ドラム式と縦型
乾燥機能の違い
乾燥機能は必要?ドラム式と縦型の乾燥機能の違いは?
「乾燥機能を重視するなら、仕上がり・省エネ性・時間、すべての面で「はやふわ乾燥 ヒートポンプのドラム式(LXシリーズ)」がおすすめです。
ここでは、ドラム式・縦型・衣類乾燥機の乾燥機能の違いをご紹介。「乾燥機能はそんなに使わない」という方や、「ドラム式が欲しいけど、スペース的に縦型しか置けない」という方も、洗濯機選びのご参考にしてください。
乾燥機能はあったほうが便利。
おすすめする4つの理由
1. 「槽乾燥」で、洗濯槽の黒カビ抑制※1
洗濯槽に発生する黒カビは、じめじめした湿気を好みます。
パナソニックの洗濯乾燥機なら、洗濯後に「槽乾燥」コースを使えば槽をカラッと清潔に保てます。
槽乾燥の時間は機種により異なりますが、約30分です。
2. 衣類の除菌※2乾燥ができる
パナソニックなら、ドラム式の「はやふわ乾燥 ヒートポンプ」で、衣類を乾かしながら除菌※2もできます。
3. 天候に左右されずに洗濯できる
花粉シーズン、梅雨、台風、寒くてなかなか乾かない時季でも、乾燥機能があれば、気兼ねなく洗濯できます。
4. 忙しいときなどに家事を効率化
体操服やインナーをすぐに洗って乾かしたいとき、体調が悪いときなど、乾燥機能があれば重宝します。
乾燥機能の種類
乾燥機能の方式は、「ヒーターを使うか使わないか」で大別できます。
ヒートポンプ乾燥以外の方式は、ヒーターを使う分、電気代がかかります。
ドラム式の乾かし方
ヒートポンプ乾燥(はやふわ乾燥 ヒートポンプ)
ヒートポンプで、湿気を含んだ空気を除湿し、機外に排水。乾いた温風で衣類を乾燥。
◎槽内(排気温度)は約60 ℃以下なので、低い温度のタンブル乾燥ができ衣類の傷み・縮みが少ない(除湿機で乾かすようなもの)
◎温度が上がりすぎないから、乾燥途中でもドアの開閉OK
◎乾燥時に冷却水を使わない
◎乾燥運転中、周囲が暑くなりにくい
◎ヒートポンプで、効率よく熱交換。ヒーター式よりも大幅に省エネ
低温風パワフル乾燥(排気タイプ)
ヒーターで加熱した室温プラス約15 ℃の低温風で乾燥。機外へ排気。
◎衣類の傷み・ 縮みが少ない
◎温度が上がりすぎないから、乾燥途中でもドアの開閉OK
◎乾燥時に冷却水を使わない
△乾燥運転中、周囲は暑くなりにくいが、湿気は出るので、換気が必要
△ヒーターで温度を上げるため、ヒートポンプ方式よりも電気代がかかる
ヒーター乾燥(水冷・除湿タイプ)
冷却水で、湿気を含んだ温風を除湿。乾燥の際に発生する水蒸気を水に戻して機外に排出。
△槽内(排気温度)は約80 ℃以下なので、タンブル乾燥ができるが衣類の傷み・縮みが起きやすい(ドライヤーで乾かすようなもの)
△槽内の温度が高いから、安全のため、乾燥途中でドアは開かない
△乾燥時に冷却水を使う
◎乾燥運転中、周囲が暑くなりにくい
△ヒーターで温度を上げるため、ヒートポンプ方式よりも電気代がかかる
縦型の乾かし方
ヒーター乾燥(水冷・除湿タイプ)
冷却水で、湿気を含んだ温風を除湿。乾燥の際に発生する水蒸気を水に戻して機外に排出。
△槽内(排気温度)は約80 ℃以下なので、タンブル乾燥ができるが衣類の傷み・縮みが起きやすい(ドライヤーで乾かすようなもの)
△槽内の温度が高いから、安全のため、乾燥途中でドアは開かない
△乾燥時に冷却水を使う
◎乾燥運転中、周囲が暑くなりにくい
△ヒーターで温度を上げるため、ヒートポンプ方式よりも電気代がかかる
ヒーター乾燥(排気タイプ)
空気中に湿気を排出して乾燥。
△槽内(排気温度)は約80 ℃以下なので、タンブル乾燥ができるが衣類の傷み・縮みが起きやすい(ドライヤーで乾かすようなもの)
△槽内の温度が高いから、安全のため、乾燥途中でドアは開かない
◎乾燥時に冷却水を使わない
△乾燥運転中、周囲に熱気がこもりやすい
△ヒーターで温度を上げるため、ヒートポンプ方式よりも電気代がかかる
乾燥中に「水」が必要な理由
衣類を乾かすと、槽内に水分(湿気)がたまります。ヒーター乾燥の「排気」タイプや「空冷除湿」タイプは、湿気を含んだ温風をそのまま空気中に排気するため、周囲に熱気がこもりやすくなります。
湿気を含んだ温風を、除湿してから排出するのが「水冷除湿」タイプです。周囲が暑くなりにくく快適ですが、除湿の際に冷却用の水が必要になります。
縦型に限らず、「水冷除湿」タイプの洗濯乾燥機は、乾燥時に冷却水が必要です。
ドラム式の「はやふわ乾燥 ヒートポンプ」なら、冷却水は不要で、乾燥中に周囲が暑くなりません。
電気衣類乾燥機
ヒーター乾燥(空冷・除湿タイプ)
空気で、湿気を含んだ温風を除湿し、機外に排出。
△約70 ℃の熱風乾燥(ドライヤーで乾かすようなもの)
◎乾燥時に冷却水を使わない
△乾燥運転中、周囲に熱気がこもりやすい
△ヒーターで温度を上げるため、ヒートポンプ方式よりも電気代がかかる
パナソニック発のヒートポンプ乾燥方式とは
パナソニックは、世界で初めて、ヒートポンプ(熱交換器)を活用した洗濯乾燥機を実現しました。
エアコンやエコキュートにも使われている「ヒートポンプ」とは、空気中の熱を集めて利用する技術です。
パナソニックの「はやふわ乾燥 ヒートポンプ」なら、ヒーター加熱の電力が要らない分、使う電力量は少しだけ。槽内の空気を冷やすための水道水も要りません。ヒーター乾燥方式に比べて、使う電力量・水量を大幅に削減できました。
ヒートポンプ乾燥はヒーター式より電気代が安い
*1 所要時間は室温20 ℃の場合です。給水・排水時間を含んでいます。コース運転内容を切り換えると、記載の所要時間とは異なります。
*2 水温20 ℃、気温20 ℃の場合。(目安単価)[電気代]電力料金目安単価31円/kWh(税込)[家電公取協調べ。2022年7月改定]で計算。[水道代]水道料金・下水道使用料262円/㎥(税込)〈内訳:水道料金137円/㎥(税込)、下水道使用料125円/㎥(税込)〉[一般社団法人 日本電機工業会調べ。2021年7月現在]で計算。
*3 [電気代(1回)]消費電力量×0.031円(小数点以下切上げ)。
*4 1回あたりの使用水量 /NA-LX129D:洗濯時約55 L、乾燥時0 L。NA-VG2900:洗濯時約65 L、乾燥時0 L。[水道代(1回)]使用水量×0.262円(小数点以下切上げ)。
*5 1日1回使用した場合として算出。[電気代(1年間)]消費電力量×0.031円×365日(10の位を切上げ)。 [水道代(1年間)]使用水量×0.262円×365日(10の位を切上げ)。
*6 洗濯はおまかせコース、乾燥の種類は「省エネ」となります。電気の使用量と運転音を抑えて乾燥します。ふんわりジェット乾燥は設定できません。
電気代+水道代を確認するには
洗濯乾燥機 電気代+水道代シミュレーション
パナソニックの衣類乾燥機は、ヒーター式(空冷・除湿タイプ)
衣類を広げながら、2か所&大風量の温風でふんわり仕上げる。
長所
- 乾燥専用なので、洗濯しながら同時に乾燥ができる
- コースが豊富
短所
- 衣類の傷みや縮みがおきやすい
- 乾燥運転中に周囲に熱気がこもりやすい
- ヒーターを使うため電気代がかかる
【パナソニックの衣類乾燥機の搭載コース】
- 「標準」コース
- 「約75 ℃除菌※3」コース、「ワイシャツ」コース、「厚物」コース、「ふとん・毛布」コース、「シワ取り」コース、「タオル除菌※4」コース、「15分ドライ」コース
(NH-D605の場合)
電気式衣類乾燥機は大がかりな工事不要
別売りのユニット台と組み合わせればOK。壁に穴をあける等の工事は不要です。
※施工は必ずお買い上げの販売店か施工業者にご依頼ください。
パナソニックの洗濯乾燥機・衣類乾燥機の乾燥性能について詳しく知る
おすすめ記事:ドラム式と縦型を徹底比較
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