歯間磨きのための新駆動と
スリム化への挑戦

写真:前川和也さん 写真:前川和也さん

設計 前川和也

「磨く力を高めながら、本体は小さくする」——。この難題に挑み、新しいW音波振動※1を実現する機構や、ブラシ照明の導光設計など、本体の機構設計全般を手がけた前川さんにお話を伺いました。

やさしさと磨き性能を両立
新「W音波振動※1」誕生

写真:電動歯ブラシの設計図案 写真:電動歯ブラシの設計図案

新しい駆動方式の開発は非常に難しく、長い開発期間を要します。小さいモーターを使えば本体はスリムになりますが、その分パワーは落ちてしまいます。
一方で、ただパワーを上げるだけでは、歯と歯ぐきにやさしいというブランドの方向性から外れてしまう。
そこで、小さいモーターを高速回転させることで、やさしさと磨き性能を両立する立体的な動きを実現しました。
2方向の動きで、歯周ポケットと歯間にアプローチする、新しいW音波振動※1です。

ゼロからの再設計が生んだ
かつてないフィット感

写真:前川和也さんが、電動歯ブラシの内部パーツを手に持っている様子 写真:前川和也さんが、電動歯ブラシの内部パーツを手に持っている様子

W音波振動※1は、リニアモーターとフロスモーターの2つのモーターを使う駆動方式です。
従来の商品では、リニアモーターの前に2つ目のモーターがついているため、そこを変えないとスリムな形状にはならない。
そこで、モーターを前後ではなく上下に並べられるよう、構成をゼロから設計し直しました。
さらに、本体の下の部分をギュッと絞って丸みを持たせることで、これまでにないフィット感を実現しています。

新機構と専用ブラシの組み合わせで
歯間の歯垢除去力が200%にアップ※2(当社比)

※2 当社基準による歯間部人工プラーク除去率比較。EW-DT88 W-CLEANモードレベル3と、極細毛ブラシコンパクト×W音波振動(W-CLEANモード時)EW-DT63との比較。実際の口内での効果は異なる場合があります。

写真:歯列模型にドルツプレミアムW音波振動ハブラシをあてている様子 写真:歯列模型にドルツプレミアムW音波振動ハブラシをあてている様子

スリムで握りやすく、歯間の汚れまでしっかり落とせる。それを本当に実現できるかどうかは、新しい駆動方式をどこまで上手くつくりきれるかにかかっていました。
新しいドルツでは、進化したW音波振動※1と、この振動のために専用で開発された「歯間フィットブラシ」の組み合わせによって、歯間の歯垢除去力が200%にアップ※2
これが、今回の開発で得られた最大の成果だと思っています。

※2 当社基準による歯間部人工プラーク除去率比較。EW-DT88 W-CLEANモードレベル3と、極細毛ブラシコンパクト×W音波振動(W-CLEANモード時)EW-DT63との比較。実際の口内での効果は異なる場合があります。

チームドルツがこだわり抜いた、
歯周ケアの新しいかたち

写真:前川和也さんが話している様子 写真:前川和也さんが話している様子

チーム全員で考えて、いろいろな手を尽くして、もうこれ以上ないというところまで絞って中身を詰め込んでいます。
これまでにないような手なじみの良さや、進化したW音波振動※1の小気味よい磨き感をお楽しみください。

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ブラシ開発 中崎真太郎

  1. 音波領域内での、2軸の異なる立体的な振動。EW-DT88・DP58・DP38はヨコ約31,000、タタキ約20,000ブラシストローク/分の振動。