フルサイズ一眼カメラ DC-S1H映像制作をアシストする充実の撮影機能
あらゆる撮影ニーズを⽀える豊富なアシスト機能。
様々な撮影環境で、カメラ操作を⽀える多彩なサポート機能
V-Logビューアシスト機能
V-Log撮影時に、LUT適用後の映像をファインダーやモニターに表示し、納品時のルックを確認することができます。HDMI出力映像に対してもビューアシストを適用できるので、外部モニターでのルックの確認が可能。プリセットのLUT(Vlog_709)だけでなく、カスタムLUTを読み込んで適用できるので、さまざまな納品イメージに対応できます。
V-Logビューアシスト
LUT変換後の映像イメージ
S1H, S 28-200 F4-7.1 / 87mm, 1/60sec, F6.3, ISO4000
VARICAM LUTライブラリを使用可能
VARICAM LUTライブラリは、複数の機器間で色を正確に共有できるよう、3つの異なるフォーマットで提供されています。
S1Hに読み込む際は、.VLT形式をご使用ください。
●LUTを正しく適用しないと、画像を正しく表示できない可能性があります。
動画フレーム表示
撮影時に様々なアスペクトのフレームを画面表示できます。例えば、16:9での撮影後にシネマスコープで納品する際に、納品時の画角を確認しながらの撮影ができます。また6Kやアナモフィック撮影など全ての撮影モードに適用でき、撮影環境に合わせてフレームの色やフレームマスクの透過度を変更することも可能です。
※画像は、はめ込み合成したものです。
波形モニター・ベクトルスコープ表⽰
映像制作現場で多⽤されている「波形モニター」と「ベクトルスコープ」をモニターに表⽰することができます。
明るさを表す信号(輝度信号・ルミナンス)と、⾊相と彩度を表す信号(⾊構成要素・クロミナンス)を測定計測しながらの撮影ができ、記録する映像の信号を正確に確認しながら撮影ができます。また、波形モニターの表⽰サイズの変更も可能になりました。
●波形モニター表示
※画像は、はめ込み合成したものです。
●ベクトルスコープ表示
※画像は、はめ込み合成したものです。
●波形モニター/標準サイズ
※画像は、はめ込み合成したものです。
●波形モニター/最大拡大サイズ
※画像は、はめ込み合成したものです。
ゼブラパターン
表示バリエーションを多様化し、新たに閾値の異なる[ゼブラ1]、[ゼブラ2]の同時表示に対応しました。例えば「すでに白飛びしている部分」と「白飛びしそうな部分」を同じ画面で確認できます。さらに、輝度の上限と下限を設定してその範囲内をゼブラパターン表示できるので、スキントーンの測定や、V-Log時の18%標準反射板を使用した露出設定などに有効です。
①=80%以上、②=100%以上
※画像は、はめ込み合成したものです。
スポット輝度メーター
被写体のごく一部の範囲の輝度を測定。測定枠は移動が可能なため、構図を決めた後に任意の位置の明るさを測ることができます。通常撮影時は-7~109%(IRE)の範囲を測定、%で表示。露出補正やISO、ゲイン設定を行うとリアルタイムで測定値に反映されます。さらにV-Log設定時はストップ単位に換算して表示。18%標準反射板を測りながら[0 STOP]に調整することで、正確な標準露出が得られます。
V−Log時
スタンダード時
※画像は、はめ込み合成したものです。
ピーキング
MF時およびAF+MFのMF時、設定でAFS時の半押し中に、ピントのピーク位置が⾊つきで表⽰されるピーキング機能を搭載。被写体のどの部分にピントが合っているのかひと⽬で確認でき、細かなピント合わせが求められるマクロ撮影などで活躍します。ピーキング表⽰は、検出レベルに関係なく10種類の⾊から選択でき、分かりやすい表⽰を実現しています。ファンクションボタンに割り付ければ、ライブビューで被写体を確認しながらピーキングレベルを途中で切り換えることができるなど、使いやすさも追求しています。
※画像は、はめ込み合成したものです。
20倍MFアシスト/AF+MFモード
従来より搭載されているMF撮影時の撮影アシスト機能である「MFアシスト」の全画⾯拡⼤表⽰の最⼤倍率を、従来の最⼤10倍から最⼤20倍へと拡張させ、より⾼精度で確実なMFが可能になりました。特に天体撮影時、被写体となる星のような⼩さな点光源に対しても、モニターやファインダー上で拡⼤し、確認しながらピント合わせができるため、天体撮影時に多⽤されるバーティノフマスクに依存することなく、星にピントを合わせやすくなります。
S1H, S 24-105 F4 / 24mm, 15sec, F5.6, ISO3200
センターマーカー
画⾯の中央に、動画撮影時の⽬印となる⼗字のセンターマーカーを表⽰。被写体を画⾯の中⼼に捉えて、ズーム操作するときに便利です。
※画像は、はめ込み合成したものです。
電子水準器
⽔平線や垂直線にこだわり、安定した構図で撮影したい時に活躍する⽔準器を本体に内蔵。カメラ本体に内蔵されている加速度センサーが、ロール⽅向(⽔平⽅向)とピッチ⽅向(あおり⽅向)の傾きを検知します。画⾯上に、「⽔平傾き」と「あおり傾き」の2⽅向の「傾き」を表⽰することで、基準線が⾒えにくいシーンでも安定した構図での撮影が可能です。
※画像は、はめ込み合成したものです。
マスターペデスタル調整
ペデスタルを下げることで⿊が締まった印象の映像にしたり、上げることで全体的に少しモヤがかかったような効果を出すことができます。
シンクロスキャン
蛍光灯下での撮影や、テレビ画⾯やパソコンモニター画⾯を撮影する場合などに発⽣する、画⾯のちらつき(フリッカー)を低減。シンクロスキャンを⾏う事により、環境に合った適性なシャッタースピードの選択が可能になり、従来のフリッカー軽減機能では処理しきれなかった微妙な低周波の揺れにも対応しています。
カラーバー表示
外部モニターの画質調整などに便利なカラーバーを出⼒・表⽰。また、⾳声調整に必要な1kHz⾳声基準信号も出⼒されます。
■SMPTEカラーバー
■EBUカラーバー
■ARIBカラーバー
コントロールパネル(SS/ゲイン操作)
コントロールパネルのレイアウトを整理し、視認性と操作性を向上させました。シャッタースピードは秒または角度(単位表記:°)、感度はISOまたはゲインで表示。ビデオカメラやシネマカメラを使ってきた撮影者も、慣れ親しんだ単位で違和感なく設定できます。
■SS/ゲイン操作=角度/ISO
SS/ゲイン操作=秒/dB
■SS/ゲイン操作=秒/ISO
録音レベル表示
撮影画⾯に録音レベルメーターを表⽰。さらにS1Hでは、シネマカメラと同じ表⽰特性のメーターを採⽤しました。新メーターは-36dB〜-12dBを2dB刻み、-12dB〜0dBを1dB刻みで表⽰します。
従来のメーター(全域3dB刻み)と⽐較し、特に⾳割れが気になる範囲をよりきめ細かくチェックできます。さらにピークレベル値の表⽰やレベル毎の⾊分け表⽰も採⽤し、直感的な録⾳レベル管理が可能です。
※画像は、はめ込み合成したものです。
録音レベル拡張/録音ゲイン切換
S1Hでは、録⾳レベルが設定できる範囲を従来の-12dB〜+6dBから-18dB〜+12dBに拡張しました。また、ミュートも設定できるようになりました。さらに、内蔵マイクと外部マイクの録⾳ゲインを2段階([標準]0dB/[低]-12dB)で切り換えできるようになり、より幅広い収⾳環境でお使いいただけるようになりました。
ダイナミックレンジエンハンサ
新⾳声信号処理アルゴリズムにより、⼤きな⾳に対する歪の抑制と⾳質の確保※をし、より⾼い臨場感や残響感を記録することが可能となりました。従来機(DC-S1)より、⼤きな⾳に対する歪を抑える⾳声のダイナミックレンジを約2倍に拡⼤。さらに周波数帯域分割処理により必要な周波数帯域だけを抑えることで、他の周波数帯域の⾳量を維持できます。
※録⾳レベルリミッタ使⽤時。内蔵マイク、外部マイク(ステレオ)のみ有効。
風音キャンセラー
本体内蔵マイクに収⾳される⾵雑⾳を⾃動的に除去。屋外など、⾵のある場所での撮影時も、ノイズを抑え、被写体の声や⾳をクリアに記録します。
その他の特長
注意事項
●画面表示は仕様変更により予告なく変更する場合があります。
●画像・イラストは効果を説明するためのイメージです。