正しく使って、思い通りの仕上がりに衣類スチーマーの上手な使い方

衣類スチーマーの上手な使い方 衣類スチーマーの上手な使い方

シワがとれないのは使い方が間違っているから?

衣類スチーマーは間違った使い方をするとシワがとれないこともあります。正しい使い方を確認して上手に使いましょう。
また、素材やアイテムに合わせた使い方でよりキレイにシワを伸ばすことができます。

パワフルなスチームでシワとりを実証

裾をひっぱりながらゆっくりスチームをあてるだけで、手軽にシワがのばせます。

スチームの見えやすい環境で撮影しています。

基本の使い方

安定した場所に設置、ボタンは全て閉める
STEP1

衣類をハンガーにかけ、ハンガーが動かない安定した場所にセット。
ボタンは全て閉めた状態に。

  • ハンガー:滑りにくいタイプがおすすめ
ゆっくりあてる、軽く引っ張る
STEP2

衣類の端を軽くひっぱりながら、スチームをゆっくりあてる。

<動かす速さの目安>

  • 綿・麻系・ウール系:10 cmを約3秒で
  • レーヨン・ポリエステル系:10 cmを約1秒で

スチームの基本のあて方

イラスト:アイロン面を衣類から1 cm程はなす
デリケートな衣類やふんわり仕上げたい衣類の場合

アイロン面を衣類から1 cm程「はなす」。

イラスト:アイロン面を衣類にあてる
きちんと仕上げたい衣類の場合

アイロン面を衣類にあてる。

「はなす」「あてる」の2通りのあて方がありますが、素材によってかけ方のコツがあります。
また、素材によっては、アイロン面を衣類にあてて使えないものがあります。

シャツの襟や袖などしっかり仕上げたいところは、アイロン台かミトンを使いましょう

*アイロンミトンは付属していません。市販のものをお求めください。

イラスト:アイロン台とミトン
衣類スチーマー

お出かけ前にサッとシワとり・ニオイとり

よくある間違い
シワが伸びにくい使い方

シワが伸びにくい時は、使い方が間違っていることも。正しく使えているか確認しましょう。

衣類の端を引っ張れていない

イラスト:衣類の端を軽く引っ張る

衣類の端を軽く引っ張りながらスチームをあてるとシワがとれて仕上がりがキレイになります。

衣類のボタンが閉まっていない

イラスト:ボタンは全て閉める

襟元の一番上のボタンや袖口のボタンも閉めると、引っ張りやすくなるので、よりシワが伸びやすくなります。

動かすスピードが速い

イラスト:ゆっくりあてる

動かすスピードが速いとシワがとれにくいことがあります。素材に合った使い方でゆっくりスチームをあてましょう。

スチームがあたっていない

イラスト:はなしすぎない。1 cm程はなす

アイロン面を衣類から「はなす」間隔は、1 cm程。「はなし」過ぎるとスチームが十分当たらず、シワが伸びにくくなります。

衣類スチーマーが使える素材

衣類についている絵表示のアイロン記号をみて、衣類スチーマーが使えるか確認しましょう。
絵表示がない場合は、素材名に従い、素材に合った使い方をしてください。

絵表示一覧表

〇 衣類スチーマーが使える絵表示

絵表示:高温200℃まで
絵表示:中温150℃まで
絵表示:低温110℃まで
  • 混紡素材の場合は、低いほうの素材に合わせてください。
  • 「あて布」の表示がある場合は、アイロン面を衣類から「はなして」、使用してください。
  • 「低温記号/中温記号」などの熱に弱い布地や色の濃い素材に使用する場合は、衣類を傷めるおそれがあるため目立たない所でためしがけをしてからご使用ください。

× 衣類スチーマーが使えない絵表示

絵表示:アイロン不可
  • 「アイロン不可」の表示がある場合は、スチームは使用しないでください。
  • 皮革製品類には、使用できません。

素材別 あて方のコツ

綿・麻(混紡素材を含む)

高温200℃まで ○はなす ○あてる
  • はなす:高温
  • あてる:高温
  • 動かす速さの目安:10 cmを約3秒で

アイロン面をゆっくり動かしましょう。動かすスピードが速いとシワが取れにくいことがあります。パリッと仕上げにはむきません。

衣類スチーマー画像
フラットなアイロン面を使ってプレス仕上げも

パナソニックの衣類スチーマーならプレスもできる2WAYで便利です。

プレスする場合、テカリ防止のためあて布の使用をおすすめします。

ウール・カシミヤ

中温 150℃まで ○はなす ○あてる(ドライのみ)
  • はなす:高温
  • あてる:中温
  • 動かす速さの目安:10 cmを約3秒で

ふんわりさせたい時は、「高温」のパワフルスチームがおすすめです(アイロン面は「はなす」)。
シワが気になるときは、「中温」で、スチームを出しながらアイロン面をあてて滑らせるように使いましょう。
毛足の長いコートは、風合いを維持するため、裏側からスチームをあてましょう。

レーヨン・ポリエステル

中温 150℃まで ○はなす ○あてる(ドライのみ)
  • はなす:高温
  • あてる:中温
  • 動かす速さの目安:10 cmを約1秒で

サッとアイロン面を滑らせるように使いましょう。
特に、レーヨンは、長時間スチームをあてると縮むことがあります。

シルク・ベルベット

低温 110℃まで ○はなす ×あてる
  • はなす:高温
  • あてる:低温(ドライのみ)
  • 動かす速さの目安:10 cmを約3秒で

デリケートな素材なのでアイロン面をあてるときは、一方向に動かしましょう。

アクリル

低温 110℃まで ○はなす ×あてる
  • はなす:高温
  • あてる:低温(ドライのみ)
  • 動かす速さの目安:10 cmを約3秒で

スチームした後に形を整えましょう。

こんな悩みにも活躍
アイテム別 仕上げ方のコツ

(この写真の衣類スチーマーは、2023年モデル NI-FS790です)

Tシャツのたたみジワ
Tシャツのたたみジワ

アイロン面を衣類にあてスチームをゆっくりあてながら動かす。

Yシャツのシワとり
Yシャツのシワとり

ボタンを全て閉めて、衣類の端を軽く引っ張りながらスチームをあてる。

パンツの折りジワ
パンツの折りジワ

裾をしっかり引っ張りながらスチームをあてる。

こまめに洗えないジャケットのケア
こまめに洗えないジャケットのケア

上から下へ垂直におろすようにかける。

シルエットを整えたいプリーツスカート
シルエットを整えたいプリーツスカート

裾を引っ張りながら、折り目に沿って上下に動かす。

ふんわり仕上げたいフリルのあるブラウス
ふんわり仕上げたいフリルのあるブラウス

フリル部分は、衣類から1 cm程「はなして」スチームをあてる。

ニットのたたみジワ
ニットのたたみジワ

衣類から1 cm程「はなして」スチームをあて、蒸気の力でふんわりと仕上げる。

厚手のトレンチコート
厚手のトレンチコート

厚手の生地の場合は、本体をゆっくり滑らせるように繰り返し動かし、スチームをたっぷりあてる。

ファブリックアイテムにも

洗いにくいカーテンやクッションカバーも、衣類スチーマーで清潔に

お気に入りのファブリックアイテムを、衣類スチーマーでサっとケア

シワとり以外に脱臭も

衣類についたニオイを脱臭

衣類スチーマーなら汗や食べ物、タバコのニオイはもちろん、加齢臭までしっかりとります。

衣類スチーマー ラインアップ

NEWNI-FS70A

プレミアムモデル

NEWNI-FS60A

ハイスタンダードモデル

NEWNI-FS40A

スタンダードモデル

NI-GS410

スチーム専用タイプ

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