デザインフィロソフィー
“無心” Shaping Emotions
LUMIX DESIGNがめざすもの、それはクリエイターの情熱に応える道具を追求すること。
細部に至るまで拘り、あるべきカタチに整え、心の動きにまで忠実な道具へと磨き上げる。
撮影者は道具を意識することなく、ただ無心に被写体を追う。
それが我々の求める理想のカメラです。
撮ることを忠実に、撮るよろこびを最大限に。
インスピレーション
大工の使い込んだ鑿のように、書家が操る筆のように、最高の作品を創り出すために研ぎ澄まされた道具。
手に馴染み、技に馴染み、心に馴染む。やがて愛着が生まれ、かけがえのない相棒となる。
磨き抜かれた本物だけが持つ、機能美を超えた美しさ・力強さを備えた道具を目指します。
無心に操るための道具
撮りたい瞬間の情熱に応え、被写体に、景色に、動きに集中し、操作していることを意識せず、思い通りの「作品」を生み出す。
その「無心」ともいえる境地を実現するため、我々は操作の一つ一つを丁寧に分析し、コンマ1mmにも拘り、最適な操作レイアウトと使い勝手を追求していきます。最も大事なのはカメラを操作することではなく、景色の移ろいに、被写体の表情の変化に集中し、最高の作品を生み出すこと。LUMIXはそれを支える黒子のような存在を目指しているのです。
時には足場の少ない不安定な場所で。時には一瞬のシャッターチャンスを待ち続ける状況で。
何時如何なる状況でもここぞという瞬間を逃さない確実な操作性。
それを実現するために、私たちは数限りない試作・検証を繰り返しています。安定感や握り心地はもちろん、持ち運びやすさまで考慮したグリップ。表面の形状やピッチ、指の食いつきや触り心地まで検討を重ねたダイヤルやレンズリングのローレット形状。ボタン・レバーなども形や凸量、押した感触など吟味を重ね、道具としての使い勝手と操作の心地よさを両立させるよう拘ってデザインをしていきます。
クリエイターの感性に呼応する
眼前に広がる美しい景色、被写体の見せる最高の笑顔の瞬間。カメラのファインダーは、一生に一度しか出会えない景色をありのままに映し出す大切なインターフェースだと私たちは考えます。被写体に、作品に没頭できることに重点を置き、必要な情報をしっかり表示しながらも、それが撮りたいものを邪魔しないような心地よいグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を目指しています。
またカメラのシャッター音や合焦音、操作音などの「音」についても我々は拘ります。GUI同様に、撮影の邪魔になる耳障りな音質は極力排除した上で、道具としての上質感と撮影する気分を高揚させるような官能的な音の両立を追求しています。
CONCEPT MOVIE
Lumix Design Philosophy “無心”- Shaping Emotions –