パナソニックエアコンの機能解説・用語集冷房・除湿編
パナソニックエアコンの冷房・除湿に関する代表的な機能を、はじめての方にもわかりやすく解説。
それぞれの特長や違い、またエアコン選びで押さえておきたいポイントまでご紹介します。
スピード立ち上げ(快速制御)
スピード立ち上げ(快速制御)とは
スピード立ち上げ(快速制御)は、猛暑の際、冷房開始時に設定温度より低い温度で冷やすことでお部屋をすばやく*快適に冷やす機能です。
どのシリーズに搭載されている?
スピード立ち上げ(快速制御) は、Xシリーズ・ LVシリーズ・フル暖エオリア UXシリーズに搭載されています。
何をしてくれる機能?
暑い日の冷房開始時、設定温度より低めに冷房を立ち上げます。その結果、帰宅直後などに「お部屋が涼しくなるまでの時間」が短くなります。
他の機能との違いは?
スピード立ち上げ(快速制御)は、猛暑の際、冷房開始時に設定温度より低い温度で冷やすことでお部屋をすばやく*快適に冷やします。近い機能に「すぐでる冷房」があります。すぐでる冷房は、冷房開始後すぐに冷風を吹き出すことで、運転開始直後から涼しさを実感できる機能です。
そのほか、暑さが厳しいときに、外壁や屋根から室内に伝わる輻射熱(ふくしゃねつ)を考慮してパワフルに冷やす「快速温度シフト(快速制御)」や、湿度が高いときに設定温度よりも少し低めの室温まで冷やすように自動で制御する「快湿温度シフト(快湿制御)」があります。
どんな方におすすめ?
日中に家をあけがちな方におすすめです。真夏の帰宅直後、部屋が涼しくなるまで暑さを我慢する時間を短縮できます。
エアコンの選び方ポイント
どれだけ涼しくできるかだけでなく、冷房の立ち上がりの涼しさ/速さを意識するのも、毎日使うエアコンを選ぶうえでのポイントになります。
*当社独自の条件により評価。運転開始から設定温度到達までの時間が、当社従来品CS-X400D2=約7分30秒、新製品CS-X406D2=約6分15秒。※ 実際の立ち上げ時間は、条件により異なります。
※CS-X406D2において、当社独自の条件により評価。当社環境試験室(約14畳)、外気温35℃、室温35℃の状態から、設定温度27℃で冷房運転した場合。
室温みはり
室温みはりとは
室温みはりは、室内が高温・多湿になりすぎたときや、低温になりすぎたときに、エアコンが自動で冷房/暖房を開始し、暑すぎ・寒すぎの状態を防ぐ見守り機能です。
どのシリーズに搭載されている?
室温みはりは、Xシリーズ・ EXシリーズ・GXシリーズ・ Jシリーズ・ LVシリーズ・フル暖エオリア UXシリーズ・フル暖エオリア TXシリーズに搭載されています。(Jシリーズは温度のみをみはります)
何をしてくれる機能?
温度や湿度を測定し、条件に合致すると冷房/暖房を開始します。暑すぎ・寒すぎの状態をエアコンが自動で防ぎます。
どのように機能する?
夏は、暑さ指数(WBGT)を参考に、お部屋が36℃以上、もしくは36℃未満でも温度・湿度のバランスが悪い状態が10分以上続いた場合に自動で冷房を開始します。冬は、室温が15℃以下の状態が10分間続くと自動で暖房を開始します(Jシリーズについては、夏は室温28℃が10分以上続くと冷房を開始します)。
また、エオリア アプリに接続している場合は、「室温みはり通知」で室温の変化をスマホにお知らせします。室温が31℃以上、または15℃以下になったときに通知が届きます。
他の機能との違いは?
室温みはりは「室内環境をみはり、自動で冷暖房を開始する」機能であり、AI快適おまかせ等の「運転を最適化する自動運転」とは役割が異なります。
どんな方におすすめ?
自分がその場にいないときでも、お部屋の暑さ・寒さの変化に気づけるようにしておきたい方におすすめです。たとえば、下記のような場面で役立ちます。
・エアコンの使用を我慢してしまう家族がいて心配
・離れて暮らす家族の部屋が、暑くなりすぎたり寒くなりすぎたりしていないか気になる
・日中の留守中に、ペットが過ごす部屋の温度変化に備えたい
エアコンの選び方ポイント
冷暖房能力など数値で見える性能だけでなく、「室温が危険域になったときに自動で運転開始できる見守り機能があるか」「アプリ通知で不在時のエアコン運転状況も把握できるか」も、エアコン選びの重要なポイントです。
●高温や低温による身体への影響を防ぐものではありません。
●室温・湿度は、エアコン(室内機)天面付近で検知して自動運転を行うため、室内機の設置状況によっては、室温を正確に検知できず、作動しない場合があります。
●あらかじめ設定が必要です。
天井シャワー気流
天井シャワー気流とは
天井シャワー気流は、冷房時にエアコンから吹き出す涼風を天井方向へ送って、上からシャワーのようにふりそそがせる気流制御です。
どのシリーズに搭載されている?
天井シャワー気流は、Xシリーズ・ EXシリーズ・GXシリーズ・ Jシリーズ・ LVシリーズ・フル暖エオリア UXシリーズ・フル暖エオリア TXシリーズに搭載されています。
何をしてくれる機能?
冷房時に、冷たい風を天井方向へ送ることで、体に冷風を直接当てにくくしながら、お部屋を涼しくします。涼風が天井からシャワーのようにふりそそぐ気流をつくるため、風あたりをやわらげながら、快適な冷房運転をします。
他の機能との違いは?
天井シャワー気流は、冷房の温度や湿度をコントロールする機能ではなく、冷風の届け方を工夫する気流制御です。同じように冷房時の冷えに配慮する機能として、「しっとり冷房」があります。しっとり冷房は、湿度を高めにコントロールすることで、冷房による乾燥や冷えを抑えながら、省エネ*も実現する機能です。
つまり、天井シャワー気流は「冷風の向きを工夫して、体に直接風が当たりにくくする」機能、しっとり冷房は「湿度を高めに保つことで冷えや乾燥を抑える」機能です。どちらも冷房時の冷えに配慮した機能ですが、アプローチが異なります。
どんな方におすすめ?
冷房の風が直接体に当たるのを避けたい方。たとえば、下記のような場面におすすめです。
・ソファやベッドなど、エアコンの風が当たりやすい場所で過ごすことが多い
・在宅ワークや勉強など、デスクで長時間過ごす場所に冷風が届きやすい
・子ども部屋や寝室など、風あたりをやわらげながら冷房を使いたい
エアコンの選び方ポイント
冷房は、どれだけ涼しくできるかだけでなく、冷風が体にどう当たるかも快適さに関わります。エアコンの設置位置によっては、ソファ・ベッド・デスクなどに風が直接当たりやすくなるため、直接体に冷風があたるのを避けたい方は、天井シャワー気流のような気流制御ができるかも確認しましょう。
*CS-X406D2、当社独自の条件により評価。運転安定時約1時間の積算消費電力量が、通常の「冷房」モード時=269Whと、「しっとり冷房」モード時=229Whとの比較。※ 実際の消費電力量は条件により異なります。
※CS-X406D2、冷房運転時の測定例。当社環境試験室(約14畳)、外気温35℃、体感温度25℃が得られるように運転した場合。
●風の感じ方は、エアコンの設置位置・お部屋の広さ・家具の配置などによって異なります。
しっとり冷房
しっとり冷房とは
しっとり冷房は、冷房時の湿度を高めにコントロールすることで、冷房による乾燥や冷えを抑えながら、省エネ*にも貢献する冷房機能です。
どのシリーズに搭載されている?
しっとり冷房は、Xシリーズ・ EXシリーズ・ LVシリーズ・フル暖エオリア UXシリーズ・フル暖エオリア TXシリーズに搭載されています。
何をしてくれる機能?
冷房運転では、空気中の湿気も取り除かれるため、湿度が自然に下がります。しっとり冷房は、この湿度の低下を抑えながら冷房運転を行います。室温が同じでも、湿度の低下を抑えることで、湿度が低いときよりも冷えにくく感じます。涼しさを保ちながらも、過ごしやすい冷房運転ができます。
他の機能との違いは?
しっとり冷房は、湿度を高めにコントロールすることで、冷房による乾燥や冷えを抑えながら、省エネ*も実現する機能です。同じように冷房時の冷えに配慮する機能として、「天井シャワー気流」があります。天井シャワー気流は、冷房の温度や湿度をコントロールする機能ではなく、涼風を天井方向へ送って上からシャワーのようにふりそそがせることで、冷風が体に直接当たりにくくする気流制御です。
つまり、しっとり冷房は「湿度を高めに保つことで冷えや乾燥を抑える」機能、天井シャワー気流は「冷風の向きを工夫して、体に直接風が当たりにくくする」機能です。どちらも冷房時の冷えに配慮した機能ですが、アプローチが異なります。
どんな方におすすめ?
冷房による乾燥や冷えが気になる方。たとえば、下記のような場面におすすめです。
・就寝中など、一晩中冷房をつけっぱなしにすることが多く、乾燥に配慮したい
・長時間冷房を使うリビングで、冷えすぎないように過ごしたい
エアコンの選び方ポイント
冷房は、どれだけ涼しくできるかだけでなく、乾燥や冷えへの配慮も快適さに関わります。冷房中の乾燥や冷えが気になる方は、しっとり冷房のように湿度を高めにコントロールできる機能があるかも確認しましょう。
*CS-X406D2、当社独自の条件により評価。運転安定時約1時間の積算消費電力量が、通常の「冷房」モード時=269Whと、「しっとり冷房」モード時=229Whとの比較。※ 実際の消費電力量は条件により異なります。
※CS-X406D2、冷房運転時の測定例。当社環境試験室(約14畳)、外気温35℃、体感温度25℃が得られるように運転した場合。
猛暑に強い室外機
猛暑に強い室外機とは
猛暑に強い室外機とは、夏の厳しい暑さの中でも冷房パワーを安定的に持続するための耐熱設計(高温環境対応)が施された室外機のことを指します。
どのシリーズに搭載されている?
猛暑に強い室外機は、Xシリーズ・ EXシリーズ・GXシリーズ・ Jシリーズ・ LVシリーズ・フル暖エオリア UXシリーズ・フル暖エオリア TXシリーズに搭載されています。
何をしてくれる機能?
外気温が高く、室外機周辺が特に高温になっているときでも、冷房の効きが悪くならず、涼しく快適に過ごせます。※1
どのように機能する?
パナソニックの室外機は外気温50℃※2 でも冷房パワーを安定的に持続。さらに、過酷な高温・日射環境を想定した室外機試験では、外気温55℃※3 でも正常に動作することを確認しています。冷房の要である室外機が高温でも動作するか/運転が安定するかという、室外機自体の性能・品質をチェックしています。
どんな方におすすめ?
下記のような場面におすすめです。
・真夏の猛暑日に、日中も冷房を長時間使うことが多い
・室外機を熱だまりになりやすい場所に設置している(西日が当たりやすい/ベランダ・屋上設置など)
・暑い日の「冷房の効きが弱い」という心配を減らして、涼しさを保ちたい
エアコンの選び方ポイント
近年の猛暑を踏まえると、「猛暑日でも冷房を安定して続けられる室外機か」が重要なポイントになります。
※1:EX/GX/Jシリーズについて、冷房能力を保証するものではありません。
※2:X/LVシリーズ 4.0kW 200W機種、当社測定基準による。当社環境試験室(約14畳)、外気温50℃、設定温度25℃で冷房運転。室温が25℃となり、連続運転動作することを確認。外気温とは室外機の吸い込み温度です。使用環境・設置状況により能力の低下があります。所定の設置スペースを確保してください。
※3:室外機の吸い込み温度です。冷暖房能力を保証するものではありません。
快適除湿モード
快適除湿モードとは
快適除湿モードは、エアコンが室温と湿度の両方をチェックし、しっかり湿気を除去しても、寒くなりにくく、サラッとした快適さを保つ機能です。
どのシリーズに搭載されている?
快適除湿モードは、Xシリーズ・EXシリーズ・GXシリーズ・LVシリーズ・フル暖エオリア UXシリーズ・フル暖エオリア TXシリーズに搭載されています。
何をしてくれる機能?
冷房をかけるほどではないけれど、湿気でムシムシして暑く感じるときに、湿度のみを下げる運転をします。 Xシリーズ・EXシリーズ・LVシリーズ・フル暖エオリア UXシリーズでは、湿度を50%・55%・60%から選んで除湿できるため、「どれくらい除湿したいか」を指定することもできます。
どのように機能する?
エアコンの除湿運転は、室内の空気を吸い込み、熱交換器でその空気を冷やして結露させ、水分を取り除いた空気をお部屋に戻します。そのため、条件によっては空気が冷やされすぎて、寒く感じることがあります。
そこで快適除湿モードでは、室内外の温度差や湿度環境に合わせて除湿の制御を変え、室温の下がり方に配慮しながら除湿運転を行います。室内外の温度差が大きいときは、空気を冷やしたときに結露が起きやすく、通常の除湿でも湿気を取りやすい傾向があります。一方、室内外の温度差がそこまで大きくないときは、結露が起きにくくなるため、熱交換器全体を冷やして除湿しようとすると、湿気を取るために空気が必要以上に冷えてしまうことがあります。
快適除湿モードなら、各シリーズごとの制御で、室温の下がり方に配慮した除湿運転をします。
Xシリーズ・LVシリーズ・フル暖エオリア UXシリーズ:パーシャル制御により、熱交換器に「除湿する部分としない部分」をつくり、ごく弱い除湿を可能にすることで、室温を下げにくい除湿を行います。
EXシリーズ・フル暖エオリア TXシリーズ:冷房出力と風量の調整で、室温低下を抑えながら設定湿度に向かって除湿します。
GXシリーズ:温度と湿度のバランスが快適になるように除湿します。
他の機能との違いは?
快適除湿モードは、冷房除湿モードよりも室温が下がりすぎないよう除湿を行います。
またその他の除湿モードとして、衣類乾燥モードは花粉の季節や雨の日などの部屋干しに向いた運転です。強めの風量で衣類を乾燥しながら、ナノイーXで部屋干し臭(生乾き臭)を抑制できる点が特長です。
どんな方におすすめ?
冷房だと冷えすぎるけれど、湿気の不快感はしっかり減らしたい場面でおすすめです。
・梅雨や秋雨など、湿度だけ先に落としたい日
・室内のジメジメ感が気になる日
・湿度を指定して除湿がしたい( Xシリーズ・EXシリーズ・LVシリーズ・フル暖エオリア UXシリーズ)
エアコンの選び方ポイント
エアコンの除湿運転を比べるなら、室温が下がりすぎないように配慮されているかがポイントです。梅雨や秋雨などの、室内の温度自体は下げたくない時に役立ちます。
●使用環境によって室温が下がることがあります(再熱除湿方式ではありません)