Lマウント アライアンス
イメージングの世界に革新をもたらす。L マウント アライアンス
2018年で創業100周年。パナソニックはチャレンジャーであり続けました。
イメージング分野においては、2008年10月、世界初のデジタルミラーレス一眼を発売。
2009年4月には静止画と動画の撮影機能を両立させたGHシリーズを発売。
以来、蓄積してきたデジタル技術とカメラ技術の粋を集め、満を持して発表したのが、プロのためのフルサイズミラーレス一眼、LUMIX Sシリーズです。
Sシリーズの開発にあたり、私たちは高い光学性能を前提としつつ、機動性と拡張性、将来性も担保すべきと考えました。
イメージングシステムの核となるマウントに求められる要件を高画質、機材の小型化、レンズとカメラ間のデジタルインターフェイス、堅牢性など、あらゆる視点から検討した結果、最も理想的だったのがライカカメラ社の生んだLマウントです。
私たちは、ライカカメラ社および株式会社シグマと協業。
「Lマウント アライアンス」として多様なカメラ、レンズ群を生み出し、世界中のフォトグラファーやビデオグラファーの飽くなき表現意欲に応えていきます。
3社の個性が切り拓く、イメージングの新世界。
「ライカとパナソニック社は2001 年以来の親密な協業関係を保っていますが、この度、新たにL マウント アライアンスでパナソニック社とさらなる協力体制を構築できることを大変嬉しく思っています。
ライカは150年以上に渡る光学精密機械の開発、製造の経験があり、それをこの協業でも活かしてパートナーシップに貢献していく所存です。L マウントはミラーレスカメラのエキサイティングな将来を約束するもので、それを実現するためにライカはこれからも新しい商品を継続的に開発していきます。
我々のゴールは昔も今も、お客様に最高のクオリティでベストの画像を撮影いただくことです。そしてその利益を最も享受するのは、世界中の熱心な写真愛好家の皆様なのです」
ライカカメラドイツ本社
プロフェッショナルカメラシステム 責任者
「技術的には、Lマウントはバランスの良さが魅力です。20mmというフランジバックは、レンズ設計の自由度とカメラ筐体設計の自由度、マウントの強度などを高いレベルで両立することが可能です。
また、51.6mmという内径も、フルサイズとAPS-Cサイズ、いずれのイメージセンサーのカメラもカバーする事を考えればベストな口径です。また、このアライアンスの特長は、各メーカーそれぞれ目指す方向が違うというところです。
日本を代表する大手メーカーであるパナソニック社、カメラの歴史そのものといって過言ではないライカカメラ社、SIGMAとはまったく違うバックボーンを持つ2 社とアライアンスを組ませていただくことによって、SIGMAらしいより独創的な製品に集中して開発することにより、お客様の選択の自由度が限りなく広がっていくと考えています」
株式会社シグマ
商品企画部部長
「フルサイズミラーレス一眼のシステム開発において、マウントは最も重要なテーマです。当社が重視したのは、高い光学性能をしっかり出せること。さらに動画撮影との親和性、高速なレスポンスや小型化による機動性など、総合的な検討を重ねてきました。
L マウントは、当社が求める要件をすべて満たす、素晴らしいマウントです。L マウント アライアンスによってLUMIX はさらなる発展を遂げます。また、個性の異なる3 社のカメラ、レンズから最適なものを選び、組み合わせられるユーザーメリットははかり知れません。これにより、当社が目指す『デジタル時代の新たな写真文化の創造』を実現できると確信しています」
パナソニック株式会社
エンターテインメント&コミュニケーション事業部
イメージングBU
ビジネスユニット長
●L-Mountはライカカメラ社の登録商標です。