冷凍生活アドバイザー 西川剛史さんが教える 今日から使える!冷凍活用テクニック


大量買いした食材が余ってしまい使い切れずに捨ててしまう、毎日の料理が大変・・・
などの悩みを解決できる冷凍テクニックを、冷凍生活アドバイザー 西川剛史さんがご紹介。
ぜひ、活用してください!
テクニック1. 冷凍の基本ルールを守って、おいしく冷凍!


①なるべく新鮮&おいしい状態で保存
新鮮な状態で保存すればするほど調理した時もおいしく食べることができます。
余った野菜はなるべく買ってきたその日のうちに冷凍しましょう。これが一番大事なポイントです。

②できるだけ空気と遮断
冷凍庫の中は非常に乾燥しているので、そのまま食材を入れるのはNG。必ずフリーザーバッグなどの冷凍用の保存袋にいれましょう。
さらに中の空気をしっかり外に追い出すことも重要です。

③平たくしてできるだけ早く冷やす
食材をフリーザーバッグ全体に広げて、薄く平らにすることで全体を早く凍らせることができます。
できるだけ早く冷凍することで、食材からうまみが流出することを防ぎ、パサつきを抑えて冷凍できます。

④同じサイズにカットすること
均一にむらなく冷凍、解凍するために大きさをそろえておきましょう。

テクニック2. こんな食材も冷凍できます!広がる冷凍活用


アボカド
生のまままるごと冷凍することで、食べごろでキープができます。

卵
ラップでふんわり包んで冷凍しましょう。卵は解凍すると、加熱しなくても黄身がとろりとかたまり濃厚な味わいになるんですよ。

こんにゃく
キッチンペーパー等で水気をよく切って冷凍すると食感が変わり肉のような歯ごたえがでるのでダイエット食などにおすすめです。

テクニック3. 冷凍テク活用レシピ


だし解凍でつくる 小松菜のおひたし
凍った小松菜をだしで解凍することで、茹でる必要もなく、あっという間に完成します。
材料:小松菜┈ 100g めんつゆ┈ 100ml 鰹節
1.小松菜を4cm程度のざく切りにして、冷凍の基本ルールにのっとり冷凍
2.食べる際は、これに直接めんつゆを浸るくらい入れ、10分~20分ほど置く。
3.ほどよく解凍されたらお皿に盛りつけて、鰹節をかけ出来上がりです。
下味冷凍を活用した 鶏むね肉の塩こうじ焼き
調味料と一緒に肉や魚を冷凍する「下味冷凍」は素材に味がしっかり染み込み、調理も簡単です。
材料:鶏むね肉 ┈ 1枚(250g) 長ねぎ ┈ 1/2本
しめじ ┈ 60g にんじん ┈ 30g 塩麴 ┈ 大さじ3
みりん ┈ 大さじ2
1.鶏むね肉は水分をペーパータオルでふき1cm程度の大きさに切り、長ねぎはななめ切りに、にんじんは2㎜厚さの半月切りにし、しめじは石づきを取ってほぐしておきます。
2.フリーザーバッグに鶏肉と調味液を入れてなじませ、そのあとに鶏肉の上にカットした野菜を入れ、冷凍の基本ルールにのっとり冷凍
★ポイントは肉と野菜を2段にすること
3.食べる際は、そのまま油を引いたフライパンにのせ、中火で4分蒸し焼きさらに鶏肉をほぐして再び4分蒸し焼きにして強火で水気を飛ばしたら完成です。
おいしい冷凍を可能にするPanasonicの「はやうま冷凍」


はやうま冷凍は急速冷凍のため、霜がつきにくく、野菜同士もくっつかずにパラパラに冷凍できています。
また、急速冷凍は酸化も抑えるので、バナナやアボカドといった色が変わりやすい食材も綺麗に保存できます。
通常冷凍の方は、霜がつきやすく、野菜同士も固まってしまっています。
バナナやアボカドは特に色味の変化が顕著です。

写真協力:深澤慎平/宝島社