大雪・豪雪への備え 事前の対策・もしもの行動
大雪・豪雪への備えは万全ですか?
早めの準備と余裕をもった行動を。
冬の大雪・豪雪は、交通インフラの混乱や事故、停電などの二次災害リスクも高まります。雪が激しく降る前に準備しておく対策法や雪道の注意点を紹介します。
*内容は一例です。各ご家庭の家族構成やライフスタイルによって、一人ひとりにあった備えを行うことが重要です。
*最新の気象情報やお住まいの自治体からの災害情報をご確認の上、行動ください。
この記事は2023年2月7日時点での情報です。一部変更及び生産終了の製品が含まれています。
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災害時に役立つ、電池防災グッズ
大雪・豪雪への備え
雪の予報、何をしたらいい?
事前に行う、大雪・豪雪対策
暴風や着雪、倒木による停電・低温による凍結リスクに備える
電気がなくても、暖をとれる準備を
暴風や着雪、倒木による停電に備え、石油ストーブや防寒着・カイロなどを備えましょう。石油ストーブは着火するか事前に確認しておくと安心です。手袋、アルミシートや毛布で体の熱を逃さず、カイロや湯たんぽで温めるのが効果的。首の後ろや足首など、太い血管がある場所を温めるのがコツです。
食料・飲料水など、最低でも3~7日分を備蓄する
外出しないで済むように、食料や水は、最低でも3~7日分を用意しておきましょう。温かいスープなどで代謝を上げ、体を中から温められるように、カセットコンロ・予備のボンベも用意しておくと良いでしょう。
最新情報を確認できるよう、ラジオの準備やスマートフォンの充電を
雪の状況は刻々と変化するので、最新情報を確認することが大切です。スマートフォンなどはあらかじめ充電しておき、電池式のモバイルバッテリーも準備しておきましょう。通信障害に備えて、情報収集の手段は複数用意しましょう。手回し充電対応のラジオならいざという時に乾電池がなくてもラジオ・ライトが使えるので便利です。
ラジオの周波数は都道府県で放送の周波数が違います。事前にお住いのエリアの放送周波数を確かめておくと良いでしょう。
部屋を照らすライト・ランタンなどのあかりを複数灯用意する
雪雲が空を覆い、昼間でも部屋が薄暗くなります。特に降雪の激しいエリアでは、積雪で窓が塞がり、分厚いカーテンをしているように暗くなることも。もしもに備えて、ライトやランタンなどあかりの用意をしましょう。各部屋に1灯、移動用に家族の人数分を用意をしておくと安心です。電池のストックも忘れずに。
水道管凍結に備え、少しずつ水を出しておく。生活用水も確保
気温が氷点下4℃以下になると、都市部でも水道管や給湯器内の水が凍結する恐れがあります。事前に凍結の対策を行っておきましょう。
- 就寝前に給湯器の電源を切り、浴槽やキッチンなどの蛇口から4 mmほど水を出しておく
- むき出しになっている水道管や蛇口に防寒材や布などを巻く
- 水道管に取り付けられている水抜き栓を操作する「水抜き」 など
またトイレや洗濯などに使えるよう、浴槽やペットボトルなどに生活用水を確保しておきましょう。
1灯で部屋全体※1を明るく照らす「でかランタン」などおすすめのライト・ランタンを紹介。
自動車の利用は避ける。やむをえず運転の必要がある場合は積み荷の見直しを
雪が激しく降ると、高速道路に閉鎖や一般道も通れなくなる可能性が高くなります。大雪が予想されたら、早めに帰宅し、自動車での外出は避けましょう。やむをえず運転の必要がある場合は、事前に準備を行いましょう。
事前に確認すること
- 積雪路・凍結路用タイヤに交換
ノーマルタイヤでの、雪道や凍結した道路の走行は極めて危険です。
- 燃料と携帯・スマートフォンの充電を満タンに
万が一に備え、立ち往生した場合に必要な暖がとれるよう、燃料は満タンに。通信機器の充電も忘れずに。
車内に積んでおくもの
長時間、立ち往生する場合も想定して、防寒・豪雪対策や生活必需品を用意しておきましょう。避難する場合に備え、1~2日分を目安に。
- 防寒着
- 手袋
- 毛布
- アルミシート
- カイロ
- 長靴
- 雪かき用スコップ
- スノーブラシ
- ブースターケーブル
- タイヤチェーン
- 懐中電灯・ランタン
- モバイルバッテリー
- ラジオ
- 携帯トイレ
- 非常食
ライトとしても使える、モバイルバッテリーなど、おすすめの電池防災グッズを紹介。
降雪時や降雪後
雪道を歩くときの注意点
不要不急の外出は避ける。やむをえず外出する場合は歩き方や服装に気をつけて
大雪が予想されたら、早めに帰宅し、不要不急の外出は避けるように。やむをえず外出する場合には、最新の気象情報や交通情報を気に留め、十分な時間的余裕を持って行動しましょう。
歩き方
- 歩幅は小さく
歩幅が大きいと足を高く上げなければなりません。そうすると、体の揺れが大きくなり、転倒しやすくなります。
- 靴の裏全体をつけて歩く
地面に垂直に足を踏み出し、やや前傾姿勢に。足の裏全体を路面につけて歩きましょう。
- すべりやすい場所を避けて歩く
坂や段差、タイル・白線・マンホールはすべりやすいので、歩かないようにしましょう。すべりやすい場所を見分けながら、急がず余裕をもって、歩くことが大切です。
- 両手をあける
急な動きに対応できるよう、ポケットに手をいれないようにしましょう。荷物はリュックなどで背負い、なるべく両手を空けておきましょう。
服装
- 撥水性や防水性のある長靴か底の滑りにくい靴(足にぴったりと合うサイズ)
- 万が一の転倒に備え、厚手の防寒着・手袋や帽子
その他の災害対策
家電製品の防災対策も要チェック
※1 約10畳の部屋において(当社測定基準による)