ドラム式と縦型 乾燥機能の違い


乾燥機能は必要?ドラム式と縦型の乾燥機能の違いは?
「乾燥機能を重視するなら、仕上がり・省エネ性・時間、すべての面で「はやふわ乾燥 ヒートポンプのドラム式(LXシリーズ)」がおすすめです。
ここでは、ドラム式・縦型・衣類乾燥機の乾燥機能の違いをご紹介。「乾燥機能はそんなに使わない」という方や、「ドラム式が欲しいけど、スペース的に縦型しか置けない」という方も、洗濯機選びのご参考にしてください。
乾燥機能の種類
乾燥機能の方式は、「ヒーターを使うか使わないか」で大別できます。
ヒートポンプ乾燥以外の方式は、ヒーターを使う分、電気代がかかります。

ドラム式の乾かし方
ヒートポンプ乾燥(はやふわ乾燥 ヒートポンプ)
ヒートポンプで、湿気を含んだ空気を除湿し、機外に排水。乾いた温風で衣類を乾燥。
◎槽内(排気温度)は約60 ℃以下なので、低い温度のタンブル乾燥ができ衣類の傷み・縮みが少ない(除湿機で乾かすようなもの)
◎温度が上がりすぎないから、乾燥途中でもドアの開閉OK
◎乾燥時に冷却水を使わない
◎乾燥運転中、周囲が暑くなりにくい
◎ヒートポンプで、効率よく熱交換。ヒーター式よりも大幅に省エネ

低温風パワフル乾燥(排気タイプ)
ヒーターで加熱した室温プラス約15 ℃の低温風で乾燥。機外へ排気。
◎衣類の傷み・ 縮みが少ない
◎温度が上がりすぎないから、乾燥途中でもドアの開閉OK
◎乾燥時に冷却水を使わない
△乾燥運転中、周囲は暑くなりにくいが、湿気は出るので、換気が必要
△ヒーターで温度を上げるため、ヒートポンプ方式よりも電気代がかかる

ヒーター乾燥(水冷・除湿タイプ)
冷却水で、湿気を含んだ温風を除湿。乾燥の際に発生する水蒸気を水に戻して機外に排出。
△槽内(排気温度)は約80 ℃以下なので、タンブル乾燥ができるが衣類の傷み・縮みが起きやすい(ドライヤーで乾かすようなもの)
△槽内の温度が高いから、安全のため、乾燥途中でドアは開かない
△乾燥時に冷却水を使う
◎乾燥運転中、周囲が暑くなりにくい
△ヒーターで温度を上げるため、ヒートポンプ方式よりも電気代がかかる

縦型の乾かし方
ヒーター乾燥(水冷・除湿タイプ)
冷却水で、湿気を含んだ温風を除湿。乾燥の際に発生する水蒸気を水に戻して機外に排出。
△槽内(排気温度)は約80 ℃以下なので、タンブル乾燥ができるが衣類の傷み・縮みが起きやすい(ドライヤーで乾かすようなもの)
△槽内の温度が高いから、安全のため、乾燥途中でドアは開かない
△乾燥時に冷却水を使う
◎乾燥運転中、周囲が暑くなりにくい
△ヒーターで温度を上げるため、ヒートポンプ方式よりも電気代がかかる

ヒーター乾燥(排気タイプ)
空気中に湿気を排出して乾燥。
△槽内(排気温度)は約80 ℃以下なので、タンブル乾燥ができるが衣類の傷み・縮みが起きやすい(ドライヤーで乾かすようなもの)
△槽内の温度が高いから、安全のため、乾燥途中でドアは開かない
◎乾燥時に冷却水を使わない
△乾燥運転中、周囲に熱気がこもりやすい
△ヒーターで温度を上げるため、ヒートポンプ方式よりも電気代がかかる

乾燥中に「水」が必要な理由
衣類を乾かすと、槽内に水分(湿気)がたまります。ヒーター乾燥の「排気」タイプや「空冷除湿」タイプは、湿気を含んだ温風をそのまま空気中に排気するため、周囲に熱気がこもりやすくなります。
湿気を含んだ温風を、除湿してから排出するのが「水冷除湿」タイプです。周囲が暑くなりにくく快適ですが、除湿の際に冷却用の水が必要になります。
縦型に限らず、「水冷除湿」タイプの洗濯乾燥機は、乾燥時に冷却水が必要です。
ドラム式の「はやふわ乾燥 ヒートポンプ」なら、冷却水は不要で、乾燥中に周囲が暑くなりません。
電気衣類乾燥機
ヒーター乾燥(空冷・除湿タイプ)
空気で、湿気を含んだ温風を除湿し、機外に排出。
△約70 ℃の熱風乾燥(ドライヤーで乾かすようなもの)
◎乾燥時に冷却水を使わない
△乾燥運転中、周囲に熱気がこもりやすい
△ヒーターで温度を上げるため、ヒートポンプ方式よりも電気代がかかる

パナソニック発のヒートポンプ乾燥方式とは
パナソニックは、世界で初めて、ヒートポンプ(熱交換器)を活用した洗濯乾燥機を実現しました。
エアコンやエコキュートにも使われている「ヒートポンプ」とは、空気中の熱を集めて利用する技術です。
パナソニックの「はやふわ乾燥 ヒートポンプ」なら、ヒーター加熱の電力が要らない分、使う電力量は少しだけ。槽内の空気を冷やすための水道水も要りません。ヒーター乾燥方式に比べて、使う電力量・水量を大幅に削減できました。

NEW 「ヒートポンプ乾燥」って実際どうなの? 購入者が答えてくれました
乾燥機能の気になる疑問をご愛用者が本音で回答します。
ヒートポンプ乾燥はヒーター式より電気代が安い


*1 定格洗濯乾燥時の洗濯~乾燥1回の電気代(目安)。電力料金目安単価31円/kWh(税込)[家電公取協調べ。2022年7月改定]で計算。
*2 洗濯~乾燥1回の電気代は27.6円
*3 洗濯~乾燥1回の電気代は19.2円
*4 洗濯~乾燥1回の電気代は61.4円
・電気代は目安であり、衣類の状況と使用環境により、増減します。
電気代+水道代を確認するには
洗濯乾燥機 電気代+水道代シミュレーション
乾燥機能はあったほうが便利。おすすめする4つの理由
「槽乾燥」で、洗濯槽の黒カビ抑制※1
洗濯槽に発生する黒カビは、じめじめした湿気を好みます。
パナソニックの洗濯乾燥機なら、洗濯後に「槽乾燥」コースを使えば槽をカラッと清潔に保てます。
槽乾燥の時間は機種により異なりますが、ドラム式も縦型も約30分です。
衣類の除菌※2※3乾燥ができる
パナソニックなら、ドラム式の「はやふわ乾燥 ヒートポンプ」と、縦型のヒーター式(水冷除湿)乾燥で、衣類を乾かしながら除菌※2※3もできます。
天候に左右されずに洗濯できる
花粉シーズン、梅雨、台風、寒くてなかなか乾かない時季でも、乾燥機能があれば、気兼ねなく洗濯できます。

忙しいときなどに家事を効率化
子どもの給食のエプロンなどを急いで乾かしたいとき、体調が悪いときなど、乾燥機能があれば重宝します。

パナソニックの縦型洗濯乾燥機と衣類乾燥機の違いは?
スペースなどの制約でドラム式が置けない場合、縦型洗濯乾燥機と、縦型洗濯機+衣類乾燥機の組み合わせなら、どちらが良いのでしょうか?
ここでは、それぞれの長所と短所をご紹介します。
縦型洗濯乾燥機は、ヒーター式(水冷・除湿タイプ)
室内に熱気・湿気がこもりにくい。衣類にやさしい「低温乾燥」つき。衣類の除菌※3乾燥もできます。
「水冷・除湿」とは
冷却水で、湿気を含んだ温風を除湿。乾燥の際に発生する水蒸気を水に戻して機外に排出します。
長所
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乾燥運転中、周囲が暑くなりにくい
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衣類の除菌※3乾燥ができる
短所
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衣類の傷みや縮みがおきやすい
→縮みを抑える低温乾燥がついています -
乾燥途中でドアは開かない
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乾燥時に冷却水を使うため水道代がかかる
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ヒーターを使うため電気代がかかる
【搭載コース】
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「ダニバスター」コース
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「化繊60分」コース
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「槽乾燥」コース

「すぐに洗って乾かしたい」ときにおすすめ「化繊60分」コース
パナソニックの縦型洗濯乾燥機(FWシリーズ)なら、軽い汚れの化繊衣類(化繊80%以上・0.6 kgまで)を洗濯から乾燥まで約60分で仕上げられます。


衣類乾燥機は、ヒーター式(空冷・除湿タイプ)
衣類を広げながら、2か所&大風量の温風でふんわり仕上げる。
長所
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乾燥専用なので、洗濯しながら同時に乾燥ができる
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コースが豊富
短所
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衣類の傷みや縮みがおきやすい
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乾燥運転中に周囲に熱気がこもりやすい
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ヒーターを使うため電気代がかかる
【パナソニックの衣類乾燥機の搭載コース】
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「標準」コース
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「約75 ℃除菌※4」コース、「ワイシャツ」コース、「厚物」コース、「ふとん・毛布」コース、「シワ取り」コース、「タオル除菌※5」コース、「15分ドライ」コース
(NH-D605の場合)

電気式衣類乾燥機は大がかりな工事不要
別売りのユニット台と組み合わせればOK。壁に穴をあける等の工事は不要です。
※施工は必ずお買い上げの販売店か施工業者にご依頼ください。


パナソニックの洗濯乾燥機・衣類乾燥機の乾燥性能について詳しく知る
おすすめ記事:ドラム式と縦型を徹底比較
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※1 〈「槽乾燥」コースによる黒カビ抑制について〉[試験機関](一財)日本食品分析センター [試験成績書発行年月日]2018年3月30日 [試験成績書発行番号]第18008646001-0101号 [試験方法]洗濯・脱水槽に取り付けた培地付着布の黒カビ抑制確認 [黒カビ抑制方法]乾燥による [対象部分]洗濯・脱水槽[試験結果]黒カビの発育なし
※2 〈衣類の除菌について〉[試験機関](一財)日本食品分析センター[試験成績書発行年月日]2015年7月15日 [試験成績書発行番号]第15053786001-0101号 [試験方法]菌液付着試験布の生菌数測定[除菌方法]加熱温風による [対象部位]ドラム内の衣類 [試験結果]菌の減少率99%以上(自社換算値)
※3 縦型 NA-FW10K2のみ 〈衣類の除菌について〉[試験機関](一財)日本食品分析センター [試験成績書発行年月日]2018年4月3日 [試験成績書発行番号]第18008670001-0101号 [試験方法]菌付着試験布の生菌数測定 [除菌方法]加熱温風による [対象部分]洗濯・脱水槽内の衣類 [試験結果]菌の減少率99%以上(自社換算値)
※4 〈「約75 ℃除菌」による衣類の除菌について〉[試験機関](一財)北里環境科学センター[試験方法]菌液付着試験布の生菌数測定[除菌方法]加熱温風による[対象部分]ドラム内の洗濯脱水後の衣類、ドラム内の生乾き衣類[試験結果]菌の減少率99%以上
※5 〈「タオル除菌」による衣類の除菌について〉[試験機関](一財)北里環境科学センター[試験方法]菌液付着試験布の生菌数測定[除菌方法]加熱温風による[対象部分]ドラム内の洗濯脱水後のタオル[試験結果]菌の減少率99%以上。衣類上のにおいの原因菌において。全ての菌に効果があるわけではありません。タオルの量、タオル・汚れ・洗剤の種類によって効果は異なります。綿以外(化繊など)のタオルやタオルシーツなどは、効果が小さくなることがあります。