスコープ」をモニターに表⽰することができます。
明るさを表す信号(輝度信号・ルミナンス)と、⾊相と彩度を表す信号(⾊構成要素・クロミナンス)を測定計測しながらの撮影ができ、記録する映像の信号を正確に確認しながら撮影ができます。また、波形モニターの表⽰サイズの変更も可能です。
●波形モニター表示
©Sebastian Linda ※この写真はLUMIX GH6で撮影されたものです。画像は効果を説明するためのイメージです。
●ベクトルスコープ表示
©Sebastian Linda ※この写真はLUMIX GH6で撮影されたものです。画像は効果を説明するためのイメージです。
ゼブラパターン
表示バリエーションを多様化し、閾値の異なる[ゼブラ1]、[ゼブラ2]の同時表示が可能。例えば「すでに白飛びしている部分」と「白飛びしそうな部分」を同じ画面で確認できます。さらに、輝度の上限と下限を設定してその範囲内をゼブラパターン表示できるので、スキントーンの測定や、V-Log時の18%標準反射板を使用した露出設定などに有効です。
スポット輝度メーター
被写体のごく一部の範囲の輝度を測定。測定枠は移動が可能なため、構図を決めた後に任意の位置の明るさを測ることができます。通常撮影時は-7~109%(IRE)の範囲を測定、%で表示。露出補正やISO、ゲイン設定を行うとリアルタイムで測定値に反映されます。さらにV-Log設定時はストップ単位に換算して表示。18%標準反射板を測りながら[0 STOP]に調整することで、正確な標準露出が得られます。
V-Log時
スタンダード時
©Munemasa Takahashi ※この写真はLUMIX GH6で撮影されたものです。画像は効果を説明するためのイメージです。
コントロールパネル(SS/ゲイン操作)
撮影時の素早い判断と操作をアシストするために、動画用コントロールパネルを用意。写真撮影とは異なる、動画撮影・制作時に必要な設定項目にすることで、スムーズな作業をサポートします。
さらに、シャッタースピードと感度の単位も、3種類から選択可能。従来通りの「秒/ISO」の操作に加えて、一般的なビデオカメラと同じように扱うユーザー向けの「秒/dB」と、映画用カメラに慣れているユーザー向けの「角度/ISO」を用意。慣れ親しんだオペレーションタイプで、より円滑な映像制作に貢献します。
■SS/ゲイン操作=角度/ISO
■SS/ゲイン操作=秒/dB
■SS/ゲイン操作=秒/ISO
オーディオ情報表示
天面にオーディオ情報表示ボタンを設け、オーディオ関連の主要な設定を一覧・設定できる、オーディオ情報画面を新たに搭載。4ch全てのオーディオ状態の確認に加え、録音レベルの設定や音声入力ミュートなど、撮影前・撮影中に素早くアクセスしたい設定を1つの入り口に集約。また、ヘッドホンに出力する音声のチャンネルを設定することも可能です。
録音レベル表示
シネマカメラと同じ表⽰特性のメーターを採⽤しました。 -36dB〜-12dBを2dB刻み、-12dB〜0dBを1dB刻みで表⽰します。全域3dB刻みと⽐較し、特に⾳割れが気になる範囲をよりきめ細かくチェックできます。さらにピークレベル値の表⽰やレベル毎の⾊分け表⽰も採⽤し、直感的な録⾳レベル管理が可能です。
また、撮影時、ヘッドホンに出力する音声のチャンネルを設定することが可能です。
ケルビン(色温度)表示
撮影中にケルビン(色温度)を表示することが可能になり、スムーズな現場作業をサポートします。
※この写真はLUMIX GH6で撮影されたものです。画像は効果を説明するためのイメージです。
シンクロスキャン
蛍光灯下での撮影やテレビ画⾯、PCモニター画⾯を撮影する場合などに発⽣する、画⾯のちらつき(フリッカー)を低減。シンクロスキャンを⾏う事により、環境に合った適正なシャッタースピードの選択が可能になり、従来のフリッカー軽減機能では処理しきれなかった微妙な低周波の揺れにも対応しています。
カラーバー表示
撮影画面にカラーバーを表示します。カラーバー表示中は、テストトーンが出力されます。
■SMPTEカラーバー
■EBUカラーバー
■ARIBカラーバー
シネスタイルファイル設定
従来の記録ファイル名方式に加えて、「動画ファイル名」を「シネスタイル」に設定しているとき、VARICAMシリーズやEVA1などの業務用カメラでも採用されている「シネスタイル」のファイルで記録することが可能になりました。どの機材でいつ撮影したかをファイル名のみで確認できるだけでなく、業務用カメラと組合せて使う場合の素材管理を容易にし、撮影後のワークフローのユーザビリティが格段に向上します。
インスタントカスタム登録
撮影待機画面で、「カスタムモード登録」を登録したFnボタンを押すと、現在の撮影設定を素早くカスタムモードに登録できます。
これまで、カスタムモードは撮影者ごとのベース設定として活用されていましたが、メニューに入ることなく現在の撮影設定が保存できるので、その日だけの一時的な記憶領域としても使いやすくなりました。
その他の特長
注意事項
●画面表示は仕様変更により予告なく変更する場合があります。
●画像・イラストは効果を説明するためのイメージです。