余った野菜は冷凍で保存。今話題の「冷凍貯金」でなくそう!フードロス
ライター:UP LIFE編集部
2024年5月9日
食・レシピ
「フードロス(食品ロス)」とは、本来は食べられるのに捨てられてしまう食品のこと。家庭でのフードロスを減らすためには、食材を上手に使い切ることが重要です。この記事では、フードロス対策として話題の「冷凍貯金」で、フードロスをしてしまいがちな野菜をおいしく食べ切る方法をご紹介します。
フードロスで最も多いのは野菜
2021年の環境省の「我が国の食品ロスの発生量の推移」調査データによると、食品ロスの発生量約522万トンのうち、家庭系が約247万トンと半数近くとなっています。
また、2022年9月にパナソニックが実施した調査※1によると、「特に廃棄してしまうことが多い食品カテゴリー」は、「生野菜」が最も多く、次いで「調味料」、「生鮮果実」という回答結果となりました。
食品(フード)ロスをしやすい野菜については、食べきれなくて捨ててしまうということがないように、工夫をしていくことが大切です。野菜をまとめ買いしたら、新鮮なうちに冷凍保存をして、おいしく食べ切りましょう。
おかずや食材を冷凍ストックしておく「冷凍貯金」の3つのメリット
「冷凍貯金」とは、おかずや食材を冷凍ストックしておく習慣のことで、忙しい日々の料理や買い物の負担を減らし、くらしに余裕が生まれる、注目の取り組みです。
「冷凍貯金」には、「時間」「栄養」「お金」の3つが貯まるメリットがあります。日々の買い物の手間や調理工程を削減することができるので「時間が貯まる」、食材の栄養価を長持ちさせたり、食材を料理に手軽に加えることができるので「栄養が貯まる」、そしてお買い得日にまとめ買いしたり、食材を無駄なく使い切れるので「お金が貯まる」です。
フードロスしがちな野菜は、「冷凍貯金」しておくのがおすすめです。「冷凍貯金」でおいしく食べ切り、「時間」「栄養」「お金」を貯めて、日々のくらしに余裕を生みだしましょう。
「はやうま冷凍」を活用して、野菜の冷凍保存をもっとおいしく効率よく!
野菜を上手に活用して「冷凍貯金」するのに役立つのが、パナソニックの冷蔵庫に搭載している「はやうま冷凍(クーリングアシスト)」機能。この機能を使うと、冷凍保存の効率がアップします。たとえば、業務用レベルの急速冷凍※2によってカットした野菜がパラパラに凍結するため霜がつきにくく、調理時に使いたい分だけ簡単に取り出せるので便利です。また野菜の変色を抑えることも嬉しいポイントです。
ここからは、野菜の冷凍保存方法、冷凍野菜の調理のコツ、「はやうま冷凍」で冷凍する際のメリット等を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
*当社調べ。運転状況や食品の種類・状態や量によって、効果が異なります。
「はやうま冷凍」について、詳しくはこちらをご覧ください。
冷凍で調理が便利に!おすすめの野菜の冷凍保存方法
料理でよく使う野菜を冷凍保存しておけば、忙しいとき、買い物に行かなくてもすぐに使えて便利です。おすすめの野菜の冷凍保存方法をご紹介します。
トマトの冷凍保存方法:「丸ごと」か「刻み」にする
新鮮なうちに食べきりたいトマトですが、冷凍すれば、約1カ月保存することが可能です。トマトの冷凍保存方法は「丸ごと」か「刻み」が便利。丸ごとの場合はヘタを取り、「クーリングアシストルーム」で急速に冷凍。その後、1個ずつラップで包んでヘタ部分を下にしてジッパー付き冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて密封して冷凍します。
刻む場合は、ヘタを除いて使いやすい大きさに刻み、「クーリングアシストルーム」で急速冷凍したら、ジッパー付き冷凍用保存袋に重ならないように入れて空気を抜き、密封して冷凍します。
調理に使うときは凍ったまま加熱調理します。
丸ごと冷凍したトマトは、凍ったまま10~20秒水につければ皮が自然にはじけて簡単にむけるので、湯むきする手間がありません。味の染み込みも良くなるので、マリネやシロップに漬けたコンポートなどもおすすめです。
刻んだ冷凍トマトは炒め物やスープ、カレー、炊き込みご飯など、さまざまな料理に使えます。
はやうま冷凍すると、パラパラに冷凍できるので、さらに使いたい分だけ調理に使えて便利です。
ブロッコリーの冷凍保存方法:小房に分ける
ブロッコリーは、1株買っても、すぐに食べきれずに冷蔵庫の中で乾燥・変色してしまいがちな野菜です。
ブロッコリーの冷凍方法は、生のままと、下ゆでしてから冷凍する方法がありますが、炒め物やスープといった加熱調理にそのまま入れて使うなら、生のままがおすすめです。
冷凍する際は小房に分けてブロッコリーを洗い、水気をよくふき取ります。「クーリングアシストルーム」で急速冷凍後、ジッパー付き冷凍用保存袋に平らにならすように入れて空気を抜き、密封して冷凍します。保存期間は約1カ月です。
生のブロッコリーは、はやうま冷凍すると、パラパラに冷凍できるだけでなくビタミンCもキープするのでおすすめです。
にんにくの冷凍保存方法:用途に合わせてカットする
一回に使用する量は少なめですが、料理の味わいがランクアップする、にんにく。にんにくの冷凍方法は、用途にあわせてカットしてから冷凍すると便利です。にんにくの皮をむいて薄切りやみじん切りにします。「クーリングアシスト」で急速冷凍したらそれぞれ小分けにしてラップで包み、ジッパー付き冷凍用保存袋に入れて密封して冷凍します。調理をする際には、解凍しないでそのまま使います。保存期間は約1カ月です。
スライスしたにんにくは、はやうま冷凍すれば、パラパラに冷凍でき、香りも保持するのでおすすめです。
きのこ、キャベツ、アボカドも冷凍保存できます。冷凍保存のコツは、それぞれリンク先の記事をご覧ください。
きのこの種類別の冷凍保存方法:石づきを落として食べやすい大きさにする
きのこは、まとめ買いしてすぐに食べない場合は、冷凍保存すると便利です。
しいたけは、はやうま冷凍すると、アミノ酸の総量が増え、より旨みがアップするのでおすすめです。
きのこの種類別の冷凍保存方法について、詳しくはこちらをご覧ください。
キャベツの冷凍保存方法:使いやすい大きさに切る
キャベツは、丸ごと保存するには冷蔵室内で場所をとってしまいますが、すぐに使わない分は好みの大きさに切って冷凍保存しておくと、使いたいときにすぐに使えて便利。
さらに、はやうま冷凍すると、パラパラに冷凍できるだけでなく、2週間後もビタミンCを保持します。
キャベツの冷凍保存方法について、詳しくはこちらをご覧ください。
アボカドの冷凍保存方法:「丸ごと」「半分にカット」「食べやすい大きさにカット」「ペースト」にする
一度切ってしまうと、すぐに使わなければ変色してしまうアボカドは、種と一緒に保存したり、レモンをかけて保存するなど、冷蔵保存する方法はありますが、実は冷凍にも適しています。
アボカドは、はやうま冷凍すれば、手間なく変色が抑えられるのでおすすめです。
アボカドの冷凍保存方法について、詳しくはこちらをご覧ください。
冷凍野菜を使った絶品コラボレシピ
冷凍貯金した野菜はすでに下処理ができているため調理も簡単です。ここでは、カゴメと旭化成ホームプロダクツ、パナソニックの3社がコラボした、「はやうま冷凍」で冷凍した野菜で作る絶品レシピをご紹介します。
ごろごろ野菜のキーマカレー
野菜はカットしてから冷凍保存するので、調理当日は包丁なしでカレーが作れます。
はやうま冷凍したトマト、アボカド、きのこ、にんにくは、凍ったまま加えます。
【材料(3人分)】
合いびき肉…150g
カゴメ ラウンドレッドⓇ(トマト)…2個
アボカド…1個
きのこ(しめじ、エリンギなど)…100g
にんにく…1片
サラダ油…大さじ1
塩…少々
こしょう…少々
A
カゴメ基本のトマトソース(295g)…1缶
カゴメトマトケチャップ…大さじ1
カゴメ醸熟Ⓡソース ウスター…大さじ1
カレーパウダー…大さじ2
ご飯…450g
【作り方】
- 【下ごしらえ/野菜を切って冷凍保存する】
トマトは3cm角に、アボカドは2cm角に切る。しめじは石づきを切り落として手で小房に分ける。エリンギは石づきを切り落とし、3cm長さに切ってから5mm厚さの薄切りにする。にんにくは薄切りにする。 - 食材ごとに、「サランラップⓇ」を敷いたアルミバットに並べ、クーリングアシストルームで45分急凍(はやうま冷凍)する。にんにく以外の食材はそれぞれジッパー付き袋(冷凍・解凍用)「ジップロックⓇフリーザーバッグ」に入れ、空気を抜いてジッパーを閉めて通常の冷凍室で保存する。にんにくは「サランラップⓇ」で包んで「ジップロックⓇフリーザーバッグ」に入れ、ジッパーを閉めて通常の冷凍室で保存する。
- 【キーマカレーを作る】
フライパンにサラダ油とにんにくを入れ、香りが立つまで弱火で炒める。 - 香りが立ったら塩、こしょうをふった合いびき肉を加え、肉の色が変わるまで炒める。
- しめじとエリンギを加えて水分が飛ぶようにしっかり炒め、Aを加えて煮立たせる。
- トマトとアボカドを加え、再び煮立たせて火を止める。
- 器にご飯を盛り、6をかける。
このレシピは、パナソニック製 冷凍冷蔵庫の「クーリングアシスト機能(はやうま冷凍・冷却)」を使用して作成しています。食品の量や種類・調理の仕方、食品の入れ方によって、急冷や急凍が不十分な場合がありますので、ご注意ください。
鶏とブロッコリーのケチャうまチリ炒め
トマトケチャップなどで下味を付けて冷凍した鶏肉と、冷凍ブロッコリーを炒め合わせた中華風のピリ辛おかずです。ブロッコリーは生のままで冷凍保存しているのでシャキシャキの歯ごたえが楽しめます。
冷凍キャベツで簡単コールスロー
生のまま冷凍したキャベツを電子レンジで解凍して絞って使うため、塩もみをしなくてもほどよくしんなりした食感になります。すぐに作れるので、あともう1品ほしいときにおすすめです。
野菜を賢く冷凍して、フードロスをなくそう
家庭からフードロスをなくすためには、ロスしがちな野菜を、おいしく栄養があるうちに冷凍するのがポイントです。冷凍保存を上手に活用すれば、フードロスを減らせるだけでなく、時間やお金など、くらしにゆとりも生まれます。今回ご紹介した野菜の冷凍方法や冷凍野菜のレシピを参考に、賢く「冷凍貯金」を始めてみてはいかがでしょうか。
この記事で紹介した商品
- パナソニック株式会社|フードロスに関する調査|2022年9月。
- 最大氷結晶生成帯(-1℃~-5℃)を通過する時間:約28分。実験条件:牛ステーキ肉(もも肉)150gをラップ包装。クーリングアシストルーム内のアルミプレートの上に置いて急凍した場合、外気温25℃、扉開閉なし(当社測定)。
2024年5月9日 食・レシピ
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