家電の引越しで気をつけること
製品によっては、移動や運搬の際に注意する点が異なります。 また専門業者による据付けや移設工事が必要なものがあります。取扱説明書や据付説明書を確認してください。
引越し先の「搬入経路」を計測する
冷蔵庫やドラム式洗濯機のような大型家電の場合、引越し先の設置スペースはもちろん、ドアや通路の幅・階段の形状など、搬入経路も事前にご確認ください。
チェック1:コーナーを曲がり切れるか
手すりや突起物の位置や寸法も確認してください。
チェック2:階段の踊り場で向きを変えられるか
階段の形状や天井の高さ、それに手すりや突起物の位置や寸法も確認してください。
運搬や据付け時の注意点を確認する
製品によっては、移動や運搬の際に注意する点が異なります。取扱説明書や据付説明書を確認してください。
また、冷蔵庫・洗濯機・テレビなどの大型家電は、専門業者による据付けや移設工事が必要です。据付けや移設工事は、必ずお買い求めの販売店または指定サービス店にご依頼ください。お客様ご自身では据付けしないでください。
お使いの家電製品が「50Hz/60Hz共用」かどうかもご確認ください
50HZ / 60Hz共用の製品は全国どこでもご使用できます。 製品によっては50Hz専用、60Hz専用のものがあります。製品または取扱説明書に「50Hz専用」「60Hz専用」等と記載されたものは、使用地域が限られていますのでご注意ください。 お引越しされる際には、地域の電源周波数をご確認の上、ヘルツ(Hz)交換が必要な場合は販売店やパナソニック修理相談窓口にご相談ください。
「インバーター」タイプなら、50Hz/60Hz共用で使用可能
インバーターとは、家庭用電源を高周波に換え、高出力から低出力まで出力を自由にコントロールする技術のことです。インバーター電源を採用している家電製品は、一般的に50Hz/60Hz共用で使用できます。また、電源の軽量・小型化や、省エネにも効果があります。
冷蔵庫引越しの注意点
1.設置スペース
一般的に、冷蔵庫の周囲に少なくとも左右1~10㎝(A,B)、上部に5~10㎝(C)の放熱スペースが必要です。またドアの開く向きも不都合がないかどうか確認してください。手すりや突起物の位置や寸法も確認してください。
2.引越し前日までに
- 冷蔵庫・冷凍庫の中は空にしておいてください。
- 自動製氷機機能つきの機種は、製氷停止にして給水タンクの水を捨ててください。
- 冷蔵庫運転中は、冷却するため内部にある冷却器には霜が付いた状態になっています。運搬・移動の前に、電源プラグを抜いて冷却器の霜を溶かしてください。
- 霜取りをしたときに発生した水を排水してください。
洗濯機引越しの注意点
1.設置スペース
洗濯機本体の寸法に加え、床面からの蛇口までの高さ・防水フロアーの寸法・ドアを開いたときの寸法を確認しましょう。
2.蛇口を確認
蛇口の形状によっては、洗濯機の給水ホースが接続できないことがあります。正しく接続しないと、ホースが外れて水漏れする恐れがありますので、事前に必ずご確認ください。
3.引越しまでに水抜き
洗濯機のホース内に水が残っていると、運搬時に水漏れすることがあります。水抜きは忘れずに行ってください。
4.ドラム式洗濯機は、「輸送用固定ボルト」の取り付け・取り外しを忘れずに
ドラム式洗濯機を移動させる場合は、必ず「輸送用固定ボルト」で洗濯槽を固定してください。洗濯槽を固定せずに運ぶと、移動中の振動で洗濯機が故障する可能性があります。
エアコン引越しの注意点
1.取り外し・据付けについて
エアコンの取り外し・取り付け作業は、専門的な技術が必要になります 。据付け工事に不備があると、機器の故障や破裂、水漏れ、感電・火災のおそれがあります。据付けや移設工事は、必ずお買い求めの販売店または専門業者にご依頼ください。お客様ご自身では据付けしないでください。
2.専用の電源コンセント
エアコンは消費電力が大きいため、コンセントを他の機器と併用すると、過電流が発生してブレーカーが落ちやすくなったり 、発熱による火災につながるおそれがあります。エアコン専用の電源コンセントがあるか確認してください。
テレビ・レコーダー引越しの際の注意点
一度抜いたケーブルを、引越し先で間違えないように接続し直すのはなかなか大変です。ケーブルを抜く前にタグをつけておくと、接続作業がスムーズです。
セロハンテープかマスキングテープで同じ番号を書いたタグを2枚用意します。
1枚をケーブルに、もう1枚を端子部に貼ります。