フルサイズ一眼カメラ/レンズキット DC-S1M2高フレームレートと豊かな階調が生み出す、躍動感あふれる動画表現
柔軟な
カラーグレーディングが
可能
15ストップ V-Log/V-Gamut※1
LUMIX Sシリーズとして初めて※2ダイナミックレンジブースト※3を搭載しました。イメージセンサーの「低ISO回路」から生成する飽和優先の画像と、「高ISO回路」から生成する低ノイズ優先の画像の2つを1画素ごとに光量に応じた合成比で合成することにより、低ノイズと高飽和の特性を持った階調豊かでなめらかな動画を記録できます。
これにより、LUMIX最大となる15ストップ※1の広ダイナミックレンジ・広⾊域のV-Log/V-Gamut動画記録が可能になりました。屋内の間接光と屋外の太陽光が映り込む明暗差の大きなシーンなどでも、白トビや黒つぶれを抑えた階調の広い動画を記録できます。
LUMIX Sシリーズ・Gシリーズ全体で統一されたガンマ特性とルックを採用しており、効率的なポストプロダクションが可能です。
- ダイナミックレンジブーストON時:15ストップ、ダイナミックレンジブーストOFF時:14+ストップ。
- 当社デジタルカメラにおいて。2025年6月下旬発売。
- ダイナミックレンジブースト使用中は、動画画質とISO感度が制限され、ローリングシャッター歪みが増加します。
プロの映像制作
ワークフローに応える
豊富な動画記録モード
LUMIX S1IIは、さまざまな創造的ニーズや撮影意図に応えるため、先進的で多彩な動画記録モードを搭載しています。
新開発の部分積層型CMOSイメージセンサーの高速読み出しにより、センサー全域を使った6K 30p(3:2)と 5.1K 60p(3:2)動画記録、オーバーサンプリングによる高解像・低ノイズの4K動画記録、C4K/4K 120pハイフレームレート動画などを実現。映像制作者やコンテンツクリエイターの創造性をさらに広げます。
6K 30p / 5.1K 60p 4:2:0 10bit(3:2)
センサー全域記録
センサー全域で記録する、6K 30p 4:2:0 10bit(3:2)と5.1K 60p 4:2:0 10bit(3:2)を実現しました。ポストプロダクションにおいて画質を劣化させずにクロップができるため、さまざまなソーシャルメディアプラットフォームやクライアントの依頼に対応できます。また、HDMIケーブル経由での動画RAWデータ出力にも対応しています。
C4K/4K 120p 4:2:0 10bit / FHD 240p 4:2:2 10bit※1※2
C4K/4K 120p 4:2:0 10bitハイフレームレート動画は、ノンリニア編集のソフトウェアでフレームレートを変換することで、音声付きのスローモーション動画に仕上げることができます。さらに、LUMIX Sシリーズとして初めて※4、FHD 240p 4:2:2 10bit記録に対応しました※1※2
C4K/4K 60p 4:2:2 10bit ALL-Intra
編集耐性の高い記録モードが充実。C4K/4K 60p 4:2:2 10bit ALL-Intraは、膨大な情報量とオーバーサンプリングによる解像感を両立し、高品質な動画記録を実現します。また、C4K/4K 30pにおいては「無制限記録※5」を実現。さらに、5.9K 60p 4:2:0 10bit(16:9)と、5.8K 60p 4:2:0 10bit(17:9)動画記録も可能です。
MP4(Lite)※3
SNSなどへのシェアに最適な動画ファイル形式
ファームウェアVer.1.3では「MP4(Lite)」形式に対応しました。低ビットレートでファイルサイズが小さく、転送をスピーディに行えるため、快適なワークフローを実現します。センサー全域で記録する3.8K 30p(3:2)動画を、写真感覚でお好みのアスペクト比にトリミングして、SNSのショート動画などを手軽に作成・共有することができます。
プロキシファイル記録
低ビットレートのプロキシファイル記録も可能です※6。オリジナルの撮影動画と紐づいたプロキシファイルを同時に記録することで、データ転送や編集などのポストプロダクションの作業効率が大幅に向上します。
LUMIX S1IIでは、動画RAWデータ出力時も、カメラ本体内部のカードにプロキシ動画を記録できます。
- [動画画質]や[動画撮影範囲]、の設定によっては、以下のクロップ倍率で撮影されます。
[動画撮影範囲]が[FULL]のとき、C4K動画(120p/100p) : 約1.17倍、4K動画(120p/100p) : 約1.24倍、FHD動画(240p) : 約1.21倍。
[動画撮影範囲]が[APS-C]のとき、3.3K動画(120p/100p) : 約1.06倍。
[動画画質]や[スロー & クイック設定]のフレームレートの設定によっては、以下のクロップ倍率で撮影されます。
[動画撮影範囲]が[FULL]のとき、FHD動画 : 約1.21倍(181 fps以上)。
[動画撮影範囲]が[APS-C]のとき、FHD動画 : 約1.14倍(121 fps~150 fps)/約1.44倍(151 fps以上)。 - センサー記録使用画素数は2482x930となります。
- ファームウェアVer.1.3へのアップデートが必要です。ダウンロードはこちらから
- 当社デジタルカメラにおいて。2025年6月下旬発売。
- 当社測定条件による撮影時。(環境温度(カメラ周囲温度)23℃ / お買い上げ時のカメラ設定 / Nextorage製SDXCメモリーカード使用)
カメラの内部温度が高くなりすぎると、録画は自動的に停止します。 - カメラ本体での動画記録時には、MP4、C4Kを超える動画画質、4:3または3:2の動画画質、ハイフレームレートの設定では、プロキシ動画記録できません。
シネマルックを実現する
フォトスタイル
「シネライクA2」
フォトスタイル「シネライクA2」は、広いダイナミックレンジによる豊かな階調表現を特徴とするシネマティックな仕上がりを実現します。
ナチュラルな表現をベースに、色ごとの明度に特徴を持たせることで、深みのあるルックに仕上げています。これによりさまざまな撮影シーンで、映画のような表現を楽しむことができます。
さらに、S1IIでは動画にも「粒状※」「色ノイズ※」という効果を加えることが可能なため、動画においても撮って出しという選択肢が広がります。
※ フォトスタイルによって、調整できる設定が異なります。
RAW動画内部記録による
機動性の向上
ProRes RAW HQ / ProRes RAWを、カメラ本体内部のCFexpress Type Bカードに直接記録できます。外部デバイスやケーブルを使わず、最小限のセットアップで撮影できるため、ワンマンオペレーションや少人数での撮影現場において高い機動力を発揮します。また、ジンバル撮影や狭い場所などで小回りが利くため、撮影のバリエーションが広がります。
・Apple、ProResは、米国Apple Inc.の米国、および各国における商標、または登録商標です。
動画RAWデータ出力にも
対応
センサー全域記録の6K 30p(3:2)動画RAWデータを、HDMIケーブル経由で外部レコーダーに記録することが可能です。ATOMOS社製レコーダーによるApple ProRes RAW記録、およびBlackmagic Design社製レコーダーによるBlackmagic RAW記録は、映像制作のワークフローを効率化し、高品質な映像制作をサポートします。
【対応レコーダー】
- ATOMOS社製:NINJA V、NINJA V+、NINJA、NINJA ULTRA、SHOGUN CONNECT、SHOGUN、SHOGUN ULTRA
- Blackmagic Design社製:Blackmagic Video Assist 12G HDR
- [動画画質]を5.7K/60p(50p)、4.8K/60p(50p)、C4K/120p(100p)に設定して、Blackmagic Design製レコーダーで記録する場合は、レコーダーのコーデック品質を以下のとおりに設定することをお勧めします。
- SSDに記録するとき: 固定ビットレート5:1以下
- SDカードに記録するとき: 固定ビットレート8:1以下
- Blackmagic Design社製 Blackmagic Video Assist 5”12G HDR、Blackmagic Video Assist 7”12G HDR。詳細は、Blackmagic Designにお問い合わせください。
- Blackmagic RAWデータの再生には、DaVinci Resolve, DaVinci Resolve Studioが必要です。また、Blackmagic RAWデータの編集には、DaVinci Resolve Studioが必要です。
- 対応する外部レコーダーが持つ、すべての性能を保証するものではありません。
- “ATOMOS”、“ATOMOS NINJA”、“SHOGUN” および“ATOMOS SHOGUN”は、AtomosLimitedの登録商標です。
- 「Blackmagic Design」は、 Blackmagic Design Pty. Ltd.の登録商標です。
- 外部レコーダーで記録した動画RAWデータの編集には、対応したソフトウェアが必要です。編集時にV-Log/V-Gamutと色合いを合わせるには、下記サポートサイトからLUT(ルックアップテーブル)をダウンロードし、ソフトウェアに読み込んでください。「Blackmagic Video Assist 12G HDR」で記録した動画RAWデータの編集には、このLUTデータを使用する必要はありません。
詳細はこちら。
充実の映像制作
サポート機能・拡張性
フォルスカラーなど、
充実の撮影アシスト機能を搭載
LUMIXでは、波形モニター(WFM)、ベクトルスコープ、スポット輝度メーター、ヒストグラムなどの露出設定ツールが充実しています。さらにS1IIでは、輝度レベルを色に置き換えて表示できる「フォルスカラー」を採用しており、より安心して撮影に臨むことができます。
さまざまな納品アスペクトを
想定
フレーム表示
シネマでは2.39:1や2.35:1、ソーシャルメディアでは1:1や4:5といったように、さまざまなアスペクト比が存在します。LUMIX S1IIでは、ポストプロダクションでのクロップを想定したマスク機能を搭載しており、正確にフレーミングしながら撮影することができます。
ファームウェアアップデートにより※、選択できるフレーム横縦比は10パターンから17パターンに拡大され、さらに、最大3つのフレームを同時に表示できる機能が追加されました。
- ファームウェアVer.1.1以上へのアップデートが必要です。ダウンロードはこちらから
撮影中・待機中がわかる
タリーランプ
カメラボディの前面と背面に搭載されたタリーランプにより、被写体側と撮影者側の両方から、録画状態を確認することができます。リアタリーランプは、カードアクセスランプとしても動作します。フロントタリーランプ、リアタリーランプ、カードアクセスランプは、それぞれの明るさやON/OFFを個別に設定可能です。
映像制作をアプリで一括管理
スマホアプリ「LUMIX Flow」
絵コンテ作成から効率的な撮影、撮影データの自動整理まで、シナリオ系映像制作のワークフロー全体をサポートするアプリです。さらに、カメラとスマートフォンをUSBもしくはWi-Fiで接続することで、スマートフォンを外部モニターとしても使用できるので、モニターチェックやフレーミングの確認がより便利になります。
音量の変動が大きい録音環境でも安心
32bit フロート録音
別売のマイクロホンアダプター(DMW-XLR2)を使用することで、32bitフロート形式の音声収録が可能になります。
広いダイナミックレンジを持つ32bitフロート形式は、大きな音から小さな音までを高い分解能でカバーできるため、音量の変動が大きい録音環境でも、細かなレベル調整を頻繁に行うことなく、高品質な音源を確保できます。
さらに、動画と音声が一つのファイルに記録されるため、編集作業もスムーズに行えます。
リニア録音(16bit / 24bit)
フロート録音(32bit)
シネマ領域での自由度が向上
ARRI LogC3に対応※
ファームウェアアップデートで、ARRI社のシネマカメラとのカラーマッチングが可能なARRI LogC3に対応しました。本機能の実装にあたり、LUMIXのARRI LogC3カーブの映像処理はARRI社の認証を取得しました。豊かな色情報と広いダイナミックレンジを得られるLog撮影の選択肢が、従来のV-Logに加えLogC3まで広がることにより、LUMIXのワークフロー対応力がさらに向上します。
- ファームウェアVer.1.1以上へのアップデートが必要です。ダウンロードはこちらから
- 別売のアップグレードソフトウェアキー(DMW-SFU3A)が必要です。詳細はこちら
- LogC3とは、ARRI社が開発したLogエンコード技術。ARRI社製のシネマカメラに搭載。
- LUMIX S1IIにおいて、ARRI LogC3はクリエイティブ動画モードの10bitの動画画質で使用可能。
- ARRI はArnold & Richter Cine Technik GmbH & Co. Betriebs KGの登録商標です。
Bluetooth®経由のタイムコード同期に対応
LUMIXとして初めて※、Bluetooth®経由のタイムコード同期に対応しました。
Bluetooth®接続に対応したタイムコードジェネレーターを経由して、複数のカメラのタイムコード初期値を同期させることで、ノンリニア編集時に動画をタイムライン上で揃えることができるので、編集効率が向上します。
- 当社デジタルカメラにおいて。2025年6月下旬発売。
HLGビューアシスト
「HLGビューアシスト」を使用することで、カメラのモニターやファインダー、さらにHLGに対応していない外付けモニターでも、被写体に合わせて階調・露出を確認することが可能です。S1IIでは、色味のチューニング精度が向上し、より正確に仕上がりをイメージしながら撮影を進めることができます。
特長一覧
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