地震への備え 事前の対策・行動
もし今、地震が起きたら。
あなたは備えができていますか。
事前の対策、用意するべき持ち物などの防災グッズはもちろん、地震発生直後にとるべき行動・NG行動など事前に知っておくべき知識を解説します。
*内容は一例です。各ご家庭の家族構成やライフスタイルによって、一人ひとりにあった備えを行うことが重要です。
*最新の気象情報やお住まいの自治体からの災害情報をご確認の上、行動ください。
この記事は2022年4月25日時点での情報です。一部変更及び生産終了の製品が含まれています。
地震への備え一覧はこちら
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地震への備え
まずは自宅の安全を
室内の備え
家具が転倒した時もドアなどをふさがない配置にし、避難経路を確保する
近年の地震による負傷者は、家具類の転倒・落下・移動が原因です。
クローゼットに収納するなど、できるだけ生活空間に家具類を多く置かないようにしましょう。また、ドアや避難経路をふさがないように、部屋の出入り口や廊下には家具類を置かないレイアウトが良いでしょう。引き出しの飛び出しにも注意が必要です。
つっぱり棒や固定具などで家具・家電の転倒防止をする
つっぱり棒やL字型固定金具などで固定の対策をしておきましょう。家具の下に敷く耐震マットや固定ストッパーを組み合わせると効果が高くなります。テレビは転倒防止機能がついたものもあり、家具や家電の購入時に確認するのも良いでしょう。
窓ガラスや食器棚に飛散防止フィルムを貼る
ガラスが割れて飛び散らないように、窓や食器棚などにはガラス飛散防止フィルムを貼ります。食器棚は扉に開閉ロックを取り付けておくことで、食器の飛び出し防止になります。
暖房器具が転倒・移動しないように耐震マットなどを引く
家具類がストーブに転倒・落下・移動すると、火災などの二次災害を引き起こす危険があります。
また、発火のおそれがある家電も転倒・落下・移動防止対策が必須です。
就寝時の地震に備えておくこと
転倒の可能性のある家具の近くで寝るのはできるだけ避ける
タンスやテレビ、本棚、食器棚などは大きな地震の揺れで倒れることがあります。できるだけ、そのような重い家具の近くで寝ることを避けるか、転倒防止などの対策をしてください。
懐中電灯などあかりを枕元に、スマホも手の届くところで充電
夜中の地震で暗い中で、必要なものを探したり、周囲の状況確認にあかりは必須です。また情報源となるスマートフォンもとても重要なので、手の届くところで充電しておきましょう。
足元のケガを防ぐためのスリッパを近くに
大きな地震で足元にいろいろなものが散乱し、ガラスなどが割れた状態で裸足で歩くのはとても危険。ケガをすると避難のスピードも遅くなります。
ライト・ランタン
コミュニケーションという備え
家族と事前に決めておくこと
避難先と避難ルート
- 地域で定められている避難場所
避難先は2か所以上決めて家族と共有しておきましょう。
- 自宅から避難場所へのルート
昼と夜、目的地まで家族で歩いてみるなど、シミュレーションしておくと安心です。避難場所へのルートは災害の状況によって選べるように、複数想定しておくと良いでしょう。地震の際は、広い道路に早く出るルートを選び、台風・豪雨時は災害ハザードエリアを避けたルートを選びましょう。
集合場所
- 家族で落ち合う場所
災害時、家族と一緒にいるとは限りません。さらに、広域避難場所は多くの人々で混雑します。すぐに会えるようにピンポイントで落ち合う場所を具体的に決めておきましょう。(例:学校の正門の横)
安否確認の方法
メールやSNS、災害用伝言サービスなど、どのように連絡をとるのかを決めておきましょう。家族で使い方の確認もしておくと良いでしょう。
モバイルバッテリー
もしも地震が起きたら
発災直後にとるべき行動
揺れが収まるまで様子をみる
丈夫なテーブルの下や、物が「落ちてこない」「倒れてこない」「移動してこない」空間に身を寄せ、揺れがおさまるまで様子をみてください。
火の元の確認、初期消火
あわてず落ち着いて、火の始末をするのは揺れが収まった後です。もし出火した際、小さい火であれば消火し、天井に届くような炎であれば避難するなど無理のない行動を。
出口や避難経路を確保する
揺れがおさまった時に、避難ができるよう玄関のドアや部屋の窓を開けて出口を確保しつつ様子をみる。むやみに外に飛び出してはいけません。
屋外では門や塀から離れる
屋外では頭上からの落下物に注意をしながら、窓ガラスや看板などが落下する可能性のある壁や、ブロック塀などには近寄らず、道の真ん中を歩く。荷物で頭の上で持つなど頭を守りましょう。
もしも地震が起きたら
発災時のNG行動
火をつけない
ガスに引火して爆発する危険があるので、火をつけない。
ブレーカーをあげて通電させない
火災の危険があるので、電気機器やコードが損傷していないか、燃えやすいものが近くにないかなど 確認する前にブレーカーをあげない。
コンセントに触らない
火災の危険があるので、コンセントに触らない。
エレベーターを使わない
閉じ込められる危険があるので、エレベーターは使わない。
不要不急の電話使用は避ける
電話回線がパンクするので、発災直後に不要不急の電話の使用を避ける。
部屋を裸足で歩かない
ケガをする危険があるので、部屋の中を裸足で歩かない。
避難に車は使わない
緊急車両の通行の妨げになるので、避難に車は使わない。