毎日簡単!冷めてもおいしいお弁当ご飯の炊き方・冷まし方
ライター:UP LIFE編集部
2024年5月10日
食・レシピ
子どもや家族、自身の健康のためにお弁当を作る方も多いことでしょう。お弁当は「冷めてもおいしくつくること」が大切ですが、これがなかなか難しいものです。そこで、冷めてもおいしいご飯の炊き方や冷まし方をご紹介します。ぜひ、毎日のお弁当作りに役立ててください。
お弁当に使える!お米の旨みを閉じ込める炊き方
冷やご飯がおいしくない原因は、冷めるとお米の中の水分や旨みが損なわれていくから。ひと手間かけた炊き方で、お米の中の水分や旨みをしっかりと閉じ込めておけば、冷めたときに味が落ちにくくなります。
調味料や油でお米をコーティング
炊くときに、ごく少量のオリーブオイルやはちみつ、みりんなどの調味料を加えると、炊き上がったお米が調味料でコーティングされ、冷めても水分や旨みが損なわれにくくなります。また、調味料が持つ風味や旨みによって、香りや艶もよくなります。なお、みりん等の甘み成分を含む調味料の場合には、釜底のご飯に焦げ色がつきやすくなりますので、ご注意ください。
冷めてもおいしいお米で炊く
冷めてもおいしいお米で炊くことも大切です。お米に含まれるでんぷんには、アミロースとアミロペクチンがあります。
このうち、アミロペクチンは水分を逃しにくい特徴があります。お弁当に使うなら、アミロペクチンを多く含む品種のお米を選びましょう。
もち米と混ぜて炊く
アミロペクチンを効率よく含ませるなら、白米ともち米を9:1の割合で炊き上げましょう。もち米により、普段のお米にもちっとした食感を加えられます。もちもちとした食感のお米がお弁当で食べられると喜んでもらえるでしょう。
なお、水分量が多くなりやすいため、水の量は減らして炊いてください。
十分に浸漬する
お米は、炊く前に十分な浸漬も大切です。
浸漬にかける時間の目安として、白米は最低でも30分、玄米なら5〜6時間はしましょう。なお、お米に余分な水分が残ると細菌の繁殖を招く原因につながりかねません。気温が高い季節なら、冷蔵庫で浸漬しましょう。
ご飯の余分な水分を飛ばす冷まし方
炊き立てはおいしいのに、冷ますとべちゃっとなってしまうのは、お米の表面に余分な水分が付いた状態で冷やしているから。余分な水分をほどよく飛ばしながら冷ませば、ふっくらとした食感のおいしい冷やご飯になります。
冷まし方1.ご飯を木製のおひつに詰めて冷ます
余分な水分を飛ばすためにおすすめなのが、昔ながらの「おひつ」。アツアツのご飯を木製のおひつに詰めると、おひつの木製素材が、お米の表面に付いた余分な水分を吸い取ってくれます。しかも、木は湿り過ぎると水分を発散し、湿気を上手にコントロールしてくれるので、ご飯が乾いて硬くなることもありません。
冷まし方2.木製のお弁当箱に詰めてから冷ます
木製のおひつを使うのが面倒なら、桐のお弁当箱など、お弁当箱自体を木製にするという手も。おひつと同じく、お弁当箱の木製素材がお米の水分量を適した状態にキープしてくれるので、冷やご飯でもふっくら、おいしくいただけます。さらに、木製のお弁当箱は通気性がよく、食品が傷みにくいので、暑くなる夏の季節にもおすすめです。
お弁当のお米はいつ炊くのが正解?
これまでお弁当用ご飯の炊き方を紹介してきましたが、どのタイミングで炊くのがベストなのでしょうか。
お弁当のご飯は、朝炊くのがベストなタイミングになります。
お弁当のご飯を前日に炊いて保存しようとすると、雑菌の繁殖を招く原因になります。おいしさはもちろん、衛生面的にも不安が残るでしょう。中でも、夏場は気温と水分で雑菌が繁殖するリスクが高いです。
前日のおかずとご飯をお弁当に詰めたいと考える方は多いでしょう。しかし、お米が痛む恐れや翌朝に温める工程を踏むことを考えると、あまりおすすめはできません。
当日の朝に炊いて、お弁当に詰めることでおいしく安全に食べられます。
冷めてもおいしいお弁当ご飯ならパナソニックの炊飯器と冷蔵庫がおすすめ
時間に追われてバタバタの朝のお弁当づくりは、ちょっとした手間も面倒なもの。前日の夜にお弁当を詰めて、冷蔵庫に入れておくという方も。ほったらかしで冷めてもおいしいご飯が炊ける炊飯器や、あら熱取りがすばやくできる冷蔵庫を活用して、簡単に、手早く、冷めてもおいしいお弁当を作りましょう。
「最高250℃高温スチーム」で、お米の旨みを閉じ込める炊飯器
「最高250℃高温スチーム」機能の付いたパナソニックの炊飯器は、過熱水蒸気を噴射して最後までしっかり加熱し続けることで、お米の表面を、お米の旨みでコーティングします。さらに表面の余分な水分を飛ばしながらも、中の水分は逃さないので、ベタつきの少ない、冷めてもおいしいご飯に。
お米と水の計量から炊飯まで「全自動」の炊飯器も
自動計量炊飯器 SR-AX1なら、お水と無洗米をセットしておくだけで、スマホからお茶碗一杯分から炊くことができ、朝にお弁当に使う分だけ炊いておけば炊きたてご飯を楽しめます。好きな量だけ炊けるので、冷凍する手間も省けます。
「はやうま冷却」で、簡単スピーディにお弁当のあら熱取りができる冷蔵庫
アツアツ※1のご飯を入れたお弁当箱は、そのまま冷蔵庫へ。パナソニックの冷蔵庫の「はやうま冷却」機能を使えば、たったの3分であら熱取りが完了。お弁当を手早く冷ませて、忙しい朝に大助かりです。
お弁当ご飯にはあら熱を取ってくれる「うま冷えプレート」もおすすめ!
「はやうま冷却」搭載冷蔵庫をお持ちでいない場合は、別売で購入できる「うま冷えプレート」もおすすめです。冷凍室で24時間以上冷やしておけば、お弁当のあら熱取りの他にも、冷製料理や生鮮食品などの冷たさをキープし、食卓で「冷たい鍋敷き」としても使えます。
- 約70℃を目安にしてください。
お弁当ご飯の炊き方をマスターしておいしく食べよう
お弁当を作るために、早起きするのも献立を考えるのも毎日続くと正直ツラいでしょう。とはいえ、「冷めてもおいしいご飯が炊けた」とか「時短になる方法を見つけた」とか、日々ちょっとした発見があれば、少しでも前向きになれるものです。毎日のお弁当作りをできるだけ楽しみながら、乗り切っていきましょう。
2024年5月10日 食・レシピ
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