水流洗浄器で、プラスαのオーラルケアを

歯ブラシによるブラッシングだけでは、取り切れない汚れが多く残ります。近年では、デンタルフロスや歯間ブラシといった補助清掃器具を日常的に使用している方も増えてきていますが、あわせて提案したいのが、電動の水流噴射で歯間や歯周ポケットを洗浄できる水流洗浄器です。

水流洗浄器とはどんなものですか

どんなに頑張って磨いても、歯ブラシだけでは汚れの60%程度しか除去できていないといわれています。
大切なのは、磨き残しが多い歯と歯の間や、歯周ポケットの汚れを取ることです。
水流洗浄器は、ブラッシングでは取り切れない歯間の汚れや、食べカスを弾き飛ばし、しっかり洗い流します。

※参照:日本歯科保存学雑誌,48,272(2005)

ブラッシング後の水流洗浄ケアの効果

ブラッシング後に水流洗浄ケアを行うことは、口腔内を健康に保つ上で、非常に効果があると思います。
デンタルフロスや歯間ブラシを用いる人の中からも、「なかなかうまく使いこなせない」、「歯ぐき(歯肉)を傷つけてしまいそうで不安」といった声はよく聞きますが、水流洗浄器は水流で汚れを洗浄するので歯ぐきを痛めるリスクが低く、お口の中で細かな動きが必要ないので操作もかんたんです。

ブラッシング後に水流洗浄ケアを行うイメージイラスト ブラッシング後に水流洗浄ケアを行うイメージイラスト

水流洗浄ケアの推奨頻度

歯磨き同様に、毎日行っていただくことが望ましいと思います。夜の歯磨きに、+αのケアとして取り入れていただくと良いでしょう。水流洗浄器を用いた臨床試験でも、1日1回の使用を2週間続けることで、歯ぐき(歯肉)の健康を推進できたという結果を得られています。 継続して、無理のない範囲で使用することをおすすめします。

お話を伺ったのは
北海道大学
宮治 裕史 先生

歯学研究院 口腔総合治療学教室 教授
北海道大学病院 臨床研修センター 歯科卒後臨床研修部門長

*弊社から宮治先生に依頼し、頂いたコメントを編集して掲載しています。

写真:宮治 裕史 先生

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