NEW LUMIX 20周年特別コラム

Chapter1│ルーツ編:LUMIXの歴史は、実は20年じゃない?

〜LUMIXの持つDNAを紐解く〜

LUMIXの歴史は20年ですが、当社のデジタルカメラの歴史は20年ではありません。その祖となる要素技術はずっと以前から在りました。
この章では、LUMIXが誕生した2001年より前の時代まで遡り、創業以来脈々と受け継がれているDNAが、どのようにLUMIXに継承されているのかを探っていきたいと思います。

Section 1LUMIX以前に、こんなカメラがあったの?

時代は1970年代まで遡ります。当時の日本では、大阪万博や札幌冬季オリンピックの影響もあり、個人旅行やスポーツのブームが巻き起こっていました。

Q 例えば1978年に発売されたこれ、何だかご存知でしょうか?品徒歩あ。◯◯と●●を一体化したカメラです。Q 例えば1978年に発売されたこれ、何だかご存知でしょうか?品徒歩あ。◯◯と●●を一体化したカメラです。

Section 2LUMIXに必要な要素はもう揃っていた!

では、一体どんな技術がLUMIXの誕生前から存在していたのでしょうか。まず、カメラに必要な光学技術は?

パナソニックの光学技術の歴史は意外に古くからあります。元々1980年代を席巻したVHSビデオのフェライトヘッドや、その後の時代の先端を走ったCDやDVDに搭載する光ピックアップの製造での精密加工を得意としており、レンズに関しても、パナソニック製ビデオカメラや他社に供給するレンズを生産してきています。特に非球面レンズは、トップクラスの技術力と50年もの歴史を誇ります。現在も民生用からプロ用映像機器に至るまで、レンズの自社生産を行っています。

LUMIX 光学技術イメージ
デジタルカメラを作り始めるにあたって、パナソニックの強みになったのは何でしょうか?デジタルカメラを作り始めるにあたって、パナソニックの強みになったのは何でしょうか?

それは、イメージセンサーや画像処理エンジンなどのデジタル技術を持っていたことです。デジタルカメラの場合、センサーがフィルム、エンジンが絵作りに相当する部分を担い、被写体の描写をつかさどる重要な役割を持ちます。銀塩カメラ時代にフィルムメーカーが凌ぎを削ってきたこの絵作りの技術は、一朝一夕で得られるものではありません。でも、我々は長きに渡りビデオカメラやプロ用映像機器を開発し、レンズ・センサー・エンジンそれぞれの「摺り合わせ技術」に精通して培われた画像処理技術の膨大な蓄積を持っています。長年オリンピックの公式機材として迫力ある映像を撮影して全世界にお届けしてきたパナソニックのビデオカメラ技術が、その後の動画・静止画両方で強みを持つLUMIXの開発に活かされたのは言うまでもありません。

Section 3「手ブレ補正」を当たり前にしたのはパナソニック

今でこそ当たり前の手ブレ補正ですが、この機能を世界で初めて発明したのは当社の技術者です。日頃テレビや映画館で観る映像はブレていないのに、自分で撮影したものはなぜブレているのか?家庭用ビデオカメラが普及し始めた当初は、ビデオ再生中に気分が悪くなったという記憶をお持ちの方も多いのではないでしょうか?我々は、この問題にいち早く注目して手ブレ補正の開発を始め、1988年に世界で最初の光学式手ブレ補正を搭載したビデオカメラを北米市場にて発売しました。

※光学式手ぶれ補正機能を搭載した民生用ビデオカメラとして。

世界初光学式手ブレ補正搭載 ビデオカメラ PV-460

日本では1980年代後半頃、家庭用ビデオカメラの小型軽量化に拍車がかかり、パスポートサイズの小型ビデオカメラが大ヒットしていました。一方で、軽量化が進むと手ブレが起きやすくなってしまうというデメリットがあったため、当社は小型のまま手ブレを抑制する技術開発に挑戦し、この手ブレ補正機能を挽回の切り札として投入することにしました。北米市場のビデオカメラで採用した光学式ではサイズが大きくなってしまうため、新たに電子式手ブレ補正を粉骨砕身の思いで開発。それを搭載して誕生したのが、1990年に発売された「ブレンビー」というエポックメイキングな製品です。

世界初電子式手ブレ補正搭載 小型ビデオカメラ ブレンビー NV-S1

ブレンビーはCMでユニークな動きをする「ブレンビーダンス」の効果もあり、瞬く間に一世を風靡。今や手ブレ補正はビデオやカメラの基本機能となっているのですから、我々が起こした変革の波が如何に大きかったのかが、お分かりいただけるではないでしょうか。そして、この手ブレ補正はLUMIXの革新技術につながる礎にもなっています。

Section 4デジカメ革命第一楽章始まる

デジタルカメラ黎明期、我々の技術者達は、撮影した画像をその場で確認できる液晶画面の付いたデジタルカメラの登場を目の当たりにして、「これで時代が変わる、次はデジカメだ!」と意気込みました。しかし、この熱い思いは直ぐには実を結ばず、全社一丸となってデジタルカメラ事業に参入したのは数年後のことでした。

Chapter 2に続く。

Chapter2 誕生編
Chapter3 ミラーレス始動編
Chapter4 現在と未来編
20周年特別コラム トップへ20周年特別コラム トップへ
20周年サイトトップへ20周年サイトトップへ