ビタミン・レッスン
ビタミンの組み合わせ(7月・8月)
【7月:マンゴー】 葉酸、ビタミンE
美肌・アンチエイジング・妊活
出会いの季節到来。女子力を磨いて魅力アップを!
7月が旬のフルーツ、マンゴーには、妊活中・妊娠中に摂るべきとされる葉酸や、女性ホルモン代謝にかかわるビタミンEが含まれています。いずれも女子力アップに貢献してくれる栄養素。新陳代謝を促し、女性ホルモンのバランスを整えるので、やわらかい肌やしなやかな身体のために必要なのです。
葉酸、ビタミンE(マンゴー)×鉄(ココナッツ)
キレイな血液を巡らせて、イキイキとした美女に
ココナッツに含まれる鉄分は、体内に酸素を運搬し、美しい血液を作ってくれる栄養素。女性は月経もあり欠乏を起こしやすく、食事でも不足しやすいので積極的に摂りたいもの。マンゴーの葉酸にも造血作用があり、合わさると「美血力」がアップします。また、マンゴーに含まれるビタミンCは、鉄分の吸収を助けてくれます。
葉酸、ビタミンE(マンゴー)×ビタミンB群〈パントテン酸〉(ラズベリー)
ホルモンバランスを整えて、いつでも健やかな美女に
ラズベリーに含まれるパントテン酸は、ビタミンB群の一種で、ホルモンの合成にかかわる栄養素。マンゴーのビタミンEと組み合わせると、女性ホルモンのバランスを整えるゴールデンバランスが実現! パントテン酸が不足すると、肌荒れや抜け毛の原因になるだけでなく、妊活にも影響してしまいます。調理過程で失われやすいので、フルーツで摂ると効率的です。
専門家からのチェックポイント
女性ホルモンの原料はコレステロール。したがって、ホルモンバランスを考えるときは、ビタミンとあわせて適量のコレステロールを摂取することも意識してみましょう。また、女性ホルモンと同様の働きがあるといわれる「植物性エストロゲン」を含む、大豆やざくろなども食生活に取り入れるとよいでしょう。
管理栄養士 大島菊枝
【8月:桃】 ビタミンC
美肌・抗酸化作用・血行促進・デトックス
肌の水分・油分バランスを整えて、夏のインナードライにさよならを
夏は湿気が多く、冷房にあたる機会も増える時期。
肌は知らず知らずのうちにインナードライ※に。
8月が旬のフルーツ、桃に含まれるビタミンCは、肌にコラーゲンを届けるために必要な栄養素。
また、肌のすこやかなリズムもサポートしてくれます。上手に摂って美肌対策を!
※冷房などによる乾燥で肌のキメが乱れ、肌の水分量が失われている状態。肌は乾燥を感知すると皮脂を出す習性があり、結果、肌表面はテカテカなのに内側はドライという状況におちいる。
ビタミンC(桃)×鉄・ビタミンC(パセリ)
肌の水分量を整えてインナードライを解消!
パセリには鉄分が豊富。鉄分も肌にコラーゲンを届けるために必要な成分で、桃&レモンのビタミンCと合わせて摂ることで、肌の潤いバランスを効果的に整えます。さらに、この組み合わせは、鉄分の吸収率をアップしてくれるゴールデンコンビ。レモンの香りで夏もスッキリ、おいしく摂取できます。
ビタミンC(桃)×ビタミンB群〈B2〉(大葉)
肌の皮脂バランスを整えて、ベタベタ肌と決別!
大葉に含まれるビタミンB群(B2)は、脂質の代謝を助ける栄養素。肌の過剰な皮脂分泌を調整してくれます。また、ストレス過多によるホルモンバランスの乱れも過剰な皮脂分泌のモト。桃のビタミンCはここをコントロールしてくれるので、大葉と一緒に摂ると、テカリが気になる肌をみずみずしいうる肌に整える組み合わせに!
専門家からのチェックポイント
「肌は内臓の鏡」と言うように、体内に水分量が不足すると、肌だけでなく消化力にも影響が。桃には、水分はもちろん食物繊維が豊富で、水溶性のペクチンも含まれているので、快適なお通じに効果的。腸が整うと、肌の潤いバランスも整ってきます。
管理栄養士 大島菊枝