ホームベーカリーを比較!機種ごとの違いとおすすめポイントを解説!

ホームベーカリーのチェックポイントについての監修:神原 サリー(かみはら さりー)
ライター:UP LIFE編集部
2022年6月29日
食・レシピ

ホームベーカリーは、香ばしい焼きたてパンを、毎日簡単に作って食べることができる調理家電です。その機能はさまざまですが、どのような点に注目して選ぶとよいでしょうか。この記事ではホームベーカリーを選ぶときのチェックポイントと、機種ごとの性能や特長の違いを紹介します。ぜひ比較検討しながら自分にぴったりの機種を見つけてみてください。

比較して選びたい!ホームベーカリーのチェックポイント

ホームベーカリーは、シンプルな機能のものから、多くの機能を備えたものまであり、どれにしようか迷うこともあるでしょう。ここでは選ぶ際にぜひチェックしておきたい6つの比較ポイントについて解説します。

①ホームベーカリーの容量(サイズ)

写真:パン一斤のイメージ

ホームベーカリーで一般的な容量は1斤で、一般的に売られている食パンのサイズになります。ホームベーカリーの中には、大きめの容量で、1.5~2斤焼けるものもあります。また、1斤用の商品のなかにはハーフサイズを焼けるものもあり、1~2人家族の方に便利といえるでしょう。
家族の人数や、普段食べる量によって、ちょうどいいサイズは異なります。子どもがいる家庭ではこれからもっと食べるようになるかも、といった変化も予測をたてながら、ご家庭にあった容量(サイズ)を選ぶことをおすすめします。

②焼きあがり時間(早焼き機能の有無)

写真:パンを手でちぎってるイメージ

パンを焼く時間は、比較的長い時間がかかり、通常の焼き方なら4時間程度かかるのが一般的です。
早焼き機能を備えたものを選ぶと、時間をかけたくない時には重宝するでしょう。早焼きの場合、機種によって2時間、早いものでは1時間ほどで焼きあがるものもあります。
また、予約タイマー※1があれば、夜寝る前にセットしておくだけで朝食に焼きたてパンが食べられます。

③ドライイースト自動投入機能の有無

写真:ドライイーストを木製のスプーンですくうイメージ

ドライイーストの自動投入機能の有無も、作りやすさや出来ばえに大きく影響します。自動投入機能があれば、最適なタイミングでイーストが投入されるので、発酵の失敗が減ります。
自動投入機能がない機種もあり、イーストをほかの材料と共に入れておく場合は、入れる位置が悪いとうまく発酵しないこともありますので注意が必要です。途中で入れる場合は、タイミングが良くないとうまく発酵できません。
発酵の失敗の心配がなく、安心しておいしいパンが食べたいなら、イーストの自動投入があると便利です。

④具材自動投入機能の有無

写真:小皿に入ったレーズンやナッツのイメージ

レーズンやナッツなどが入ったパンを作りたいなら、具材が自動で投入される機種を選ぶと便利です。最初にセットするだけなのでタイミングも逃さずにすみます。
自動投入ではない機種の場合は、投入するタイミングにブザーなどが鳴り、手動で入れます。基本的にプレーンのパンだけを作る予定の方や、自分で入れるのが苦にならない方は、具材の自動投入はなくても問題ないでしょう。

⑤自動で作れるオートメニューの数

写真:低糖質パンのイメージ

低糖質パン

通常の小麦粉とドライイーストで作るパンだけでなく、天然酵母パンや米粉パン、低糖質パンなどにも挑戦してみたい方には、さまざまなパンが豊富に自動で作れる機能があると便利です。また、おもちやケーキ、うどん、パスタ、ジャムなど、パン以外のメニューも作れる機種もあります。ただし、使わない機能ばかりになってしまってももったいないので、自分にとって必要なメニューが自動で作れるかをチェックしましょう。

⑥マニュアル機能の有無(こね・発酵・焼き加減)

自分で成形していろいろな形のアレンジパンを作りたい、焼き加減などにこだわりたい、といった方には、マニュアル機能のあるものがおすすめです。普段は通常のオートメニューを利用して、時間がある休日にはマニュアル機能を使ってよりこだわったパンを作るなどの使い方をしても、パン作りの楽しみが広がりそうです。

自分にピッタリが見つかる!パナソニックのホームベーカリーの機種ごとの特長!

パナソニックのホームベーカリーの代表的な4機種を、比較しやすいように機能ごとの特長を表にまとめ、さらに内容を解説していきます。自分が重視する機能はあるかなど、ぜひ機種選びの参考にしてみてください。

「イースト自動投入」と「Wセンシング発酵」で安定した仕上がり(全機種対応)

生地をねって寝かした後にイーストを最適なタイミングで自動投入する機能です。パナソニックのホームベーカリーでは、全機種に搭載されています。

(イメージ)

イーストの発酵速度は温度によっても左右されますが、「Wセンシング発酵」により室温と庫内温度をセンサーで把握し、イースト投入のタイミングを変えています。この機能により、一年中安定した発酵具合になり、きめ細かい生地のパンを気軽に楽しめるのが特長です。

室温センサー 庫内温度センサー(イメージ)

「3D匠ねり」でふっくら焼き上げ(全機種対応)

「3D匠ねり」は、ケース内部の突起や羽根の設計および内蔵されたプログラムにより、パン作りのプロがねったような生地を作りあげる機能です。全機種に搭載されています。
生地をたたいたり、伸ばしたりするプロの3次元の技法を採用することで、伸びのよい生地となり、ふっくらとしたパンを作ります。

写真:「3D匠ねり」のイメージ

レーズンナッツ自動投入

写真:レーズンナッツ入りのパンのイメージ

こちらは、SD-MDX4、SD-MT4、SD-BMT2000に搭載されている機能です。専用の容器に具材を入れておけば、適したタイミングで自動投入され、ムラなく生地に混ぜ込み、手軽に具入りパンができあがります。チーズやベーコンなどやわらかい具材を入れたいときは、「粗混ぜ機能」を利用すれば形を残せるので、食感や味わいをしっかりと楽しめるでしょう。
SD-SB4は投入タイミングで音が鳴るので、音が鳴ったら手動で投入します。

多彩なオートメニュー

写真:(左)パン・ド・ミ (中央)マーブルパン (右)サンドイッチ用食パン

(左)パン・ド・ミ (中央)マーブルパン (右)サンドイッチ用食パン

機種によって22~43種と数は異なりますが、どの機種にも多彩なオートメニューが搭載されています。購入予定の機種に、欲しいメニューが搭載されているか確認してみてください。
例えば、もちや低糖質パンも作れる機種もあります。もちはSD-MDX4、SD-MT4、SD-BMT2000で、低糖質パンはSD-MDX4、SD-MT4で対応しています。

写真:(左)低糖質パン プロテインとレモンピール (右)もち

(左)低糖質パン プロテインとレモンピール (右)もち

オートメニューのほか、SD-MDX4には「マニュアル機能」もあり、ねりや発酵などに関してお好みの設定ができ、「マイねり」機能では5パターンを記憶させておくことが可能です。

写真:「マイねり」機能の画面イメージ

「マイねり」機能では、自分で設定した「ねり」パターンを5パターン記憶

使える機能やメニュー数や予算から、自分が使いたいホームベーカリーを選ぼう!

ホームベーカリーに求める機能は人それぞれです。予算や本当に必要な機能など、自分にピッタリな機種を選ぶことで、上手に使いこなして長く愛用していけるでしょう。
以下に、4機種の特長を一言でまとめていますので、自分がどのような機種をイメージしているか検討する際などにもお役立てください。

  • SD-MDX4
    マニュアル機能などを使って、パン作りにとことんこだわりたい方へ
  • SD-MT4
    低糖質パンや60分パンなど多彩なパンを手軽に作りたい方へ
  • SD-SB4
    あまり凝った機能はいらない、シンプルにパン作りをしたい方へ
  • SD-BMT2000
    量が欲しい、2斤など大きなサイズのパンを作りたい方へ

この記事で紹介した商品

ホームベーカリーのチェックポイントについての監修

写真:神原 サリーさん

神原 サリー(かみはら さりー)

家電ライフスタイルプロデューサー。「企業の思いを生活者に伝え、生活者の願いを企業に伝える」べく、家電分野を中心に執筆や商品企画、コンサルティングで活躍。数字や難しい言葉を使わずに、くらしの中でどのように役立つかなど、ライフスタイルをトータルで提案することを心がけている。

※1 商品ごとで予約タイマーを設定可能なレシピが異なります。
SD-MDX4・SD-MT4はパン・ド・ミ、食パン、ソフト食パン、サンドイッチ用食パン、ごはんパン、ごはんフランスパン、フランスパン、ライ麦パン、全粒粉パン、白パン風食パン、ハーフ食パン、米粉パン(小麦入り)、米粉パン(小麦なし)、ドライ天然酵母食パン、天然酵母食パンに対応可能。
SD-SB4は食パン、ソフト食パン、フランスパン、米粉パン(小麦入り)、米粉パン(小麦なし)、ドライ天然酵母食パンに対応可能。
SD-BMT2000はパン・ド・ミ、もちもちパン・ド・ミ、ふんわりパン・ド・ミ、食パン、ソフト食パン、ごはんパン、ごはんフランスパン、フランスパン、ライ麦パン、全粒粉パン、白パン風食パン、米粉パン(小麦入り)、米粉パン(小麦なし)、天然酵母食パンに対応可能。

2022年6月29日 食・レシピ

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