一眼カメラ DC-GH5M2“GH”の名に相応しい基本性能
デジタルカメラの概念を超えていく動画基本性能。
センサー/エンジン
高画質センサーと最新世代の高性能エンジン
20.3M画素 Live MOSセンサー
有効画素数20.3M画素を実現したLive MOSセンサーを採用し、ローパスフィルターレス設計で圧倒的な解像感を実現しています。
C4K/60pの動画撮影を可能にするとともに、電子シャッターや動画撮影時でのローリングシャッター歪み現象を抑えた忠実な描写を得ることができます。
新たにAR(Anti Reflection)コーティング処理をLive MOSセンサーの表面に施すことで、逆光の撮影環境時にセンサー面で起こりやすい不要な反射を抑え、効果的にフレアを抑制。強い光に囲まれた過酷な撮影環境でも、光の表情をありのままにとらえることができます。
ヴィーナスエンジン
解像性能・高感度性能・色再現性において高性能を誇る最新の「ヴィーナスエンジン」を搭載。マルチピクセル輝度生成とインテリジェントディテール処理による高い解像力で、高精細で自然な質感描写を実現するとともに、色モアレ抑圧処理性能も向上。新3次元色コントロールによる明度・彩度・色相別の色再現性も向上し、より忠実で豊かな色調表現を可能にしています。
さらに広がったダイナミックレンジで、空の表情も的確にとらえる
信号処理フローを最適化することで、従来機に比べハイライト側のダイナミックレンジが約25%拡大。白飛びを抑制してハイライト側のディテールをより表現できるようになり、写真や動画の撮影時に※、青空の中に浮かぶ雲の表情まで階調豊かに捉えることができます。
※「V-Log L」以外のフォトスタイル選択時。
リアルタイム認識AF
認識機能の進化により、追従精度が向上したリアルタイム認識AF
新たに「リアルタイム認識AF」を採用。一般的な「顔・瞳認識」に加え、後ろ向きの人物の頭部をとらえる「頭部認識」、遠く小さな被写体全体をとらえる「人体認識」に対応。画角により撮影意図をカメラが自動判別し、背景抜けを押さえながらフォーカスし続けます。ディープラーニングの進化と認識処理の高速化により、顔・瞳認識や人体認識の追従性や速度が大幅に向上しています。また「動物認識※1」により、動物に対しても高いフォーカス性能を発揮します。
GH5II, LEICA DG 12-60 F2.8-4.0 / 58mm(35mm換算), 1/100sec, F7.1, ISO400
GH5II, LUMIX G 14-140 F3.5-5.6 II / 92mm(35mm換算), 1/320sec, F4.9, ISO400
GH5II, LEICA DG 12-60 F2.8-4.0 / 48mm(35mm換算), 1/1250sec, F5.6, ISO10000
GH5II, LEICA DG 35-100 F2.8 / 70mm(35mm換算), 1/640sec, F2.8, ISO800
GH5II, LUMIX G 14-140 F3.5-5.6 II / 154mm(35mm換算), 1/8000sec, F5.6, ISO1600
空間認識AFにより、被写体の位置を瞬時に認識し合焦
独自の「DFDテクノロジー(空間認識技術)」によって、ピント位置の異なる複数のライブ画像から空間を認識して、被写体までの距離情報を瞬時に算出、ピント合わせを行うAF制御です。
従来のコントラストAFに比べて、高速性と高精度の両立を可能にしています。
※1 認識できるのは鳥、イヌ科(オオカミなどを含む)、ネコ科(ライオンなどを含む)の動物です。
手ブレ補正システム B.I.S./Dual I.S. 2
手持ち撮影をサポートする強力な手ブレ補正システム
ボディ内手ブレ補正(B.I.S.)
カメラ内部に搭載されたボディ内手ブレ補正機構(B.I.S.)が、「高精度ジャイロセンサー」の信号に加えて、「撮像センサー」「加速度センサー」から得られる情報をもとに、手ブレ情報を演算するアルゴリズムを開発し搭載。その結果、シャッター速度6.5段分※1の手ブレ補正性能を実現し、従来機(シャッター速度5段分)よりもますます強力に手ブレを抑制します。これまで撮影が難しかった暗がりなどでの撮影をより一層サポートし、機動力溢れる撮影が可能となり、表現の幅がさらに広がります。また、新たにフルサイズミラーレスカメラ「DC-S1H」で採用した最新の動画用手ブレ補正アルゴリズムを搭載し、映像撮影時に自然で違和感のない手ブレ補正を行います。
■手ブレ補正OFF
■手ブレ補正ON
GH5II, LEICA DG 12-60 F2.8-4.0 / 46mm(35mm換算), 1/2sec, F5.0, ISO1600
⼿ブレ補正機能(Dual I.S. 2)
「Dual I.S. 2」は、高精度ジャイロセンサーで検出した手ブレ情報をもとに、5軸のボディ内手ブレ補正(B.I.S.)と、2軸のレンズ内手ブレ補正(O.I.S.)を連動して制御。中望遠~望遠域までシャッター速度6.5段分※2の補正効果を実現したことにより(従来機:5段分)、ブレの少ない高品位な画像・映像を求める撮影者を強力にサポート。さまざまなシーンで撮影中の手ブレを心配せずにアグレッシブな撮影ができます。
手ブレ補正ブースト
手持ち撮影による固定したアングルでの動画撮影中の手ブレを強力に抑える「手ブレ補正ブースト」を搭載。安定した構図を保つことができるため、手持ちでの動画撮影を強力にサポートします。
- 撮影中に構図を変える場合は、[OFF]に設定後に本機を動かしてください。撮影中に切り換えるには、ファンクションボタンをお使いください。また、望遠レンズ装着時など、焦点距離が大きくなるほど補正効果が弱くなります。
※1 CIPA 規格準拠。Yaw/Pitch 方向:焦点距離 f=60mm(35mm換算 f=120mm)、H-ES12060 使用時。
※2 CIPA 規格準拠。Yaw/Pitch 方向:焦点距離 f=140mm(35mm換算 f=280mm)、H-FS14140 使用時。
動画基本性能
“GH”の名に相応しい動画基本性能
C4K/4K 60p 10bit記録
新たにC4K/4K60p 10bit記録に対応。激しい動きのある撮影シーンでも、コマ落ちが少ない自然でなめらかな映像で撮影でき、色彩やディテールをより高精細・高画質に記録できます。またC4K/4K 60pで記録しておけば、編集作業時にあとから30pや24pなどのフレームレートに自由に変更でき、制作現場などで自分が描きたい世界観の動画に仕上げていくことが可能です。
C4K/30p 4:2:2 10bit内部記録
4:2:2 10bitは、4:2:0 8bitに比べ全体として約128倍の情報量を持ち合わせている記録方式です。その膨大な色情報を用いることで、カラーグレーディング時の微妙な色調整や、昼間を夕方に変えてしまうようなダイナミックな色調整など、高度なポスト編集にも十分に対応することができます。またグリーンバックを使用したCG合成用の撮影の際でも、被写体とグリーンバックの色の差異を細かい部分まで記録することができるため、高いクオリティを保ったグリーンバック合成が可能になり、VFXを交えた映像制作のシーンでも十分にその性能を発揮します。 本体内部のSDカードに記録できるため外部レコーダー無しの機動力の高いスタイルで情報量が多くポストプロダクション耐性の高い撮影が可能になります。
■4:2:2 10bit 動画記録モード[システム周波数:59.94Hz(NTSC)]
規格 | サイズ | フレームレート | サンプリング | 圧縮 | ビットレート | オーディオ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4K アナモフィック | MOV | 3328×2496 | 29.97p | 4:2:2 10bit | ALL-Intra | 400Mbps | LPCM/ ハイレゾ ※1 |
LongGOP | 150Mbps | ||||||
23.98p | ALL-Intra | 400Mbps | |||||
LongGOP | 150Mbps | ||||||
Cinema4K | 4096×2160 | 29.97p | ALL-Intra | 400Mbps | |||
LongGOP | 150Mbps | ||||||
23.98p | ALL-Intra | 400Mbps | |||||
LongGOP | 150Mbps | ||||||
4K | 3840×2160 | 29.97p | ALL-Intra | 400Mbps | |||
LongGOP | 150Mbps | ||||||
23.98p | ALL-Intra | 400Mbps | |||||
LongGOP | 150Mbps | ||||||
FHD | 1920×1080 | 59.94p | ALL-Intra | 200Mbps | |||
LongGOP | 100Mbps | ||||||
29.97p | ALL-Intra | 200Mbps | |||||
LongGOP | 100Mbps | ||||||
23.98p | ALL-Intra | 200Mbps | |||||
LongGOP | 100Mbps |
動画撮影時間無制限※2(収録・ライブ配信)
GHシリーズで培ってきた当社独自の熱シミュレーションに基づく放熱設計により、すべての動画記録方式で記録時間にとらわれない撮影時間無制限を実現※2。イベントやドキュメンタリー撮影などの長尺ノーカット撮影はもちろん、本機で新たに搭載した無線ライブ配信機能においても、撮影中に発生するカメラのオーバーヒートを抑制し、時間無制限での収録やライブ配信が可能です。
※1 別売のXLRマイクロホンアダプター DMW-XLR1装着時。
※2 動作保証環境下において。バッテリー使用時。記録時間はバッテリーとSDカードの容量に依存します。C4K/4K 60p 10bitおよびアナモフィック撮影時は本機の保護のため、自動で撮影が停止する場合があります。
静止画撮影
優れた静止画撮影性能
12bit RAW対応
RAW記録時の色深度は、12bitに対応し階調豊かなRAWデータを記録することができます。画像修正時に起こりがちなグラデーションの階調飛び(トーンジャンプ)を未然に抑えることができ、豊かなダイナミックレンジを持つ美しい写真撮影が可能になります。
フル画素メカシャッター・約12コマ/秒の高速連写
20.3M画素 Live MOSセンサーとヴィーナスエンジンの高速処理性能により、メカシャッターによる連写でフル画素のまま約12コマ/秒※1のスピードを実現しました。
6Kフォト/4Kフォトモード
これまで撮影に苦労していた絶好のシャッターチャンスを、6K(約18M画素)や4K(約8M画素)画質で連写撮影することで決定的瞬間を撮り逃すことなく作品にできる「6Kフォト/4Kフォトモード」。撮影シーンや被写体に合わせて選べる3つの撮影⽅法を備えるとともに、「スライドフォトセレクト」や「マーキング機能」を使えば、撮影した膨⼤な写真点数の中から簡単にベストショットを選ぶことが可能です。また、撮影した連写ファイルから1点1点保存する⼿間が省ける「6Kフォト/4Kフォト⼀括保存」など、充実の機能で6Kフォト/4Kフォトモード撮影をサポートします。
多彩なブラケット機能
1回の撮影でバリエーションの異なる複数枚を連続撮影しておき、その中から⾃分の好みや求める表現に最適な1枚を選べるブラケット機能。フォーカス位置を変えながら撮影するフォーカスブラケット、絞りを変えて異なるボケ味を⽐較できる絞りブラケット、⾊温度の数値を段階的に変えながら撮る⾊温度ブラケットがあり、その表現効果を⽐べながらより良い1枚を選ぶことができます。
フォトスタイル
撮影前に、好みの⾊味や画質(コントラスト・彩度など)の調整ができるフォトスタイルを搭載。新たに搭載した[L.クラシックネオ]、[L.モノクロームS]、[シネライクD2]、[シネライクV2]、[フラット]を含む、全14種類を⽤意しています。モノクロームやL.モノクローム、L.モノクロームD、L.モノクロームSを選択時、⻩⾊・オレンジ・⾚・緑のフィルター効果を加えることも可能。特定の⾊をモノトーンで強調し、印象深い写真を撮影することができます。
フィルター
撮影時に、好みの色調に合わせた表現が楽しめるフィルターを搭載。選べる効果は全22種類。モニターで効果を確認しながら、効果の強さや色合いなどを調整し、自分らしい写真表現が演出できます
※1 連写撮影速度は、使用レンズ、絞り、シャッター速度などの諸条件によって、低下することがあります。
特設ページ「LUMIXの色・フォトスタイル」にて、各フォトスタイルの作例とインプレッションをご紹介!
プロニーズに応えるアクセサリー連携
Profoto社製コマンダーとの互換性向上
プロニーズに応えるため、外部のストロボと無線で通信できるProfoto社製のAir Remote TTL-O/PとトランスミッターのProfoto Connect-O/Pに対応しました。推奨のストロボは、Profoto社WEBサイトでご確認ください。
- すべての性能を保証するものではありません。
その他の特長
注意事項
●RTMP/RTMPS規格に対応する配信サイトへの配信が可能です。すべての配信サイトへの対応を保証しているわけではありません。配信サービス側の変更によりライブストリーミング機能が使用できなくなる場合があります。詳しくは配信サービスの規約をご確認ください。
●画面表示は仕様変更により予告なく変更する場合があります。
●画像・イラストは効果を説明するためのイメージです。