日本のくらしを、浄水技術で支えた60年。

日本のくらしを、浄水技術で支えて60年。

HISTORY

井戸水の安全確保から、水道水との向き合い方の変化。
そして、くらしに寄り添う水へ。
水の課題が変わるたび、パナソニックはその時代に必要な浄水技術を磨き続けてきました。
家庭の水とともに歩んだ60年をひも解きます。

※ご紹介する過去製品のうち、「PJ」で始まる品番は九州松下電器、「TK」から始まる品番は松下電工から発売されたものです。

1960–70年代|水を守る
※写真はPJ‑21R/PJ‑H101

1960–70年代|水を守る

水道整備は進みつつも、地域には井戸水が多く残り、
「家ごとに水の安全を考える」必要があった時代。
当時は、水を選ぶ以前に、まず“飲める水を守る”ことが暮らしの課題でした。

1966年には、井戸水をくみ上げながら浄水する、
家庭用浄水の原点ともいえる「井戸用浄水器」を発売。
当時の暮らしの課題に、正面から取り組んできました。

[代表的な製品]
・1966年|井戸用浄水器 PJ‑21R
・1979年|アルカリイオン整水器(貯水式) PJ‑H101

1980年代|水道水と向き合う
※写真はTK65/TK711

1980年代|水道水と向き合う

水道の安定供給とともに、より安全でおいしい水が求められるようになった1980年代。
水道水の塩素と有機物が反応してできる発がん性物質「トリハロメタン」が問題視され、「水道水のにおい」「味」への違和感が家庭で意識され始めました。

そうした水道水の塩素除去の必要性をふまえ、
1983年には初代となる「蛇口直結浄水器」を発売。
以降、浄水は特別な設備ではなく、毎日の蛇口で行うものと進化していきます。

[代表的な製品]
・1983年|蛇口直結型浄水器(みず自慢) TK65
・1989年|清水器(ミズトピア) TK711

1990年代|水を選ぶ
※写真はPJ-A40MRA/TK745

1990年代|水を選ぶ

ミネラルウォーターが話題となり、
水を「選ぶもの」として意識する人が増えた1990年代。
食中毒の流行などもあり、安全性はもちろんのこと、
おいしさや体との相性まで含めて水の“質”が語られ始めました。

家庭においては、水道水を電気分解してつくる「アルカリイオン水」の
需要の高まりを受け、1993年に、アルカリイオン整水器を発売しました。

[代表的な製品]
・1991年|据置型浄水器 TK716
・1993年|アルカリイオン整水器 PJ-A40MRA
・1994年|ミネラル添加型浄水器(ミネラルミズトピア) TK760
・1998年|アルカリイオン整水器 PJ-A36

2000年代|性能を更新する
※写真はTK8051/TK-PA10

2000年代|性能を更新する

家庭用品品質表示法の改正による性能表示の義務付けや、
除去物質数の拡大によって、浄水器は「高除去・高機能」を数字で比較される存在に。
水の価値が高まる一方で、その安全性や効果を「信じてよいのか」が、
社会から問われ出したのが2000年代でした。
同時に、渇水や断水の記憶、箱買いのペットボトル水の常備といった経験から、
水を「選ぶ」だけでなく、「備えて管理する」意識が芽生え始めました。

パナソニックでは、浄水技術の根拠となるカートリッジの性能を追求するとともに、
その性能を分かりやすく説明する工夫を重ねてきました。
2000年代後半には、離せて置ける設置性と高機能を両立したアルカリイオン整水器や、パナソニック初代となるポット型浄水器を相次いで発売。
暮らしにおける多様な水の価値を届けてきました。

[代表的な製品]
・2007年|アルカリイオン整水器(蛇口からイオン水方式) TK8051
・2008年|ポット型ミネラル浄水器 TK-PA10

2010年代|社会とくらしで水を考える
※写真はTK-CS30/TK-AJ01

2010年代|社会とくらしで水を考える

大規模断水を含む災害の経験や、節約・環境意識の高まりから、
家庭で「飲む水・料理に使う水」をどう確保し、
どう続けるかが現実的なテーマとなった2010年代。
「水筒男子」など、水を持ち歩く行動も日常となり、
使いやすさ・続けやすさ・生活導線への馴染みやすさが、
浄水器の選ばれる理由となっていきます。

2010~11年には、寝かせて収納可能なポット型ミネラル浄水器や、
調理用軟水器を発売。浄水器の置き場所の制約や、調理における使い勝手など、
家庭ごとに異なる水の課題に取り組んできました。

[代表的な製品]
・2010年|ポット型ミネラル浄水器 TK-CP40
・2011年|調理用軟水器 TK‑CS30
・2012年|アルカリイオン整水器(セパレートタイプ) TK-AJ01
・2013年|還元水素水生成器 TK‑HS90

アルカリイオン水(還元水素水)とは

アルカリイオン水(還元水素水)とは

アルカリイオン水(還元水素水)とは、その言葉通り「水素を含んだアルカリ性の水」のこと。

アルカリイオン整水器(還元水素水生成)で、電気分解の電極反応によりつくられます。
胃腸症状の改善にアプローチをする水を作る機器ということで、
家庭用の医療機器として認証を得ています。

2020年代|家庭で完結させる
※写真はTK-AS47/TK-AS48

2020年代|家庭で完結させる

現在では、ライフスタイルの多様化や社会環境の変化により、在宅時間が増加。
またPFASへの関心から、「自宅で使う水」への意識が一段と高まり、
家庭内で水をまとめて管理したいという新たなニーズも生まれています。

こうした価値の広がりとともに、整水器は多くの家庭に受け入れられ、
2023年には累計300万台突破しました。

生活家電に求められる価値が変化する中、
“どんな状況でも、家庭で安心して水を使えること”を第一に考えて、
これからも製品開発に取り組んでいきます。

[代表的な製品]
・2021年|浄水器 TK‑AS47/TK‑AS48

* 還元水素水生成器・アルカリイオン整水器は、家庭用医療機器です。