電子レンジの寿命はどれくらい? 買い替えタイミングと長持ちさせるコツ

電子レンジの寿命や買い替えのポイントなどについての監修:神原 サリー(かみはら さりー)
ライター:UP LIFE編集部
2026年2月10日
食・レシピ

電子レンジは食事の準備で重宝される家電ですが、購入してから何年か経ってくると「寿命はどれくらい?」「買い替えのタイミングはいつ?」と疑問に思うことがあるのではないでしょうか。そこでこの記事では、電子レンジの寿命や買い替えのタイミング、さらに電子レンジを長持ちさせるコツをわかりやすく解説します。

電子レンジの寿命はどれくらい?耐用年数の目安は?

写真:電子レンジを使用する様子

まずは電子レンジの寿命がどれくらいなのか、似た意味でよく使われる「耐用年数」との違いとあわせて解説します。

電子レンジの「寿命」と「耐用年数」の違い

電子レンジの「寿命」とは、一般的に電子レンジが物理的に使えなくなる(故障や劣化が起こる)までの期間のことです。電子レンジの場合、食品をあたためるためのマイクロ波を発生させる「マグネトロン」という部品が寿命に大きく影響しており、寿命は約10年と言われています。

一方の「耐用年数(法定耐用年数)」は、税法上で資産価値が認められる期間のことで、電子レンジが実際に使えなくなるまでの期間を示すものではありません。

実際の使用可能期間を考えるうえでは、「部品保有期間」を参考にすることが大切です。部品保有期間とは、メーカーが製品の製造を終了した後、修理に必要な部品を保有しておく期間のことです。
電子レンジの場合、部品保有期間は8年とされ、購入後に製品の製造が中止されてからこの期間を過ぎると故障した際に部品が入手しにくくなり、修理が難しくなる可能性があります。

一般的な電子レンジの寿命

家電メーカーや販売店では、一般的な電子レンジの寿命を8〜10年程度としています。しかし、使用頻度や使い方、お手入れの状況によっては、さらに長持ちすることもあれば、より早く不具合が起こることもあります。

また、電子レンジの種類によっても寿命に差が生じます。あたためや解凍のみの単機能レンジに比べて、オーブン機能やグリル機能が備わったオーブンレンジでは、部品の数が多く構造が複雑なため単機能の電子レンジに比べると故障リスクが高くなり、寿命が短くなる傾向があります。

買い替え時?電子レンジの寿命が近い6つのサイン

写真:電子レンジを使用する様子

電子レンジの寿命である8〜10年はあくまで目安ですので、実際には電子レンジの状態を確認して買い替え時期を判断することが大切です。特に注意したいのは次の6つのサインです。

1.食材のあたたまり方が遅い・加熱ムラが出る

あたためるのに時間がかかったり、部分的にしかあたたまらず加熱ムラが目立ったりする場合は、出力低下のサインです。マグネトロンや基板など重要な部品の劣化が原因の可能性があり、このような状況が続くようなら電子レンジの寿命は近いと言えるでしょう。

2.異音・焦げ臭いニオイがする

加熱中にいつもと違う異音がしたり、焦げ臭いニオイがしたりする場合は、内部部品の破損や劣化が考えられます。異音や異臭を放置すると火災のリスクもあるため、使用を直ちに中止して、修理または買い替えを検討しましょう。

3.ターンテーブルが回らない・庫内ライトがつかない・表示パネルの反応が遅い

ターンテーブルや庫内ライト、表示パネルに不具合がある場合は経年劣化の可能性があります。一度コンセントを抜いて数分後に再度挿しても改善しなければ、修理か買い替えを検討しましょう。
また、ドアがしっかり閉まらない、閉めてもすぐに開く場合も、部品の摩耗や破損が原因の可能性が高く、早めの対応が必要です。

4.加熱途中で止まる・電源が落ちる

加熱中に止まったり電源が落ちたりする場合は、温度センサーの異常や部品の接続不良が疑われます。頻繁に起こる場合は安全面を考慮して使用を控え、修理や買い替えを検討しましょう。

5.火花が散る

電子レンジの使用中に火花が出た場合は、発火の危険があるため、すぐに使用を中止してください。庫内で火花が発生する原因としては、次のようなものが挙げられます。

  • 水分の少ない食品を加熱した
  • アルミホイルを使用した
  • 金や銀の装飾がある食器を使用した
  • 庫内にさびや焦げつきがあった

ただし、使用方法に問題がないのに火花が出た場合は、塗装のはがれや内部金属板の損傷などが考えられるため、修理または買い替えが必要です。

6.エラー表示が出る

電子レンジで不具合が起きると、画面にエラーコードが表示されることがあります。一度なら一時的な誤作動の可能性もありますが、頻繁に表示される場合や、取扱説明書の対処法でも解消しない場合は、寿命が近いサインです。

電子レンジの寿命に影響を与える主な要因と、寿命を延ばす正しい使い方

写真:電子レンジを掃除する様子

電子レンジを長く快適に使うには、寿命に影響する要因を理解し、それに応じた正しい使い方をすることが大切です。ここでは、電子レンジの寿命に影響を与える主な要因と、電子レンジを長く使うためのコツを解説します。

要因1.庫内の汚れの蓄積・メンテナンス不足

電子レンジの庫内に付着した汚れをそのままにすると、故障につながることがあります。特に油汚れや食べカスを放置すると加熱時に焦げつき、加熱効率の低下や部品の劣化を招くことで、結果的に寿命を縮める原因になります。

【長く使うためのコツ|こまめな掃除で、庫内を清潔に保つ 】
電子レンジの使用後は固く絞ったぬれ布巾で、付着した油や食品、水分をすぐにふき取りましょう。お手入れ後はドアを少し開けておき、庫内を乾燥させると、さびやニオイの発生を防ぎやすくなります。汚れが落ちにくい場合は、台所用の中性洗剤を含ませた布でふき取り、底面やドアのガラス部分など汚れがひどい箇所には、クリームクレンザーを使うとよいでしょう。

要因2. 放熱スペースが足りない

電子レンジは使用中に熱を発するため、放熱スペースが狭い環境では、空気が循環せず、本体内部に熱がこもって機能低下や故障を招きやすくなります。

【長く使うためのコツ|放熱スペースを十分に確保する】
電子レンジを長く快適に使い続けるなら、背面や側面に十分なスペースを確保しましょう。一般的に、背面と左右は10~20cm、上方は8〜10cmほど空ける必要があります。
ただし、放熱スペースは機種によって異なるため、必ず取扱説明書を確認してください。正しい設置環境を整えることで、電子レンジへの負担を減らし、寿命をのばすことにつながります。

電子レンジの置き場所についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

要因3.加熱しすぎや空焚きなどの誤った使い方

誤った使い方を続けると、寿命を大きく縮めることがあります。例えば、過度な長時間加熱や加熱してはいけない食品の加熱は、電子レンジの寿命を縮めるだけでなく安全面でも危険です。

【長く使うためのコツ|正しい使い方を心がける】
長持ちさせるためには、空だきをしない、金属製容器を入れない、食品に合わせて最適なモードを使う、調理以外の目的で使用しない、電子レンジの連続使用をしないなど、正しい使い方を心がけましょう。

要因4.ターンテーブルなどが正しく設置されていない

ターンテーブルの設置の仕方も寿命に影響します。ターンテーブルがズレたまま使用されると、回転がスムーズに行われず、モーターや関連部品の摩耗を早める原因になります。

【長く使うためのコツ|ターンテーブルやトレイを正しく設置する】
使用前にターンテーブルが正しい位置にセットされているか確認してください。
また、オーブンやグリル機能を使用する際は、付属のトレイ(グリル皿・角皿など)を奥までしっかり差し込み、正しい位置にセットすることが大切です。付属のトレイ以外を使用すると故障の原因になるおそれがあるため、必ず付属品を使用してください。

買い替える?修理する?迷った時の見極めポイント

写真:電子レンジを使用する様子

新しい製品に買い替えるか、修理に出すか迷ったら、修理費用と使用年数を基準に判断しましょう。一般的に購入から5年以内であれば修理の方が費用が抑えられることが多いですが、8年以上使っている場合は修理費用が高くなりやすく、ほかの箇所が故障するリスクもあります。そのため、8年以上使っている場合は買い替えがおすすめです。最新モデルは便利な機能が増え、省エネ性能も向上している場合が多いため、快適かつ安心して使え、長期的にはコスト削減になる可能性があります。

買い替えるなら知っておきたい!電子レンジ選び4つのポイント

写真:電子レンジを掃除する様子

買い替えを選択する場合は、どのような電子レンジを選べば良いでしょうか。ここでは、電子レンジの選び方のポイントをいくつかご紹介しますので、選ぶ際の参考にしてください。

1.種類で選ぶ

電子レンジには、単機能電子レンジ、オーブンレンジ、スチームオーブンレンジの3種類があります。あたためや解凍が中心なら単機能レンジで十分ですが、オーブン料理やグリル調理もしたい方はオーブンレンジがおすすめです。さらに、蒸し料理やヘルシー調理にも使いたい方は スチームオーブンレンジを選ぶとよいでしょう。

2.庫内容量とサイズで選ぶ

電子レンジは家族の人数や使い方に合った庫内容量を選ぶことが大切です。1~2人で使用頻度が少ないなら20L前後でも十分ですが、3人以上でさまざまな調理を楽しみたいなら26~30L以上あると安心です。

容量が大きいほど本体サイズも大きくなるため、設置場所や必要な放熱スペースを事前に確認しましょう。設置スペースが限られている場合は、放熱スペースが少なくても設置できる製品がおすすめです。

3.便利な機能で選ぶ

製品によっては、2品同時あたため機能やスチーム機能、ノンフライ機能(熱風フライ)、自動お手入れ機能、消臭機能など、便利な機能が複数搭載されています。自分の生活スタイルに合った機能を選ぶことで、毎日の調理がより快適になります。

4.省エネ性・静音性で選ぶ

消費電力の少なさや運転音の静かさも、長く使ううえで大事なポイントです。特に夜間に使用することが多い場合は、静音性の高いモデルがおすすめです。

電子レンジの選び方についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

寿命を迎えた電子レンジの処分の仕方

電子レンジは、小型家電リサイクル法の対象品目で、リサイクル料はありません。
最も手軽なのは、自治体のゴミとして処分する方法です。粗大ゴミや不燃ゴミとして収集日に出すか、指定の処分場に持ち込むことで処分してもらえます。ただし、自治体ごとに出し方や処分料金が異なるため、必ず事前に確認しましょう。

また、販売店に引き取ってもらう方法もあります。多くの店舗では有料回収が一般的ですが、新しい電子レンジを購入するタイミングであれば、回収費用がかからず、購入価格に反映されることもあります。買い替えと同時に処分できるため、手間がかかりません。

買い替えを検討するなら!冷凍も冷蔵も、2品同時にあたためられる※1電子レンジがおすすめ

スチームオーブンレンジ
NE-UBS10D

買い替えを検討するならパナソニックのスチームオーブンレンジ「NE-UBS10D」がおすすめです。冷凍食品と冷蔵食品の組み合わせでも2品同時にあたためられ※1、日々の調理をラクにしてくれます。ここでは、主な特長を2つご紹介します。

アツアツから食べごろまで、多様なあたためが可能

高精細・64眼スピードセンサー 冷凍ごはん 冷凍おかず 3Dアンテナ

冷凍ごはんと冷蔵のおかずなど、温度の異なる2品を同時にあたためられる機能が便利です。独自の技術によりマイクロ波をコントロールし、温度の異なる2品を同時に効率よくあたためられます※1
また、あたため機能は-10℃から90℃まで設定ができるので、おかず  はアツアツに、ごはんはホカホカの食べごろに、といった具合に食べたいものを、食べたい温度にしてくれます。さらに離乳食をぬるめのちょうどいい温度に※3したり、カチカチのアイスを適度なやわらかさにしたりもできるので、幅広いシーンで活躍してくれる一台です。

アイスを食べごろに -10℃ ※2 離乳食もちょうどいい温度に※5 40℃ ※2 ごはんやおかずはホカホカに 70℃

「あたため」機能についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

手間のかかる揚げ物も、ヒートグリル皿1枚でかんたんに調理

写真:ヒートグリル皿

家庭での揚げ物調理は、準備や油の後片付けが大変で敬遠しがちですが、「おまかせ熱風フライ」機能を活用すれば、揚げ物がかんたんにつくれます。その秘密は、大火力極め焼きヒーター、ヒートグリル皿、コンベクションヒーターの3つの熱源で加熱をコントロールすることです。これにより、市販の冷凍フライ※4も凍ったまま揚げられます。もちろん、手作りや冷蔵のフライも調理可能で、ヒートグリル皿にフライをのせ、少量の油をつけるだけで、アツアツサクサクの揚げ物がつくれます。

大火力極め焼きヒーター 大火力で上面をサクッと揚げる コンペクションコンペクションヒーター 熱風で全体から包み込むように揚げる ヒートグリル皿 食品の内温をしっかり上げ、底面も焼き上げ アツアツに発熱する「ヒートグリル皿」マイクロ波(イメージ図)

まとめ

電子レンジは、使い方やお手入れ次第で寿命が変わりますが、8〜10年がひとつの目安とされています。この期間を目安に、壊れた場合などは買い替えを検討することも大切です。近年の電子レンジは、あたため性能やセンサー機能、省エネ性が進化しており、日々の家事をより快適にしてくれます。もし、買い替えを検討しているなら、2品同時あたためや細かな温度設定、手軽に揚げ物が楽しめる機能など、忙しい毎日を支えてくれる機能が充実しているスチームオーブンレンジ「NE-UBS10D」がおすすめです。電子レンジの調子が気になり始めたら、今の暮らしに合った一台として検討してみてはいかがでしょうか。

この記事で紹介した商品

電子レンジの寿命や買い替えのポイントなどについての監修

写真:神原 サリーさん

神原 サリー(かみはら さりー)

家電ライフスタイルプロデューサー。「企業の思いを生活者に伝え、生活者の願いを企業に伝える」べく、家電分野を中心に執筆や商品企画、コンサルティングで活躍。数字や難しい言葉を使わずに、くらしの中でどのように役立つかなど、ライフスタイルをトータルで提案することを心がけている。

  1. 食品2品の分量はほぼ同等。ただし汁物、ソース、タレがかかった食品、冷凍カレー、冷凍シチューなどは2品あたために向きません。
  2. NE-UBS10Dの場合、設定は「毎日」の「あたため色々」をタッチして、「お好み温度」を選び、温度を設定します。NE-BS9Dの場合、設定は「2お好み温度」を選び、ダイヤルで温度を設定します。NE-FB2Dの場合、お好み温度ボタンを押し、ダイヤルで温度を設定します。
  3. 加熱後かき混ぜて、温度を確認してください。
  4. 一部、不向きな食材、調理のポイントがあります。詳しくは取扱説明書をご覧ください。

2026年2月10日 食・レシピ

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