DC-BGH1FIRMWARE Ver.2.5

機能追加・向上に対応したファームウェアのダウンロードサービス。

DC-BGH1 ファームウェアアップデートのお知らせ(2023年2月20日公開)

Ver.2.0
動画RAWデータ出力・IPストリーミングなどの機能を追加

ATOMOS社製 Ninja VへのHDMI経由での動画RAWデータ出力に対応

Cinema4K(4096×2160)、アナモフィック3.7K(3680×2760)の動画RAWデータをATOMOS社製 Ninja Vに、HDMI経由で出力することが可能になります。ポストプロダクション時の編集やグレーディングに有効なApple ProRes RAWをNinja Vで記録できるので、プロの映像制作ワークフローへ柔軟に応えます。
動画RAWデータ出力中もSDIで映像を出力することが可能なので、撮影中のモニタリングに便利です。また、SDI入力とデータ記録に対応した外部レコーダーを使用すれば、SDI出力したFHD/HDの映像データを別途記録することが可能です。軽量のSDI出力データをProxyとして取り扱うことでポストプロダクションの効率化を図れます。

画像:LUMIX BGH1×NINJA V

※この写真におけるモニターのはめ込み画像はGH5Sで撮影されたものです。画像は効果を説明するためのイメージです。

■動画RAWデータ出力対応モード

エリア解像度フレームレートアスペクトHDMI出力
マイクロフォーサーズCinema4K(4096×2160)59.94p/50p/29.97p/25.00p/23.98p17:912bit
マイクロフォーサーズ
アナモフィック
3.7K(3860×2760)59.94p/50p/29.97p/25.00p/23.98p4:312bit

●RAW画質モードの設定方法

「HDMI RAWデータ出力」をONにすると「動画画質」メニューの画質モード(画素数/フレームレート)のリストが、RAW出力可能なリストに入れ替ります。

  • アナモフィックも含む
  • RAWデータ出力ON時の画質モードの初期値は、17:9の4K/59.94p(or 50.00p)です。
画像:RAW画質モードの選択画面

HDMI RAWの表示画面

画像:HDMI RAWを表示画面

RAW画質モードの選択画面

V-Log/V-Gamut変換用LUT(ルックアップテーブル)を用意

ATOMOS社製Ninja Vで記録したApple ProRes RAWデータは、対応した編集ソフトウェアを使用して、カラーグレーディングを行うことができます。さらに、V-Log/V-Gamutと同じ色合いで動画RAWデータをソフトウェアで編集できる、専用のLUT(ルックアップテーブル)を用意しました。慣れ親しんだV-Log/V-Gamutの色合いに変換してカラーグレーディングすることができるので、当社製のシネマカメラVARICAMシリーズや、フルサイズミラーレス一眼LUMIX Sシリーズなどと容易に絵合わせを行うことができます。

PC経由のIPストリーミング機能に対応

カメラ本体とPCを有線LANケーブルでつなぐことで、映像と音声(AAC)のRTP/RTSPストリーミング機能に対応しました。配信プラットフォームを利用したライブ配信が可能です。最新の専用ソフトウェア「LUMIX Tether」を使用すれば、IPストリーミング中の各種設定や操作も可能です。

■IPストリーミング対応

対応プロトコルRTP/RTSP
ストリーミング フォーマット4K60p 50M / 25MbpsH.265 / H.264
30p 25M / 12.5MbpsH.265 / H.264
FHD60p 20M / 16MbpsH.265
60p 16M / 8MbpsH.264
30p 12M / 6MbpsH.265
30p 6M / 3MbpsH.264
HD60p 6MbpsH.264
30p 4Mbps

※ ファームウェアをアップデートしたカメラとPCを接続するには最新の「LUMIX Tether」が必要です。

PC接続時のSDカードフォーマット機能追加

PC接続時に、LUMIX Tetherのライブビュー画面上のメニューからSDカードのフォーマットが可能になりました。

Genlock表示対応

Genlockで同期されている際に、モニター(HDMI/SDI上)にアイコンを表示し目視できるように改善しました。

カメラの縦位置情報設定

動画撮影時にカメラの「縦位置情報」を「記録する/記録しない」の設定が選択可能になりました。パソコンやスマートフォン再生時に自動で縦横のカメラの向きを変わらないように設定可能。俯瞰撮影などの縦横のカメラ向きを誤認識しやすいシーンなどで活用できます。

Ver.2.3
動画記録性能機能強化と機能追加

Blackmagic Design社製レコーダー「Blackmagic Video Assist 12G HDR」へのHDMI経由での動画RAWデータ出力に対応し、「Blackmagic RAW」記録が可能

カメラ本体からHDMI経由で、Blackmagic Design社製レコーダー「Blackmagic Video Assist 12G HDR」へ、Cinema4K(4096×2160)、アナモフィック3.7K(3680×2760)の動画RAWデータを出力することが可能になります。これにより「Blackmagic RAW」記録が可能となり、撮影後にBlackmagic Design社製ソフトウェア「DaVinci Resolve Studio」ですぐに編集できるなどポストプロダクションへの対応力を強化し、映像制作のワークフローを強力にサポートします。

画像:LUMIX BGH1×BlackMagic

※この写真におけるモニターのはめ込み画像はGH5Sで撮影されたものです。画像は効果を説明するためのイメージです。

■Blackmagic RAW 出力対応モード

エリア解像度フレームレートアスペクトHDMI出力
マイクロフォーサーズCinema4K(4096×2160)
59.94p/50p/29.97p/25.00p/23.98p17:912bit
マイクロフォーサーズ
アナモフィック
3.7K(3860×2760)59.94p/50p/29.97p/25.00p/23.98p4:312bit

*対応する外部レコーダーが持つ、すべての性能を保証するものではありません。
*Blackmagic RAW動画の記録についてはBlackmagic Design社製 Blackmagic Video Assist 5” 12G HDR、Blackmagic Video Assist 7” 12G HDRで動作確認済みです(2021年10月現在)。詳細はBlackmagic Designにお問い合わせください。
*Blackmagic RAWデータの再生には、DaVinci Resolve, DaVinci Resolve Studio が必要です。また、Blackmagic RAWデータの編集には、DaVinci Resolve Studio が必要です。

撮影時の利便性向上

●LUMIX Gシリーズレンズ フォーカスリングの「リニア方式」への切り換えに対応

フォーカスリング操作の回転速度に対して移動量可変でピントを移動する「ノンリニア方式」に加え、回転量に対して移動量固定でピントを移動する「リニア方式」への切り換えが可能になります。リニア方式においては、任意の回転角を選択することができ、撮影者の意図に沿ったピント送りをサポートします。

※リニア/ノンリニア設定は、対応するレンズのファームウェアアップデートが必要です。

対応レンズ(2021年10月現在):H-E08018/H-X1025/H-X2550/H-ES12060/H-ES50200/H-RS100400/H-XA025/H-ES200/H-HSA12035/H-FS12060/H-HSA35100/H-FSA45200/H-FSA100300

●ファームウェアアップデートの詳細は、下記ページをご覧ください。

その他の機能追加

  • カメラ制御ソフトウェア「LUMIX Tether」を用いた静止画撮影時に、12種類のフォトスタイルが選択可能になりました。
  • FnボタンにHDMI RAW データ出力のON/OFFができるようになりました。
  • カメラ制御ソフトウェア「LUMIX Tether」経由のパソコンからパワーズーム操作が可能になりました。

*対応レンズ(2021年10月現在):H-PS14042/H-PS45175

Ver.2.5
機能追加・向上

●[LUT ビューアシスト(Tether)]を追加しました。

V-log L 設定時にLUTデータを適用した映像を「LUMIX Tether」または「LUMIX Sync」のライブビューで表示できるようになりました。

LUT ビューアシスト(Tether)を追加しました。

●キーロック機能を向上

すべてのボタンのロックが可能になりました。

●動画再生中のヘッドホン音声出力に対応

HDMI/SDI接続時、動画再生中に本機にヘッドホンを接続して動画の音声を出力できるようになりました。

動画再生中のヘッドホン音声出力に対応

その他の特長

注意事項

●画面表示は仕様変更により予告なく変更する場合があります。
●画像・イラストは効果を説明するためのイメージです。
●動画RAWデータ出力対応モードの記録対応状況は、外部レコーダーのバージョンに依ります。詳細は、ATOMOSまたはBlackmagic Designにお問い合わせください。
●対応する外部レコーダーが持つ、すべての性能を保証するものではありません。
●外部レコーダーで記録した動画RAWデータの編集には、対応したソフトウェアが必要です。
●ProRes RAWで記録したデータを編集する際にV-Log/V-Gamutと色合いを合わせるには、こちらからLUT(ルックアップテーブル)をダウンロードし、ソフトウェアに読み込んでください。
●「Blackmagic Design」、「Blackmagic RAW」、「DaVinci Resolve」は、 Blackmagic Design Pty. Ltd. の登録商標です。
●Ninja V / ATOMOSは、ATOMOS Limited の登録商標です。
●Apple、ProResは、米国Apple Inc.の米国、および各国における商標、または登録商標です。
●その他の商標および登録商標は、それぞれの所有者の商標および登録商標です。