介護食・高齢者の食事の新形態!見た目も味もそのままにステーキもお魚もやわらかくする最新調理家電とは

ライター:UP LIFE編集部
2022年5月23日 食・レシピ

「年齢とともに噛む力、飲み込む力が弱くなってきても、家族と同じ料理が食べられる喜びを!」そんな家族への思いやりから誕生した調理家電があります。その名は「デリソフター」。食卓に並ぶおかずの見た目も味もそのままにやわらかくできる画期的な調理家電の魅力を深掘りしていきます。

介護食とはどういうもの?

加齢や病気、怪我などで噛む力・飲み込む力が低下したときに、食べやすく、飲み込みやすく配慮した専用の食事のことを介護食といいます。専用のミキサーなどを使用して調理をするので、食べる人にとっては、見た目がペースト状になるなど料理の原型がなくなることで、食欲不振につながることも少なくありません。作る人にとっては家族とは異なる食事を用意することが必要になり、手間と時間がかかり、費用もかさむ場合が多いです。

写真左:鶏唐揚げ(通常食)
写真右:鶏唐揚げ(ペースト食)

写真左:鶏唐揚げ(通常食) 写真右:鶏唐揚げ(ペースト食)

見た目そのままに、様々な食事をやわらかくできる「デリソフター」

「デリソフター」は、ギフモ株式会社で開発・販売している調理家電です。最大の魅力は、家庭料理や市販のお惣菜、冷凍食品など、出来上がった料理をおいしさと見た目はそのままに、驚くほどやわらかくできること。これなら、家族や友人と同じ食事がとれる毎日が送れます。

写真左:にんじんグラッセ(デリソフターで調理前の普通食)
写真右:にんじんグラッセ(デリソフターで調理後)

写真左:にんじんグラッセ(デリソフターで調理前の普通食) 写真右:にんじんグラッセ(デリソフターで調理後)

おいしさも見た目も変えない“独自の技術”

(写真左より)デリソフター本体、デリカッター、専用調理台

写真左から:デリソフター本体、デリカッター、専用調理台

「デリソフター」には様々な独自の技術が生かされています。72刃の隠し包丁を入れるデリカッター(特許出願中)で、肉・食材の繊維を分断し、熱の通り道(穴)を作ります。そして、食材毎に最適なやわらか調理時間を設定。これにより見た目のおいしさそのままをキープできます。

例えば、鶏の唐揚げやブロッコリーも驚くほどやわらかく調理することが可能です。

写真左:歯ぐきでつぶせる鶏の唐揚げ。なんと!ポテトチップスで切れる!
写真右:舌で簡単につぶせるブロッコリー。味付けのりでもご覧のやわらかさ!

写真左:歯ぐきでつぶせる鶏の唐揚げ。 写真右:舌で簡単につぶせるブロッコリー。

これが介護食!?調理事例を紹介

※やわらか食の場合は、パセリを取り除いてからお召し上がりください。

写真:やわらか食のステーキプレートのイメージ
  • ステーキ
    調理目安 29分
    調理モード 5

ワンポイント

  • 肉質について
    やや脂肪のある肉の方がやわらかく仕上がります。(※写真はミスジのステーキです。)
  • 下ごしらえの工夫
    肉は筋切りをします。 味付けに塩麹を使うなど、酵素の力を活用するとさらにやわらかくなります。
  • ステーキの焼き方
    強火で片面2分程度。お肉の表面に焦げ目がつくくらい焼きましょう。デリソフターにかける際、さらに加熱するので、焼き加減は“レア”を推奨します。
  • ソースでさらに食べやすく
    トマトソースやホワイトソース、マヨネーズソースのようなとろみのあるソースをかけたり、あんかけにすると飲み込みやすくなります。

※写真にある付け合わせの生野菜はイメージです。やわらか食の場合は、取り除いてからお召し上がりください。

写真:やわらか食のアジフライのイメージ
  • アジフライ・白身魚のフライ
    調理目安 19分
    調理モード 3

ワンポイント

  • 小アジはデリソフターで十分にやわらかくならないため、使用は控えてください。
  • トマトソースやホワイトソース、マヨネーズソースのようなとろみのあるソースをかけたり、あんかけにすると飲み込みやすくなります。

※掲載写真は全てデリソフターにかけて柔らかくしたものです。

隠し包丁×圧力と蒸気の力×やわらか科学の掛け合わせ 詳しく見る

デリソフターの使い方

デリソフターの調理方法は以下の通りカンタンです!

【STEP1 食材やお料理に直接デリカッターを使用】
お肉の繊維は付属のデリカッターでしっかり裁断すると、やわらかくできます。使用するときは調理済みのお肉にスタンプ。

写真:お肉にデリカッターを使用しているイメージ

【STEP2 専用調理皿に食材やお料理をのせる】
付属の専用調理皿に、スタンプしたお肉や料理をセットします。

写真:専用皿にデリカッターを使用したお肉を置いてるイメージ

【STEP3 内鍋にセットします】
本体内鍋の中に200ccの水とお料理を入れれば準備完了です。

写真:お肉が置かれた専用皿をデリソフターにセットしてるイメージ

【STEP4 調理モードを選択して調理開始】
調理モードを選択して調理開始ボタンを押すだけ。あとは調理が終わるまでそのまま放置すれば出来上がり!

写真:デリソフターを操作しているイメージ

【STEP5 本体内鍋からお料理を取り出す】
やわらかくなったお料理を崩れないようにやさしくお皿に盛り付ければ完成です。

※内ふた、内鍋は取り外せますので、使用後は毎回必ず洗ってください。

時短調理も可能に!

これまでの一般的な介護食の調理には普通食の調理に加え30〜60分の調理が必要でしたが、デリソフターでの調理であれば、庫内にセットして調理ボタンを押して12分〜29分で調理が可能です。

【調理時間例】

  • うなぎの蒲焼(調理時間:19分で完成!)
    買ってきたうなぎの蒲焼は、焼きなおさず、そのままデリソフターに入れれば完成。高圧調理により、早く仕上がり、うなぎの臭みも抜けます。

※やわらか食の場合は、山椒の葉を取り除いてからお召し上がりください。

写真:デリソフターを使用したうなぎの蒲焼のイメージ
  • 温野菜のサラダ(調理時間:15分で食卓へ!)
    生野菜は噛み切れないものが多いので、デリソフターに入れる前に加熱してからの方が食べやすくなります。かたい皮がある野菜は皮をむいてから調理を。
写真:デリソフターを使用した温野菜のサラダのイメージ
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作ってあげる人も作ってもらう人もお互いに幸せが広がる!そんな家電ができた理由を開発者に聞きました

写真:テーブルに沢山の料理が並べられてるイメージ

パナソニック社内のビジネスコンテストGame Changer Catapult発の事業として「摂食嚥下(えんげ)」に関する課題解決を目指す会社として『ギフモ株式会社』が設立されました。

ギフモ株式会社の代表取締役、森實 将氏は、「90歳まで普通にくらせる時代、歳を重ねることで顕在化してきた食事の問題。これからの新しいくらしで見えてくる課題に対して、寄り添うようにケアをするサービスやプロダクトを展開していくというのが、ギフモ株式会社のケア家電のコンセプト」と話します。その第一弾の商品が、作る人、作ってもらう人がお互いに幸せを感じられる家電『デリソフター』でした。

“食べる楽しみ”を失ってしまうというQOL(Quality Of Life:クオリティオブライフ=生活の質)の低下

写真:中年夫婦が食卓を囲んでるイメージ

「日本の人口は高齢化が進み、2055年には、人口の26.1%以上が75歳以上になると言われています。高齢化に伴い、噛む力や飲み込む力が衰えることで、食事を楽しい時間にすることが難しくなってきます。おいしく食べられないから低栄養になったり、手間がかかることでレパートリーが不足したり、コストが高くなると、介護される人の生活の質を保つことはますます難しくなります。その問題を解決するために、試行錯誤が始まりました」

「見た目も味もできる限りそのままで、今まで通りの料理を出してあげたい」

「開発のきっかけは、メンバーの家族に対する思いでした。介護食になると食べ物をミキサーにかけて調理するため、見た目も食感も全く違うものになり、介護される側が食欲をなくす姿を見てきました。それが、料理したままの見た目で提供したいという家族を想う気持ちと熱意から製品が生まれました。作る人と食べる人が想いを贈り合う、そんな食の幸せをいつまでも感じて欲しいですね」

喜ばれたおすすめメニューは「唐揚げ」

※写真にある付け合わせの生野菜はイメージです。やわらか食の場合は、取り除いてからお召し上がりください。

写真:やわらか食のから揚げのイメージ

「デリソフターでのおすすすめは、お肉料理、とくに唐揚げです!これはデリソフターの強みでもあります。摂食嚥下の第一人者と言われる医師や、食べ物が食べにくくなった人、介護される人たちがみんな、お肉が食べられたら…、と話します。肉は繊維があるため、やわらくしても食べるのが難しい食材でした。デリソフターは、肉をそのままの見た目で、歯が無い人でも歯ぐきで潰して食べられるように開発された画期的な家電なのです」

自分では気づきにくい嚥下障害。希望が持てる、おすすめしたい調理家電

デリソフターは、介護食としてだけでなく、年齢とともに歯が失われて、お料理が食べにくくなった人にもおすすめしたいと、森實氏は話します。
「もともとは、介護が必要な高齢者を想定していましたが、病気、怪我や障害で食べる事にお困りごとを抱える方々にも役立っていることがわかりました。介護だけでなく、自分自身で料理を作る人でも、食べにくい、飲み込みにくいと感じたら、デリソフターの使用をおすすめします。そのままの料理が食べられる喜びで、食欲も満たされ、栄養バランスもとりやすくなります」

感動の声がたくさん!デリソフター利用者の声

デリソフターを使うようになってから、くらしが変わったという声、感動の声がたくさん届いています。

【お客様の声】3個の唐揚げをペロリ!周囲のスタッフもびっくり

小さく切った鶏肉が食べられなかった方が「やわらかい!」「おかわりちょうだい!」とあっという間に3個のから揚げを食べられ、食べ始めるのに時間がかかったり、食べる量にムラのある方がすぐに完食され、周りにいたスタッフがビックリ!

【お客様の声】食事を作るのがラクに。子どもも食に興味をもつようになりました

デリソフターが来てから、食事を作るのが楽になりました。茄子、ブロッコリー、カリフラワー、かぼちゃなどの野菜をわざわざペーストにしないでそのまま出せるようになったので、野菜不足も解消されたように感じます。
まだ食べるのが難しい食材は、何種類かまとめてデリソフターで調理後、ミキサーでペーストにしています。
ドレッシングやバター、マヨネーズなどでカロリーアップすることも可能です。
本人も食べることに意欲が出てきたようで、食に興味をもつようになりました。

活用の場は、一般家庭や介護施設でも!

デリソフターは、一般家庭、介護施設などでも多数活用されています。また、介護食や高齢者のための食事だけではなく、冷めてもやわらかく食べられることから、お子様のお弁当に活用している方からのお声も届いています。デリソフターの活用の場は、これからさらに広がりを見せてくれそうな予感。未来に向けて一家に一台の時代がやってくる日は遠くないのかもしれません。

興味はあるけどまずは試してみたいという人には、14日間デリソフターを試せるレンタルサービスがおすすめ。実際に使って、使い勝手や食材の味、やわらかさを確認することができます。予約すると自宅まで届けられるので、気軽に試してみてください。

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