DC-BGH1

特長|優れた動画基本性能

デジタルカメラの概念を超えていく動画基本性能。

GHシリーズを継承するセンサー/エンジン動画性能を引き出す高感度センサーと高性能エンジン

GH5Sから継承するセンサー
10.2M Live MOSセンサー

卓越した高感度性能を発揮する、有効画素数 10.2M LiveMOSセンサーをBGH1にも採用。画質を構成する要素のひとつであるダイナミックレンジとS/N比を追求し、高感度性能を実現。解像感・階調性・色再現・低ノイズすべてにおいて優れた画質を実現しています。

画像:10.2M Live MOSセンサー

ヴィーナスエンジン
高解像・高感度・色再現の高速処理を実現

解像性能・高感度性能・色再現性において高性能を誇る「ヴィーナスエンジン」を搭載。マルチピクセル輝度生成とインテリジェントディテール処理による高い解像力で、高精細で自然な質感描写を実現するとともに、色モアレ抑圧処理性能も向上。新3次元色コントロールによる暗部・明部の色再現性も向上し、より忠実で豊かな色調表現を可能にしています。また、4K/60p等の高画質動画記録時においても、ヴィーナスエンジンの能力を余すところなく発揮。さらなる高画質と高速性能を両立しています。

画像:ヴィーナスエンジン

デュアルネイティブISOテクノロジー
低照度環境下で美しい高感度映像を実現

LUMIX Sシリーズ・GHシリーズから受け継いだ高感度性能に加え、当社製シネマカメラ「VARICAM」に搭載している独自技術「デュアルネイティブ ISOテクノロジー」を搭載。例えばV-Log L撮影時にISO2000以上を必要とする低照度環境下では、ベース感度がISO2000に自動的に切り替わり、低ノイズ・高ISO回路を使用した撮影になります。これにより、通常の低ISO回路(V-Log L時ベース感度400)で撮影した場合と比べてノイズを抑制した映像クオリティを実現します。作品の品質を大きく落とさず、照明機材のコンパクト化や定常光を活かした撮影が可能となります。ノイズリダクションなどの撮影後ワークフローの短縮も可能です。さらに、本機ではISOオートでの撮影中にもリアルタイムにISO感度を表示し続けるため、ノイズレベルをイメージしながらの撮影が可能です。

説明図:デュアルネイティブISOテクノロジー

高感度画質最大 ISO51200、プロの要求に応える高感度性能

デュアルネイティブISOテクノロジーにより、高感度時の画質が格段に向上。低照度シーンでの撮影領域を広く拡大し、表現の可能性をさらに高めています。また、高感度マルチプロセスNRによってノイズ抑圧時における被写体のディテール保存性を高め、同時にマルチピクセル輝度生成とイ ンテリジェントディテール処理による高い解像力で、高感度時でも自然な質感描写を実現しています。

拡張ISO感度最高204800まで高感度領域を拡大し、超高感度撮影も可能にする

拡張ISO感度は最高ISO204800まで。被写体が見えにくい暗所でも撮影が可能になります。

進化を続ける空間認識技術認識機能の進化により、追従精度が向上したリアルタイム認識AF

被写体の認識アルゴリズムに、AI分野の先進技術であるディープラーニングを応用した「リアルタイム認識AF」アルゴリズムに、人体の「頭部認識」を新たに加えることで、人物に対するAF追従性能を強化しました。動く被写体や、人物の顔が隠れてしまうようなシーンでも、頭部と人体の位置やサイズ、画角により撮影意図をカメラが自動判別し、背景抜けを抑えながらフォーカスし続けます。人の顔と瞳を検知し、自動でピントを合わせる「顔・瞳認識AF」も「頭部認識」により、遠くの小さな顔を認識し続けることが可能となりました。強化された「人体認識」と「顔・瞳認識AF」の組み合わせで、人物へのより高精度なAF追従を実現します。また動物認識も搭載しているので、動物に対しても高いフォーカス性能を発揮します。

画像:頭部認識AF 子供二人の後姿

顔・瞳認識 / 人体認識 / 動物認識

「頭部認識」を加えたディープラーニングの進化と、認識処理の高速化により、顔・瞳認識や人体認識の追従性が大幅に向上。検出速度は顔・瞳 認識の場合で約2倍、人体認識や動物認識の場合で約5倍を実現し、動く人物の顔・瞳を確実に捉え続けます。さらに顔・瞳認識における検出力を向上させ、顔が傾いた場合や遠くの小さい人物の顔・瞳をしっかりと捉えます。

画像:顔認識AF 家族4人
画像:瞳認識 ウエディングドレスの女性

さらに遠くの小さい人物は人体認識によりカバーし、しっかりとフォーカスを合わせます。

画像:人体認識AF 女の子2人
画像:ストリートダンサー

また動物認識により、人物だけでなく動物にも確実にフォーカスを合わせることが可能。鳥、イヌ科(オオカミなどを含む)、ネコ科(ライオンなどを含む)の認識に対応しています。

画像:羽ばたく鳥
画像:駆け寄ってくるビーグル犬

高速・高精度化した空間認識AF
空間認識AFにより、被写体の位置を瞬時に認識し合焦

空間認識AFとは、パナソニック独自の「DFDテクノロジー(空間認識技術)」によって、ピント位置の異なる複数のライブ画像から空間を認識して、被写体までの距離情報を瞬時に算出、一気に合焦領域までピント合わせを行うAF制御です。
撮影した画像そのものから、DFDテクノロジーにより被写体距離を、コントラストAFにより被写体のエッジ強度を同時に算出する為、従来のコントラストAFに比べて、高速性と高精度の両立を可能にしています。

説明図:DFDテクノロジー

動画無制限記録ノーカット⻑時間撮影が可能

高精度な熱シミュレーションによる放熱処理を行うことで、全ての記録モードにおいて時間制限なしの動画記録を実現しました。⻑尺のノーカット撮影、ライブイベントやドキュメンタリー撮影などで活用できます。厳しい条件下での動作テストをクリアしているため、映像制作現場でも安心して撮影いただけます。

表:動画無制限記録

耐低温設計フィールド環境でもマイナス10°Cまで耐えうる、耐低温設計

マイナス10°Cの耐低温設計により、さまざまな撮影現場のハードな環境に対応できる仕様です。堅牢性に優れたボディで、過酷な環境下での撮影も可能になります。

※ 当社製の-10°C耐低温設計のレンズ装着時。

画像:雪の中のオオカミ

ダブルSDカードスロット用途に合わせた記録ができる、2基のSDカードスロットを搭載

2基のSDカードスロットを搭載したことで、2枚のSDカードを使用したさまざまな記録方式に対応。順次(リレー)記録・バックアップ記録の中から、撮影現場や撮影状況に合わせ最適な方式を選択することで、データ管理を強力にサポートします。両スロットともにUHS-II Video Speed Class 90規格のメモリーカードに対応し、ALL-Intra(最大400Mpbs)などの高ビットレート記録に対応しています。

画像:ダブルSDカードスロット

順次(リレー)記録

1つ目のスロットのSDカード容量がいっぱいになった際、自動的に2つ目のスロットのSDカードに記録をスイッチする記録方式。⻑時間の撮影で、SDカード1枚の容量を超えても入れ替える手間が省けるため、より撮影に集中できます。

説明図:順次(リレー)記録

バックアップ記録

1つ目のSDカードに記録しながら、2つ目のSDカードにもバックアップ用として同じ画像・映像を記録しておく記録方式。この方式を使えば、誤ってデータを消去してしまった時や突然のメディアクラッシュ時などの際でも、バックアップデータがあるので安心です。

説明図:バックアップ(サイマル)記録

13ストップ/V-Log L豊かな階調と柔軟なグレーディングを実現する、Log撮影をサポート

豊かな階調と柔軟なグレーディングを実現する、Log撮影をサポート。当社のマイクロフォーサーズ規格カメラとして初となる13ストップの広ダイナミックレンジを実現。優れたハイライト耐性を持ち、暗部からハイライト部分まできめ細かに描写し、豊かな階調表現を可能にします。また、V-Logを搭載するVARICAMシリーズやLUMIX Sシリーズをはじめ、V-Log L対応のLUMIX GHシリーズで記録した素材を組み合わせても、統一されたルックと扱いやすさで効率よく編集を行えます。また、V-Log Lビューアシスト機能にも対応し、HDMIやSDIからの出力映像に対してLUTを適用することが可能です。

グラフ:13ストップ/V-Log L

HLG(Hybrid Log Gamma)による4K HDR動画撮影肉眼に迫るリアリティを追求した、圧倒的な階調表現を可能に

HLG(Hybrid Log Gamma)による4K HDR動画記録

HDRに関する国際標準規格(ITU-R BT.2100)のひとつである「ハイブリッドログガンマ(Hybrid Log Gamma/HLG)」方式でのHDR動画撮影を採用。Long GOP圧縮方式、4K 4:2:2 10bit/4:2:0 10bit動画記録モードに対応しています。撮影した映像は、HLG方式に対応したテレビとHDMI接続することで、より自然に近い階調での映像を簡単にご視聴いただくことができます。また、今後増えてくる4K HDR映像コンテンツの撮影現場でも、ご活用いただくことができます。

HLGビューアシスト

「HLGビューアシスト」を使えば、HLGに対応していない外部モニターでも、被写体に合わせて階調・露出を確認しながら撮影を進めることができます。空などの高輝度被写体(MODE1)・人物などの中間輝度被写体(MODE2)の確認に適した表示モードを用意しているので、使い分けることでSDRモニターでも正しい階調や露出でHDR動画撮影を行うことができます。

フォトスタイル露出や色合いを調整、好みの風合いで映像制作が可能

シネライクD2/V2

映像を即時活用したいときやV-Log L撮影を必要としない撮影でも、映画のように暖かなスキントーン、印象的な陰影の表現が可能な[シネライク]ガンマをフォトスタイルに搭載。ダイナミックレンジを優先した[シネライクD2]、コントラストを重視した[シネライクV2]を選択することにより、カラーグレーディングを行わなくても、VARICAMシリーズの絵作り思想を反映したルックを容易に再現できるので、独自の感性を活かした映像作品を必要最小限の編集で制作できます。

「Rec.709」と相関性の高いガンマカーブ効果「709ライク」

映像制作において使用される頻度の高い「Rec.709」と相関性の高いガンマカーブ効果が得られる「709ライク」をBGH1にも搭載。sRGBによく似た色域で、テレビ放送やWEB配信でも外部モニターの色域に左右されることなく動画撮影を行えるので、よりスムーズな映像制作ができます。また、 ニーの調節も可能になるので、白トビを抑えた映像撮影が行えます。

その他の特長

注意事項
  • 画面表示は仕様変更により予告なく変更する場合があります。
  • 画像・イラストは効果を説明するためのイメージです。