台風への備え 事前の対策・行動
台風への備えは万全ですか?
早めの準備と余裕をもった行動を。
台風は、停電の起こりやすい災害です。雨風への対策だけでなく、停電や断水も想定してしっかり備えることが大切です。事前に用意しておくもの、知っておくべきことなどを解説します。
*内容は一例です。各ご家庭の家族構成やライフスタイルによって、一人ひとりにあった備えを行うことが重要です。
*最新の気象情報やお住まいの自治体からの災害情報をご確認の上、行動ください。
この記事は2022年6月17日時点での情報です。一部変更及び生産終了の製品が含まれています。
台風への備え一覧はこちら
本ページで紹介する内容をリストにしました。
便利なPDFでもダウンロードできます。
災害時に役立つ、電池防災グッズ
台風への備え
台風接近中、何をしたらいい?
事前に行う、台風対策
停電への備えは、3~7日分が目安
食料・飲料水など最低でも3~7日分を備蓄する
台風は停電のリスクが高いだけでなく、断水などライフラインが途絶える可能性もあります。食料や水は、最低でも3~7日分を用意しておきましょう。懐中電灯などのあかりの確保も忘れずに。それ以上停電などが続くようなら、避難も検討しましょう。
風呂に水をためて生活用水を確保する
断水すると、トイレを流せなくなるなどの不便が発生します。飲料水とは別に、生活用水を確保することも大切です。浴槽やペットボトル、バケツにあらかじめ水をためておくようにしましょう。
窓や雨戸はしっかりと閉め、鍵をかける
強風で飛ばされてきたものが当たり、窓ガラスが割れないように、雨戸で覆ってしまうのが一番の対策。
雨戸はサビついていたりして閉まらなくなる場合もあるので、事前に確認しておくことも大切です。雨戸がない場合は、ガムテープなどで目張りして、すき間を作らないようにすることで窓が割れにくくなります。
最新情報を確認できるよう、ラジオの準備やスマートフォンの充電を
災害時は安全を確保するため、最新情報を確認することが大切です。スマートフォンなどはあらかじめ充電しておき、乾電池式のモバイルバッテリーも準備しておきましょう。通信障害に備えて、情報収集の手段は複数用意しましょう。手回し充電対応のラジオならいざという時に乾電池がなくてもラジオ・ライトが使えるので便利です。
ラジオの周波数は都道府県で放送の周波数が違います。事前にお住いのエリアの放送周波数を確かめておくと良いでしょう。
モバイルバッテリー
周囲への被害を減らすためにも、屋外の備えはしっかりと
被害軽減のため、側溝や排水溝を掃除する
側溝や排水溝にゴミなど溜まっていると、水が流れず浸水リスクが高まります。雨風が強くなる前に掃除をしておきましょう。雨どいに枯葉なども詰まっていないか確認しておくと安心です。
浸水の可能性がある地域は水のう・土のうの準備も
水のうや土のうで玄関や出入口をふさげば、浸水被害を抑えることができます。川などが近くにある場合は、用心して用意しておきましょう。
風に飛ばされそうなものは、固定するか屋内へ移動を
植木鉢や自転車など、屋外に置いているものは、屋内に移動しておくと安全です。プロパンガスが外にある場合は固定されているかの確認も忘れずに。
台風は停電のリスクが大。数日では復旧しない可能性も
風が強いほど、停電のリスクは高まる
台風は停電が起こりやすい災害です。暴風による倒木や、トタンや看板などの飛来物によって、電線が損傷することがあるからです。海に近い地域では、塩分を含んだ強い潮風が吹き付けることで、電気設備がショートして停電になることもあります。最大瞬間風速40 m/s以上の暴風予想時は長期停電に備えましょう。
送電線が損傷すると、広範囲で停電が起こる
電線には、送電線と配電線があります。送電線の損傷による停電は広範囲におよびますが、比較的早く復旧します。配電線の場合、停電の範囲は狭いですが、復旧に時間がかかることも。台風が過ぎ去った後も不便が続くことを想定して備えることが大切です。
浸水や土砂災害から身を守るために
避難の備えとタイミング
最新情報を確認し、雨風が強くなる前に避難を検討する
台風は進路や接近のタイミングが予測できます。「備え」を徹底したうえで、「避難のタイミング」を正確に捉え、危険と判断された場合はためらわずに避難しましょう。自分と大切な人の命を守るため、最新情報を確認し「備え」と「避難計画」を立てましょう。
事前に確認すること
- ハザードマップで自宅の浸水・土砂災害などのリスクを確認
自治体などが配布、もしくはWEB上で確認できるハザードマップで、自宅とその周辺がどの程度浸水するのかを確認。「家屋倒壊等氾濫想定区域」に入っているか、「浸水の継続時間」も見ておきましょう。
- 内水ハザードマップも確認
河川から遠い場合も、河川の増水や排水能力を超える多量の雨が降り、排水が追いつかず建物や土地が浸水してしまうことがあります。内水ハザードマップで確認できます。
最新情報に応じた避難計画
【接近、直撃の恐れがある場合】 強風域に入る前に指定の避難所に避難
強風や豪雨、夜間など、外に出るよりも自宅にとどまった方が安全な場合はなるべく高い場所へ移動しましょう。また、斜面や水面が近くに存在する場合は、反対側の部屋で待機しましょう。