フルサイズ一眼カメラ DC-S1多彩な動画記録
デジタルカメラの概念を超えていく、ひとつ上の動画記録へ。
- 高感度画質
- 4K/60p動画記録
- 用途に合わせたファイルフォーマット
- V-log対応
- 4:2:2 10bit出力対応 HDMIモニタリングスルー
- XLRマイクロホンアダプター(別売)
- アップグレードの流れ
- HDMI Type A端子
- 4K/フルHDハイスピード動画
- ノイズキャンセリングマイク内蔵
- ステレオマイク
- 動画撮影中のフォーカス機能
- インターバル撮影/コマ撮りアニメ
- 撮影をアシストする多彩な機能
- クリエイティブ動画モード
- HLG(Hybrid Log Gamma)による4K HDR動画撮影
- HLGビューアシスト
- 4K HDR動画を対応ビエラで楽しむ
- かんたんにこだわりの映像表現
- 測光モード
- 本体編集機能
高感度画質
高感度画質を追求し、高品位の映像制作ニーズに応える
GHシリーズで獲得した圧倒的な動画性能をベースにフルサイズミラーレス一眼としてのポテンシャルを活かし、圧巻の高感度描写と4K/60p 記録のなめらかな映像記録、低照度領域を含む多様な撮影シーンにおいて高品位な動画撮影を追求。S1に搭載のフルサイズ CMOSセンサーでは画質感度を格段に向上させました。映像制作の新世界を切り拓くプロフェッショナルの本能を、フルサイズミラーレス一眼カメラLUMIX S1が刺激します。
4K/60p動画記録
世界初※1 4K/60p動画記録に対応
ハイレベルな業務用ビデオカメラで採用されている4K/60p動画記録を、これまで培ってきたパナソニックの4K技術と新開発イメージセンサーとヴィーナスエンジンの技術を結集し、S1に搭載。高速読み出しを可能にするセンサーと、高速演算処理を行うヴィーナスエンジンが4K動画撮影の新たな可能性を広げます。
4K/60pで記録すれば、激しい動きのある撮影シーンでもコマ落ちが少ない自然でなめらかな映像で撮影でき、色彩やディテールをより高精細・高画質に記録できます。また4K/60pなら、編集作業時にあとから30pや24pなどのフレームレートに自由に変更でき、制作現場などで自分が描きたい世界観の動画に仕上げていくことが可能となり、映像制作の過程がスムーズに進行します。
©Jonas Borg ※この写真はLUMIX S1で撮影されたものです。画像は効果を説明するためのイメージです。
※この写真はLUMIX S1で撮影されたものです。画像は効果を説明するためのイメージです。
※1 フルサイズミラーレス一眼として。2019年2月14日現在。2019年3月23日発売。
●動画連続撮影時間:4K/60pは最大29分59秒、4K/30pは時間制限なし。記録時間はバッテリーとメモリーカードの容量に依存します。動画撮影時、周囲の温度が高かったり連続で撮影を行った場合は、本機の保護のため自動で撮影が停止する場合があります。
ローリングシャッター現象の歪みを抑える、高速の処理性能
S1に搭載されたセンサーは、エンジンと連携し4K/60P動画、FHD180fps読み出しに対応する処理速度の高速化を実現。速い被写体の動きで発生しがちな「ローリングシャッター現象」を抑えることができ、自然な描写を可能にしています。
用途に合わせたファイルフォーマット
再生方法や編集方法に合わせた、多様な記録モード
35mmフルサイズセンサー搭載レンズ交換式デジタルカメラとして世界初※1 4:2:2 10bit記録にも対応したMOVフォーマットでの記録に対応。
アップグレードにより、4:2:2の10bit記録※2が可能です。色再現性を重視する場合やポスト処理を前提とした動画制作においても、外部レコーダーを使用せずに機動性の高い撮影が行えます。
●本機能を使用するためには、別売アップグレードソフトウェアキー「DMW-SFU2」をご購入いただくことと、S1の最新ファームウェアへのアップデートが必要です。
最新のファームウェアのダウンロードはこちらから
※1 35mmフルサイズセンサー搭載レンズ交換式デジタルカメラとして。2019年7月18日発売予定。
※2 HDMI出力で4K/60p 4:2:2 10bitの場合は、メモリーカードへの記録はできません。
■新たに追加する画質モード
記録方式 | 動画画質 | ビットレート | フォーマット | 4:2:2 10bit HDMI出力 |
---|---|---|---|---|
MOV | 4K/60p | 150Mbps | 4:2:0 8bit LongGOP | ◯※2 |
4K/30p | 150Mbps | 4:2:2 10bit LongGOP | ◯ | |
4K/24p | 150Mbps | 4:2:2 10bit LongGOP | ◯ | |
FHD/60p | 100Mbps | 4:2:2 10bit LongGOP | ◯ | |
FHD/30p | 100Mbps | 4:2:2 10bit LongGOP | ◯ |
AVCHD形式
高い圧縮率で保存ができるAVCHD形式。高精細なフルハイビジョン画質をより小さなデータ量で記録でき、長時間の撮影が可能です。
■選択できるモード
動画画質 | 解像度 | フレームレート | ビットレート | YUV/bit | 音声圧縮方式 |
---|---|---|---|---|---|
FHD/28M/60p※3 | 1920×1080 | 60p | 28Mbps | 4:2:0/8bit | Dolby Audio |
FHD/17M/60i | 1920×1080 | 60i | 17Mbps | 4:2:0/8bit | Dolby Audio |
FHD/24M/30p | 1920×1080 | 60i※4 | 24Mbps | 4:2:0/8bit | Dolby Audio |
FHD/24M/24p | 1920×1080 | 24p | 24Mbps | 4:2:0/8bit | Dolby Audio |
※3 AVCHD Progressive
※4 センサー出力:30コマ秒
MP4形式
MP4形式では高精細な4K動画に加えて、パソコンでの再生や編集、メールへの添付、インターネットへのアップロードに適したFHDモードも搭載しています。
■選択できるモード
動画画質 | 解像度 | フレームレート | ビットレート | YUV/bit | 音声圧縮方式 |
---|---|---|---|---|---|
4K/LPCM/150M/60p※5 ※6 | 3840×2160 | 60p | 150Mbps | 4:2:0/8bit | LPCM |
4K/100M/30p | 3840×2160 | 30p | 100Mbps | 4:2:0/8bit | AAC |
4K/100M/24p | 3840×2160 | 24p | 100Mbps | 4:2:0/8bit | AAC |
FHD/28M/60p | 1920×1080 | 60p | 28Mbps | 4:2:0/8bit | AAC |
FHD/20M/30p | 1920×1080 | 30p | 20Mbps | 4:2:0/8bit | AAC |
※5 パソコン編集を前提とした動画です。本機以外での再生や編集には、高性能なパソコン環境が必要です。
※6 連続記録時間が29分59秒を超えると記録を停止します。SDHCメモリーカード使用時:4GBを超える場合は、ファイルは分かれて保存・再生されます(撮影は一時中断することなく続けることができます)。
MP4 HEVC形式
HDR(HLG方式)対応のテレビやレコーダーでの再生に適したHLG動画のデータ形式です。圧縮率の高い動画圧縮の規格(HEVC/H.265)で記録します。
■選択できるモード
動画画質 | 解像度 | フレームレート | ビットレート | YUV/bit | 音声圧縮方式 |
---|---|---|---|---|---|
4K/72M/30p | 3840×2160 | 30p | 72Mbps | 4:2:0/10bit | AAC |
4K/72M/24p | 3840×2160 | 24p | 72Mbps | 4:2:0/10bit | AAC |
●すべての動画はLong GOPで映像を圧縮して記録されます。 「ビットレート」の数値が大きいほど高画質になります。S1RはVBR記録方式を採用しています。撮影する被写体によりビットレートが自動で変わるため、動きの激しい被写体を記録した場合、記録可能時間は短くなります。
●「フィルター設定」の「ジオラマ」で撮影する場合、4K動画は撮影できません。
●4K動画をSDメモリーカードに記録するときは、UHS Speed Class 3以上のカードをお使いください。
NEW CF Express※7/XQD※8/UHS-Ⅱ(U3)SDメモリーカード対応
⾼速データ転送と堅牢性を兼ね備えたXQDカード※8と30MB/秒(240Mbps)の最低書込速度を保証しているUHSスピードクラス3のSDメモリーカードに対応。さらに、最新の記録メディアであるCF Expressカードも使⽤可能です※7。⾼速連写撮影やRAW画像記録がストレスなく撮影できるとともに、4K動画撮影もスムーズに⾏うことが可能です。
※7 この機能の使⽤には、最新のファームウェアにアップデートが必要です。
ダウンロードはこちらから
※8 カードスロット1にて対応。AVCHD動画はXQDカードに記録できません。
●XQDはソニー株式会社の商標です。
●SDXCロゴはSD-3C、LLCの商標です。
●UHSスピードクラス3(U3)対応カードは同U3対応機器でのご使用において安定した30MB/秒以上の転送速度を最低保証します。
●UHS-I/UHS-II対応カードをUHS-I/UHS-II非対応の機器で使用すると従来規格のインターフェースモードで動作します。
14+ストップ「V-Log」対応
業務用シネマカメラクラスの広ダイナミックレンジ14+ストップで撮影できる「V-Log」
高度な後処理を可能にするLog撮影をサポート。「VARICAM※1」と同水準の広ダイナミックレンジ、広色域の14+ストップV-Log/V-Gamutに対応。暗部からハイライト部分まできめ細かに描写し、豊かな階調と色情報を活用した美しい映像表現を可能。さらに、「V-Log」を搭載する「VARICAM※1」シリーズや「V-Log L」に対応した「LUMIX GH5/GH5S」などで記録した映像と組み合わせて、一貫した絵作りでの映像編集を容易に行うことが可能です。
●本機能を使用するためには、別売アップグレードソフトウェアキー「DMW-SFU2」をご購入いただくことと、S1の最新ファームウェアへのアップデートが必要です。
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※1 VARICAMとは、当社製デジタルシネマ用4Kカメラ/レコーダー。
FilmmakerのOsamu Hasegawa氏による全編LUMIXの別売アップグレードソフトウェアキー「DMW-SFU2」を活用して撮影された作品。
明るさを数値化・視覚化する「波形モニター(WFM)」表示
映像の白飛びを確認しながら撮影できる「波形モニター」表示機能を搭載。ファインダー・モニターに表示し、撮影中に映像の白飛びを確認することができます。
輝度レベル設定
8bit 輝度レベルにおいて、動画の基準である「16-235」・「16-255」階調だけでなく、写真と同じ「0-255」階調での動画撮影が可能。写真と動画を組み合わせた映像を作成する際、輝度レベルの合った編集が可能になります。10bit記録モードでは、「0-1023」「64-940」「64-1023」が選択可能です。
LUTアシスト表示で、色変換後の映像を参照しながら、撮影・再生が可能
メモリーカードにLUTのプロファイルを入れてカメラ内にコピーしておけば、14+ストップV-Log を使った撮影時に、変換後の映像を参照しながら撮影することができます。
さらに、撮影時に加えて再生時にもLUT変換後の映像を確認することができます。また、サイトにてダウンロードできるVARICAM LUTライブラリを適用することで、様々なルックの映像を撮影時に確認することができます。
VARICAM LUTライブラリを使用可能
VARICAM LUTライブラリは、複数の機器間で色を正確に共有できるよう、3つの異なるフォーマットで提供されています。 S1に読み込む際は、.VLT形式を使用ください。
●LUTを正しく適用しないと、画像を正しく表示できない可能性があります。
V-Logとは
「V-Log」は、フィルム素材をデジタル化する際に規格化された"10-bit Cineon"の思想を基に、当社製デジタルシネマ用4Kカメラ/レコーダー「VARICAM※1」で開発されたLog特性です。
※この写真におけるモニターのはめ込み画像はS5で撮影されたものです。画像は効果を説明するためのイメージです。
4:2:2 10bit HDMI出力対応
35mmフルサイズセンサー搭載レンズ交換式デジタルカメラとして世界初※1 4:2:2 10bit 4K/60pの高画質をHDMI出力できる
動画記録中にHDMI端子から同時に4:2:2 10bitにて映像出力する「HDMIモニタリングスルー」機能を搭載※2。本体のメモリーカード記録中にも、4:2:2 10bit映像信号を同時出力することが可能です。他社製カメラで撮影した映像に組み合わせて編集する場合でも、色調節をスムーズに行えます。また、4K動画記録時には、HDMI出力を1080pに切り替えて映像出力することができ、4K非対応モニターを使用しながら4K記録を行うことも可能です。
●本機能を使用するためには、別売アップグレードソフトウェアキー「DMW-SFU2」をご購入いただくことと、S1の最新ファームウェアへのアップデートが必要です。
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※1 35mmフルサイズセンサー搭載レンズ交換式デジタルカメラとして。2019年7月18日発売予定。
※2 HDMI出力でC4K/60p、4K/60p 4:2:2 10bitの場合は、メモリーカード記録はできません。
※この写真におけるモニターのはめ込み画像はS5で撮影されたものです。画像は効果を説明するためのイメージです。
●4:2:2 10bit記録は映像制作用のPC編集を前提とした記録モードです。
フルサイズのレンズ交換式デジタルカメラで世界初※1、4:2:2 10bit 4K60p HDMI出力
S1でHDMI端子から4:2:2 10bitの4K60p映像出力※4が可能になります。外部レコーダーを接続することで、豊富な情報量で滑らかな4K60p映像を記録することができます。
※4 HDMI出力を[4:2:2 10bit]に設定時、HDMI出力中はメモリーカードへの記録ができません。
XLRマイクロホンアダプター(別売)
高性能な業務用マイクで、高音質な音声収録が可能
別売のXLRマイクロホンアダプターを使用すれば、高性能なXLRマイクを装着することができ、高品位なステレオ音質で動画の音声を収録することが可能。映像遅延を気にすることなく、リップシンクの合った音声・動画記録ができます。
また、オーディオレベルダイヤルに加え、ゲイン・ローカット・オートレベル制御(ALC)のスイッチも備えているので、使用環境に合わせた設定調整を簡単に実施することが出来ます。さらに、ハイレゾ音声(96kHz/24bit)収録※1による4K動画記録にも対応。LINE/MIC/+48Vの入力切替を備えており、ファンタム電源が必要なマイクロホンの使用も可能です。
※1 MOVのみ対応。
本機能を使用するためには、別売アップグレードソフトウェアキー「DMW-SFU2」をご購入いただくことと、S1の最新ファームウェアへのアップデートが必要です。
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ホットシューに接続するだけで業務用マイクへの拡張性を実現
XLRマイクを使った高音質録音への拡張性をホットシュー接続で実現し、音にこだわる映像クリエイターの要望に応えます。
ホットシュー接続は他のマイク入力に比べて外れにくいので、プロフェッショナルな動画撮影現場においても安心してお使い頂くことができ、さまざまなニーズに対応します。
メニュー | 設定値 | アクティベーション後 |
---|---|---|
XLRマイクアダプター設定 | 96kHz/24bit | ◯ |
48kHz/24bit | ◯ | |
48kHz/16bit | ◯ | |
ON※ | - | |
OFF | ◯ |
※「ON」=「48kHz/16bit」アクティベーション前に「ON」が設定されていた場合は、アクティベーション後は「48kHz/16bit」設定状態となります。
アップグレードの流れ
①販売店またはWebサイトでアップグレードソフトウェアキー「DMW-SFU2」を購入
※オープン価格商品の価格は販売店へお問い合わせください。
② S1のファームウェアを最新バージョンに更新。
③ S1の「シリアルナンバーファイル」(ファイル名:SERIAL.LST)をメモリーカードに書き出す
④所定のURLに「アップグレードソフトウェアキー」と「シリアルナンバーファイル」をアップロードし、サーバーが発行するアクティベーションコード(ファイル名:ACTIVE.LST)をメモリーカードに保存する
※この写真におけるモニターのはめ込み画像はS5で撮影されたものです。画像は効果を説明するためのイメージです。
⑤アクティべーションコードをカメラに読み込む
サポートページ
LUMIX お客様サポートサイト
https://panasonic.jp/support/dsc/
※アクティベーションコード発行サイトは2019年7月中旬公開予定です。詳細は以下ページでお知らせします。
https://eww.pavc.panasonic.co.jp/enhance/
HDMI Type A端子
汎用性・耐久性ともに優れたType A端子を採用
カメラ内部に、汎用性・耐久性ともに優れたHDMI Type A端子を搭載しています。
ケーブルホルダー同梱
同梱のケーブルホルダーを使えば、誤ってHDMIケーブルやUSBケーブルがカメラから抜けてしまうことへの対策が可能に。撮影場所での思わぬトラブルを、未然に防ぐことができます。
●付属のUSB接続ケーブル(C-CおよびA-C)以外は使用しないでください。
●HDMIケーブルの太さは直径6.5mm以下のものを推奨します。
●HDMIケーブルの形状によっては、取り付けることができない場合があります。
NEW4K/フルHDハイスピード動画(P/A/S/M対応)
4Kの高精細で美しいスローモーション映像が撮れる
⾼速読み出しを可能にする進化したフルサイズ CMOSセンサーと⾼速演算処理を⾏うヴィーナスエンジンにより、4Kの⾼画質で最⼤60fpsのスローモーション映像の記録を実現。⾼精細なスローモーション動画を撮影できます。またFHD画質での記録は、驚異の180fpsで超⾼速撮影が可能になり、これまで以上に被写体の素早い動きを捉えることができます。スポーツ観戦やバードウォッチング時に素早く動く被写体をスローモーションで捉え、⾁眼では追えない⾼速の世界を楽しめます。また、ISO感度と[動画露出設定]が設定できるようになりました※。[動画露出設定]([P]/[A]/[S]/[M])に応じた露出操作ができます。
※この機能の使用には、最新のファームウェアにアップデートが必要です。
ダウンロードはこちらから
●オートフォーカスは働きません。
●⾳声は記録されません。
●動画を連続で撮影できるのは、4K、FHDとも10分までです。
●蛍光灯下でちらつきや横しまが出る場合があります。
ノイズキャンセリングマイク内蔵
カメラ内部の動作音の録音を抑える、ノイズキャンセリングマイクを内蔵
ステレオ音声収録用のL/Rチャンネルに加えて、カメラ内部で発生する動作音を抑制することができるノイズキャンセリングマイクを、カメラの内部に搭載。静かな環境での動画撮影時にノイズを抑えることが可能となり、そのシーン本来の音を際立たせて録音できます。 また、強風時に発生するノイズ低減性能も従来機よりも向上し、風切り音を抑えた良好な音質での動画録音が可能です。 高音質が要求されるシーンでも、不要なノイズを抑えて美しく残すことができます。
ステレオマイク
臨場感あふれるステレオ音声で記録できる
ドルビーデジタル※1のクリアな音質で、臨場感あふれるステレオ音声を録音できます。また、Φ3.5mmのマイク端子を搭載しているので、ステレオガンマイクロホン DMW-MS2(別売)との接続で、よりよい音質で録音できます。
※1 AVCHD動画撮影時に働きます。MP4動画撮影時は、AAC-LC形式(4K/60p以外)・LPCM(4K/60p)で録音します。
●Dolby、ドルビーおよびダブルD記号はドルビーラボラトリーズの商標です。
●静かな場所などで撮影した場合、本体の駆動音が録音される場合があります。
別売ステレオガンマイクロホン(DMW-MS2)
ステレオガンマイクロホンDMW-MS2(別売)を装着することで、高音質で臨場感のある音声を録音可能。さらに、ズームマイク機能を使用すれば、さまざまな撮影環境に合わせた集音設定ができます。広範囲を記録するのに適した「ステレオ」、狭い範囲の音を拾うのに適した「ガン」に加え、より遠距離・ピンポイントに録音できる「スーパーガン」、レンズの動きに合わせて集音する範囲が変わる「レンズ連動」、そして、任意に集音範囲を設定できる「マニュアル」を搭載しています。
タッチ操作で動画撮影中の操作音の記録を防止
動画撮影中にボタン操作で設定を変更すると、どうしても動作音が発生し、録音されてしまいますが、このような場合、露出や音声の設定をタッチ操作に変更することが可能です※1。絞り値・シャッター速度・露出補正・ISO感度・マイクレベルなどをタッチ操作で調節できるため、操作音が記録されず必要な音だけを録音できます。
※1 初期設定ではタッチタブが表示されません。タッチ設定でタッチタブをONに設定してください。
録音レベル設定
録音レベルは-12dB〜6dBの計19段階から調節できます。さらに、録音レベルの表示も可能。音声入力の状態を確認しながら撮影できるので、音割れや録音漏れを防いだ作品づくりが楽しめます。
動画撮影中のフォーカス機能
多様な機能で撮影をアシスト
顔・瞳認識AF&AE
「顔・瞳認識AF」「人体認識」に「動物認識」機能を新たに追加し、動画撮影時も人体の位置と大きさを認識し、ピント合わせや露出の調整を自動で行ってくれます。被写体の動きや、周囲の明るさなどの影響を受けやすい動画で、常に最適なピント、明るさをキープすることができます。顔・瞳認識AFでのフォーカスが難しかった顔が隠れているシーンや後ろを向いた被写体でも、しっかりとピントを合わせます。
追尾AF
被写体が動いても自動でピントや露出を合わせ続ける追尾AFがより進化。従来の色判別に加え、動きベクトル検出により被写体を判別。さらに被写体の動きを予測する機能を導入することで、動画の始まりから終わりまで、せわしくなく動き続ける被写体にピント合わせ続けます。
インターバル撮影 / コマ撮りアニメ
写真と動画を融合した多様な映像表現
設定した時間間隔で自動的に撮影するインターバル撮影機能により、流れていく雲や花が開花する様子など、時間を追った撮影が記録できます。撮影間隔は、1秒から99分59秒の間で、1秒刻みに任意に設定できます。また撮影後は専用のソフトを使わずに、本体内で動画として再生することができます。
さらに写真をつなぎ合わせてストップモーション動画を作成できる、コマ撮りアニメ機能も搭載。撮影した写真は、本体内でつなぎ合わせ1つの動画※1として保存されます。
※1 記録方式はMP4です。
●「HLGフォト」で撮影した写真を含むグループ画像は、動画にできません。
●インターバル撮影時は付属のUSB接続ケーブル、別売のHDMIケーブルを接続しないでください。
撮影をアシストする多彩な機能
撮影対象、撮影シーンの幅が広がる
ピーキング
MF時およびAF+MFのMF時、設定でAFS時の半押し中に、ピントのピーク位置が色つきで表示されるピーキング機能を搭載。被写体のどの部分にピントが合っているのかひと目で確認でき、細かなピント合わせが求められるマクロ撮影などで活躍します。ピーキング表示は、検出レベルに関係なく10種類の色から選択でき、分かりやすい表示を実現しています。ファンクションボタンに割り付ければ、ライブビューで被写体を確認しながらピーキングレベルを途中で切り換えることができるなど、使いやすさも追求しています。
●画像は効果を説明するためのイメージです。
©Viviana Galletta ※この写真はLUMIX S5で撮影されたものです。画像は効果を説明するためのイメージです。
ゼブラパターン表示
撮影待機中または撮影中に、白トビが起こりそうな被写体に斜線(ゼブラパターン)を表示。よりスムーズに適正露出を確認できます。
センターマーカー
画面の中央に、動画撮影時の目印となる十字のセンターマーカーを表示。被写体を画面の中心に捉えて、ズーム操作するときに便利です。
©Todd White ※この写真はLUMIX S5で撮影されたものです。画像は効果を説明するためのイメージです。
輝度レベル設定
8bit 輝度レベルにおいて、動画の基準である「16-255」階調、写真と同じ「0-255」階調での動画撮影が可能。写真と動画を組み合わせた映像を作成する際、輝度レベルの合った編集が可能です。
NEWクリエイティブ動画モード(撮影待機中のピント合わせに対応)
マニュアル露出制御(P/A/S/Mモード)で、こだわり動画撮影
動画撮影専⽤のクリエイティブ動画モードに設定すれば、P/A/S/Mモードと同じ露出操作が可能に。動画撮影時の露出や⾳声の設定をタッチ操作で変更でき、操作⾳の記録を防ぐことができます。クリエイティブ動画モードで変更した露出やホワイトバランスなどの設定は写真撮影時にも反映することができるほか、動画撮影時と写真撮影時で分けて設定することも可能。撮影意図を忠実に反映したこだわりの動画が撮影できます。また、動画の撮影待機中もピントを合わせ続けられるようになりました※
※この機能の使用には、最新のファームウエアにアップデートが必要です。
ダウンロードはこちらから
●[MODE1]撮影中だけ⾃動でピントを合わせ続けます。[MODE2]撮影待機中と撮影中にピントを合わせ続けます。
HLG(Hybrid Log Gamma)による4K HDR動画撮影
肉眼に迫るリアリティを追求した、圧倒的な階調表現を可能に
HDR(High Dynamic Range)動画とは、圧倒的なダイナミックレンジで記録することで明暗の細かな階調を同時に表現することができる、次世代の映像表現。S1は、高精細な4K画質と膨大な情報量を有する10bitモードに対応した、HLG(Hybrid Log Gamma)による4K HDR動画記録を実現。肉眼で見たようなリアリティを追求し、高精細で立体感のある圧倒的な映像表現を可能にしています。プロフェッショナルなHDR映像制作に応える革新的な機能が、S1には搭載されています。
HLG(Hybrid Log Gamma)による4K HDR動画記録
S1はHDRに関する国際標準規格(ITU-R BT.2100)のひとつである「ハイブリッドログガンマ(Hybrid Log Gamma/HLG)」方式でのHDR動画撮影を採用。Long GOP圧縮方式、4K 4:2:0 10bit動画記録モードに対応しています。撮影した映像は、HLG方式に対応したテレビとHDMI接続することで、より自然に近い階調での映像を簡単にご視聴いただくことができます。また、今後増えてくる4K HDR映像コンテンツの撮影現場でも、S1をご活用いただくことができます。
フォトスタイルに「2100ライク(HLG)」を設定
S1でHLG方式での動画記録を可能にする「2100ライク(HLG)」をフォトスタイルに追加しました。他のフォトスタイルと同じく、シャープネスやノイズリダクション、彩度、色相をカメラ内で調整することができます。
[クリエイティブ動画]モードで記録ファイル形式を[MP4 HEVC]に設定しているときは、[2100ライク(HLG)」に固定されます。
HDR動画とSDR動画について
従来の技術(SDR: Standard Dynamic Range)では、明暗差が大きいシーンで暗いところに露出を合わせると白飛びを起こしてしまい、画面上の明暗部を同時に再現することは困難でした。 それに対して、HDR(High Dynamic Range)動画では、これまで不可能だった画面上の明暗部を同時に再現可能に。リアリティのある「輝き」や「暗部」を階調豊かに表現することができます。従来に比べて、高精細で立体感のある自然な映像を実現しています。
©Jonas Borg ※この写真はLUMIX S5で撮影されたものです。画像は効果を説明するためのイメージです。
HLGビューアシスト
S1本体でHDR動画を確認できるアシスト機能
S1に搭載された「HLGビューアシスト」を使えば、S1に搭載されているモニターやOLEDファインダー、またHLGに対応していない外付けモニターでも、被写体に合わせて階調・露出を確認しながら撮影を進めることができます。空などの高輝度被写体(MODE1)・人物などの中間輝度被写体(MODE2)の確認に適した表示モードを用意しているので、使い分けることでSDRモニターでも正しい階調や露出でHDR動画撮影を行うことができます。
©Jonas Borg ※この写真はLUMIX S5で撮影されたものです。画像は効果を説明するためのイメージです。
4K HDR動画を対応ビエラで楽しむ
撮影したHDR動画をご家庭で楽しむ
S1のHLG方式で記録されたHDR動画はHDMIケーブルを対応ビエラに接続することで、また新たに追加した4K HEVC(HLG)動画モードで撮影すれば、SDメモリーカード・動画データをコピーしたUSBメモリを対応ビエラに接続することで※1、かんたんにHDR動画を再生できます※2。HLG方式で撮影された動画は、対応ビエラ内で自動変換されて再生されるので、ご家庭でも階調豊かな美しいHDR動画を楽しむことができます。
低ビットレートの4K HLG記録モードを使えば、SDメモリーカード経由でHDR動画の再生ができる
HEVC圧縮方式に対応したAV機器での動画再生を可能にする、低ビットレート(4:2:0 10bit 72Mbps)の4K HLG動画記録モードを新たに追加。このモードで記録した動画はSDメモリーカード経由で、対応ビエラを使ってHDR動画を再生することができます※2。
※1 Class10あるいはUHS-Iスピードクラス(U1)の規格のSDメモリーカードをご使用ください。また、MP4 HEVCで記録された72Mbpsの動画のみ再生できます。
※2 SDメモリーカードスロットを搭載したHDR(HLG方式)対応のビエラのみ。
●低ビットレート(4:2:0 10bit 72Mbps)の4K HLG動画記録モード
システム周波数 | 規格 | サイズ | フレームレート | 圧縮 | ビットレート | サウンド | |
4K | 59.94Hz | MP4 HEVC | 3840×2160 | 29.97p | LongGOP | 72Mbps | AAC |
23.98p | LongGOP | ||||||
50.00Hz | 25.00p | LongGOP |
かんたんにこだわりの映像表現
フィルター効果やシーンからえらべる
動画フォトスタイル
フォトスタイル機能に設定すると、動画撮影時も好みに応じた色味や調整が可能です。選べる効果は鮮やかな色味や、モノクロなど写真用途に向いている6種と、さらに、編集時での処理に適したダイナミックレンジ優先のガンマカーブ効果を得られるシネライクD、コントラスト重視のガンマカーブ効果を得られるシネライクVなどを加えた全9種類※1。すべての効果でコントラスト※2やシャープネス、彩度※3、ノイズリダクションの調整も可能です。モニターで効果を確認しながら、新しい表現が楽しめます。
※1 動画フォトスタイルでは、HLGフォト用の「スタンダードHLG」「モノクローム(HLG)」は選択できません。クリエイティブ動画モードで、記録ファイル形式で「MP4 HEVC」選択時は「2100ライク(HLG)」に固定されます。
※2 コントラストは「709ライク」、「2100ライク(HLG)」では設定できません。
※3 [モノクローム][L.モノクローム][L.モノクロームD]選択時は[色調]が表示されます。
動画フィルター
動画撮影時、「フィルター」を選択すれば動画ボタンを押すだけで好みに合わせたフィルター効果を加えることができます。選べる効果は17種類。かわいらしい色表現の「ポップ」や、なつかしい風合いに写す「レトロ」など、モニターで効果を確認しながら、自分らしい雰囲気を加えた動画が楽しめます。
●「ジオラマ」で動画撮影すると、動画は約1/10の時間で記録されます(10分間撮影した場合、動画記録時間は約1分になります)。
●「ジオラマ」で動画撮影すると音声は記録されません。
●「ジオラマ」では、4K動画撮影はできません。
●「ラフモノクローム」「シルキーモノクローム」「ソフトフォーカス」「クロスフィルター」「サンシャイン」では、動画撮影はできません。
測光モード
見たままの明るさを再現する
用途や撮り方により測光方式を3つの中から切り換えることができます。 画面の中央部を測光して露出を測定する「中央重点測光」。逆光をはじめ、さまざまな撮影条件で狙いどおりの適正露出を得られる「マルチ測光」。限られた狭い範囲内を測光する「スポット測光」。ステージ撮影など、スポットライトなどの突然の強い照明においても、主要被写体が白とびすることなく、意図を持って露出を制御しているかのような撮影することが可能な「ハイライト重点測光」の4つの方式から選択できます。 画面全体の明るさを1728分割し、それぞれの光量を計測。計測時に得られたデータとデータベースを比較することで最適な測光値を割り出します。
本体編集機能
専用の編集ソフトを使わずに、その場ですぐに動画をカット編集できる
専用の編集ソフトを使わずに不要なシーンの分割編集&削除ができる編集機能を搭載。撮ったその場で不要なシーンを削除して、XQDカード、SDメモリーカード容量を有効に使うことができるので、とても便利です。
その他の特長
注意事項
●画面表示は仕様変更により予告なく変更する場合があります。
●画像・イラストは効果を説明するためのイメージです。