一眼カメラ DC-GH6

特長|機動性/撮影性能

撮影基本性能の進化が、被写体への集中をもたらす。

手ブレ補正システム B.I.S./Dual I.S. 2手持ち撮影をサポートする強力な手ブレ補正システム

新開発ジャイロセンサー

超高精度の新開発ジャイロセンサーを搭載。その性能を活かし切るアルゴリズムを開発・実装し、フィックス撮影時の手ブレの抑制を実現するとともに、動きのある動画撮影時における自然で滑らかな補正を実現します。

5軸7.5段※1ボディ内手ブレ補正(B.I.S.)

カメラ内部に搭載されたボディ内手ブレ補正機構(B.I.S.)は、GH6向けに開発した新たな「超高精度ジャイロセンサー」の信号に加えて、「撮像センサー」「加速度センサー」から得られる情報をもとに、超高精度ジャイロセンサーを活かし切るアルゴリズムを開発し、搭載。その結果、従来機(シャッター速度5段分)よりもさらに強力な、シャッター速度7.5段分※1の手ブレ補正性能を実現しました。これにより、撮影が難しかった暗がり、長秒露光などでの撮影をより一層サポート。機動力溢れる撮影が可能となり、表現の幅がさらに広がります。動画撮影においても、最新の動画用手ブレ補正アルゴリズムを搭載し、映像撮影時に自然で違和感のない手ブレ補正を行います。

5軸7.5段※2Dual I.S. 2

「Dual I.S. 2」は、超高精度ジャイロセンサーで検出した手ブレ情報をもとに、5軸のボディ内手ブレ補正(B.I.S.)と、2軸のレンズ内手ブレ補正(O.I.S.)を連動して制御。B.I.S.のみでは補正効果が弱まる中望遠~望遠域でもシャッター速度7.5段分※2の補正効果を実現したことにより、ブレの少ない高品位な画像・映像を求める撮影者を強力にサポート。さまざまなシーンで撮影中の手ブレを心配せずにアグレッシブな撮影ができます。

5軸7.5段Dual I.S. 2

※1 CIPA 規格準拠。Yaw/Pitch 方向:焦点距離 f=60mm(35mm判換算 f=120mm)、H-ES12060 使用時。
※2 CIPA 規格準拠。Yaw/Pitch 方向:焦点距離 f=140mm(35mm判換算 f=280mm)、H-FS14140 使用時。

リアルタイム認識AF新世代エンジンにより、性能が向上したリアルタイム認識AF※1

新世代ヴィーナスエンジンによるAF速度・精度の向上

被写体の検出速度が従来機(GH5)の約3倍に高速化し、フォーカス性能全般が向上しています。
被写体への追従速度向上とアルゴリズムの改善により、フォーカスの背景抜けを抑制し、ウォブリングを低減します。

進化したリアルタイム認識AF※1

人物認識AF機能は、「顔・瞳認識」に加え、後ろ向きの人物の頭部をとらえる「頭部認識」、遠く小さな被写体全体をとらえる「人体認識」に対応。被写体の状態に応じてこれらを自動で切り換えながらフォーカスし続けます。
新たに認識AFを様々なAFモードと組み合わせる自由度が高まり、撮影シーンに応じた最適な組み合わせを選択可能です。
例えば、フルエリア×人物認識は、顔・瞳だけでなく撮影対象である人物の周囲を撮影対象以外の人や物がダイナミックに動き回っているシーンを撮影する際などに有効です。また、1点×顔・瞳認識に設定し、「頭部認識」「人体認識」機能をOFFにすることで、商品レビュー動画の撮影に有効です。

※1 60pを超える(100p、120p)HFR撮影では、自動認識が使用できません。

AFモードと自動認識の組み合わせ

フルエリア(人物認識)

フルエリア(人物認識)

1点(顔・瞳認識)

1点(顔・瞳認識)

315点フルエリアAF

AFエリアは、従来機(GH5)の225点から315点へ拡張。カバーエリアも大幅に広がり、動体へのフォーカス精度が向上し、柔軟なピント合わせが可能になります。

315点フルエリアAF

315点の全測距点を表示したイメージです。

フォーカスリミッター

AFの作動範囲を制限することが可能になりました。撮影者が任意でAFの作動範囲を制限することでAFの合焦スピードが上がり、背景抜けや手前の障害物にピントが合うミスショットも抑制できます。

フォーカスリミッター
ジョイスティックの操作性向上

ジョイスティックの操作性が向上し、フォーカス制御がさらに容易になりました。

動画ライブビュー拡大表示

新たに動画撮影中にピント位置を確認できる動画ライブビュー拡大表示に対応。また、MF撮影時にはピントの位置をシビアに合わせることができるMFアシスト機能により、ダイヤルとピンチアウト/ピンチイン操作で画面全体、PinP(Picture in Picture)時には画面の一部(フレーミングスクリーン)を約3~6倍に拡大・縮小できます。

  • 使用するレンズによって、動画ライブビュー拡大表示画面が表示されない場合があります。
  • 記録フレームレートが60pを超えるハイフレームレート動画用の[動画画質]、[バリアブルフレームレート]を使用しての動画撮影中は、動画ライブビュー拡大表示画面を表示できません。
  • フォーカスリングがない交換レンズ装着時、[バリアブルフレームレート]の使用中は、動画ライブビュー拡大表示画面を表示できません。
 MFアシストの動画ライブビュー拡大表示対応
フォーカスリングのリニア/ノンリニア設定

フォーカスリング操作の回転速度に対して移動量可変でピントを移動する「ノンリニア方式」と、回転量に対して移動量固定でピントを移動する「リニア方式」に切り換えが可能。「リニア方式」では、撮影シーンに応じて回転量を設定することも可能であり動画撮影時に撮影者の意図に沿った精緻なフォーカシングが可能です。動画撮影時だけでなく、写真撮影時にも対応しています。対応レンズのファームウェアアップデートが必要です。

【ファームウェア公開済み】
対応レンズ:H-E08018/H-X1025/H-X2550/H-ES12060/H-ES50200/H-RS100400/H-XA025/H-ES200/H-HSA12035/H-FS12060/H-HSA35100/H-FSA45200/H-FSA100300

【ファームウェア公開予定(2022年3月1日)】
対応レンズ:H-NS043/H-X012/H-X015

静止画撮影性能進化した静止画撮影性能

新開発Live MOSセンサーと新世代エンジンによる静止画性能の向上

高解像・高速性能・ダイナミックレンジの向上を実現する新開発Live MOSセンサーと、演算処理の高速化によりS/Nの向上などを実現した新世代エンジンの組み合わせは静止画性能のさらなる向上を実現しています。

手持ち撮影が可能な約1億画素ハイレゾモード

自然の細かさを残したい風景写真や、芸術作品が持つ緻密な造形美を残したいブツ撮りで効果を発揮する「ハイレゾモード」を搭載。イメージセンサーをシフトさせながら連続で自動撮影を行い、カメラ内で自動合成処理を行うことにより、被写体の精細感や臨場感を最大限に記録し、最大約1億画素の超高解像な写真を生成。さらに、手振れ自体の画像ずれを利用することにより手持ち撮影に対応しました。これにより、重たい三脚を持って行けない登山や、三脚撮影が禁止されている場所等で自由度の高いハイレゾ撮影が可能になりました。

ハイレゾモード作例

©Munemasa Takahashi

約14コマ/秒※1 高速連写、約75コマ/秒※1 超高速連写

高速読み出しを可能にする新Live MOSセンサーと、高速処理を可能にする次世代エンジンにより、約14コマ/秒※1(メカシャッター AFS/MF)や約75コマ/秒※1(電子シャッター AFS/MF設定時)の超高速連写を実現。

※1 連写撮影速度は、使用レンズ、絞り、シャッター速度などの諸条件によって、低下することがあります。

フォトスタイル露出や色合いを調整、好みの風合いで映像制作が可能

フォトスタイル

撮影前に、好みの⾊味や画質(コントラスト・彩度など)の調整ができるフォトスタイルを搭載。[L.クラシックネオ]、[L.モノクロームS]、[シネライクD2]、[シネライクV2]、[フラット]を含む、全14種類を⽤意しています。モノクロームやL.モノクローム、L.モノクロームD、L.モノクロームSを選択時、⻩⾊・オレンジ・⾚・緑のフィルター効果を加えることも可能。特定の⾊をモノトーンで強調し、印象深い写真を撮影することができます。

●L.クラシックネオ
カラーフィルム風の、ノスタルジックで優しい風合い

L.クラシックネオ

●L.モノクロームS
ポートレート撮影に適した軟調で柔らかな印象のモノクローム

L.モノクロームS
シネライクD2/V2

映像を即時活用したいときやV-Log撮影を必要としない撮影でも、映画のように暖かなスキントーン、印象的な陰影の表現が可能な[シネライク]ガンマをフォトスタイルに搭載。ダイナミックレンジを優先した[シネライクD2]、コントラストを重視した[シネライクV2]を選択することにより、カラーグレーディングを行わなくても、VARICAMシリーズの絵作り思想を反映したルックを容易に再現できるので、独自の感性を活かした映像作品を必要最小限の編集で制作できます。

「Rec.709」と相関性の高いガンマカーブ効果「709ライク」

映像制作において使用される頻度の高い「Rec.709」と相関性の高いガンマカーブ効果が得られる「709ライク」を本機にも搭載。sRGBによく似た色域で、テレビ放送やWEB配信でもモニターの色域に左右されることなく動画撮影を行えるので、よりスムーズな映像制作ができます。また、ニーの調節も可能になるので、白飛びを抑えた映像撮影が行えます。

特設ページ「LUMIXの色・フォトスタイル」にて、各フォトスタイルの作例とインプレッションをご紹介!

その他の特長

注意事項
  • 画面表示は仕様変更により予告なく変更する場合があります。
  • 画像・イラストは効果を説明するためのイメージです。