Panasonic QualityNEW ジアイーノ ものづくりのこだわり
パナソニックは、心地よい空気で満たされた快適なくらしをお客様に届けるべく
技術の研究開発に日々取り組んでいます。
30年を超える研究の実績を持つ次亜塩素酸技術を結集し、
かんたん・安全に清潔性を実現できる商品として生み出された ジアイーノ が
ボタンひとつでよりよい空気を作り出せるよう、社内外でさまざまな検証を行っております。
ものづくりのこだわりを動画で見る
IAQ検証センター
IAQ(室内空気質:Indoor Air Quality)の向上を目指して2022年に新設。
次亜塩素酸をはじめとする空気についての研究をさらに進めるため、業界初の設備を備え、
今までは実現できなかった実使用を想定した適用床面積の試験空間での効果や浮遊菌への効果など、より高度な検証を行えるようになりました。
さらに外部の研究機関などと連携する検証施設としても活用しています。
IAQとは
IAQ(Indoor Air Quality)とは室内空気質のことです。
私たちは1日のおおよそ90%を屋内で過ごし、そして1日に約18kgもの空気を取り入れています。
だからこそ、健康で豊かなくらしのために、IAQの向上が求められています。
パナソニックは空気をかたちづくる4つの空気質要素(温度・湿度・清浄度・気流)と3つの感性要素(除菌・脱臭・香り)に着目し、
この7要素をコントロールすることでさまざまな空間に対応したIAQの提供を目指しています。
実使用を想定した試験空間※1で検証
※1:家具や壁紙を設置し、2時間で部屋の空気がすべて入れ替わるよう換気を実施した空間。
規格評価は工業会で定められた6畳(23㎡)のステンレス空間でおこなわれることが一般的で、基本的なスペックの検証を行うためには欠かせません。
しかしながら、本来、商品の価値はくらしのなかでどのように役に立てるかにあるため、生活空間での検証も重要です。
一方で、実際の空間で検証実験をしても、気温、湿度、風など、さまざまな要素が絶えず変化するため、同じ条件で試験を実施できません。
IAQ検証センター内の実使用を想定した試験空間は、こうした要素をコントロールすることで、実際の空間を模しながら、再現性の高い実験ができる施設です。
業務用を想定した80畳から家庭を想定した6畳まで、自在に変更できる業界初※2の検証空間
※2:当社調べ。2024年10月現在。
6~80畳(10~132m2)まで自在に広さを変更できることで、たとえばお家のリビングや子ども部屋はもちろん、
オフィス空間や病院の待合室、介護施設のホールまで、あらゆる使用シーンを想定した検証が可能になりました。
これまでは使用シーンを想定してもシミュレーションで効果を検討するしかなかったところを、
シミュレーションの上で、実際にお客様に寄り添ったかたちで検証できるようになりました。
付着菌除菌試験
お部屋の各所に付着した菌を想定して検証を実施しています。
1. 約21畳の居室を想定した試験空間に、検体を設置したあと、ジアイーノを運転
2. 経過時間ごとに、シャーレに塗布した検体を回収
3. 回収した菌を培養して、経過時間ごとの菌数の推移を計測
付着菌への効果※3の検証結果
※3:【試験機関】一般財団法人北里環境科学センター【試験方法】約21畳の居室で、室内中央と室内奥に置いたシャーレに付着させた菌数を測定【除菌の方法】次亜塩素酸 空間除菌脱臭機(F-MV5400)を風量「強」・加湿「標準」・電解強度「強」運転で実施【対象】シャーレに付着した菌【試験結果】約12時間で99%以上抑制〈報告書番号〉北生発2022_0052号
浮遊菌除菌試験
お部屋の空気中にただよう菌を想定して検証を実施しています。
1. 約6畳の試験空間に、菌を噴霧して充満させる
2. ジアイーノを運転し、経過時間ごとに浮遊菌を吸引して回収
3. 回収した菌を培養して、経過時間ごとの菌数の推移を計測
浮遊菌への効果※4の検証結果
※4:【試験機関】一般財団法人北里環境科学センター【試験方法】約6畳の密閉空間で浮遊菌数の変化を測定【除菌の方法】次亜塩素酸 空間除菌脱臭機(F-MV5400)を風量「強」・加湿「標準」・電解強度「強」運転で実施【対象】浮遊した菌【試験結果】約15分で99%以上抑制〈報告書番号〉北生発2021_0707号
脱臭試験
IAQ検証センターのほかに、試験用小空間においても効果・効能の基礎研究を実施しています。
1. 約6畳の試験空間内に、実物をはじめとするニオイを充満させた状態で、 検証装置を運転。
2. 環境省が定める臭気試験をクリアしたパネラーが、 実際にニオイをかいで臭気を評価(官能試験)
さらに、お客様のくらしを想像してさまざまな検証を行っています
安心して、効果的にジアイーノをご使用いただくために
パナソニックはさまざまなくらしのシーンを想定して、検証を行っています。
以下ではその検証の一部をご紹介いたします。
次亜塩素酸の発生に関わる試験
トレー内濃度分布試験
トレーの各箇所から採取したサンプルの次亜塩素酸濃度を測定。生成した次亜塩素酸が、トレー内にムラなく行きわたっているかを確認しています。
電極耐久試験
水槽のなかで電極を連続で稼働させ、任意の期間でどれくらい電極がすり減るのか、異常が発生しないかを確認しています。
空間濃度試験
気体状の次亜塩素酸が適用床畳数の空間内に適切な濃度で行き渡っているかを、濃度計で計測して確認しています。
安全性に関わる試験
次亜塩素酸濃度確認試験
塩タブレットの量や電圧などを調整して、次亜塩素酸が最大限発生する条件で運転した際にも、基準値を超える濃度にならないことを確認する試験を実施しています。
手指の挟み込みに対する安全性
リビングに置くジアイーノは、子どもが触れることもしばしば。指が入りそうな隙間に白い試験指を挟み、表皮が切れたり、強い力が掛からないかを確認しています。
製品腰掛け試験
ついつい猫が乗ってくつろいでしまうこともあるジアイーノ。60kg程度の大人が実際に腰掛け、本体に座っても異常が発生しないかを確認する試験を実施しています。
※故意に腰かけることはお控えください。