空気清浄機の正しい置き場所は?
効率よく使うためのポイントを解説

空気清浄機を買うときに、どこにどう置くかを考えられていますか?
置き場所によって、どれだけ効率よく空気をキレイにできるか変わることも。
買ってから後悔しないためのポイントをお伝えします。

空気清浄機は置き場所が集じん効率に影響します

空気清浄機は性能スペックだけで選んでも、置き方を間違えると本来の力を発揮できません。
実際、多くの人が何気なくやってしまう置き場所には“落とし穴”があります。

よくない置き場所の例

吸い込み口・吹き出し口をふさいでいる

よくない置き場所(壁や家具に近すぎて、吸い込み口・吹き出し口をふさいでしまっている)例です。

壁や家具が近すぎると、空気の入口や出口が狭まり、流れが弱まってしまいます。

空気がうまく流れていない

よくない置き場所の例(ドアや窓の近くなどの空気の通り道に置いてしまい、部屋全体に気流を循環させることができていない)例です。

ドアや窓の近くなどの空気の通り道に置いてしまうと、部屋全体に気流を循環させることができません。

吸い込む汚れに合った置き方をしていない

よくない置き場所(吸い込み口の位置を意識できておらず、取りこぼしが発生している)例です。

例えば、床に落ちやすいホコリを除去したいとき、吸い込み口が低い位置にくるように設置しなくては、気流がホコリをキャッチできません。

お部屋ごとに考える、おすすめの置き場所

使うお部屋によって、ホコリやニオイなどが溜まる場所は異なります。
空気清浄機を効果的に使うための、部屋ごとのおすすめの置き場所を見ていきましょう。

リビング・ダイニング

リビング・ダイニングの画像です。

リビング・ダイニングは人の移動が多く、部屋の中心にはなかなか置きづらいところ。家具の配置や人の移動によって空気が流れやすい場所に置くのがおすすめです。

子ども部屋

子ども部屋の画像です。

花粉やハウスダストが溜まりがちな床上約30cmが子どもの生活ゾーン。なるべく低い位置に置くようにしましょう。また、コードに引っかかりにくい場所に置くのもポイントです。

寝室

寝室の画像です。

睡眠時は、風が直接当たらない足元付近に置くのがおすすめです。ちなみに、寝る1時間前から運転を始めれば、つけっぱなしにするよりも効率的で電気代を抑えられます。

お悩みで考える、おすすめの置き場所

解決したいお悩みによって、空気清浄機の効果的な置き場所は変わってきます。
目的に合わせて設置場所を選ぶようにしましょう。

花粉対策

花粉のイメージ画像です。

花粉にお悩みの方は、たとえば玄関や窓ぎわなどの空気の通り道に置くことで、外から室内に入り込むのを防ぐことができます。また、花粉は下に落ちるため、床に置くことをおすすめします。

ペットの体毛やフケ対策

ペットのイメージ画像です。

ペットが長い時間過ごすお部屋や、ペットのトイレの近くに設置しましょう。

ハウスダスト対策

ハウスダストのイメージ画像です。

ハウスダストは、布製のソファなどに溜まりがち。気になるエリアや家具の近い位置に設置しましょう。

エアコンなど他の家電との併用から考える、正しい置き場所

エアコンと一緒に使うとき

空気清浄機とエアコンを併用している画像です。

空気は暖かいと上昇し、冷たいと下降する性質があります。エアコンの気流を妨げないように、暖房時にはエアコンの対面、冷房時にはエアコンの下に設置するのが効果的です。またエアコンから出る風に直接当たる場所に置くのは避けるようにしましょう。

加湿器・除湿機と一緒に使うとき

空気清浄機と除湿機・加湿機を併用している画像です。

本体の吹き出し口を向き合わせて設置してしまうと、排出された空気の流れ同士がぶつかってしまい、お互いの効率が下がります。30cm以上の距離を空け、吹き出し口の向きをずらすようにしましょう。
特に加湿器と一緒に使うときは、加湿器から出る水蒸気を吸い込んで内部にカビが発生するのを防ぐため、十分な距離を確保するのが重要です。

置き場所の自由度を高める、設置スペースの考え方

空気清浄機は、周囲の空気を吸い込んでキレイにする家電のため、本体まわりに障害物がないほどその効果を発揮します。
そのため空気清浄機には、十分に効果を発揮するために空けておくべき推奨スペース(設置制約スペース※1)が設けられています。

空気清浄機本体の周辺にスペースを確保することを表すイラストです。

吸い込み口の位置(前面・側面・背面など)や、吹き出し口の方向(多くは上向き)を確認し、空気の流れを妨げないために確保しておくべきスペースを確認しましょう。

前面に吸い込み口がある場合は、前方のスペースを確保すればOK。壁ぎわに置くことができます。

前面に吸い込み口がある場合は、前方のスペースを確保すればOK。壁ぎわに置くことができます。

●前面吸い込みタイプでも、左右の距離を空けた方が良い場合があります。設置前に各機種の取扱説明書をご確認ください。

パナソニックの空気清浄機 F-PX70C

F-PX70Cの画像です。 F-PX70Cの画像です。

★加湿機能はありません。※2

F-PX70Cは、本体幅わずか12.5cm。
16.5cmの隙間さえあれば設置できる、省スペース設計です。

空気清浄機 F-PX70Cの設置制約スペースです。前方40cm、後方・左右2cm。 空気清浄機 F-PX70Cの設置制約スペースです。前方40cm、後方・左右2cm。

壁ぎわや家具の隙間にもすっきり収まり、お部屋の場所を取らずに置くことができます。

F-PX70Cの設置イメージです。 F-PX70Cの設置イメージです。

性能だけを見て選んでも、置き場所を誤れば力を出し切れません。
仕組みを理解し、最適な場所を考えることで、本当に満足できる一台を選びましょう。

商品ラインアップ

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※1:設置制約スペースは、空気清浄機の性能を効率よく発揮し、周辺環境へ影響しないための推奨スペースです。
※2:【比較条件】当社同風量帯における機種での設置面積との比較【設置面積】23年発売F-VXW70 1,023cm2、25年発売F-PX70C 475cm2